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Lunch Date

  •  よく晴れた9月の日曜日、「休日は仕事をしない。」と豪語しながらもそんなことを云っていられないほど溜まりに溜まった雑用でバタバタする中、老健施設に入所している母の見舞いに女房共々出掛けることにしました。取り敢えずは帰ってから仕事をするにしても、酷い猛暑は一段落して過ごしやすい気候、そして快晴の空の下、上機嫌で出掛けました。お昼頃帰ってくるにしても、それから家で昼食を準備するのも大変そう、先日女房に焼き肉をご馳走になった手前、今日はちょっと贅沢なランチを外で僕がご馳走するということで話がまとまりました。家からほど近い(車で5分)ところに娘が仕事の上でお世話になっているイタリアン・レストランがあり、娘に予約を入れてもらい夫婦二人で(娘は日曜日でも出社)出掛けました。女房が愛牛に乗るのは久々? 「視線を浴びるから嫌。」と云う文句も今日は出ずに出掛けることになりました。ところがその後アクシデント発生……

 母の施設の駐車場で、女房が車から降りて後進する愛牛を誘導してくれました。「オーライ、オーライ、あと30cm。」と女房が言った瞬間、グシャッと云う嫌なショックを車の後方に感じました。冷や汗をかきながら降りてみると……、女房はタイヤの車止めばかり気にしていましたが、車体後方に出っ張っているコンクリートの柱にバンパーがぶつかりました。車止にタイヤが当たる前にバンパーが柱に当たったと云う状態、バンパーにそこそこの傷、「勘弁してくれよ〜! どうして教えてくれないんだよ!!」女房は車止め(それほど高い車止めではないからほうっておいても構わない!)ばかりに気を取られ、バンパーは全く見ていないと云う状況でした。見舞いは中止!! 直ぐにガソリンスタンドに行って修理の見積を出してもらいました。少しワックスで拭くと思ったよりは軽傷、しかし修理はしてもらうことになり、予測した金額よりはだいぶ安く済む状態でした。でも今は混んでいて施行は2週間先? 取り敢えず予約はしました。見舞いもランチも車のディーラーも全て中止!! と思いましたが、頭を冷やして取り敢えず娘が予約を入れてくれたレストラン(ガソリンスタンドから3分)に向かいました。

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前にも一度来たような気がしないでもないけれど、来たとしてももう10年以上前? 駐車場は20台くらいのスペースがあり、お蔵(中はカフェになっている)の横を通って庭に入ると古民家風の母屋があり、そこがレストランになっているよう。未だ午前11時半前、店のオープンはどうやら午前11時半らしく、予約もその午前11時半、未だ店は開いていないと思いきや、中からウェイターの人が出てきて中に通してくれました。この辺でこれだけの土地、元々金持ちが開いた店だなと想像がつきました。

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未だ時間が早くウェイティングルームでもう少し待つように云われたため、せっかくの素晴らしい庭をまた見に出てきました。何故か娘がいる、 今日はここで仕事か? 実は娘はウェディングプランナー、このレストランで結婚式を挙げるお客さんとの打ち合わせで来ていたようです。娘からこの店の女将さんらしき女性を紹介されました。娘がいるなら一緒に食事をしていけば良いじゃないか? と誘いましたが、その打ち合わせの後、会社に飛んで行かなくてはならないよう、お前も忙しいな……

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池はあいにく干上がっているようだけれど、女房曰く、代々木公園で流行っているデング熱を懸念して蚊がわかないようにようにしているのではないか? とのこと。そうしたら東京中の池の水を抜かなくてはならないよ。本来なら良いお天気と相まって良い気分に浸れそうな雰囲気なのに、今は自分の大事な愛車をぶつけたストレスで、このせっかくの素晴らしい庭を堪能するだけの気持ちの余裕がありません。そろそろツーリングのお誘いがたくさん来る時期に何でこんなことに?(TT)

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やがてダイニングの準備が出来たとのことでテーブル席に通されました。未だ来客は数組? 今日は完全にシェフにお任せの状態のランチコース、値段も聞いていなかったけれど結構高いのかな? 娘の紹介なのでクレジットを使うのでは申し訳ないか? などと結構気を遣うものです。女房と向かい合って着席、「どうしてお前はそうドジなんだよ?」 ムッとしたまま会話も弾みません。ドリンクは車で来ている故アルコールはなし、「俺、ワイン飲むから帰りの運転はお前な!」とは言いませんでした。

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まずはアミューズから始まりました(未だ平静な気持ちになっていないので写真は撮り損ねました)。なかなかの味、続いて前菜です。ステーキ茄子のコンソメ煮とそら豆のパンナコッタ、熟成生ハム、ビーツのソースだそうです。女房いわく、うちの廻り近辺では美味しい茄子が取れるそうな? それもウェイターの説明で出てきた農家の名前を女房は知っているようでした。丸々と太った特別な茄子だそうです。ここのところ生ハムづいている? 前菜は30秒で完食。

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次いでパスタ、沼津産のシラスにカラスミで風味を付けたスパゲティでした。確かにカラスミの風味は充分に伝わってくるのだけれど、結構ガーリックが効いていてちょっとカラスミがもったいない感じ。パスタはそこそこボリュームあり、良い感じに仕上がっていました。未だ女房とはあまり会話が弾みません。廻りにはそろそろお客さんも増え始め、どうやら法事のお客さんもいるみたい、喪服を着た団体のお客さんが入ってきて、奥の広間へ入って行きました。結構な人数が入りそうなスペースです。

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そして本日のメインディッシュ、真鯛のポワレのサフランソース。魚料理と肉料理のどちらかをセレクトするコースでしたが、肉料理は和牛肉のハンバーグとのこと。女房ともども今日は魚料理をセレクトしました。鯛は皮がパリっと焼けていて香ばしく、またこのサフランソースと云うのがまた絶妙な味。それと廻りに付いている野菜が結構楽しいものです。特にホワイトアスパラは噛むほどに味が出てきてちょっと不思議な風味、初めはヤングコーンか? と思うような複雑な味でした。

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そしてデザートへ。メインディッシュでは意気投合しましたがデザートは意見が分かれました。女房のはフルーツのゼリー、味見はしませんでしたが、ちょっと可愛らしいお皿に乗って、フルーツが盛りだくさん。そう、パスタも出てきたし、改めてイタリアン・レストランであることを再認識しましたが、むしろフレンチと言っても通りそうな洒落た感じでした。コーヒーは少し濃い目、イタリア風なのでしょうか? 結局最後まであまり話しをしないランチでした。

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僕のデザートはこちら、パイナップルのジェラート。僕はあまりシャーベットは食べません。2種類ほどシャーベットがあったのですが、アイスクリームを選びました。下にはwetなパイナップルが敷かれ、上にはdryなパイナップルがジェラートに刺さっています。ドライマンゴーよりもドライパイナップルの方が僕は好き、ジェラートにしては甘さが控えられていて食べやすいです。フィレンツェで食べたジェラートはあまりにも甘くて、そして直ぐに溶けて手がベトベトになったことを覚えています。

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支払いは思いの外、高くはありませんでした。ランチと言えども、これだけのボリュームであの値段はリーズナブル、結構お腹いっぱいになりました。駐車場で先ほど紹介された女将さんとしばし談笑。結局この後、レクサスのディーラーに行き、この車の説明を受け、更に試乗までさせてもらいました。結局母のお見舞いにも行きました。女房の車は未だ6年、僕の車はDiabloが14年、フェアレディZが10年、女房のレクサスより僕のマセラティ・ギブリかベンツのCLSの方が先だと思うんですけれど…。