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第7日目、 またまた気分よく起きました。夜はクーラーを効かせて寝苦しくはありません。もちうろんジャグジーにも入りました。美味しいものも結構食べました。フィリピンの餌は旨くない何回となくホームページに書きましたが、ボラカイやプエルト・ガレラのように外国の観光客が来る処はそれなりに洗練されて行くようです。アルコールはビールばかり、しかし決して飲み過ぎてはいません。さぁ! マニラに戻ります。

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今朝も気分良く目が醒めました。よ〜く眠れました。だけど外に出ると…、雨はそれほどではないけれど風はかなり強い。飛行機よりもまずバナイ島へ渡るボートは大丈夫なの? 最悪、このホテルにもう1泊して、マニラに1泊でもOK、宿泊費は余分にかかるけど。

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レセプションで送迎の確認、それよりもまず「飛行機飛ぶの?」と尋ねました。今のところ欠航になる情報は入っていないとの事、台風が通り過ぎて行くのに無理矢理飛んで行くのも心配、バタンガス〜プエルト・ガレラ間のバンカーボートは時々ひっくり返って死人が出るそうです。

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今日は再度Japanese breakfast、実は宿泊料に込みなのですが、メニューを見ると日本食が一番高いのです。でもこれで二千円近くとるのはぼったくりだぜ…、梅干しは多分日本から輸入だろうけど、それ以外はフィリピンで手配出来そう、吉野家の朝食と同じくらいの値段でいいんじゃない?

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窓越しにビューッとすごい風が吹き荒れます。そうだよなぁ…、台風の風だよなぁ……、本当に飛行機飛ぶの? 雨も結構降ってきました。何となく憂鬱な気分、これなら「今日は飛行機は飛びません。」と言われて延泊の手続きしている方がよっぽど気が楽なんだけど…。

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また部屋の目のデッキはびしょ濡れ、風もビュンビュン吹いています。今年は部屋でチェックアウトではなく、レセプションに行かないとダメみたい。でも荷物は部屋に置いておいて良いと言われました。また傘をさしてレセプションまでの階段を恐る恐る下って行きます。

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ホテルの支払いを終え、送迎車の準備ができる迄ダイニングで待つ事になりました。また海の目の前、ホワイトビーチも見納めです。こんな天気の中、泳いでいる奴もいるよ! それも結構な人数。白波がすごく、風が強い事が分かります。水は暖かいんだろうな? 今度来るのは何年後だろう?

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椰子の木の葉がブンブン廻っています。空もどんより鉛色、まぁこんな天気、昨日一日だけ観ればそれで良かったな? 昨日のうちは未だ笑っていられたけれど、今はそんな余裕はありません。これで二時間後に離陸? どう考えたって無理じゃねぇか? 見納めにビーチに出てみました。

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お世話になりました。このビーチでは良い思い出ばかりだけれど、今日だけはちょっとあんまりじゃない? 風で濡れた思い砂も少し宙に舞うようです。まぁ、いろいろなホワイトビーチを見せてもらって良かったですよ。でも日本の台風の時ほどの大きな波は来ません。

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結局ボラカイ島ではサーフィンは出来ないってことのようです。ちょうど向こうの真っ黒な雲のかかる辺りがカティクラン空港、たぶん土砂降りじゃないの? 見るから恐ろしそうな分厚い雲がスッポリかぶさっています。スタッフに呼ばれました。まずはバンで港迄行きます。

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バンに乗り込めばひとまず雨の心配はなし。特に詳しい説明もなく、飛行機は当然飛ぶよ と言う雰囲気でバンが出発します。また往きと同じスタッフ。さすがに来年も来るよ とは言いませんでした。雨は時々スコールのようにすごい勢いで落ちてきます。

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このホテルのエントランス、お世話になりました。昨年、クレジット会社から薦められたホテル、本当は第一候補があったのですが、そこは予約の手続きが面倒臭く辞めにしました。それが結果オーライでした。もし数年後、ボラカイ島に来るならやはりここかな?

