- 2012年の11月、友人二人とバンコクへ行きました。その友人二人とも僕からはそれぞれ仲良しですが、一方でその二人は初対面、現地で合流し、僕が紹介することになりました。二人ともタイは僕より詳しい、しかもその二人は絶対気が合う、絶対に上手く行くとの判断で、現地で会うことになりました。僕自身のスケジュールはややハード、成田からバンコク、スワンナブーム空港へ飛び、夜遅くに現地入り、別の友人から薦められた二つのホテルに二泊ずつ泊まり、最終日はまた夜遅くに現地を出発、月曜日の朝6時に羽田に到着し、3時間後の朝9時には自宅に着いて診療を再開と云う手はずでした。僕の計画通り案の定その二人は気が合って、今現在では3人で一緒に飲みに行く仲になりました。しかしもう一つは思うように行かずに予想外のハプニング、やはりタイトなスケジュールはダメなのか? さて速攻大返しのバンコクの休日、ご覧あれ。
今回もJALのマイレージで飛行機を確保、マニラに比べバンコクはやはり遠い、飛行機で2時間ちょっとの差ではありますが、どうしても一日がかり、気軽さはありません。今回はまたスカイライナーで成田まで、帰りは羽田着になります。朝の6時に羽田に着陸、そのまま自宅までバスで帰り、9時から診療開始と云う計画を立てました。ちょっときついけど…。
定刻に飛行機は出発、バンコクにはかなり遅く着きます。今日は移動だけと割り切っています。もう既に僕の二人の友人が既にバンコク入りしています。現地集合の約束、しかもその二人というのは向こうで初対面、僕が計画したことなのですが、きっとあの二人は仲良くなるはず、そんな予想をして、結果的には後に飲み友達という関係になるのです。いつの間にか機内で深い眠りに……。
現地時間夜の11時過ぎにバンコク、スワンナブーム空港に到着、日本とは時差が2時間あります。何となくその2時間を得したような気分で受け入れます。この空港も24時間営業ではないけれど、飛行機の発着が止まるのは明け方の2−3時間、東南アジアのハブ空港です。日本はそのハブ空港の座を韓国のインチョン空港に奪われました。散々な闘争もして。もっとましなやり方はなかったのでしょうか?
先に少し両替をしておきました。フィリピン、特にマニラは街のあちらこちらにMoney Exchangerがあります。レートもそこそこ店によって違います。行き慣れたところではだいたいお決まりの両替所があります。バンコクには未だ行きつけの処がありません。かつてパタヤに行った時に友人から入国審査前の両替所が空いていると聞きました。今回もそこで。レートの善し悪しは未だ掴んでいません。
ホテルには送迎を頼んでおきました。初めてバンコクに来た時は空港タクシーで行きましたが、後で友人に聞いたらぼったくり料金でした。そんなことも慣れないと良く判りません。とどのつまり、小金持ちの日本人はいつもカモのようです。また流しのタクシーは中にたちの悪いのがいるから、タクシーのドライバーとは喧嘩するなと云うのがタイに詳しい友人からのアドバイスでした。難しいです。
空港から今夜宿泊するホテルまで小1時間、渋滞が酷いと時間がかかると云うのは前から聞いていましたが、僕は今までバンコクで空港から市内まで酷い渋滞に遭遇したことはありません。今日も割と順調、今回泊まるのは初めてのホテルですが、友人お勧めのホテルの系列なので比較的安心しています。携帯電話で待ち合わせる友人に「もうすぐ着くよ。」と連絡を入れました。久々のバンコクです。
昨夜は顔合わせのみ、初対面の二人はお互いずいぶん遠慮していました。お互いにそんなタマじゃないのに……(笑)、ホテルは僕だけ別、実は親しい元バンコク駐在の友人から久々のバンコクでホテルを薦めてもらったのです。バンコクのASOKと云う中心街でこのホテルをとりました。もう最高! ペニンシュラも良かったのですが。それなりのCostがかかるので、コスパはこちらに軍配が上がります。
とにかくバンコクの一番気に入っている点は飯が安くて旨い! もちろん何処でもお金を出せば美味しいものは食べられるでしょうけれど、バンコクは日本で高いものも安い! パクチーも大好きな僕には食べられないものがありません(パッポンStの出店にあるゴキブリみたいな虫の唐揚げは食べられませんが)。このホテルの朝食ビュッフェもなかなか。タイの米は美味しいです。ちょっと食べ過ぎ?
