第1日目、何となく気が重い……、わざわざ警備の厳しくなるそんなタイミングでマニラへ出向くのは何とも辛いところ、まぁ2泊目でAPECは散会、その後は元のマニラに戻るだろうけれど、あまり外に出ないでプールでのんびりしていれば被害僅少? 僕らが行く時にわざわざAPECを開かなくても良いのに……? と言うより僕らがAPEC開催時にわざわざマニラに行く必要がないんだよね? まぁ、ここしか休みが取れなかったから。今更変更も出来ないし……、そんなこんなでとにかく飛行機でマニラに飛びました。
またまたこの写真から僕の旅行は始まります。やっぱりお前……、何とも言えない悲しそうな顔をするなぁ……、普段そんな顔をするのは怒られた時くらいだな? やっぱり主人が当分帰って来ないことをちゃんと察しているようです。普段のちょっとした外出でこの顔はしません、行ってきま〜す♪
T君とは駅で待ち合わせ、日暮里から一緒にスカイライナーに乗る事にしました。バスより早いし、絶対時間に正確だよ、駅の中を重い荷物を引きずってそこそこ歩くのは辛いけど、いざとなれば荷物を空港迄送れば良いのかも知れないね? クレジット会社の計らいで空港迄の配送は無料で出来ます。
11月の真ん中、日本以外では特に観光シーズンと言う訳ではない、だから空港もあまり混む訳ではありません。T君と二人で資格を持つラウンジが出国する前のロビーにあります。そこで一休み、無料のビール等を少し飲んでチェックインに向かいます。例によってまた傷害保険をかけます。
今日はあまり混んでいないのでこんなPriority Laneもあまり意味はないかもしれませんが、せっかくなのでここを通過します。最近は経験を積んで利口になりました。身体から金属製の携帯電話やキー、コインケースなど全て排除、鞄の中に入れて金属探知機を通過すれば時間短縮になります。
実は今日はボジョレー・ヌーボーの解禁日、女房は自分でボトルを買って来てうちでやるって言っていたけど、僕は諦めていました。しかしラウンジにありました! それも無料で。ラッキー♪ ワイン通はあまりボジョレー・ヌーボーを好みませんが、僕は早速いただくことにしました。
お互いに携帯電話を交換して写真を撮り合います。良かった! 女房に出し抜かれないで済みました。例年ならこの時期に家族で牡蠣のアペタイザーと一緒にボジョレー・ヌーボーを楽しむレストランへ行くのですが、今年はこの旅行のために行けません。女房も今頃やっているのでしょう。
T君と一緒にビュッフェの餌にありつきます。ピラフがなかなか美味しい、ここでも2杯目のビールを。あまり普段一人の時はラウンジでビールを飲む事はないのですが、今日はせっかく悪友と一緒、遠慮なく行ってしまいます。どうせ機内食には期待していない、目一杯食べちゃいます。
カレーまで行っちゃいました。このカレーはインディラ風でSpicy、なかなかでした。T君は普段午前中の便が多く、ラウンジの食事は朝食で大した物がないのだとか? むしろ僕は午前の便に乗ることが殆どないので、こんな食事にありついていました。満腹。機内食はもう入らないかも……。
このトマトスープがメッチャ美味しかったです。おかわりまでしてしまいました。このラウンジでこのスープを味わうのは恐らく初めて? ビックリしました。クルトンを入れて飲むと更に美味しい。時々JALの食べ物はレトルトになっていたりして後で購入出来るものも。もしあれば欲しいのですが。
T君と二人、ボジョレー・ヌーボーをやってから目一杯飲み喰いしてしまいました。二人して貧乏性丸出し? ラウンジで食べ過ぎて苦しいくらいになってしまいました。当然これでは機内食は要らなそう、そこそこの時間をラウンジで潰し、そろそろ搭乗口へと向かいます。歩くのも苦しい……。
今日の機材は767、何故かフィリピン線はこればかり、777や787は殆ど導入されません。でもこの767が僕としては一番落ち着きそう。777も数回乗ったことがありますが、室内ではエンジン音がうるさいような気がして好きではありません。今日もよろしくね、同じ機材に何回も乗っている?
さていよいよ離陸、僕の好きな瞬間です。自由になれる、僕を縛る鎖が切れるような気がして、この滑走路の誘導灯と相まって心躍ります。そう、この誘導灯の終わるころには宙に浮いている、考えてみれば不思議ではないですか? こんなでっかい金属の塊が浮力で浮いてしまうのだから。
離陸しました。もう帰って来いと言われても帰れませんよ。午後7時前、こちらはもう真っ暗ですが、この暗いうちに3000km離れた南国に着いてしまうのです。4時間ちょいの空の旅、やはりマニラは近い! これほどの短時間で異国情緒を感じられるところは他にはないと思っています。
ラウンジで苦しい位食べて、機内食は要らないなんて言っていたのに結局機内食をもらう事になりました。今日はチキンで行きました。今日の機内食はなかなか、いつもはがっかりする事が多いのですが、ちょっと見直しました。もうJALも立ち直っているのだから、メニューは見直してほしいです。
だいぶ寝てしまったようです。特に本を読むでもなく、映画を観るでもなく、お腹いっぱいでそのまま寝てしまった? 窓の外にはもう怪しげなマニラの夜景が。やはり上から眺めていると大きな街です。そもそもメトロマニラとはマニラ首都圏、その中に小さな街がたくさんあるのです。そろそろ着陸。
ニノイ・アキノ国際空港に着陸、いつもと雰囲気が違います。空港内が明るい、各国の政府首脳を乗せて来た飛行機が駐機されています。ライトが煌煌と照らされ、いつものマニラ空港とは全く違います。あ〜あ、APECの時になんか来ちゃって……、入国時のセキュリティ、厳しいだろうなぁ?
