午前中の診療を終え、少し休憩して午後3時に家を出て来ました。東名高速に乗り、のんびりとクルージングで西へ。あまり飛ばすことなく、iPodの「曲をシャッフル」にしてリラックスして走ります。至福の時? 渋滞もなく、時間に追われる事もなく、気ままな一人旅です。
だいぶ走ってここらでちょっと休憩、実はここ、由比SA、海が目前に迫り、西湘バイパスの小田原PAと並んで僕の大好きなLocationです。台風が来ると高速道路に波がかぶるというスリリングな道。ここを通るときは必ず車を停めて海を眺める事にしています。
こんなロケーション、他には殆ど車がいませんでした。お天気も何となくどんよりとした曇り空、だから海もあまり青く見えません。あいにく食べ物の販売はありませんが、ちょっと缶コーヒーを買って水分補給、ちょっとした休憩にもなります。まだまだ先は遠い.....。
ナビでも海の目の前、未だゴールまではそこそこの距離がありますが、時間的な制約がない分気楽にクルージングが出来ます。ちょっと5分くらい海を眺めて再度イグニッションを廻します。さて今後はホテルまでノン・ストップ? そろそろ空腹も感じて来ました。
この車に乗り始めて9年と2ヶ月、たった今走行距離は7万キロを超えました。もうこの車は下取りには出せない? 僕が乗り潰します。思えばいろいろな思い出が詰まっています。日本で一番走っている6.0VTだとも言われます。でも大きな故障なく、しっかり走っています。
浜松ICで高速を降り、ナビの誘導に従って市内へ向かいます。ICから15分ほど? 見えて来ました。市内ではかなり背の高いビルだから良く目立ちます。でもだいぶ疲れた。この距離を一日で往復なんて到底無理無理、1泊ホテルをとっての余裕のスケジュールが正解です。
クレジット会社を通じてこのホテルを取りました。唯一の注文は平地に停められる駐車場があること、出来れば監視の目が届く玄関前。その注文通り、特等席を確保してくれていました。ベル・キャプテンから「ここを確保しておきました。」とのこと、幅もたっぷり、ありがたいです。
部屋からの眺め、40階からの絶景です。夜景が奇麗そう。向こうは海、玄界灘です。約3時間の行程、それほど飛ばす事なくのんびり走りましたが、やはり少し疲れました。ちょっと休憩後、午後6時過ぎ、ちょっと空腹を感じ、街歩きに出掛けます。やはりまずは夕食!
フロントで尋ねました。「美味しい鰻屋さんを薦めてください。」と言う質問にズバッと1軒だけ。ここです! と断定的に言われました。もちろんホテルから近い、しかしこれだけ気持ちよくハッキリと言われれば「他は?」と尋ねる気はなくなります。その店へ直行。
歩いて5分足らず、ありました。ホテルではひつまぶしが美味しいと言っていましたが、僕はブ厚い蒲焼きがドカッと乗っかっているのが食べたい、棚もりと言うのがありました。ご飯の中にもう1枚蒲焼きが埋まっている重です。4080円也、ちょっと高いけれどここは迷わずに。
本当に美味しい鰻は注文があってからさばくので時間がかかることは承知しています。「まだか?」なんてイライラするのは野暮ってもん。しかしそこそこの時間で出て来ました。キモ焼きも頼みました。もちろんキモ吸い付き。旨い!! しかし....、最近Dietして持て余しました。
情けないくらい小食になった? 辛うじて全部平らげましたが、もう動くのが苦しいくらい満腹。しかしブ厚い蒲焼き、そしてご飯の中に確かにもう1枚埋まっていました。向こうに投宿のホテルが。やはり浜松市内では一番背が高いビル? 帰った頃は夜景が楽しみです。
浜松の街は早い? 大きな商店街がありましたが、既に全て店じまいです。土曜日なのに? 出来れば名物を見て廻るような街歩きがしたかったのに。未だ8時過ぎ、ちょっがっかりです。ホテル近辺、駅前ではありますが、いわゆる繁華街は他のところにありそう。