友人一人に付き合ってもらい僕のホテルのプールに来ました。このホテルはWebで見たところ、プールも良さそうに思いました。そして実物も素晴らしいプールでした。大都会のド真ん中で皆さんがあくせく働いている上から見下ろすような綺麗なプール、そして燦燦と降り注ぐ熱帯の太陽光、これほどの贅沢、優越感はありません。今回は少し泳いでみました。普段からなかなか運動は出来ません。
ここに4時間ほど転がっていました。そこそこ日焼けが出来たみたい。今は11月、日本ではもうだいぶ寒くなってきています。こちら、タイはむしろハイ・シーズン、嫌になるほどの暑さではなく、心地良い風も吹いています。ここからは恐らく夜景も綺麗そう、あいにく夜間はこのプールサイドには入れないようです。今回は夜景の綺麗なお気に入りスポットには行きません。次回のBKK訪問で。
友人に我儘を云って付き合ってもらい、僕が一番食べたかった料理を食べに来ました。タイスキ、なかなか日本でこれは食べられません。むしろ魚の練り物が主役なのですが、今日はお肉も頼みました。初めてタイ、バンコクに来た時、海鮮料理のソンブーンとMKのタイスキをご馳走になりました。どちらも最高、特にタイスキはいくら食べてもお腹がいっぱいにならず、相当食べたことを覚えています。
野菜もたっぷり、店によってはスタッフがいろいろ世話をしてくれるところもありますが、ここは自分でやらなければダメみたい。徐々に具から出汁が出てきて、食べれば食べるほど美味しくなります。またつけるタレがまた絶品、これが日本では味わえないのです。タイスキのチェーン店が新宿にあるのですが、そのタレのある成分が輸入許可にならないものだと聞いたことがあります。
付き合ってもらった友人とは別れ、少しそれぞれ勝手に歩き廻る時間を作りました。ここはAsokと云う駅の近く、左が友人二人が泊まっているホテル、僕のホテルは右奥に少し入って行ったところにあります。歩いても数分で合流できる距離、携帯電話は国内と同じような感覚で使え、直ぐに合流できます。右側には大きなショッピングセンターがあり、その地下には気軽なフードコートがあります。
実はこの近くに行きつけのお店があるのです。バンコクに来ると必ず覗く店、革製品を扱っています。鞄や財布、ベルト、靴、革ジャンなど、日本では考えられない値段で手に入ります。以前革靴を買って行ったことがあるのですが、良い靴は履いていると段々自分の足に馴染んでくるもの、しかしタイの靴は製法が良くないのか、馴染んできません。痛いといつまで履いても痛いまま。
さて、夜再び友人と待ち合わせて夜の街へ。知る人ぞ知る夜の歓楽街へ出てきました。こう云うバーは2-300円くらいのビールを入場料代わりに払うといくらでもいられるのです。西欧人が多い? 歌舞伎町の灯が消え、何か昔懐かしいような気持ちになります。海外ならでは。フィリピンでもこんなところはありますが、タイの方が規模が大きい、煙草と香水の匂いが入り交じります。
往復してみました。このケバケバしいネオンが凄い、未だ省エネと云う概念はなさそう。そう、上海も凄いネオンでした。経済成長しているとエネルギーをドンドン使うのでしょうか? そして成熟しすぎると反省しながら省エネに走る? そう、日本は成熟しすぎたのだと思うのです。1億総中流意識である時代が良かったのかも。今では誰もが上流、一流を目指している? そこに無理があるのでは?
露店で売っているのですが、僕はこの串焼きが大好き! 1本が30円くらい、これは串のまま食べるのではなく、ビニール袋の中に辛いタレ(と云っても透明な液体です)を入れて、焼いたものを串から抜いてそのビニール袋に入れ、タレの中に漬け込んでその串に自分で1ケずつ刺して食べるのです。この辛いタレが日本では味わうことの出来ない独特の味なのです。
一緒に歩く友人二人には遠慮しぃしぃ歩きながら数件のお店で少しずつ買って食べていました。正直なところ僕は晩御飯がこれでも良い! というくらい好きです。魚の練り物やつくねみたいのがあります。友人は「そんなの食べて大丈夫?」と付き合ってくれませんが、火を通してあるものは大丈夫、露店で怖いのは氷とカットしたフルーツ、フルーツは切るときの包丁が不衛生なのだそうです。
翌朝、僕の宿泊中のホテルの部屋からの眺めです。先に書いたようにAsokと云う繁華街、別名スクンビットとも呼ばれるようですが、それが少しずれた場所を指すのかどうかは知りません。高架鉄道のBTS(Bangkok Train System)と地下鉄の駅が至近、ホテルを出て2-3分で電車に乗れます。BKKを知り尽くしている訳ではありませんが、この2本の電車で僕の行動範囲はほぼカバー出来ます。
友人とは違うホテルに泊まっているので朝食は別々、相変わらずビュッフェのご飯で一日が始まります。また貧乏性丸出し、朝から目一杯食べて行きます。これも至福の時、今日はちょっと卵が多すぎたかも、コレステロールがオーバーになりそうです。このホテルは家族連れが多いみたい、周囲は一家大勢のグループがたくさん、ひとりぼっちは好きなのですが、この雰囲気の中では少し惨め。
友人に連れられ、マッサージ屋さんに来ました。彼は本当に安くて良い店を知っています。ここはビルの中ではなく一軒家、それも狭い路地の奥にあるので、僕が偶然この店を見つける可能性は殆どありません。今日はHot Stone、つまり熱い石を使ってのマッサージでした。身体が火照るように温かくなり、汗もうっすらかいていきます。それがまた快感、確かに終わると少し身体が軽くなったよう。
今日はホテルを移ります。こちらはラチャダムリと云う地区、友人から指定で薦められたホテルです。繁華街からは少し離れていますが、BTSの駅が至近距離、やはりバンコク市内での僕の行動を考えると便利な場所でした。グレードアップにてスイートになりました。ラッキー♪ 綺麗なフローリングの気持ちの良い部屋でした。詳しい友人の勧めだけあって、値段は決して高くはありません。
こちらはベッドルーム、キングサイズのベッドです。寝心地もなかなか。もの凄く広いわけではありませんが、窮屈な感じはしません。そう、あまり広いと荷物がバラけて、ついつい物をなくしがちです。クアラルンプールでのホテルはもの凄く広い部屋で、あまり落ち着きませんでした。でもあのホテルは2泊すると1泊只、かなり高かったのですが、半額となれば、さすがにお買い得感がありました。
ベッドルームからの眺め、目の前は競馬場兼ゴルフ場? 高層ビルがあるわけではなく、開放感に溢れます。手前にBTSの駅が見えます。恐らく歩いて3分くらい? 前泊のホテルも駅から至近距離、しかも向こうはBTSも地下鉄も近くでした。実はこのホテルも近くにショッピングセンターがあり、電車で二駅行くとバンコクで一番大きなショッピングセンターがあるのです。紹介してくれた友人に感謝!
一息ついて、早速出掛けることにしました。ここはBTSのラチャダムリ駅、数年前、ペニンシュラに泊まった時はサバーン・タクシン駅がBTSの終点で、川向こうのホテルへはシャトル・ボートに乗りました。それはそれで楽しかったのですが、BTSが川を越えるように伸びたのでシャトル・ボートはなくなってしまったのでしょうか? 一緒に写真を撮った船の運転手さんはどうなったのだろう?
