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Fighting -Bull Debut 2 

  •  真のスポーツカーはエキゾースト・ノートがドライビング時のBGM、元々本国仕様のこの手の車にはカー・オーディオなんぞ付いていません。しかし私は異端児、ゆっくりクルージングするときに好きな音楽は欠かせません。だから前の跳ね馬にもハイパワーのオーディオをインストールしていました。もう馴染みのオーディオショップがあります。実は今回のこの車には予算が足りなくて諦めていたのですが、その馴染みのショップは私が次の車を買うことを嗅ぎつけた時点で計画があったのだそうです。6月16日、17日の両日、幕張メッセで”モービル・エレクトロニクスショー”というカー・オーディオの展示会があり、それに私の車を出展したいと私が車を買う前から決めていたんだそうです。「イヤ~、予算がないから今回は無理だよ。」と云う私にショップから提案があり、相当額をショップが負担、僅かな頭金を私が出し、残りをローンを組んでと云うお誘いに、私も今まで良くして貰ったからと云うことでその提案を呑むことにしました(後が苦しくなりそう.......。)。そして当日、その展示会に行って来ました。その時の模様です。

  納車後間もなく再入院、10日間の入院で手術が施され、幕張メッセでお披露目となりました。たまに手術現場を見には行っていましたが、二日間の展示後、私が初めて乗って帰ることになりました。オーディオ、ナビゲーション、そして初めて使うETCがインストールされていました。まずは偵察に行った工場での様子を。

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ファクトリーでの作業風景です。もちろんボディや内装に傷を付けないように充分な配慮をしてくれます。未だ納車してからまもなく、丁寧に扱ってくれます。もうこのショップでお願いするのは3台目。フェラーリ512TRにはやはりオーディオとナビを。そして女房のダッジ・デュランゴにナビを付けてもらいました。彼らの技術には絶大なる信頼を置いています。今回はかなり予算オーバーですが。

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フロントのラゲッジスペースに設置されたパワーアンプ、フェラーリではマッキントッシュ製100W☓4、今回はメーカー、及びショップの依頼を受けてイタリアのPHD製50W☓4のアンプ。フェラーリの時の半分のワット数になりますが所詮狭い室内、それほど大パワーは必要ないと判断しました。このPHDと云うメーカーは私にとっては未知でしたが、ショップの提案を信頼しました。

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この車のラゲッジスペースはこのフロントだけ、元々結構深さがあってそこそこの荷物は積めるのですが、底にナビゲーションの本体が設置され、更に仕切ってしまうためにかなり浅くなってしまいました。最低限二人分、1泊分の荷物が積めるだけのスペースは確保するようにお願いしました。この車で女房と二人きり、長期に及ぶ旅行には行かないだろうとの判断からです。女房の車はでかいですから。

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フェラーリにはこのサブウーハーは積んでいませんでした。ショップから強く口説かれ、予算のないところ、ローンを組んでまでこのでかいサブウーハーを設置するに至りました。もちろんこのままでは重低音の衝撃波が後頭部を直撃、だからこのうえに透明な厚いアクリルでディフューザーとしての緩衝板をつけてもらいました。ある雑誌から得た知識、でも汚れに対する防御と合わせて正解でした。

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結局ボリュームをMaximumまで持って行っても音が割れない素晴らしい音響を得ることが出来ました。背後にあるV12気筒6リッターのエンジンは室内でもそこそこの音が侵入しますが、そのエンジン音をかき消すだけのポテンシャルを持っています。ゆっくりクルージングする時は窓を開けて音楽を、走りを楽しみたい時は音楽をOffにしV12サウンドをBGMにこの車を楽しむことが出来ます。

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この車のヒューズボックスはここにあります。ものすごい数、しかし今回のカー・オーディオ、ナビゲーションのインストールによって、この車の電気配線、そして消費電力量は大幅な変更を余儀なくされます。バッテリーは左後ろのタイヤをはずして僅かなスペースの中に、だから大型のものには交換できません。恐らくはそんな消費電力の計算まで彼らはしてくれているはず、そう信じています。

