東名高速を厚木ICで降り、そのまま直結する厚木小田原道路へ。有料道路ではありますが制限速度は70km、飛ばす必要はありません。お天気も快晴。窓はやや寒いながらも全開、そしてオーディオのボリュームも全開。大好きな曲”君の瞳に恋してる”が流れます。アクセルは全開ではありません。
おお~っと! 見つけてすぐにカメラを構えシャッターを押しました。なかなか技術を要する作業です。せっかくの連休がこんな目に遭ったら台無し。この様を見てアクセルを床まで踏みつけてやりました。今から追いかけたって追いつかね~だろ!! 赤い車の人には一言、”ご愁傷さま~。”
終点の箱根口が渋滞しているとの情報を捉え、急遽大磯で厚木小田原道路を降りることに。一般道を海まで南下しましたが、ここで東に向かうのではちょっと寂しい。西湘バイパスをUターンすることにして更に西に向かいました。カーブを右に切ると逆光ですがドワ~っと拡がる大海原。
ここは私の大好きな景色の一つ。アクセルを踏み込み”生きていて良かった!”と感じる一時です。風も結構強く、また波もなかなか高いようです。5分ほど走ると西湘PAがあり、車を停めて海を眺めることが出来ます。私が知る限り一番景色の良いパーキング・エリア。往復でも500円なら絶対に安い!
車を降りて展望台へ。私の大好きなスポットです。こちらは小田原、真鶴方面。ずっと伊豆半島に続き、途中に熱海があります。遠くに少し雲があるものの、頭の上は雲一つないピーカン。この海を眺めると、家で燻っていないで良かった、重かった腰を上げて出てきて正解と心からそう思えます。
こちらは茅ヶ崎、江ノ島方面。海岸線がずっと続いていきます。今日は良い天気、ここの海がこんなに青く見えた記憶はありません。海岸線と平行に続いているのが西湘バイパス。下りは海側、抜群の景色ですが、上りはちょっと高い柵があり、あまり海はよく見えません。上りの西湘PAは寄る価値なし。
Uターンして、今度は西湘バイパスを東に上ります。快適に飛ばしてきた西湘バイパスも終わる頃、ついに渋滞が始まります。ハザードを点けながらシフト・ダウン。この先は国道134号線、暫くノロノロ運転になりますが、私はこの道だけは渋滞が苦になりません。むしろ永くいられる方が良いかも。
茅ヶ崎のちょっと手前。この辺はそこそこ順調に走れます。太陽も背中から照らしているため、それほど眩しくありません。もし逆コースで行っていたら、海側を走ることが出来ても眩しくてあまり海は見れなかったかも。学生時代、女房と良く走ったこの道も良い想い出です。久々に一緒においでよぉ!
渋滞でノロノロ運転になるとドアを開けて外の空気を誘い込みます。後ろの車から見ている人はギョッとするかも知れませんが、私の車はドアを開けていても走れます。ただこうすると左前方の視界が遮られ、ちょっと心配。スピードが出始めるとそのままドアを引っ張って閉めます。
茅ヶ崎周辺では国道の両側に防砂林が密に植えられ、あまり海は良く見えません。この辺は波が割と大きくサーフィンのメッカ。みんな国道より内陸側に車を停めて海に出ていきます。本当は助手席側の窓も開けておきたいのですが、そうすると海風に乗った砂が車内に入り込んできます。
少し街道が海から引っ込み海が見えなくなっていたところ、ここで海にもう一度垂直にぶつかります。また目の前に海が開け、気分的に開放感が滲み出てくるところ。運転中なので海をずっと見ているわけには行きませんが、視界の中に広い海が見えるのは運転していても何とも楽しくなります。
江ノ島大橋のほぼ真横。そろそろお腹が空いてきました。この道を奥に行った右側に良く家族で行った磯料理の店があります。カワハギのお造りが最高。しかし今日はひとりぼっち。テーブル席しかないこの店に行くにはちょっと戸惑います。この日はやむを得ず他の店を探すことにしました。
腰越漁港の駐車場に停めて餌場を探しました。磯料理の店があったのですが時間外で休憩中。何か地魚の煮付けとサザエの壺焼きとお刺身が少々食べたいのですが。後ろに見えるのが江ノ島。真ん中の展望塔は改装中と聞いています。江ノ島に行けばお食事処はたくさんあるのですが、一人ではちょっと。
日もだいぶ傾いて来ました。ここではたと気付きました。海が青いと感動していたのですが、実はサングラスをかけっぱなし。裸眼で海の青さを見ていないことに気付きました。しまったなぁ、帰ってからデジカメの写真をパソコンに移してから楽しむしかなさそう。後はドンドン暗くなってきそうです。