友人と合流する前にフードコートで一人で食事をすることにしました。ショッピングセンターの地下にあり、一人でも気軽に食事が出来ます。ご飯付き肉入り野菜炒めとトム・ヤム・クン スープ、僕はこのスープが大好きです。味噌汁と一緒で各家庭でいろいろと味が違うのだそうですが、僕はどの店で飲んでもあまりその差が判りません。でも美味しいことは確か、酸味と辛さのバランスが絶妙です。
迷子になりそうなほど広いショッピングセンター、格安の掘り出し物がたくさんありそうです。息子二人に買っていくお土産は大体衣類が多く、どれにしようか迷うほど品数豊富です。しかも安い! 物価の高い、そして人情の薄い日本じゃ死ねない、そう思う所以です。ここでポロシャツやらTシャツやらを少し買い込んでいきました。ただちょっとクレジットカードを使うのには少し抵抗があります。
実は友人がSIMM FreeのiPhone5を買うとのことでした。それだと設定がいろいろ難しいのですが、日本でNTT docomoのユーザーでもiPhone5が使えるのです。降って湧いたような話でしたが、僕もガラケーを卒業して(SubとしてAuのiPhone4は持っていますが)、iPhone5を手に入れることにしました。邦貨で7万円ほど、しかしAppleフリークとしてこの話は逃せませんでした。
夜はまた3人で食事して飲んで騒ぎました。一昨日初対面だった僕の友人二人も今やすっかり気が合ったよう、帰国後も東京で一緒に飲むことになります。居酒屋で乾杯、市内には日本料理の旨いお店も結構あります。日本からの駐在員もたくさんいる様子、またこちらで商売をする人も多々いるようです。海外で仕事を始める? かなり勇気の要ることだと思いますが、ハタから見ると羨ましさもあります。
みんなで飲んでお店を出て酔い醒ましに少し歩くと、ちょっと初めて見る面白い物がありました。水槽の中に小魚がいて、足を入れるとその小魚が足の角質を食べて取ってくれるとのこと、話の種にやってみました。確かに突っついている、突っついている。結構な力ですが、結局スベスベにはなりません。もっぱら西欧人に人気みたい、おいでよ、気持ちいいよ! って外人さんに手招きをしました。
ここは前回と違う場所の夜の街、大きなビルの中に楽しい店が並んで詰まっています。但し、ここは女性ではない綺麗な人もいるところ、ずいぶん色目で見られました。ここもやはりビールで長居が出来るところ、安く楽しめます。タイではビールはシンハ・ビール、やはり癖のないサッパリ目のビールです。ここは凄く賑やか、そして周辺にもバーがたくさん点在します。夜遅くまで眠らない街。
相変わらずこれを食べました。熱いスープの米粉、これも僕の大好物です。日本のラーメンのように味を競うことはない、何処で食べても同じ味です。値段はトッピングにもよりますが、100円ちょっと。黄色いのは揚げワンタン、そして魚肉のミートボールを入れてもらいます。これも火を通しているので安心して食べます。僕が酷い目を見たのはマニラのレバ刺しだけ、もう二度と食べません。
さて翌朝、初めてのホテルで初めての朝食ビュッフェ、やはり初めては楽しみなもの。サラダをごっそり持ってくることにしました。フルーツもたくさん、カロリーは控えめで行こうと思います。サラダのドレッシングはたくさん用意されていました。やはり緑色の野菜をたくさん食べると安心できます。今日はご飯で行きます。タイの米はなかなか美味しい、やはり日本の米は高い!
ちょっとシンプルにこんなメニューになりました。そぼろご飯、タイ米はやや細長く、日本の米のように水気は多くありません。悪く云うとややパサパサ、それだけに炒飯風にするのに良いようです。お肉はそぼろの分とハムだけ、緑色のジュースはキウイ、それにコーヒーだけです。おそらくカロリーは5-600Calくらい? 一日3000Cal以上摂らないと働けない僕としてはかなりのセーブです。
実は友人二人とはお別れ、彼らは別々の飛行機で本日、帰国の途につきます。僕はもう1泊余分にバンコクに留まります。友人と楽しく行動するのも勿論楽しいのですが、一人でボーッとするのも大好き、昨日はプールを見学しただけですが、今日は実際に着替えて出て来ました。何となく静かな隠れ家的なプール、すぐ近くにもっと高級なホテルがありますが、そのプールはガキどもでうるさいとの噂です。
良い具合に陽が照ってきてすごく良い感じ、心落ち着きます。友人お勧めのホテル、なかなかです。そこそこの広さのあるプール、少し泳いでみました。しかし往復すると結構息切れが。30分位歩くような気軽さで泳いでいられると良い運動になりそうですが、そこまで極めていません。その後iPodで音楽を聴きながら少し意識が遠のいて行ったようです。3時間ほどリラックスして街歩きへ出掛けます。
ホテルから出てきました。BTSの駅まで歩いて3分ほど、大通りから少し引っ込んだ、閑静な処にホテルはあります。別に前泊の賑やかな街中でも気にならない性格ではありますが、これはこれでなかなか良いところ、電車に乗れば僕の行動範囲は充分にカバーで出来ます。電車に乗る前に、前に来たことのあるショッピングセンターを見て廻りたいと思いました。ホテルから至近距離です。
ここに来たかったのです。中で写真を撮るわけには行きませんがミニカーの店、それもかなり大きな店なのです。値段は残念ながらバンコク価格ではない、そこそこの値段ですが種類は豊富。特にここならではの珍しい物があるわけではないのですが、ポピュラーなものが一通りあるようなお店です。特に買うわけでもありませんが、眺めているだけで楽しい店、一番迷惑な客かな?