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狭いボラカイ島のメインストリートをバンが進みます。片側一車線、もしトライシクルが客の乗降で道に停まると、それが終わる迄後ろで待っていなければなりません。別に時間が迫っている訳ではないのでイライラすることはなく、むしろボラカイとの別れを惜しみます。

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どうやら海はそんなに荒れている様子はなさそう。まぁ、ここで船が転覆してもすぐに救助はしてもらえるでしょう? 転覆するほどの波でもなし。今回は他のゲストはなし、独占状態でこのでっかい船は港を後にします。ここから対岸の港迄約20分の航海です。

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風も雨もそこそこ強いので、昨年みたいに船のデッキに出る事は辞めにしました。室内に閉じこもって到着を待つのみ。まぁ、バナイ島まで移動することは大丈夫のようですが、これから空港についてやっぱり飛行機は欠航ですなんて言われた日にゃどうするのでしょうか? 一抹の不安が。

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どうやら帰りは足を濡らさないと上陸出来ない? 今回もおぶってくれる人がいました。自分の体重を考え、それからチップを渡すのも面倒でそれを断り、引き波の時にホイっとジャンプしました。着地には成功しましたがちょっと距離が足りず、少し靴が濡れました。まぁ許容範囲内!

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雨の中、淡々とバンは進みます。送迎のスタッフに尋ねたかったのです。「飛行場へ着いて、この車が帰ってから飛行機が飛ばない事になったら、また迎えに来てくれる?」 そんな心配事にも気配りする様子なく、じゃぁ、good-byeってなのりで車を降ろされました。この付近にはホテルはなさそう。

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空港チェックイン直前、土砂降りになってきました。いいよ、早く入れてくれよ! なかなか手荷物検査が進みません。なんで? スタッフに尋ねたら何と! 停電で荷物のX線検査が出来ないって!? マジかよ? ここで15分ほど待たされ、ようやく復旧しました。

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中はメチャ混み、座る所すらなかなかないような有様でした。飛行機はドンドン遅れているようです。僕の飛行機も段々後ろに出発時刻がずれて行きます。中の湿気は酷い! シャングリラとディスカバリー・ショアーズの宿泊客だけは特別な部屋に入れるそうです。やはりシャングリラかぁ…?

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あわわわわ、横殴りの雨、飛行場の地面には水たまりが出来ています。こんなんで飛べる訳ないじゃん!? でも遅れながらも1機、また1機と飛んでいるようです。ホント、マジで…? 結局僕の飛行機は1時間半遅れで飛び立つ事になりました。無理に飛ばなくてもいいよ〜(><)

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雨は少し小振りになりました。飛行機に乗る頃には傘もいらない程度に収まっていました。でも風は結構強いよぉ? プロペラ機だろう? まぁ、飛行機落ちれば女房に傷害保険と合わせて生命保険金はたっぷり出るから。そんなことで飛行機はと飛ぶことになりました。台風の中…。

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飛行機、かなり揺れました。室内の照明は消え、大きく揺れる度に機内に悲鳴が上がるような状態、着陸20分前くらい、もしかしたらこの飛行機落ちるかもしれないな? 本気でそう思いました。着陸してドーンとタイヤが接地した時、機内から歓声と拍手が沸きました。疲れました(><)

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今回はマカティではなくエルミタ地区にホテルをとりました。僕の好きなバス・ビューのホテル、残念ながらボラカイの時のようなジャグジーはついていませんが、ここから眺めるマニラの怪しげな夜景が大好きです。飛行機で疲れたけれど、肉体疲労はなし、充分に充電出来ましたよ!

  良くもまぁ、あんなところを帰って来たものだ、もうあまり飛行機は怖くなくなったと豪語しましたが、今日の飛行機の揺れは僕の今迄の飛行機旅の中でワースト3に入ると言って良いでしょう。着陸したときに拍手が沸く、初めての経験ではありませんが、やはり何とも嫌なものでした。
 さてボラカイ島を引き上げてきました。むしろ慣れたマニラに来てホッとするよううな気持ちもありました。明後日には帰国、僕の夏休みも終わります、これからはお土産を買って廻ります。青い海もしばらく観られないでしょう。何となく寂しさが…。