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Windowsがやってきた


 ”Taste”の「Mac World Expo 2000」の中で、「Windowsマシンも1台くらい買っておいた方が良いかなあ、なんて思う今日この頃です。」と書きました。そして”コラム”の「E-Mail」の中で、介護保険の開始に伴い、パソコンの無償貸与の応募に手を挙げましたと云う報告をしましたが、遂に我が家にWindows マシンが来てしまいました。当たりました! と云うか、なんか手を挙げた人全員に来たみたい? IBMのAptivaです(いくら位するんでしょうか? 知っている人、教えてください。)。右下の写真がそのマシンです。隣はレセプトのサーバー機です。Mac only で仕事をしている我が診療所の女子職員達も、梱包を開いているときにジッと見入っていました。「また覚えなきゃいけないことが増えたわ。」ってなもんでしょうか? でも勘ぐりの多い私は、内需拡大を叫んでいる不況の今、何故IBM マシンなんだろう? NECやソニーや東芝、国産マシンにすればいいのにと思います。きっと胡散臭いお金が動いてこの機種に決まったんだろうな? と相変わらず疑い深いTak先生です。最近テレビでやっていたんですが、北海道のある村で、住人の世帯毎にパソコンを1台ずつ配って、いろいろ住人の利便を図るような計画を放送していました。酪農家の人が「何が何だか分かんないねえ。」なんて愚痴っていましたが、頑張ってくださいね。使いこなせばそれなりに便利なものですから。当院に運ばれてきたAptiva は数多いリンゴ達に囲まれて、さぞかしビクビクしていることでしょう。まるでピラニアの水槽に投げ込まれた金魚の気持ちではないでしょうか?
 今回我々にこのパソコンを無償貸与してくれたのは国民健康保険中央会と云うところです。相当数のパソコンが配られたようです。大盤振る舞いですね。そこからは封書で、設置のしかたについてお知らせが来ています。ステップ1~「パソコンが届きましたら、貴社にて、梱包を解いて、同包の簡易マニュアルに従って組み立て願います。」と書いてあります。まあこれは私にも出来ますよ。本体とモニターをケーブルで繋ぎ、それに電源ケーブルをそれぞれコンセントに差し込んで、あとキーボードとマウスのケーブルを繋ぎます。あれっ? マウスはキーボードではなく、本体裏に繋ぐみたい。ちょっとお年寄りのドクターではここまででも大変かもしれません。どうやら本体前面にある一番大きなスイッチが電源スイッチでしょう。それを押すとMac よりも派手な音楽を鳴らしながらAptiva は立ち上がりました。オオ~ッ! 憎きWindowsのマークがモニターの画面に誇らしげに出てきます。まず気に喰わないのが、なんでマウスにボタンが2つあるんだよ! 1つあれば十分なんだから!
0014Aptiva.jpg また「Macintoshにはまった訳」の中に書いた疑問の如く、アイコンをシングルクリックするのか、ダブルクリックするのか? プレスするのか? 当時と違うのは、私は既にアイコン、シングルクリック、ダブルクリック、プレスetcの言葉を存じております。10数年、Macとつき合ってきましたから。しかし、思うにこのWindowsと云うのは全く以てMac OSの真似なんですよね! ご丁寧にゴミ箱まであります。皆さん知っていますか? 本当はこのグラフィックインターフェイスはMac独自のものだったんです。しかし当時のApple社のCEOだったジョン・スカリーさんがビル・ゲイツ(敢えて”さん”はつけません)に上手く丸め込まれて、このグラフィックインターフェイスをマイクロソフトに「使ってもいいですよ~。」と許可する書類にサインをしてしまったんです。だから後にApple社がMicrosoft社を相手に「真似してるぅ~。」と裁判に訴えたんですが、その書類があったために負けてしまったんですよ。さぞかしサインを取り付けたときには「してやったり」と思ったことでしょうね。でなければ、今Windowsをお使いの皆さんは、未だにMS-DOSのような呪文もどきの操作をしなければならなかったんですよ! もともとこのグラフィックインターフェイス、GUIと云うのは、米国XEROX社のパロアルト研究所と云うところで開発されたようです。マウスももともとは木の箱で出来ていたそうです。またたく間にこの技術は世界に拡がりましたね。これって特許をしっかり取っておけば良かったのにね。まるでキュリー夫人のようです。
 また脱線してしまいました。話をAptivaに戻します。結局私はあまりこのOSが分からないので、まず当院の優秀な女子職員に注文を出しました。一人ちょっとWindowsをかじっている子がいるので(私はWindows のshut down のしかたが分からないので聞いてみたら、彼女は知っていました。「なんだ、Windows 出来るんじゃん。」と云うことで彼女がこのコンピューター係になりました。頑張ってね!E子さん。) 彼女に自由に機械をいじっていいから、私に指導するようにと申しつけました。そのうちにブ厚いマニュアル一式、彼女に渡そうと目論んでいます。介護保険の報酬をこのコンピューターで請求します。当院ではもう既にLAN を構築していますので、その中でハブからこのAptivaをぶら下げてMac+Wintel(でもこのAptiva ”Intel inside ”ではないみたい。何か聞いたことのない名前のCPUが入っているようです。そう云えばIntelとIBMって喧嘩別れしたんじゃなかったっけ?)混合LANで行こうと思っていたんです。ところが、国保中央会から来た書類に、そう云うことはしてはいけませんよと書いてあります。エ~ッ、どうして? と思うんですが、ただでくれてやった強みでしょうか? もしかすると、月に1回通信するときにISDN の回線を繋ぎ換えてやらなければならないんですかねえ? じゃあ、新たに回線を引き込んだ先生は、月1回の通信のために工事費も電話代も払うわけ? そんなアホな! そのうちにNTT の係りの人が来て、ISDN 回線との接続をやってくれるそうです。でも私が「LANの中でやって。」ってその人に云ったら、きっとパニックでしょうねえ。またその結末を書こうと思っています。どうなることやら......。でもただなんだから、あまり文句も云えないか.......?