ここはペニンシュラ系列のショッピングセンター、だから高級品がズラリと揃っています。バッグやベルトなど、なかなかの品揃えでした。でも高級故かあまりお客さんはいない、と云うか全然いませんでした。ちょっとお土産ものを買うにはきつい感じ、目の保養だけです。小一時間ほどこのショッピングセンターの中をウロウロしていましたが、何も買いませんでした。
さて電車で二駅、恐らくバンコクで最大級のショッピングセンター、サイアム・スクエアに来ました。プールで泳いでそこそこ空腹だったので、まずはランチへ、フードコートもたくさんあります。一人でも気軽に入れるところが利点、こんなメニューにしました。蒸し鶏に炒飯、スープが付きます。こんなのでも500円くらい、味も薄味ではありますがなかなか、そこそこお腹一杯になります。
ショッピングセンター内は不思議なことに車のディラーがたくさん入っているのです。マセラティあり、ポルシェあり、ランボルギーニあり、但しフェラーリはありません。そしてロールスロイスがあります。これはファントム、タイでは税金が高く、車両価格の3倍になります。だからこの車で1億6-7千万円くらいになるはず、以前ムルシェラーゴが2900万バーツと聞いたことがあります。
オーディではマッキントッシュとマランツが並びます。こんなのも日本で1台百万円以上するはず、でもタイの金持ちは金持ち、日本よりもお金を持っている人はいます。だから結構こんな高級品も売れるのだと思います。貧富の差が開発途上国ほどではない日本は或いは幸せなのかも。無理すれば買えないこともないけれど、タイではここに入ってくることすら出来ない人の方が多いのです。
ドゥカティのディアベルがありました。恐らくこんなバイクだってタイでは6-700万円くらいするのではないでしょうか? ハーレーのディーラーもかつて見ましたが、デパートのフロアに10台くらい並んでしました。しかもアクセサリーや衣類が豊富でした。買わないまでもそんなのを見て歩くだけでも結構楽しめます。ハーレーよりモデルチェンジのスパンが長いので、こちらの方が良いかも。
ショッピングセンターの中にランボルギーニのディーラがありました。初めはスタッフがいなかったのですが、やっと女性スタッフを捕まえて、日本のオーナーだと云ったらマネージャーが出てきました。そしてここはシャツ類が豊富、日本で手に入りそうもないワイシャツを2着買いました。そしてこんなのがありました。16分の1くらいのミニカーのムルシェラーゴ、しかも全面スワロフスキーです。
クリアのスワロフスキーとブラックダイヤ風のもありました。邦貨にして30万円ちょっと、しんチャンが見たら多分買っちゃうんだろうな? もう持っているかな? 僕は初めて見ました。残念ながらディアブロはないようです。シャツを買ってからずいぶんマネージャーがにこやかに話しかけてくれました。名刺ももらいました。ウェア類はかなり豊富、BKKに来る毎に覗いてみることにします。
今回は駅近にホテルを取ったため、電車のプリペイドカードを購入しました。あまりタクシーに乗ってはいない、タクシーは渋滞に巻き込まれて却って時間がかかってしまうのと、雲助が多く、不愉快な思いをすることが多いのです。その一方でトゥクトゥクは何回か乗っています。料金はタクシーより高い、ぼったくりがいる、しかも危険、しかし速く移動したいならこれに限ります。風も気持ちいい!
バンコク旅行最終日、もう残っているのは僕一人です。自由気ままな一人旅に戻りました。しかし明日の朝には仕事をしているであろう自分を想像すると、何となく寂しい、或いは少し悲しい気持ちにもなります。少しいつもより朝寝、ホテルのフロントに荷造りの終わったトランクを預け、また繁華街のショッピングセンターに向かいました。お土産をもう少し買い足します。
iPhone5は手に入れましたが、それ以外の自分の物は未だ買っていません。今日はショッピングセンター巡りに徹しようと考えていました。ここも来慣れたところ、以前にも書きましたが、実はこの近くの地下街のショッピングセンターにお気に入りがあったのです。息子達に結構格好いい財布を買って行ったことがあります。奮発しましたが値段以上のQuority、しかしそこは地下街ごとなくなりました。
またフードコートでこんなランチを。これはタイ語で固有名詞のつく定番の料理、これがまた凄く美味しいのです。わざわざ日本でこれを探してタイ料理店へ行くくらい、これまた定番の目玉焼きが乗っかります。右上の小皿の調味料、例の串焼きのビニール袋に入っているものと同じなのですが、これが酸っぱ辛くて美味しいのです。これで100円ちょい、僕でも充分にお腹を満たせます。
夕方、ホテルのあるAsokに戻ってきました。近くのカフェでコーラを頼み、乾いた喉を潤おわせます。今夜はホテルに空港までの送迎を頼んであります。今後は少し時間的余裕を持って行動、楽しかったバンコク滞在の日々を思い返します。今回は衝動買いではありましたがiPhone5を手に入れたのが収穫、詳しい友人にセッティングをお願いして、僕もいよいよスマホ生活の開始になります。
今度バンコクに来るのは何時だろうか? タイの田舎の方も見てみたいとは思いますが、やはり何処へ行くにしてもバンコクが起点になります。今のところ、今後の旅行の予定は入っていません。またマイレージのHPを見ながら検索することになりそうです。まだまだタイ以外の行きたい処も結構あります。カンボジア、アンコールワットも見てみたい、インドネシアの友達も訪ねたい、そしてミャンマー、ラオスも候補地です。ちょっとこの辺は怖いけれど。
時間になり、ホテルに戻って送迎の車に乗り込みました。もう外は真っ暗、高速道路を走って小一時間で空港へ向かいます。こんな時、現実に引き戻されることに対して何となく悲しい気持ちにもなるのです。仕事柄なかなか永い休みは取れません。本当は1ヶ月くらい、東南アジアを転々と歩きたいのです。そんなことをレポートするHPを見ると、本当に羨ましくなります。一方でこの人達は仕事はどうしているんだろう? と考えます。
楽しかったバンコクを背に、少し寂しい気持ちを持って送迎の車を降りました。スワンナブームは巨大空港、久しぶりに来た空港でのDuty freeの買い物も大きな楽しみの一つです。そんな買い物をするため、少し早めに余裕を持って空港に来たのです。まずは飛行機の確認、電光掲示板を見つけました。え~と、JAL羽田行き、あれ? 右側に黄色い字で何か書いてある……? !!!!!!!!