最近はバイクの置き場所を見て歩くようになりました。もう1ヶ月ちょっとすると納車に。しかし移動の手段として使うつもりはあまりないので、こんな駐輪場も使わないと思います。こんなところ置いていたらアッという間に盗まれそう、そう、もちろん盗難保険にも入ります。
お稲荷さんがありました。誰も入って行かない? 拝んで行く事にしました。僕の今の望みはたった一つ、いつも同じお願いです。お賽銭は500円、拝み終わってから気付きました。ここは恋愛成就のお稲荷さん? いや、僕にはもう必要ありません。今お願いした事を頼みますよ。
どうやらこの辺が一番栄えているところみたい。ホテルで街の散策用の地図をもらいましたが、この近辺と一致するようです。でも若者が多い、僕のようなオヤジが入る店はあまりなさそう。今までだったら女の子のいる店に入っていろいろ情報を得るのですが、今はそんな気力なし。
新築マンション? 未だ奇麗で、出来上がってそれほど時間が経過していないような建物でした。分譲だろうか? 浜松と言う街は今まで殆ど縁がありませんでした。高校の同級生が一人浜松医大に行きました。正直なところ、ちょっと青春時代を過ごすには寂しい街? すみません。
ちょっと洒落たビストロ風の店。奥のテラス席では初老の女性が犬を2匹連れて一人で食事をしていました。ちょっと絵になる構図。そう、僕の家の近くにはこんな店がありません。せいぜい愛犬と来れるのはKFCのテラス席? こんな店があればちょくちょく来るのに......。
結局2時間以上歩き回りました。でも失敗が一つ、今日は歩きやすい靴を履いて来なかった。長距離を歩くと足が痛くなるような革靴を履いていました。せいぜいゴム底の靴にすれば良かった。結局barにも入らず、素面のままホテルに戻る事にしました。本当に大人しくなりました。
夜景が奇麗です。結構広いツインルームにたった一人、ちょっともったいない? しかし、文句があります。僕が注文したのは車を平地に置けるホテル、ただそれだけなのです。それをダブルベッドではなくてツインルームにされて、朝食券が2枚ついて。お金を捨てたようなもの?
翌朝は午前7時半に起床。ぐっすり眠れました。まずは朝風呂に入りました。こんな知らない街に出て来て酒を飲まない? 信じられないくらい生活が変わりました。今日は良い天気、こちら、西側は外が眺められるエレベーター、朝食ビュッフェに向かいました。
サラダは大盛り、フルーツもたっぷり。そしてベーコンはやめて肉はソーセージだけ。ただ、相変わらずの目玉焼きは二つ。トマトジュースなんて飲むのは数年ぶりか? ちょっとだけご飯をもらいました。これでも普段の僕の朝食よりはだいぶカロリーは多いはず。
午前9時、ホテルを出ました。また一人で。途中で浜名湖PAに寄りました。ここも景色が良く僕の好きなロケーション。パーキングには数台のディアブロがいました。このPAにも美味しい鰻屋さんがあるのですが、さすがに今はパス、10分景色を楽しんで、一挙に会場へ向かいます。
会場へ到着、1時間までかからないで済みました。しかし....、どうやら東京から直行のグループもとっくに着いている様子、僕はもう参加者の中の最後の方でした。知っている友人がこっちから入れと手を振って指示を出します。かなりの台数が集まっていそう。
ディアブロだけがこの芝生の敷地内に入れます。ムルシーやフェラーリは絶対に入れない? そこはきちんと区別しているようです。全国各地から集まって来ているので、初めて見るディアブロもたくさん。でも僕と同じ6.0VTは結構多い、少し一時期より値が下がって来た?
まずはみんなで集まって記念撮影、雑誌の取材もたくさん来ていました。アンケート用紙も配られ、色々書きました。この内容も雑誌に掲載されるみたい。知っている友人もたくさんいますが、ディアブロに乗っている友人でここには来ていない人も結構います。やはり遠いよね?