オッ! Air Force One! アメリカ大統領専用機、そう、オバマ大統領も来ているのです。何処に泊まるのだろう? 多分ハイアットだろうな? SPがたくさんいて、変な動きをしたら撃ち殺されちゃうのかな? 写真は撮り損ないましたが日本の政府専用機もいました。安倍さんは何処に泊まるの?
入国手続き、拍子抜けするくらい簡単でした、と言うよりいつもと全く変わらない……、そんなので大丈夫なの? 不審な奴探さなくて良いの? と言うくらいいつも通りでした。ただ恐らく今後の細かい会議に出席する政府の下っ端が多いのか? 空港自体はかなり結構混んでいました。
さぁて、憂鬱……、ホテルまで一体何時間かかるのか? メインストリートを通行止めにされて、恐らくはマカティの方をグルッと迂回して1時間?2時間? タクシーのメーターがドンドン上がる? それとも徹底的にぼったくる? もっとも困るのはタクシーが乗車を断ったり空港にいなかったり?
そこで! 僕はホテルに送迎を頼んでおいたのです。まぁ多少高いのはしょうがない、T君、いいよ、僕が出すから一緒に乗って行こう……、少なくとも汚いタクシーの中で息を詰まらせるよりは乗り心地良い送迎車の方がましだろ? 迎えに来た車はカムリ、ドライバーもブラックスーツの礼儀正しい男。
いつも通りの道を少し混む中出て行くと、チェーンでメインストリートの入り口が封鎖されています。恐らく要人が通る時はここを通ってnon stop? なんて思っていたら、何と!! 僕らの車のドライバーが封鎖している処の警備員に手を挙げると鎖を降ろすではありませんか? エッ?エッ?エッ?
エ〜〜〜〜ッ!? T君と顔を見合わせました。どうして? 僕らのホテル送迎車は1台も車が走っていないロハス通りに入って行きます。街灯も殆ど消えているから真っ暗? そこをハイ・ビームにして中に入って行きます。そして海岸沿いの広い処に出ると我が送迎車はますます加速していきます!
あわわわわ、いつもなら空港から出て渋滞でイライラするメインストリート、他に走る車は1台もない中、時速100キロ以上でぶっ飛ばして行きます。まさかこんな展開になるとは夢にも思っていませんでした。すごい! 対向車も全くありません。マニラ市の大動脈、僕の乗る車が完全独占です!!
ウワ〜っ! エクスタシーを感じてしまう! 信号は点いていない? 空港からホテル迄non stop、もちろん今までこんな経験ありません。もちろんタクシー料金の数倍は取られますが、これならもっと払っても良い! そんな快感です。すごい! ホテル迄早くて20分なのに今日はたったの5分!
すご〜い! T君、感謝してよ!! いくらお金を出したってこんな経験は二度と出来ないよ! アッと言う間にいつものホテルに着いてしまいました。今夜は到底夜の街に出る事は時間的にも、体力的にも不可能だと思っていたのに、これから出て暴れる時間と体力は充分にあります。APECバンザ〜イ!
興奮醒めやらぬまま部屋に通されました。低層階(6階)の端っこ、狭く薄暗い部屋でした。まぁ、今日は部屋が確保出来ただけでも良しとします。如何にもフィリピンに逃亡して来て、目立たない部屋に身を隠すような感覚、これまたちょっと良いかも? 取り敢えずキングサイズのベッド。
窓の外を見ると普段未だ点いているはずの街灯も消え、コンビニの薄暗い照明が見えるのみ。歩いている人もいない。街は死んでいる? T君の部屋は間一部屋おいて2部屋隣、どうする? 何処か遊びに行く? このまま寝ちゃうのはあまりにももったいない、でも今度はあの道は使えない。
結局裏通りはジプニーが走り、多少時間が掛かるものの、酷い渋滞という訳ではありませんでした。ロハス通りの周囲だけが制限されて、裏通りの街並はいつもより淋しいものの、お店がやっていない訳ではない、結局いつものBarへ。しかしお客さんは全然いない……、お店は早仕舞い?
第2日目、APECが開催される中、東京からマニラまで飛んで来ました。空港は各国首脳の専用機でぎっしり、ライトが照らされ、むしろ異様な雰囲気でした。セキュリティーは全然厳しくなく、そして何よりも驚いたのが送迎車、封鎖されているロハス通りを時速100キロ以上でぶっ飛んできました。これほどまでの快感は未だかつてなかった、APEC開催につきやや憂鬱だった気分がいっぺんに吹っ飛びました。快感に変わりました。今後、生涯二度とこんな経験は出来ないでしょう。良い思い出になりました。あの経験をしただけでも今回マニラに来た甲斐があったと言って良いでしょう。あいにく夜の街はみんな早仕舞、僕たちも早々にホテルに戻ってきました。今日は2日目、未だAPECが開催されているのであまり外に行かず、ホテル内で過ごそうと思いました。
朝目が覚めて窓を開けると、このホテルでこんな景色見たことない……。ホテルの裏側、僅か6階、ビルの屋上しか見えない、もちろん海も見えません。高い金取られて、まぁこんな部屋しか取れなかったけれど、これはこれでしょうがない。とにかくタイミングが悪かった(><)
ここは低層階、夜景も全然見えませんでした。見えたのは薄暗いコンビニの照明だけ、とりあえず今日はT君とプールに行く約束をしていました。そう、どうせ午前中はこのホテルでのんびり過ごすのみ、午後の行動はこれから考えます。いつも旅行で感じる朝の爽快感は感じません。
朝食を摂りに1階に降りて行きました。日本政府のスタッフも結構来ているみたい。記念撮影をあちらこちらでやっています。僕らは自分のお金でこのホテルに来ている、アンタらは税金で来ているんだろう? 僕の払った金も入っているぜ? それに見合うだけの働きをしてくれよな!