DELAYEDってどうして? どうして? 実は羽田に午前6時に到着、3時間で自宅まで帰り、午前9時から平常通り診療をする予定の計画を立てたのです。もちろん3時間あれば余裕でうちに到着、僕は何時でも何処でもしっかり眠ることが出来るので、そんな計画でも仕事は楽勝にこなせる筈なのです。しかし飛行機が遅れて家に帰れないのなら、もちろん仕事は出来ません。
空港のJALスタッフ(英語しか通じない)に詰め寄りました。どうして遅れるの? どれくらい遅れるの? 未だそのスタッフは状況をよく把握していないようです。取り敢えず分かったのは、折り返しで飛ぶはずの飛行機が未だ到着していない ということだけでした。えらいこっちゃ! 女房とナースに携帯からメールを打ちます。緊急事態発生! 飛行機が定刻に着かないかも知れない!!
結局飛行機は2時間遅れでバンコク、スワンナブーム空港を離陸、どう考えても9時に家には着かない、諦めました。女房とナースには連絡がつき、後始末を任せました。もうこのプランはダメかな? 今まで帰国に際して大幅な遅延は経験ありませんでした。肝心な時にDELAYかよ? 諦めがついてからはむしろ開き直り、気が楽になって飛行中は爆睡状態でした。眼が醒めるともう富士山が。
高度を下げて羽田に着陸のファイナル・アプローチです。羽田着は午前8時、節約なんて云ってられないので、タクシーで家まで行くことにしました、羽田着は僕は初めての経験、でも車を羽田に置いて来るのではなくて良かった。もしそうなら帰りはかなり焦って、或いは事故を起こす可能性も出てきます。今後はやはり前日の夜着くようにすべきか? 未だマニラ発で羽田着と云う飛行機はありません。
現実に戻ってきました。最後の最後に躓きもありました。帰国日に始める診療は午前10時から、1時間の遅刻で、来院された患者さんには平謝りでした。「バンコクから帰ってくる飛行機が遅れて。」などとは患者さんに云いにくいもの、ただひたすら謝るのみでした。数日後、現地で会った友人2人と行きつけの居酒屋で飲み会、反省会を行いました。iPhone5が使えるようになったのは4ヶ月後でした。
一人旅に慣れてしまった上での友人との旅行、これもまた楽しいものでした。しかも二人とも僕よりはるかにバンコクの見所に詳しい男達、彼らについていくだけで新たな発見が多々ありました。やはりいつもタイでは食べ物が美味しい、今回も安くて美味しい物をたくさん胃袋に入れてきました。やはりタイスキは外せない、本場のタイ料理はさすがと云う味でした。
その一方でお互いに気を遣い、いつもベッタリではなく、のんびりプールで時間を過ごしたり、買い物で一人ブラブラする時間も作ってもらいました。これまた一人で楽しい時間を過ごすことが出来ました。思わぬ収穫だったのはiPhone 5、僕は25年来のアップル・フリークではありますが、携帯電話はこれまた永いNTT docomoのユーザー、廻りでスマホがドンドン増えている中で、iPhoneに切り替えるためにSoftbankやAuに乗り換えるのはなかなか気が重いもの、NTT docomoがiPhoneを採用しない(後にNTT docomoにiPhone5が発売されることになるのですが)以上、他のスマホに移行することも躊躇していました。設定が大変なのは判っていますし、トラブルについても自己責任と云うことを覚悟の上で、Appleと云う事だけでその話に乗ってしまいました。でもこれで良かったと考えています。最後は飛行機の遅延と云う痛い目を見ましたが、概ねスムーズな旅行を楽しめました。フィリピンが好きだけれど、たまにはタイも良い、そんな結論でした。
昨年に引き続き、ほぼ同じ時期にまたバンコク行きに誘われました。11月はインフルエンザの予防注射真っ盛りのところではありますが、それ以外は比較的外来が落ち着く時期、やはり充電を兼ねてその誘いに乗りました。11月23日、24日が勤労感謝の日と日曜日で連休、そこでその前後の金曜日と月曜日を臨時休診とさせてもらい、金曜日の10時50分成田発のJAL便と帰りは例の午前6時に羽田に着くJAL便を性懲りもなく取りました。今回は前回ご一緒した友人は一人だけ、更にいろいろご縁あって僕の大学の後輩も同行、同じく現地合流と云うことになりました。やはりお天気に恵まれた今回の旅行、トラブルもなく大いに楽しんできました。今回は飛行機の遅延なく予定通り、火曜日の午前中から診療をしました。3泊5日ですが、前回とあまり変わりないVolumeの旅行でした。今回は僕のバンコクで一番好きなスポットへ久しぶりに行きました。日記風ではなく、その写真をメインにレポートします。
朝5時に家を出てリムジンバスで成田入り、さすがに溜まっていたJALのマイレージも底を突き始め、あと3-4回東南アジアに出向いたら空っけつです。クレジットの支払いももうpointにならない、僕の蜜月も終わりそうですが、それならメインカードは新たに取るJALカードに変更しようかとも勘案中です。今のカードはホテルのグレードアップ等特典もありますが、犠牲になる部分が余りにも大きい。
今回は夕方にバンコクへ到着、前回は夜遅くに着きましたが、午前中仕事をして午後に家を出るようなスケジュールの飛行機が取れませんでした。患者さんには申し訳ないけれど。木曜日も休診にせず頑張っているので、たまにはご容赦ください。夏休みに受診歴のない患者から電話があり、「なんで休むんだ!」と怒鳴られたことがあります。あんたの主治医が休みだからこっちに電話をかけたんだろう?