我が愛牛はここに。もう僕より遅れて来た車は他に4台しかありませんでした。少しホテルでのんびりし過ぎたか? しかし急いで出て来る必要もなし。出口に近い方は帰りたい時にサッと出られる、そんなメリットもあります。今日は本当、お天気に恵まれました。
かつて一度だけこのラグーナに来たことがります。友人とディナーを楽しみましたが、そこの支配人が凄く歓迎してくれたことを良く憶えています。ここはマリーナ、だからホテルやマンションも充実しているようですが、こんなバブリーな施設は生き残るのも大変ではないでしょうか?
だからもちろんクルーザーやヨットもたくさんいます。このクルーザーは遊覧観光用? 何人かお客さんを乗せて出て行きました。35Ftくらいありそう? 一時期クルーザーを持ちたいとの夢を持ちましたが、どうやらもう無理そう。やはり海辺に住んでいないと維持は大変そうです。
友人達とランチを摂りました。参加者には金券が出るようです。それに少し自分で追加して好きな店で好きなものを頼み、こんなベンチでみんなと談笑しながら食べました。潮風を感じながらのランチはまた格別、ましてや同じ車に乗る仲間達と一緒ならば。日差しも結構強い。
全部で58台のディアブロが集まったそうです。一体日本に何台あるのか? 今日ここに来ていない友人でディアブロを持っている人も結構います。かき集めれば200台くらいはいるのか? もうムルシーもそろそろモデルチェンジと言われて来ています。次はどんな車になるのか?
こうやって横に並ぶと両側のドアを開けるのがお約束です。約3時間ちょい、車を停めていろいろな人と話しをしました。とにかくお天気に恵まれて良かった。主催者も友人ですが、彼もホッとしていることでしょう。駐車場には気になるハーレーがいました。やはりカッコいい......。
午後1時過ぎ、そろそろ帰りの渋滞も心配になって来ます。友人のグループが帰りは一緒にとまた誘ってくれましたが、お礼だけ言って断りました。ゆっくり走りたい、一緒に行けば恐らく追いつけないだろう、そう考えました。だからみんなと別行動、早めに会場を後にしました。
また帰りに浜名湖PAに寄り、浜名湖を眺めて行きました。さすがに鰻はいいや.....、ちょっもったいない気もしましたが、やはり昨夜の鰻が最高だった。未だランチが終わって2時間足らず、東名高速が渋滞しないうちに一気に帰っちまおう、そう思って車に乗り込みました。
しかししばらく走るうちに渋滞情報が。横浜まで渋滞20キロ? どうやら事故渋滞のよう。休日はサンデードライバーも出て来る、ほんと! 事故渋滞は迷惑です。一挙に急いで帰る気力を削ぎ取られ、途中のSAで一休みすることに。目の前を河が流れ、良い景色です。
浜名湖PAでは何も食べないで出て来ました。でもそろそろ小腹が空いた、スナック代わりにそばを食べることにしました。暑いので冷たいそばに桜えびのかき揚げをつけてもらいました。かき揚げは塩をかけてかぶりつきます。サクサクしてなかなか美味しい、そばも美味しかったです。
東名高速の渋滞20キロを避けるために御殿場から中央高速へ移動することにしました。ところが.....、中央高速は渋滞25キロ? こっちの方が悪いじゃん......、もっと渋滞情報を慎重にCheckすべきだった。結局大月で高速を降りて下道を走ることにしました。大月から下道は生涯二度目。
ここは相模湖、のんびり走りました。でも山道を右に左に、結構楽しめました。要は渋滞にはまって水温が上がるようなことにならなければそれでOK、別に高速道路をぶっ飛ばしたい訳ではありません。オーディオのボリュームを目一杯上げて楽しいクルージングとなりました。
この山道を抜ければもう高尾、だいぶ暗くもなってきてライトを点けました。結局大月から2時間ちょい、思わぬ楽しいクルージングで、少なくも渋滞にはまってクラッチを踏む足がつってしまうよりは遥かにましなドライブになりました。好きな曲もたくさん聴けたし。
仲間内ではまた来年も同じ地でディアブロ・ミーティングをやろうという話が持ち上がっていました。う~ん、どうしようか? またおいでと誘われることは明らか? 体力が持つかどうか? 少なくもまた1泊せざるを得ませんが、鰻も美味しかったし、またその時点で悩みましょう。