まぁ、頑張ってください。今や世界のリーダーシップを取れなくなった日本、未だ経済も景気も低迷していますが、何とかここでそれから脱するきっかけを掴んで欲しいものです。フィリピンは結構成長していますよ。少し見習ったら? 公僕たる自分の利益を顧みない働きを切望します。
もう11月となるとマニラではクリスマスの雰囲気が街に出てきます。ホテルのロビーにもでっかいクリスマスツリーが。街に出るとクリスマスデコレーションを売る店がぐっと増えてくるはずです。なかなかそれくらいの楽しみしかない国、でも成長する猶予はまだまだありそう。
日本の政府関係者を乗せたバスがこのホテルから出て行きます。やっぱりこのホテルに結構宿泊していただんな? 各専門分野に分かれて細かな会議、カンファレンスが行われるのでしょう。そんな人たちは楽しむ余裕があるのだろうか? まぁフィリピンに来ても餌もあまり良くないし。
朝食です。なぜかT君がビュッフェよりもこちらの方がビュッフェより良いと言います。今日は彼に付き合いましょう。シャケに卵焼きに味噌汁にご飯、本来の日本の朝食、脳出血を起こしても心筋梗塞は起こさないメニューです。断然ビュッフェの方が楽しいと思うんだけれど……。
マニラ湾沿いのロハス通りは未だ封鎖されているようです。時々車が1台、2台と走って行きますが、ARECの関係者を乗せて走っているのでしょう。今ホテルに送迎を頼んで空港に向かえば、やはりこの道を走るのでしょうか? 昨日は本当に驚きました。もう二度とあんな経験は出来ないだろうな?
朝食を終えてちょっと外へ行くことにしました。まず少し両替をしなくてはならない、このホテルから歩いて5分ほどのところにロビンソンデパートがあります。T君のオススメはその中にある両替所、取り敢えず両替をしなくてはならない二人とも雁首そろえて出掛ける事になりました。
この中にある両替所に来ました。ここは割と綺麗な紙幣をくれることでT君のお気に入り、交換レートもまぁまぁの処ですが、さすがに良い処は人が集まりやすい、国籍を問わずいろいろな国の人達が集まり、いつも両替をする人が列をなします。電光掲示のレートを確認してから並びます。
だけど結構時間がかかりそう、いつもは2列で進むのに今日はスタッフが一人しかいないみたい。ねぇ、僕の良く行く両替所に行こうよ、レートはここよりもう少し良いし、こんなに並ばないで済むよ。結局ロビンソンを出て至近の僕の好きな両替所へ。そちらでは待っている人はなし、スムーズでした。
両替所は良い処を選ばないとレートが悪かったり、更に酷い処はごまかしたり、札を数えた後手品のように札を抜いたりする処があります。僕自身マニラで両替をするのは3箇所ほど、それ以外の処ではよほど困ったを除いて知らない処へは行きません。お天気も良さそう、さぁ、プールへ行こう!
一度部屋へ戻って着替え、T君とはプールで合流することに。ここはマニラのホテルでも僕の好きなプールBest3に入ります。そこそこ広いし陽当たりは良いし、水はきれいだし。今日は政府関係者ばかりが宿泊し、しかも今は重要会議中、だからプールは独占状態、あ~! これをしに来たのです!
2006年5月、今から11年以上前、僕が初めてマニラを訪れた時、患者さんからサンセットを観るためにマニラ・ベイ沿いに泊まることを薦められ、自らここを選んでこのホテルに泊まったのです。その後イヤなことが立て続いて「二度とこのホテルに泊まらない!」とこのホームページにも豪語しました。
それから日が経ち、このホテルからゼネラル・マネージャーの直筆サイン入りの詫び状が送られ、更にお詫びのサービスを受け(スイートへのアップグレード)、結局またこのホテルを選ぶに至りました。朝食ビュッフェが美味しい、プールが良い、僕にとってロケーションが良い、良いことずくめなのに。
iPodで好きな曲を聴きながら至福の時を過ごします。実は7000曲入っていた古いiPodの寿命がついに力尽き、最新型のiPodをまた買ったのです。午後になると雲も殆ど途切れ、南国の陽光が降り注ぎます。しかし湿気はそれほどなく、嫌になるような暑さではありません。結構日焼け出来そう♪
ランチも摂らず、半分ウトウトして眠っていた時間もあったみたい、こんな何もしない時間が最高の贅沢です。時々泳いでもみました。プールサイドのボーイさんに薦められ、マンゴージュースをオーダー、結局5時間以上ここに転がっていました。昨日の今頃は診察室に座って患者さんを診ていた?
このプールには温水のジャグジーもあります。今日のプールはちょっと水が冷たく、僕にはきつい? ジャグジーに入ってブクブクをしていると本当に気持ち良いです。本来だったら今頃仕事をしている? 何にも換えがたい貴重な時間を過ごしました。未だこの後の渡比予定は立てていません。
このジャグジーの裏はもうホテルの外、未だ通行止めのロハス通りにたまに車が走ります。その向こう側はマニラ湾、僅かに潮の香りもします。潮の香りってプランクトンの死骸の匂い? そろそろAPECも終わり、そのロハス通りの通行止めが解除されるとまたひどい渋滞が始まるのでしょう。
のんびり出来ました。と言うより何もする気にならなかった? 今回はAPECのために何となく移動するのも難しく、あちこち飛び回る気は失せました。マッサージや買い物に行くのもちょっと面倒臭い、結局プールに転がっているうちに時間が過ぎました。ねぇ、これからどうする?
プールから上がり、T君と早めのディナーへ。至近の日本料理店でビールを飲んで、彼はビーフの鉄板焼きをオーダー。ここは良く来ますが、この近辺にもう1軒好きな日本食のレストランがあります。この辺は日本人が多く、駐在する日本企業のサラリーマンも多そう。スタッフも日本語ペラペラ。
僕はニラレバ炒め定食、ちっともフィリピンに来ている気がしないね? なかなかフィリピン独特の料理にはありつけません。その点タイの方が食べ物は断然美味しい、タイに行った時は殆どがタイ料理ですが、フィリピンでは僕は日本食が多くなります。プールで転がって目一杯食べて一日終わり?