時間に余裕を持って出てきました。免税店のGUCCIで娘にお土産を購入、そしてラウンジでのんびりする時間がありました。ここから飛行機で眺めていると心休まります。そう、ここから何処へでも出掛けられるんだと思うと、肩の荷がドッと下りるような感覚になります。今年はフィリピン、マニラに2回、スービックに1回、そしてGWにイタリアへ、そして今回ンバンコクと5回目の旅行、ちょっと多い?
今日の飛行機です。何回も繰り返しますが、B-747がJALにないのは何とも悔しい。一発、エアバスのA-383でも導入したらどうだい? 飛行機は定刻に出発、飛行機の中ではよく眠れました。やはりJALは気軽に過ごすことが出来ます。今後はマイレージを移行して乗れるAirをゆっくり探すつもりです。バンコクへ行くならシンガポール航空か? TGはもう乗りたくありません。
飛行機の中ではかなり熟睡、ほぼ定刻にバンコク、スワンナブーム空港に到着しました。今回は前回、1年前のバンコク行きの前半のホテルに3泊予定、前もって部屋は確保してあります。このホテルが気に入りました。そして空港からホテルまでのTransport、送迎をお願いしてありました。空港出口にドライバーがカードを持って立っており、挨拶をして車に乗り込みました。
先にバンコク入りしている友人には「今着いて車でそっちへ向かっているよ。」の電話をかけました。前回と違ってゆっくり晩飯を一緒に食べられるかな? そんな風に考えてのんびり構えていました。ドライバーとも話が弾みます。バンコク市内は空港から車で小一時間……のはず。当初高速道路を時速100kmくらいで順調に進んでいました。さぁて、今夜は何処へ行くかな?
そうするうちに、にわかに高速道路が混んできました。あまり飛ばせない様子、急ぐ車は車線をコロコロ替え危なそう、日本でもそんな奴はたまにいますが、こちらの無謀ドライバーに危険度は日本の比ではありません。バンコクの高速道路も進化して、ついにはETCを備えた様子、僕の乗る車も取りあえず料金所はスローダウンのみで通過していました。しかし段々雲行きが怪しくなってきました。
遂に高速道路を降りきる前に渋滞のためストップ、これまた日本の高速道路の渋滞のように詰まっていながらもズルズル行く渋滞ではありません。完全に停止していまい、止まると数分動かない、かなり重症の渋滞です。事故渋滞などではなく、とどのつまりは高速出口の合流によるもの、タイ人には譲り合うと云う思考はないようです。先に頭を突っ込んだ方が勝ち、電話で少し遅れそうと連絡します。
よくやく知っている場所に入っていきました。ここはパッポンSt、タニヤの近く、BTSが上を走るメインストリートの下、かつて中を見て歩いた見覚えのある店が連なります。高速を出てからも断続的に渋滞が続き、ひどいと5分、10分と車が動かないなんて事もありました。若干イライラが。荷物だけ運んでもらって、僕はBTSに乗れば楽、なんてことも考えは始めました。
もうだいぶホテルも近い、Asok駅の手前、ここからなら歩いても20分くらいでホテルに着くはず、BTSに乗れば2-3分? のところです。確かにバンコクで渋滞にはまると大変な事になるとは聞いていました。でもさすがにここまで酷いとは思わなかった。車両価格が日本の3倍もする税金の高い国にどうしてこんなに車が溢れているの? ちょっと車から降りて外の空気を吸いに行きました。
10分くらい同じ車書に停止していました。前の写真を撮ったときに車を降りて前に向かって歩いていたら、今頃ホテルに着いているのではないか? それくらい停まっていました。友人には2-3回電話して「ゴメンね〜。」の連続、噂には聞いていたがこれがバンコクの渋滞か? 小一時間で行ける距離をもう2時間以上経過しています。何だか自分の時間を奪われているようで、いい加減腹が立ってきます。
この状態で全く動きませんでした。結局ホテルに着いたのは空港を出てから2時間半後、ガイドに、渋滞があると空港から市内まで2時間以上かかると書いてあるのを見たことがありますが、今日は正にそれそのもの、かなりゲンナリしてきました。もう今日は寝るだけでも良いかな? そんなあきらめの境地にもなってきました。マニラの渋滞も酷いけれど、これほどではありません。
ようやく部屋に着きました。別に渋滞はドライバーのせいではないからチップは渡しました。確かにこの順路では回り道するのもきつそう、パッポンの渋滞の段階で大きく右折する手もあったけれど、恐らくそちらも渋滞だったんだろう、良い経験をしました。今まで数回バンコクに来ていますが、こんなことは初めて。むしろ今までが運がよかったのかな? さぁ! 友人と合流です。
結局晩飯は僕だけで、屋台の食べ物を数回食べるだけで終わりました。まぁいいや、友人もお腹を空かせて待つわけには行かなかっただろう? 今回彼のホテルはVIPラウンジ軽食コーナーで食べ放題? まぁ、美味しい店を探すのも楽しみだけれど。結局彼とBar・Hopping、少し疲れ気味で、歩くのも少し億劫でした。今回はそれほど大きな目的はない旅、のんびりしたかったのです。
さて翌日、結構疲れていながらもよく眠れてシャキッと目が醒めました。ホテルの部屋からの眺め、昨年の写真と見比べてみるとロケーションはそれほどずれていません。相変わらず忙しそうな街の様子が伺えます。お天気はやや薄曇り、でもそこそこ暑く、そして湿気はなく、まぁまぁ過ごしやすい気候です。11月なら贅沢? 取りあえず仕事のことは頭から離れてStress freeの気分です。
朝食ビュッフェへ。また一人ぼっちの朝食ですが、自分の好きなように時間を過ごせる嬉しい時間です。今日は朝からスープの米粉麺、そしていつものSunnyside up、山盛りのサラダ、オレンジジュースとコーヒーです。麺はラーメンと違いさっぱりしているので朝でもOK、ニョクマムや唐辛子を入れて自分の好みの味に調整します。ニョクマムは魚醬、匂いを嗅ぐと臭いけれど味は最高!