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メーターナセルも剥がされています。ここまでやる? ちょっと一抹の不安もないではないのですが、彼らを信じます。実は後の展示会で見知らぬ来場者が話しているのを後で立ち聞きしました。「こんな車で、しかも新車で良くやるよな?」って。確かにそうかも知れない、でもこれは僕が欲しかった車、自分の好みに合わせてカスタムしたい、それにもう乗り換えることはない! そう考えました。

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もともと純正でダッシュパネルの高さにツィーターが付いていましたが、音に関してうるさいショップのスタッフ曰く、「ツィーターは耳の高さにないとダメ!」 と云うことで純正のフロント・ピラーの内装を剥がしてまでツィーターを高い位置に設置しました。その出っ張りの部分のなめらかなフィニッシュはさすが! と思わせるものでした。ツィーター…、たかが小さなスピーカーですが。

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オーディオのコントローラー本体は1DINサイズでセンターコンソールのど真ん中に鎮座します。そしてその上に格納式の7Inchモニターが収まり、電動で出たり引っ込んだりします。モニターへの視線がやや下へ向きますが、この車の構造上もっと上には持って来られないのは残念なところ、やむを得ません。オーディオ、ナビともに一つのリモコンでコントロール、操作性はなかなか良好です。

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彼らが一番苦労したと云うガルウィング・ドアへのメイン・スピーカーの設置。ドアは上に持ち上がるわけですから、緩衝材が人工大理石などで重ければドアは開かなくなります。そこで! このショップが特許を持っている軽い緩衝材が使われているとのこです。スピーカーをインストールしても、油圧ダンパーの効果でドアは途中まで持ち上げると、あとは油圧で自動的に開いていきます。

  さて、上のような工程で突貫作業、10日間の入院で我が愛車に大手術が施され、そしていよいよお披露目の日を迎えました。展示会は土曜と日曜の2日間に渡って開催され、私は二日目の日曜日の午後に現地入り、そして展示会の終了と同時に車を受け取り、そのまま運転して帰ると云う算段でした。その展示会、ショウの様子です。

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Mac World Expo 2001以来4ヶ月ぶり、ここ幕張メッセに来るのは久々です。どんな展示であれ、ここに来るといつも胸高鳴ります。

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入場料¥1.000-でした。しまったなぁ、車を展示しているのに。お店から招待券を貰っておけば良かった、失敗、失敗!

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会場はこんな雰囲気。2フロアとMac World ExpoやPC World Expoに比べるとだいぶ展示面積は狭い。ちょっと寂しい気が......。

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まずアメ車から。ダッジ・バイパーにオーディオを積んでいます。時速300kmにも負けないパワーだって。私のも300km出るはずですが。

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バイパーの車内。スパルタンで、何となくディアブロのインテリアに似ています。4連メーターが格好いい……。何となく運転しやすそう。

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クライスラーのPTクルーザー。最近ようやく街で見かけるようになりました。アメ車らしからぬサイズ、クライスラーの救世主?

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完全な大黒仕様のアストロ。ただただ目立つための車です。凄い音でした(エンジン音ではなくて)。スピーカーは一体いくつあるの? バッテリー、大丈夫?

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上のアストロの車内。センターコンソールにもでかいモニターが。ナビを映したら見やすそうです。3年前は女房の車がアストロでした。

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私はこう云うのが大好き! 青のネオン管にキラキラ光るカバーがもの凄くきれい。夜に外で見たかったね。今やビートルはフロントエンジンなのです。

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これ、うちの子供達に見せたら一発で欲しがるだろうな? 各ヘッドレストにモニターを装着。ゲーム用? かつてのうちのアストロにも天井にテレビがついていました。

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ポルシェの僅かなラゲッジが完全に潰れています。ここまで思い切るのもかなり決心? でも後部座席に荷物を置けばいいか? 小旅行可。

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ベンツに3台のパワーアンプ、イルミネーションが入り、高質な音響を予感させます。恐らくベンツの密閉性なら素晴らしい音が楽しめるのでは?