野菜が欲しくなってサラダも頼みました。すごい大盛りの上、マヨネーズがタップリ。野菜はこちらではあまり高くないようです。しかしマヨネーズが多すぎて、ちょっとコレステロールの摂り過ぎかも。APECが終わり、安倍さんもオバマさんもマニラを離れたようです。またマニラの喧噪が?
前述したようにマニラ湾のサンセットを薦められて、治安の良いマカティよりこちらベイサイドに宿を取るようになりました。でもなかなか綺麗なサンセットに巡り会えません。今まで海上に雲がなかったことは皆無……。レストランからホテルまでの帰り道、マニラ湾へ陽が沈みつつあります。
海辺近くまで出てみました。ようやく車が通り始めたロハス通り、でもまだ渋滞は始まっていませんでした。お腹がいっぱいになって少し眠くなりました。ちょっと各自部屋に戻って一休みしようと云うことになりました。まだ永いマニラの夜は始まっていません。天気には恵まれそうです。
結構夕方でも部屋の中は暑い……、西日の入るあまり広くない部屋でしたから。僕の部屋の温度設定はいつもこんな感じ、もちろん部屋がここまで冷えるわけではありませんが、これくらいに設定しないと快適な温度になりません。LINEでスタッフにこの写真を送ったら冷蔵庫の温度設定? だって……。
ホテルのバーへ行くことにしました。今年の2月、バレンタインデーにこのバーに来ました。その時はほぼ満席、老若男女が、家族連れが大勢でバレンタインデーを楽しんでいました。今日は……、割とガラガラ、数組のカップルと隣の席に韓国の団体さんがいるだけ、マニラでは珍しくシングルモルトを。
夜景はこんな感じ、隣にある高層ビルに少し景色が遮られますが、マカティの高層ビル群も朧気に見えます。APECの緊張した雰囲気も和らぎ始め、本来の妖しげなマニラの夜が始まります。マニラではいつもフィリピンのビール、サンミゲルばかり、久々に落ち着いてゆっくりとボウモアを味わいます。
先ほどニラレバ炒めを食べてからそこそこの時間が経ち、何となく小腹が空いてきました。フードメニューを見ると結構立派な料理が並びます。やはりサラダから。シーザースサラダを頼みました。音合わせをしていたバンドの演奏が始まります。T君、遅れて僕の席にやってきました。
彼が来たところでチキンの料理をオーダー、英語のメニューはChickenしか読めなかったのですが、頼んでみたらフライドチキン? むしろソテーのようなものを想像していたのですが、宛てが外れました。ちょっと油がきつい、 まぁ今日の3食目ではありますがほどほどの処で抑えておきます。
ボーカルは女性2人、男性1人、隣の韓国人グループが結構な乗りで騒いでいました。リクエストは? とボーカルの男性から尋ねられましたが、洋曲で彼らが歌えるもの? 若い人の曲がよく判らず、口ごもってしまいました。さて明日はホテルを移動、ようやく平常通りのマニラを堪能するつもりです。
こっち今日はこのバーで飲んで終わり? そこそこ飲んでしまいました。こんなエンターティナーも大いに楽しめました。やはり日本人にはないノリ? 結構な量をまた食べてしまいました。ホント、何もしないまま2日が過ぎてしまいました。こんなのも実は贅沢? 明日はホテルを移動します。
第3日目、ようやくAPECの嵐も収まり、普段のマニラの顔が見えてきたような3日目、月曜日となり街が動き始めてきたような印象を持ちました。ホテル前のロハス大通りももう渋滞の波、各国首脳もこの街を去り、心配されたテロも起こらずにいつも通りのマニラが戻ってきました。さて今日はホテルを移る日、今までハイアットだったホテルの経営権が代わり、その後初めての宿泊になります。だいぶ変わってしまったのか? 元の居心地の良いホテルのままなのか? 期待と不安が入り交じります。
残念ながら今日は曇りがち、日射しが少ない分気温もあまり上がらず、むしろ過ごしやすい気候でした。チェックアウトは午後12時、しかし次のホテルのチェックインは午後3時、移動はわずか3分、早く次のホテルに行ってしまい、部屋に入れてくれるかどうかが不安でした。3時間待てと云われるかも?
T君と朝食に来ました。また和定食? 今日はビュッフェにしようよ! 半ば強引に彼をビュッフェに引きづり込みました。こちらは脳出血は起こさないけれど、むしろ心筋梗塞コース、そう、昭和から平成に変わる頃には日本人の死因は脳卒中と心臓病が逆転したのです。日本の食事も欧米化しました。
取り敢えず午前中、ホテルをチェックアウトするまでプールサイドに転がっていることにしました。時間は1時間半ほどしかありませんが、他にやることもなし、今買い物に行っても時間が中途半端、部屋でくすぶっていてもしゃぁない? もう荷造りは殆ど終わっています。昼前に部屋に戻ります。
午後12時ピッタリにチェックアウト、ホテルを移動しました。次のホテルも前の部屋の窓から見えるところ、歩いて3分、至近距離です。経営権が変わってホテルの名前も変わりましたが、フロントで「お帰りなさい。」と云われました。前のデータが残っており、常連客として扱ってくれるようです。
そう、そしてすぐに部屋に入れてくれるって、ラッキー! かつてハイアットだった時代に、このクラスの部屋に宿泊した事があります。スタッフは変わっただろうけれど、言うなれば慣れたホテル、慣れた部屋。割と広く陽当たりは充分、ベッドもキングサイズの僕のお気に入り、ここにして良かった!