食後はすぐにプールに向かいました。朝早いので廻りにはあまりゲストはいません。デッキチェアに転がると僕を歓迎してくれるように陽光が強くなってきました。そう、僕は日焼けできるプールサイドが好き、建物の陰になったり、植樹やテントで陽が遮られてしまうようなロケーションは避けています。最近は美白流行りなのか? 日焼け用コパトーンがなかなか売っていません。
どうやら日焼けオイルは夏前の季節にしか店頭に置かれず、今回のような日本のシーズンオフには手に入りません。もう蓄えも少なく、来シーズンの夏前には少し買いだめをしなければならなそう。そしてプールに入る時は充分にシャワーを浴びてオイルを落とします。元々普段からいい年こいてたまに日焼けサロンに行って素地は作ってあるので、いきなり強く焼いても大丈夫です。
デッキチェアからゲストルームを見上げたところ。このホテルは前に書いたように電車、地下鉄の駅から至近、ショッピングセンターの上層階がホテルになっていて、買い物や両替にも便利、料金もそれほど高くはなく、僕の今のお気に入りです。新しいホテルを探索するのも楽しみではありますが、やはり当たり外れがあり、ついつい同じホテルに泊まろうと云う気分になってしまいます。
またここに3時間ほど転がっていました。iPodで好きな曲を聴きながらプールサイドでウトウトするのが最高に幸せ、うっかり眠ってしまっても寝冷えすることはありません。少し汗をかくくらいの気温、やはり亜熱帯の国に来ていると云う気持ちに浸れます。今日は夜だけ友人と合流、昼間はお互いに自由時間としていました。部屋に戻り、風呂に入って街へ出て行きます。
ホテルからすぐ近くのカフェに来ました。ものすごくお腹が空いている訳ではありませんが(やはり朝食ビュッフェで食べ過ぎた)、軽く食事をすることにしました。結構立派な店構えで、客席数も多い、テラスだけではなく室内にも相当数の席があるのにガラガラでした。値段はやはり外国人向け、だから現地の人はあまり来ないのだと思います。せっかく良い雰囲気の店なのにもったいない。
オマール海老とカニのシチューを頼みました。でかいパンとドリンクの間にあるのはこれまたでっかいニンニクを横に切って焼いたもの、充分に熱が通っているのでそれほど匂いは気になりません。パンがかなりのボリューム、結局食べ切れませんでした。この後そばのショッピングセンター、そして向かい側の行きつけの革製品の店に行きました。格好いいバッグがありました。結局……。
さて夕方、友人二人と合流すべく歓楽街に向かいます。今回はまたトウクトウクを拾いました。何処どこまでいくら? と云う交渉をしてから乗り込みます。やはり風を切って走るのは気分爽快、ドライバーは悪い奴が多く、ガソリン臭いながらも、やはりこの風を感じるのは快感です。渋滞もそこそこ間を縫って、少なくとも長距離でなければタクシーよりは早く目的地に着きます。
ここは日本人向けの歓楽街、日本語が飛び交い、日本語の看板がたくさんあります。日本食の料理店や居酒屋もたくさんあります。思ったほど混んではいませんでした。友人に先導されて楽しそうな店を転々と歩きます。取りあえず覗くだけなら只、ちょっと気に入った店があるとセット料金で、それほど高くない金額で飲めます。ただ気を付けないとぼったくりの店もあるとの話でした。
ちょっと居酒屋で食事、配膳のスタッフはタイ人ですが、中で料理を作る板さんは日本人が多いようです。お客は日本人だらけ、まるで日本にいるようです。取りあえず刺身なんかも気にせず食べてしまいます。バーは5-6階建てのビルにビッシリ、エレベーターで上まで昇って、階段を降りながら中を見ていきます。どう見ても消防法に引っかかりそうな造り、ひとたび火事になれば大変そう。
今度は西欧人向けの歓楽街に移動、やはり日本人とは感性の違うネオンが光ります。僕もこちらの方が好き、やはり派手好きな性格ですから。こちらは先ほどの街と違って賑わっていました、一時期ここ一帯はだいぶ寂れてきたとの噂を聞きましたが、なんの、今は相当な賑わいです。ビール1本でゆっくりねばることも可能、友人とつるんで一通りの店を見て廻りました。タイ人のエネルギーはすごい!