”しらすづくし定食”1500円(税別)。しらすのかき揚げ、畳みいわし、奴っこにかけた生しらす、しらすの佃煮、煮物と和えたしらす、コハダの小鉢、それにご飯とみそ汁がついています。かき揚げが最高に美味。天つゆではなく、サクサクのまま下にある塩をつけてかじります。何となく甘い。
国道134号線、江ノ電の線路の目の前に病院があります。きっと病室からは波しぶき上がる大海原が見えることでしょう。こんなロケーションで、内視鏡だけやって給料が貰えたらどんなにか良いでしょう? 自分の診療所を引退後、こんな病院でそんな仕事が出来れば死ぬまでやっていても良いです。
江ノ電の線路を超えてすぐ自分の家だったら。それも実現しないけれど、考えただけで幸せになれそうです。こんなところでものを書いて生活の糧が得られたら...。ただこの急な立ち上がりの坂、我が愛牛では下を擦って上がれないかも。それともう一つ、大津波が来たときに心配です。
江ノ電の鎌倉高校駅。羨ましい環境ですね。朝の登校時はこの小さな駅も学生さんでごった返すのでしょうか? 海が好きだからこの学校に通っていると云う人もいるんじゃないでしょうか? 噂ではサーフィン部があると聞いたことがあるのですが、本当なのでしょうか? 目の前が練習場?
江ノ電が来ました。新型と旧型の車両があるようですが、これは旧型の車両。でもこちらの方が味がありますね。ここは単線、時々行き交うために電車が停まって相方を待ちます。そう、この電車に乗ったことはありませんが、海を目の前にして景色が流れて行くんでしょうね。通学も楽しい?
逗子海岸のちょっと手前。ここは大きく入りくんでいて、岬から湾に沿って大きくカーブしていきます。もう少し前方に行った地点では、波が荒いときには波しぶきが道路まで上がってきます。特に下り車線では車に海水がかかることもあります。
そろそろ日が沈みます。サンセット・ビーチの図。この国道添いにはホテルがたくさんありますが、どの部屋からもこのサンセットを楽しめそうですね。ラブホテルで1泊9800円てところがありました。イエイエ、そう書いてあったんですよ(^^;) 私も一人ででも良いから泊まってみたい...。
最終目的地の葉山マリーナに着きました。たくさんのヨットが帆を休めています。午後5時過ぎ、もう日は沈んでしまっています。遠く富士山が見えます。もうちょっと早く着いていたら良い写真が撮れたのに、渋滞が結構ひどかったですからね。
マリーナオリジナルトレーナーが並びます。SサイズからLLサイズまで。値段も非常にリーズナブル。この日対応してくれた女性スタッフは何とも気持ちの良い人でした。実は!先ほどのしらす定食のお店、店員も店主もトゲトゲしていて折角の料理が残念でした。美味しかったけれどもう行きません。
一家全員のお揃いでオリジナルトレーナーを買いました。娘は赤、女房は黄色、次男は紺、長男は緑、私はダークブルーです。更に自分にもう1枚、白い別の柄のトレーナーを。今手持ちのトレーナーはだいぶくたびれてきていますから。娘ももうキッズサイズではなくなりました。私はLLサイズ。
午後5時半ですが小腹が空いたのでシーフード・サラダ(1200円)を頼みました。あれっ? グリーンサラダ? と思ったらレタスの下に鯛、イカ、ホタテのマリネ、エビがかなりたくさん隠れていました。これで1200円は安い! しかもドレッシングもサッパリしていて美味しかったです。
ブティックを見て買い物をし、ちょっと軽く食べて外に出たらもう真っ暗になっていました。中央やや右寄りに緑に光るのは何か船に送るサインなのでしょうか? 暗い海から帰ってきた船からでも良く見えそう。1年前にマリーナに来たときにはかなり船を置けるスペースがあると聞いたのですが今は?
帰りの環八は往きと同じく渋滞。はたと気付いたらいつの間にかガソリンがありません。楽勝で湘南1周が出来ると思っていたのに。そう云えば結構渋滞にはまりましたから。右上のオレンジのランプがガス欠ランプ。これが点灯して30リッターを残すのですが、それにしても何ともイヤな気分。
家に着く前にスタンドで満タンにしていきました。私の長男並に大飯喰らいの愛牛ですが、まぁそれもしょうがないでしょう。でもこの日愛牛はものすごく調子良かったですよ。やはり少し寒いくらいがエンジンにも良いようです。最近はその日の調子でエンジン音がちょっと違うことが分かります。