風呂もなかなか広い、バスタブは深くて脚が伸ばせる僕好みのものです。あいにく窓はない、ジャグジーではないけれど、僕はこれで満足、カランもシャワーも水の勢いは良く、不満はありません。T君とはフロアが違うようでしたが、まぁさっきまで隣みたいな部屋だったから、今回はそれで良いでしょう。
セイフティ・ボックスもつきます。やはり海外のホテルではこれがないと不安、そこそこのキャッシュは持ってきていますので、必要最低限のキャッシュだけを持ち歩き、直ちには必要のないキャッシュカードやパスポートは入れておきます。そう、命、お金の次に大事なものはパスポートなのです。
そこそこ広い部屋、割と豪華なバスルーム、そしてサンセットを望める南西向きの部屋、文句なしです。でも今日も薄曇り、やはり綺麗なサンセットは期待出来ないか? マニラ湾の西の水平線に雲一つない天気と言うのはマニラ歴10年以上の僕もにも経験がありません。いつか巡り会える?
窓からの眺めは抜群、マニラ湾を目の前に望み、先ほどのホテル、そして午前中転がっていたプールも見えます。この部屋からならマニラ湾のSunsetも楽しめそうだけれど、やはり雲が多く今日も無理そう。なかなか逢いたい人に逢えないような気分です。T君から連絡があり買い物とランチへ。
ランチは結局ロビンソンデパートの中の行き慣れたラーメン屋さんへ。正に日本の名前の付いた日本風豚骨ラーメンですが、これはこれでなかなか行けます。やはりついつい行き慣れた処に行ってしまうものなのです。この後、少し買い物でデパートの中を見て歩きました、テロ、大丈夫だろうか?
やはりこちらにもクリスマスツリー、未だ発展途上の所得の多くない国の人々にとってクリスマスは一大イベントのようです。クリスマスのはるかに前から永い時間準備をして楽しむようです。そう、帰ったらクリニックのクリスマスツリーを用意しなければ……。ウィンドウショッピングだけでした。
少し買い物をした後部屋に戻ってきました。マニラ湾に陽が沈みつつあります。それほど暑いわけではない、でも11月の日本はもうすぐ冬、やっぱり贅沢な気分に浸ります。T君とはこれから少しプールに行こうと云うことになっています。あいにくこのホテルのプールはあまり陽が当たりません。
ここのプールはなかなか大きく、しかもあまり混んでいなくて居心地はなかなか良いです。中国人の子供が大声を上げながらバチャバチャやられた日にはもうリゾート気分は台無し、でもここはそんなことがありません。マンゴージュースをオーダー、新しくなったホテルのスタッフもにこやかです。
やはり二時間ほどプールでひっくり返っていて、部屋に戻ってきました。もう陽もドップリ沈んで目の前のホテルはライトアップされています。残念ながらまたマニラ湾のサンセットには嫌われたよう、あの水平線に雲がないと素晴らしい景色になるはずですが、なかなか巡り会えません。
今回のこのホテルの宿泊はクラブフロア、夕刻にラウンジに行くと軽食とドリンクに無料でありつけます。なかなか夕刻にそんなのんびりする時間がなくて(遊び回るのに忙しくて)、僕にとってはそんなクラブフロアのメンバーズシップは宝の持ち腐れだったのですが、今回はそれを堪能しました。
一時間ほどラウンジでのんびりして、また部屋に戻ってきました。もうすっかり暗くなって、妖しげなマニラの夜が始まります。今日はホテルを移動しましたが、ようやくAPECの影響もなくなり、普段のマニラが戻ってきました。それにしても…...、こんなイベントとかち合ってしまい、困惑しました。
また行きつけのバーでのんびり、相変わらずここは混んでいます。今を去る10年以上前、初めてマニラに来た時にマニラ駐在の社長さんに連れて来てもらいました。ここで小一時間ほど、サンミゲルのビールを空けて、そろそろお腹が空いてきました。いろいろな国の外国人が集まります。
結局焼肉屋さんへ。バンコクに行けばシーフード、タイスキなどタイ独特の料理にありつけますが、フィリピンでは伝統的な固有の料理が見つかりません。結局日本料理や焼肉など日本でも食べられるものばかり食べていますが、フィリピンではそんなものと諦めています。今回の旅行もそろそろ後半へ。
第4日目、マニラ旅行4日目、APECも終わり、やっと普段通りのリラックスした旅行に戻ります。今回、経営の変わったホテルに初めて泊まりましたが、今まで通りのリラックス出来るホテルのままでした。そして以前の履歴を引き継ぎ、僕もT君も常連客としての扱いをしてくれるようです。チェックインの時には’お帰りなさい’と言う言葉で迎えてくれました。やはりそれは嬉しいものです。さて朝の目覚めも爽快、何をするでもなく、のんびり時間の流れに身を委ねます。今回も悪友が一緒、これだけ一緒にいても彼とぶつからないのはよほど気が合うのでしょうか?
