ホテルのチェックインは午後5時から、パーティは午後7時からと聞いていました。寄り道をして5時過ぎにホテルに到着、スタッフの誘導にて専用のパーキングに入れました。もう既に数台の猛牛達が。向かって右隣はpuppy in the touringの時と同じしんチャンの青いディアブロ。しかし台数はだいぶ少ないよう。多い時は80台から集まるのに、やはり不況の影響はここにも?
みんなと駐車場で談笑していると、何やらVIPそうなイタリア人らしき男性が。僕とも目が合い`Nice to meet you!`と手を差し伸べられました。握手、大きなガッチリした手、恐らくはLamborghini本社のVIPでしょうけれど、Gパンにロゴ入りのポロシャツとラフな格好でも何かしらすごいオーラが。友人にそっと「ねぇ、あの人、誰?」と尋ねると「バレンティノ・バルボーニ氏だよ。」との返事。
本当に申し訳ありません。僕は存じ上げませんでした。後にJLOC会長がMr.Lamborghiniと呼ぶ著名人、40年来のテストドライバー、そして彼の名を冠したガヤルドが7月にリリースされたこと、全て知りませんでした。ランボルギーニ・フリークの資格なし? この人に逢えた事自体、ランボルギーニ・オーナーとしてはものすごく幸せなことのようです。申し訳ありませんが一緒に写真を。
そして更に悪のりして、愛車のトランクの中にサインをしてもらいました。後でよくよく見てみたけれど何て書いてあるのか判らない.....。でも少なくともLamborghini仲間にはもの凄い自慢になるようです。もしかしたら一生もののお宝? これだけでも今日来た甲斐があった? 左のウィンドーには池沢早人師先生のサインがあります。
隣に停めてあったしんチャンもボンネットにサインをしてもらっていました。ボディにスワロフスキーを散りばめた真っ青なボディ、彼のディアブロはリトラクタブル・ライト、そのカバーの上にサインをもらっていました。でもさぁ、そこに書いてもらっても、洗車の時に落ちちゃわない? 僕のはトランクの中だから目立たないけれど消えないよ。
ホテルのフロント前には白いガヤルドが。広報車? 会長の車? 周りのメンバーにもずいぶんガヤルドが増えて来ました。ディアブロより二廻り小さなボディに今やディアブロよりパワーのあるエンジン? 勝てる訳がありません。しかし残念ながらガル・ウィングドアではない、結局雑誌の記事通りディアブロオーナーは性能より見た目重視?
やがて暗くなってからもう1台のデモカーらしき緑色のガヤルドが来ました。これこそ7月にリリースされたガヤルド・バレンティノ・バルボーニ? 2駆だそうです。僕が運転したらクルクル回りながら何処かへ飛んで行ってしまうでしょう。申し訳ないけれど、12気筒ではない、ガル・ウィングドアではないランボルギーニは僕は要りません。
でもこの車の気に入った点が1カ所。ガラス張りで中が見えるエンジンルーム、そこにLEDがついているのです。スタッフに尋ねるとこれはオプションの設定だそうな。これはかっこいいです。出来れば青いLEDにしたら? こんなところに引かれるのはやはり性能重視ではない、ミーハー的発想なのでしょうか? みんな感心していました。
このニューカーの前で1枚。実はこの今日のジャケット、JLOCがル・マンに参戦した時にスポンサードしたことで送られるものなのです。だから今日はこのジャケットを来た人が数十人並んでユニフォームのようになるかと思いきや、着てたのは5-6人でした。唯一メーカーではないチームの参加、それがJLOCなのです。
さてそろそろパーティが始まります。ホテルのチェックインをして荷物を置いて来ました。フロントに専用のデスクが。普段のミーティングではこのインフォメーション・ボードを良く見かけるのですが、プライドの高いこのホテルでは特例中の特例なのだそうです。幹事の人があとで良くホテルにお礼を言わなくてはとおっしゃっていました。
パーティが始まります。先ほどのラフな格好からビシッとしたスーツに着替えて来られたようです。やっぱサマになるなぁ、かっこいいなぁ、と思って見ていました。さしずめアルマーニかブリオーニ? でも40年ランボルギーニ社に尽くして来た彼も倒産を経験しているのです。そう、日本は一度失敗するとなかなか立ち直れない.....。
ランボルギーニ・ジャパンのザンボット社長、お逢いするのは久しぶりです。彼ももう日本に来てだいぶ永い? 日本語もかなり巧くなりました。でもそれがかなりのストレスなのか? 今日はバルバーニさんの通訳がいるせいか、通訳を依頼してイタリア語で喋りまくっていました。なかなか日本でランボルギーニを売るのも大変でしょ?
則竹JLOC会長の挨拶、今期のチームJLOCの活躍の報告がありました。ポールポジションも取りました、表彰台にも上がりました。そんな報告にみんなの喝采が寄せられます。また普段は新たに出る新車情報なども、マスコミの報道より先に告げられることもあります。
そしてチームJLOCのドライバーの紹介、そう、僕もスポンサーである訳です。でもちょっと意外なことが。失礼ながら聞く所によるとドライバーの年齢が割と高い? 頑張れば僕も......? いえいえ、でも時々行われるドライブビング・スクールにいつかは参加したいと考えています。
さてそろそろお腹も空いて来ました。食事の開始。この一流ホテルのディナーも楽しみの一つです。鱸のパイ包み焼き、レモンをかけていただきます。友人が言っていました。もう少したくさんくれたって良いじゃないか? って。僕も同感です。塩味も少しもの足りないような感じ。
酸っぱい冷たいスープ? ソース? の中にオマール海老が入っています。今まで味わった事のないような不思議な味。今日はバイキング形式で食べ放題ですが、やはり身体の事を考えて充分にブレーキを踏みました。むしろみんなと車談義をするのが一番の目的。
こちらはチーズの盛り合わせ、今日は恐らくイタリア料理、向こうにリゾットとニョッキがありましたが、あまり好評ではなかったみたい。実はこのホテル、前にも来た事があるのですが、その時は美味しかった。過去にはリゾットにもフォアグラが入っていたのですが.......。
僕が食べたのはこれくらいの量、これにさっきのリゾットとニョッキが少々。アルコールはワインが注がれますが、そこそこペースを落として。未だ夜の8時ですが、最近は朝でも飲酒運転を調べている? 明日は何処へ行く訳でもないですが、車を運転して家に帰りますから。
さ~て、いよいよ一番のお楽しみ、抽選会。一応前に置かれている賞品をチェックします。Tシャツがたくさん、それもチームJLOCのものと、バレンティノ・バルボーニ スペシャルのものとあるようです。たった1枚だけ、グレーのポロシャツがある! あれが欲しい!