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私の大好きなブランド、マッキントッシュ。前の跳ね馬にはこれを使いました。シンボリックなBlue eyeが魅力的です。

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a.d.sも今や名を馳せてきたメーカー。パワーの割にお値段はリーズナブル。以前薦められたことがあります。スッキリまとまってます。

 ではでは展示された私の愛車を披露します。残念ながら一番端っこになってしまったため、あまり目立たなかったみたい。ショップの人に私が提案、「後ろのボンネットを開けてエンジンを見せたら人が集まるよ。」やってみたら案の定......。今回のこの車のためのオーディオ機器はメーカー選びから仕上げのデザインまで全てショップに任せました。私の唯一の注文は、「派手にしてね。」


私の車の展示時のポスターに書かれたアピール・ポイントです。

 いわゆるスーパーカーでも「走り」以外のエンターテイメントとの融合が可能であることを表現したデモカーです。非常に狭いインテリアにサブウーハー☓2を搭載し、DVDソースとHiFi音楽も楽しめ、目的地までも誘導してくれる、そんな楽しい紳士のちょっと贅沢な遊び道具を制作してみました。「見て、走って、とまって」ご注目受け合いです。

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フロントのラゲッジ・スペースは二人一泊分の荷物が積めるように残して貰いました。アクリル板で仕切ることと、ネオン管を付けるのは私が頼みました。ブルーでほんのりと上品に? もっと派手でも良かったんだけれど。CDチェンジャーはトランクではなく、室内に収まりました。

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二人の美女に囲まれて我が愛車もご満悦。実はこの二人とそれぞれ腕を組んで写真を撮って貰ったのですが、顔の大きさとウェストの太さのあまりの違いに愕然と来て、ここにUpするのを辞めました。残念ながら超ミニスカートではありませんでした。黄色のビートルも同店製。

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ずーっと立っていなければならないので大変そうでした。ましてやハイヒールを履いて? 私の車のためにどうもありがとうございました。本日のギャラはカーオーディオ・ショップから出るようですが、もしよろしければ今度、一緒にディナーなど如何でしょうか?(とはお誘い出来ませんでした)

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センターコンソールにナビゲーションコントローラーとモニターが綺麗に収まりました。しかし……、油温計がモニターに隠れてしまうのです。やはり油温は常に気にしなくてはならない情報、結局後に時計と油温計をチェンジしてもらい、時計が見えなくなりました。腕時計で済ませます。

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ナビゲーションのリモコンはセンターコンソールの右側に受け皿があり、カチッとはまり込むようになっています。センターコンソールはかなり幅があるので、いろいろと使いようがあるようです。ETCのカード挿入部分はステアリングの下に来ました。使い勝手を良く考慮してくれています。

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Ferrariにはサブ・ウーハーはつけませんでした。でもそうすると重低音が寂しい。今回はもっと予算がないのに、ローンを組んでつけてもらうことにしました。やはりボディの色と合わせて黄色の緩衝材を。そして頭に音が直撃にならないようアクリル板のディフューザーを張ってもらいました。

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助手席を前に倒して下部にアクセスするとCDチェンジャーがあります。CDチェンジャーには6枚のCDが入り、センターコンソール部のコントローラーにはCD若しくはDVDが1枚入ります。HDDナビは未だ世に出たばかり、初期不良を嫌い、DVDナビにしました。操作性は非常に良いと思います。

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ショップの人は思い通りのものが出来たと喜んでいました。お世話になりました。それと今回ETCを付けて初めて高速の料金所を通過しました。すっごい便利。渋滞中も横から通過してNon Stop、優越感! 特に幅の広い左ハンドルの車ではETCは必需品、これでもうマジックハンドは要らない。