こちらのホテルでは割と良い部屋を取ってもらいました。窓を開けるとマニラ湾が見えます。あれぇ? マニラ湾の海ってこんなに青かったっけ? APECで海の色を良く見せるように青い何かを撒いたのかも知れない? 目の前のプールは昨日も泳いだ前のホテルのプール。
確かにおかしい……、明らかにマニラ湾の色がいつもと違います。こんな綺麗なはずではなかった。今日はお天気に恵まれそう。今日は丸一日プールでひっくり返っている予定です。何もしない一日、それこそ贅沢な旅です。今日はT君は少し朝寝、朝食は行かないとのことでした。僕は別途に行動。
今日はこのホテルのクラブ・ラウンジで朝食、ビュッフェほど種類はありませんが、むしろ高級な食材が並ぶよ。でも食べ放題を良いことに朝っぱらから目一杯食べます。ここでまた貧乏性丸出し、バターライス付きストロガノフ、サラダも多め、但しフレッシュ版ゴージュースではなく瓶入り。
チーズもいろんな種類があり、自分でカットして持って行きます。クラブラウンジ故、あまり他のゲストはいない、のんびり独占状態です。このホテルはチェックインの時に ’お帰りなさい’ と言って迎えてくれました。そしてクラブフロアへグレードアップ、元々ハイアットの会員ではあったのですが。
サラダもたっぷり取りました。ドレッシングがたくさんあります。その他フルーツも多くの種類が並びます。ドラゴンフルーツ、マンゴーもありました。それにちょっと洒落たスイーツもあります。かつてのハイアットの時代よりもむしろこのクラブ・ラウンジでの朝食は豪勢になったようです。
注文していつもの目玉焼きを作ってもらいました。かっこ良くできているけど、指で押した後がある……。何でそういう余計なことするの? 何となく不愉快(><) 今迄経験的に高級ホテルでも目玉焼きが崩れる時は崩れる、でも崩れたら捨ててしまうのはマンダリンホテルだけでした(^^;)
T君と待ち合わせてプールに行きました。実は日本から海水パンツを持って来るにを忘れてしまったのです。まぁ、自分のはだいぶくたびれていたからちょうど良い、ホテル内のショップでパンツを2枚買いました。2つともその柄が気に入りました。それほど高い訳ではない、今後大事に使います。
結局午前中から夕方までプールにひっくり返っていました。すみません、プールに携帯電話を持って行くのを忘れました。写真はなし……、夕方自分の部屋に戻ってきました。まぁそれほど天気は良くなかった、そしてこのホテルのプールはあまり陽が当たりません。日焼けはあまり出来なかった?
窓から眺める夕日、どうしてもあの水平線の方に雲が多く、マニラ湾の綺麗なサンセットはなかなか見ることができません。僕が初めてマニラに来た日、綾曇りながらもきれいなサンセットを見ることができました。患者さんに薦められてこの海を眺めるようになって、ビギナーズラックの最初だけ?
以降サンセットに嫌われてばかり、今日もこれだけの雲では素晴らしいサンセットは望むことが出来ません。サンセットの見物は諦めて街へ出て行きます。もうAPECのお祭りのような騒ぎは収まり、いつも通りのマニラに戻っています。本当に今回の旅行は何もしない……、ゆっくり休養しています。
後半投宿のこのホテル、旧ハイヤットですが、このホテルは名前が変わりました。そしてハイアットは海沿いの新興都市へ移動しました。かなり高くなって僕はもうそちらには行けない、むしろこちらは前のハイアット時代の履歴が残り、常連客としてサービスしてくれます。安くて豪勢になったみたい。
夕食はT君と一緒に日本食のレストランに行きました。泊まっているホテルから至近、道路を渡るとこの店があります。ここはいつも混んでいます。日本人のお客が多い、日本語のメニュー、そしてスタッフもちょっとイントネーションがおかしいながらも日本語を話します。とりあえずビールで乾杯!
今日はT君の勧めですき焼きにしました。すき焼きの美味しい店はこの近辺に何軒かあります。ここは僕のお気に入りの1つ。すき焼きが1人前1,000円程度で食べられます。もちろんお肉はそれほど高級な肉ではない、和牛ではありません。ちょっと吉野家の牛丼的なお肉、でも味はなかなかです。
すべて店員さんがセッティングしてくれます。もうやり慣れたもの? 他に鍋ではしゃぶしゃぶもありますが、寿司からトンカツから野菜炒め、何でもあり。聞いた話しですが、フィリピンでは専門店と言うのは客が入らず、種類多く何でも出すと言う店しか生き残れないのだそうです。
またジプニーで移動しました。もうAPECの影響も薄れ、街は活気を取り戻してきました。恐らく静かにしていろと言う抑制がかかったのか? いつものマニラらしさが戻ってきました。もちろん渋滞も始まります。例のロハス通りはもう渋滞で車が動かないよう、でも部門別の会議はやっているようです。
実は深夜にカジノへ行ったのです。1000ペソの元手で4000ペソ超えの儲け、早めに止めれば損をしないで済みます。もっと稼いでやろうと欲を出して止め時を見誤るとすっからかんになります。カジノとはそういうものです。日本の特区でカジノ開設? 僕は絶対に反対です。日本人には馴染みません!
第5日目、今回の最初は忙しく後半はのんびりした旅行もいよいよ終盤です。本当に何もしなかった、ただただプールに転がっていただけで時間が過ぎました。そんな疲れが抜けた旅行もたまには良いかも。珍しい経験もしました。ギャンブルで少し儲かりました。今日は少しお土産を買いに行きます。家族、友人たち、クリニックのスタッフにも。女房はコーヒー豆以外は何も望みません。お天気もまあまあ、午前中はプールでのんびりしました。
朝目が覚めて窓のカーテンを開けます。なかなか良い天気、水平線には雲が立ち込めますが、青空も広がります。やっぱり海の色がおかしい、マニラ湾の海はこんなには青くないはず。やはりフィリピン政府が何かした? 確かに海の色はいつもより綺麗です。
朝食ビュッフェに行きました。やはりサラダはまた大盛り、今日はクラブラウンジではなく普通のダイニングに来ました。このビュッフェは僕の中ではマニラで1、2を争うお気に入りです。何さま種類が豊富、ハイアットから形が変わっても美味しいビュッフェは変わりませんでした。
T君と一緒にプールに来ました。本当に今回の旅行はプールサイドで転がってばかり、だいぶ日に焼けたました。これぐらいの時間泳いでいれば相当いい運動になるのに。1キロ位楽にクロールで泳げるようになりたいです。50メートルも泳ぐと息が切れてきてしまいます。
あいにくこのプールは高い建物に囲まれ、日差しがあまり入ってきません。西欧人の金持ちはこんなロケーションを好むようです。あまり日焼けしたがらない、僕にとってはフラストレーション。早くも高層のホテルに陽が隠れます。これでやる気はかなり失せます。
しばらくすると雲が出てきて薄暗くなってきてしまいました。陽の光は全然届きません。これでは日焼け出来ない、まぁそれでもこんなところに転がっているだけで幸せ。iPodで音楽を聴きながらうとうとするのは最高に贅沢です。プールサイドとビーチとでは聴く曲は違います。
昨日買った海水パンツ2枚のうちの1枚。右半分の柄が気に入って買いましたが、左半分がこうなっているとは知りませんでした。穿いてみてがっかり、でも履き心地は悪くありません。サイズもぴったり。当分付き合ってもらいましょう。今迄のはもうだいぶくたびれてきましたから。
午後になって自分の部屋に戻りました。いちどシャワーを浴びて、また買い物に出掛けます。今日は少しお土産を買いに行きます。どうやらT君はマッサージに行く様子、僕と別行動になります。子供たちに衣類を買いに行きます。買うブランドは決まっています。
なぜかうなぎが食べたくなりました。わざわざフィリピンに来てうなぎを食べることもないと思うんだけれども? 衝動に駆られて抑えきれませんでした。うなぎそのものはまぁまぁ? 値段もそれほど高くはありません。でもやはりさすがにフィリピンのうなぎ、美味しくありません。中国産?