今日のミニカーのでかい奴はMIURAばかり、相変わらずDiablo6.0のミニカーはありません。結局出回っていないのか? 例のH氏のイラストもDiablo6.0はありません。やはりオリジナルでお願いしないとダメなのか? こちらの紺色と黒のTシャツは残念ながら僕はもう持っています。
ターゲットはバレンティノ・バルボーニのポロシャツに決定! くじはこんなカードを1枚ずつちぎってはこの中に入れて抽選を待ちます。緑のカードを入れて、赤いカードが手持ち用、そして欲しい物の時はどっさり入れます。今日はターゲットを絞って、ミニカーはキャンセル!
残念! ポロシャツは逃しました。しかし同じ色のバレンティノ・バルボーニ仕様のTシャツはゲット! Mサイズですが、イタリア製なので大丈夫でしょう。そしてチームJLOCの上のグレーのTシャツもゲット、そして帽子をゲット! 3点手に入れればくじ運は良しとしましょう。
時間をかなり延長した1次会は終了、Barに場所を移して2次会の開始です。こちらでもワイン? スコッチの方が良いんだけれど.....。友人と一緒に座って、何故か車談義ではなく違う方向へ話題が。そして今日判りました、謎のお誘いメールがどうして来るのか? Uさんだったんだね?
こちらで約1時間半、ワインばかりで僕にとってはちょっと辛い時間でした。巧くセーブ。正面のディスプレイにスコッチがたくさん。マッカランの30年!? そんなのは要らないから12年もので良かったのに。今度はメンバーのゲストルームに場所を移して3次会、深夜まで。
マッカランは18年と25年? 実はこのホテル、学術講演会で時々来るのです。料理はいつも美味しい、そしてちょっと高そうなBarもあります。僕の叔母がこのホテルのメンバーなのです。このBarでこんなスコッチのボトルを入れたら高いだろうなぁ?
昨夜は楽しくワイワイガヤガヤとやりました。個人的には周囲から「うるさい!」のクレームが来ないか不安でしたが、どうやら周囲もメンバーの部屋で固まっていたみたい。悪友と同室でぐっすり眠れ、朝8時半に起床となりました。ツーリングはないけれどもったいないような快晴!
このホテルは庭が自慢、遠くにはビル街が広がりますが、周囲は豊富な緑に囲まれます。メンバーズ・クラブもあるそうな。しかしずいぶん高いようです。かつては良くホテルライフを楽しみました。でも今や金銭的にも、気持ち的にも、そんな余裕はなくなってきました。
9時に朝食レストランに集合の号令がかかっていました。指定された和食レストランへ。宿泊には朝食券もついています。もちろんアルコールはすっかり抜けていますが、何となく顔が浮腫みっぽい。だからワインは好きではありません。スコッチの方がすっきり酔えます。
魚は鰆の西京焼風、脂も乗っていて美味しいです。ジュースはバナナジュースをオーダー。しかし.....、これで三千円なんだって.......。宿泊料に込みですからいただいて行きますけれど、これがキャッシュで負担だったら僕は朝マックにでも行きます。貧乏性.......?
食事を終えて部屋に戻って来ました、もう今日は帰るだけ。だから風呂もいいや! 同室の友人は朝早くに風呂に入っていたようです。あれだけ飲んでスッキリ目が覚めるんだね? 大したものだね? そう彼に言いました。さて忘れ物をないようにして、そろそろ出掛けますか?
10時前に駐車場へ出て来ました。昨日のブルーのディアブロの彼はもうとっくに帰っているようです。昨夜のうちに出て行ったのか? あまり彼と話も出来ませんでした。一番左は70年代のMIURA、関西から自走で走って来たのだそうです。それもかなり渋滞したらしい、ご苦労様です。
MIURAのエンジンを見せてもらいました。確かに間違いなく12気筒の横置き、そう、吹風裕矢に「これに乗れたら死んでもいい。」と言わしめた車です。メンテ、大変なんだろうな? 欲しいけれど、手が届かないけれど、維持費を考えたら僕は要りません。
すっかり秋めいてきました。今日は日差しが強く、結構暖かい。せっかくこんなよい天気なのに家に帰るだけなんて何となくもったいないような気分。実はこれから連休、しかし休日診療の当直も当たっており、インフルエンザをもらうリスクも。危険手当は出ないし、何となく憂鬱.....。
閑静な林の中で猛牛達の心臓に火が入り、周囲に音が響き渡ります。苦情が来ないだろうか? 早く出よう。僕らに取っては素晴らしい音楽ではあるけれど、興味のない人にはただの騒音。この後、首都高から中央道に入りましたが、お盆並みの渋滞でした。家まで1.5時間、参った!