また例の串焼きを少し買って食べました。店を梯子するにつれ、そこそこ飲んで酔いも回って来ました。この雰囲気、何となく日本でのイヤなこともいっときでも忘れることが出来るよう。夜な夜な毎日来ても飽きることはなさそうだし、お金もそれほどかからず、コスパは良さそう、だけどここで僕は一人だけ単独行動をさせてもらうことになります。ゴメンね、一人にさせて。
今回はどうしても来たい処がありました。一度だけ来たことがある場所ですが、このホテルの屋上は屋根のないOpen Airのバーになっています。日本にいるときから、今度こそはもう一度出向こうと堅く決心していました。タクシーでこのホテルまで来ました。下から屋上を見上げます。ちゃんとやっているだろうか? 宿泊客でなくても気軽に入れてくれるだろうか? 一抹の不安はありました。
エレベーターで58階まで昇り、途中のレセプションに手荷物を預け(万が一上から落としてしまうと非常に危険なので、一律で預けるようです。カメラは持ち込ませてくれました。)、あと2フロアほど階段を昇って上に上がりました。天気は絶好、風も殆どない状態で、広いバルコニーのような処からもう少し階段を上がって来ました。ウワー! 数年前の感動が蘇ります。
このバーの店名はVertigo、眩暈のことです。めまいを起こしそうな素晴らしい夜景から来ているのだと思います。ガイドの本で初めて見たとき、このバーに行きたい一心でこのホテルに泊まりました。決して広くはないけれど全室スイート、そしてスタッフがゲストの名前を覚えると云うすごいホテルでした。僕がロビーでスタッフに微笑みかけると、”Goodmorning,Mr.Tak!”と挨拶したのです。
さすがに人気のスポット、西欧人のグループやカップルでごった返して、席が殆ど空いていません。ところが! 端っこの一画に一人分だけ計ったように椅子が空いているではないですか? スタッフに”Can I sit here?”と訪ねるとOKが出ました。ラッキー! 一人で座ってマッカランのオンザロックをオーダー、ここのメニューはタブレット様で、暗い中で開くと液晶で白く明るく光るのです。
あ〜〜〜っ! 幸せ!! 独りぼっちではありますが、こんな素晴らしい夜景を肴に、大好きなシングル・モルトを飲んでいます。またバンコクに来て良かった! この夜景を見ていると涙が出てきます。がむしゃらに生きている自分が何とちっぽけな存在なのかを痛感します。スタッフも ようこそ! と云わんばかりの満面の笑みで迎えてくれます。こんなところで飲む酒がまずい訳がない!
ここにはバーテンダーを囲むようにカウンターの席があります。一人きりならここでも良かったかも。今まで数回バンコクに来ましたが、毎回来ても良さそうなところ、来なかったことを今更のように後悔しました。そう、宿泊客ではなくても、気軽に入場できることが判りました。今後はバンコクに来る度に出向くことにします、たとえ一人でも。風も殆どなく暑くなく、最高のシチュエーションでした。
今回の旅行でも宿泊の候補には挙がっていたのですが、僕の行動範囲から少し離れていることが弱点でした。調べた段階で宿泊費は前回来たときよりも3割ほど安くなっていました。プールも広くはないけれどなかなか綺麗、しかしビルの陰に隠れて太陽光が遮られ、日焼けが出来ない、正に金持ち用のホテルです。日焼けを好む貧乏ゲスト向けではないみたい、それも除外した理由です。
この写真を僕は診察室のPCのデスクトップとして使っています。診察室を訪問するMRなどが目ざとくこの写真を見つけ、「ここは何処ですか?」などと訪ねるとついつい話が永くなってしまいます。たまにバンコクへ初めて行くなんて患者さんや来訪者がいると、1杯1500円か2000円の飲み物代だけで済むからココだけは見ておいでと薦めています。バンコクに来たら、絶対にここに来るべきです。
これがこのバーの全体像、バーだけではなくディナーも楽しめます。1mくらいの鉄柵を跳び越えれば下に真っ逆さま? 日本では絶対に許可は降りないロケーションです。あいにく一緒に夜景を楽しむ相方はいませんが、一人でも充分に幸せを満喫できます。初めてここに来た時にはこのホテルに泊まり、僕は3日連続でこのバーに来ました。友達を連れて来た時にはあいにく空席はありませんでした。
1時間ほどどっぷりと幸せに浸っていました。今回はここに来るためにバンコクに来たようなもの、2杯ほどウィスキーを飲んで、ナッツ類も出てきましたがドリンク代以外のチャージは付きません。また来ることが出来るだろうか? 後ろ髪を引かれるような思いでこの階段を降りて行きました。今は午後11時頃、前回来た時は午前1時にCloseと聞いていましたが、今回は確認しませんでした。
ちょっと昨夜は飲み過ぎたかも知れません。相変わらずシャキッと目は醒めましたが、少し顔が浮腫んでいるよう、血液検査では決して腎機能は悪くないのですが、飲み過ぎるとよく浮腫むことがあります。さて、そんなことは気にせずにまたプールへ。昨日よりだいぶ良い天気です。プールサイドに来るのは二日だけでしたが、それでもそこそこ日焼けすることが出来ました。
太陽はほぼ真上にあり、身体もそこそこ火照ってきます。今日はあまり泳ぐことなく、ちょっと水に浸かっただけ、相変わらずiPodのお気に入りの音楽でウトウトしました。今回の旅行もお天気に恵まれました。カフェでシチュウを飲んだときにちょっとスコールが降りましたが、以降は大丈夫でした。今年の最後の海外旅行、今年はだいぶ遊びました。来年は少し自重しようかな?
実は今回の旅行ではあまり写真を撮りませんでした。結構同じ処ばかり廻っていたので、ついついシャッターを押すチャンスを自ら減らしてしまいました。午前中はプールサイドでゴロゴロ、日中は街歩き、ショッピング、そして夜は歓楽街巡り、そんな毎日でした。しかし街を見て歩くにつけ、未だ新しい建物が出来、これから進化するであろうタイのエネルギーを見た思いでした。
ランチはフードコートでこんな食事を。タイのジャンク・フードに近いものなのかも知れませんが、これが結構美味しいし、腹八分目でそこそこ足りるのです。そう、腹八分目と云うのが大事、動けなくなるほど食べるのはやはり健康に良くありません。これで100円ちょっと、フードコートでは先にクーポン券を買い、それを使って好きな料理のカウンターで注文をするようになっています。
そしてワンタンスープ、これはちょっと薄味過ぎました。家族、スタッフにもお土産を買い、夕方、またホテルの送迎で空港まで行き、昨年と同じフライトで帰国しました。また遅れるならもうこのスケジュールは辞めようと思っていたのですが、今回は全く定刻に羽田に到着、その後モノレールと電車で家まで帰り、余裕で午前9時から仕事をこなしました。来年、何処に行きましょうか?