やはりデパート内にはこんな大きなクリスマスツリーがあります。高さ5メートル位ありそう。もうクリスマスの雰囲気が充分に伝わってきます。各クリスマスデコレーションもあちらこちらで売っています。何となく街はもう既にクリスマスムード、こちらも嬉しくなってきます。
食料品売り場で少し日本に持って帰るお土産を買いました。スタッフに持って帰るお菓子、女房に買って帰るコーヒー豆、1つのキャッシャーには大勢並んでいて時間が掛かります。でもシニアだと列の前に入れてくれます。かつて前へどうぞと言われて僕はまだ50歳だよとムッとしたことがあります。
今午前2時、自分の部屋からマニラ湾を眺めています。綺麗なお月様、右下で煌々と照明が灯るのは世界第5位の荷揚げ量を誇るマニラ港、午前3時くらいまでライトは点きっぱなし、きっとそんな時刻迄みんな荷揚げ作業をやっている? これを見ながらスタッフにLINEを送りました。
もう明日には東京へ帰ります。結局APECに振り回されるような形であまりアグレッシブに動けませんでした。でもそれもまた良かったかも? すごく珍しい体験もしたし、多く遊び回ったわけではありませんが、のんびり出来たことでこの旅行には満足です。
第6日目、今回の旅行もいよいよ最終日、いつも通りの午後二時過ぎの飛行機に乗ります。初めてマニラに来た頃は最終日の午前中ももったいなくて、ギリギリまでプールサイドに転がって、11時にシャワーを浴びて飛んで出て行くなんて危ない事もしていました。今や底迄どん欲ではなくなりました。部屋でのんびり時間を過ごし、余裕を持って出て行くようになりました。ましてや今回はT君と一緒、気楽にこのマニラを離れます。
また朝はシャキッと目が覚めました。最終日、今回の旅行の後半は却ってのんびり出来ました。さぁ! 東京へ帰ります。それに今回は天気には恵まれたよう、今日もなかなか良い天気、日差しは結構強いようです。もう荷造りもほぼ終えています。午前11時過ぎにはチェックアウト、空港に向かいます。
また朝食ビュッフェに出てきました。今日のメニューはこんな感じ、少し抑えておきました。経営陣が変わっても好きな好きなビュッフェが変わらずにホッとしました。それに以前の履歴も継承され、’お帰りなさい’と言う雰囲気で迎えてくれました。多分またこのホテルには来るでしょう。
また2fried eggs sunny side up、それにソーセージ2本を追加しました。今日の目玉焼きはなかなかカッコ良い、コーヒーを飲みながらのんびりします。実はT君はまだ寝ているみたい、無理に起こしたりせず、彼からの連絡を待ちます。ゆっくり小一時間このダイニングにいました。
朝食を終えて部屋に戻ります。今回もこのマニラの街並みがこれで見納め、きっと来年もまたマニラに来ると思います。そう、来年こそは! 前々から行きたかったパラワン島・エルニドを狙いたい。頑張ります! 良いお天気、恐らく飛行機も揺れないで済むのだろうか?
無理すればプールに行けなくもなかったのですが、時間的に余裕を持つためプールは諦めました。少し部屋でのんびり過ごします。あそこに3つ並ぶのはおそらくはマンション? 恐らく家賃はそんな高くないはず。1年間ぶっ続けで借りたとしても、僕が使うホテル代よりは安いかも知れません。
今日はマニラ湾の海の色が元に戻ったような気がします。やっぱり何かやったのかな? ここに津波が来ることがあるのであろうか? もし大津波が来れば僕の好きなホテル3箇所ともに全滅になると思います。そうならないように願います。T君から今起きた旨連絡が入りました。
ホテルのフロントでT君と合流、ホテルをチェックアウトしてT君と一緒にタクシーで空港へ向かいます。ホテルのドアボーイに頼んで流しのタクシーを捕まえました。不正をしないようにドアボーイがタクシーのナンバーを控えます。ちゃんとメーターを倒しました。
ところが!走り始めて2-3分ほど、タクシー運転手がmw−ターををいきなり上げて、空港まで500ペソだと言い出しました。出ました! こーゆー悪い奴が居るからフィリピンは発展しない、言い争いになり結局僕らは車を降りました。最後の最後に嫌な思いをしました。また別のタクシーに移ります。
空港に着きました。これが嫌で僕はよくホテルの送迎を頼むのですが、今日はタクシーで来てしまいました。出国手続き後、免税店でお菓子やウイスキーのボトルを買いました。結構な荷物になりました。飛行機の出発まで2時間弱、T君と一緒にラウンジへ向かいます。
マニラ空港第一ターミナル、JALのラウンジと飛行機の搭乗口がそれぞれ別のウィングにあります。不便、どうせなら同じ方向にすれば良いのに。フィリピンとは本当に融通の利かない国です。ただし少しチップを渡すと思うように事が運びます。賄賂の通用する国?
ラウンジからの眺め、僕らの乗る飛行機が見えます。JALのマークを見ると少し安心すると同時に、帰国しなければならない悲壮感が漂います。でも今回はのんびり出来ました。APEK、思わぬハプニングでしたが、それなりに楽しかったです。少し疲れました。飛行機の中では寝てしまうのだろうか?
こちらはプライオリティークラブのラウンジ、JALのラウンジにも入れますが、今日はこちらに来ました。あまり人がいなくてのんびり出来ます。T君と2人、ランチがわりにそこそこのビュッフェで食べてしまいます。また機内食にも手を出すのだろうけれど……。
春雨、肉まん、スープ、これでそこそこお腹いっぱいになります。これぐらいに留めておけばカロリーオーバーにならないで済むのに。結局機内食を食べてしまうと量的に多くなりそう。まぁ、これも無料故、ここでも貧乏性丸出し、元々このラウンジはクレジット会社のサービスでした。
飛行機はB−767.1列シートが交互に並びます。帰りの便はビジネス席もほぼ満席みたい、自分の乗る飛行機が満席だと日本航空の経営が上手くいってると内心ほっとします。今や売り上げではJALはANAに抜かれてしまいました。それもありえない…….、頑張ってほしいです。
このシートはリクライニングすると完全にフルフラットになります。そして下半身がこの洞窟みたいなスペースに入って行きます。僕はあまり好きではありません。まるでCTがMRIを撮っているみたい、何となく息苦しく僕はフルフラットにすることがありません。
フィリピン航空とは違って定刻にハッチが閉まりました。マニラとお別れです。実は3ヶ月後の2月にまたセブ島へ行かないか? とお誘いを受けています。ジンベイザメと一緒に泳ぐツアー? これから日本に帰ってから計画を練ります。でもそう遠くない先、マニラには来るのでしょう。
飛行機の誘導員が旗を振っています。今日は離陸渋滞はないみたい。マニラ空港はいつも混んでいます。もうこれ以上拡張しようがない? でもパンク寸前だと聞いていました。帰りは3時間半、東京についてまた日常が始まります。何となく悲しくなります。でもまた来るね……。
滑走路に向かって行きます。行きの滑走路は自由への道、帰りの滑走路は束縛への道です。こんな滑走路を見ていても何となく悲しい、空の雲が少し多くなってきました。離陸の途中揺れるのかな? やだなぁ? もう御巣鷹山で従姉妹が亡くなって30年、飛行機事故はいつも悲惨です。
ありゃ? また全日空のB−787がいます。時々出会います。僕はここ数年、全日空に乗った事はありません。10数年前に札幌に乗って行ったのが最後? 全日空のマイレージはJALと同じなのに、なかなか席が取れないと聞いています。一方でそうではないという話しも。あちらは羽田着になります。
離陸です。風の向きによってこちら方面へ飛ぶ時と、逆方向に飛ぶときがあります。今日と逆の方向に飛ぶときはlこれくらいの高度の時に大きなSM シューマートのショッピングセンターが見えます。そこから左に大きく旋回して、ルソン島を縦断するような航路で日本を目指します。
順調に高度が上がって行きます。また来るね? いつもマニラの街並みを見ながらそうつぶやきます。恐らく一眠りすれば目が覚める頃にはもう房総半島上空? フィリピンは日本から1番近い異国情緒を感じられる場所だと考えています。タイではもう少し遠くて移動が大変と言う印象を持ちます。
マニラの街並み、パサイとマカティが見えます。本当に今回は何もしなかった、プールサイドに転がっている時間が長かったです。でもそんなのんびりする旅もたまには良いのか? 少なくも溜まった疲れが取れました。あれだけ大掛かりな国際会議、それだけの成果を出して下さいね。
水平飛行になってしばらく、食事のサービスが始まります。結局少し機内食に手を付けることにしました。でもやはりあまり美味しくない.......、ほとんど残してしまいました。その後映画を見ることもなく、本を読むこともなく、どうやら眠りについてしまったようです。
それからどれくらい時間が経ったのか? はたと目が覚めるともう太平洋沿岸、もうあと30分足らずで着陸のところまで来ていました。ぐっすり眠れたようです。入国手続きの書類を慌てて書きます。相変わらず税関でトランクを開けろと言われた事はありません。
成田空港に着陸直前、未だ8時前、空港は活発に息付いています。やはり東京には4時間活動するハブ空港が必要ではないのか? 成田空港が出来る時、散々揉めました。そして反対した人達も世代交代、今や成田に如何に乗客を呼び寄せるかを勘案する動きも出て来ていると聞いています。
ご苦労様でした。無事に成田につきました。毎度の事ですがマニラから帰る飛行機は出口から遠いところに駐機します。その距離の長いこと長いこと、奥のサテライトの端っこに止められた日にゃ、歩いて20分近くかかります。それも重い荷物を持ったまま。疲れているときは辛いです。
T君と一緒にリムジンバスに乗ることにしました。まだバスの出発まで小一時間ほど時間がある、結局何処かのレストランで食事をしようと言うことになりました。空港内でステーキを食べることにしました。機内食はほとんど手をつけていない、やはりこちらのレストランの方が美味しいです。
無事に帰宅しました。時刻は午後11時過ぎ、あまりあくせくする事なく、のんびり出来た旅行でした。ない程気は1週間くらい掛けて、ゆっくりやります。お土産は明日中にばら撒きます。さて来年の2月、セブ島? どうしようか? ジンベイザメ、魅力だなぁ? 前向きに考えます。