- 第1日目、実はその急遽予定変更の上でトラブルがあったのです。罰金2万円を取られる上で行く先変更、その際はパソコンではなく、JALのデスクに電話をして、直接電話での対話で行く先変更をしたのです。未だたっぷり時間的余裕がある中での変更、しかし送られて来たe-Ticketを見るとマニラ行きの便は午前発 !? いいや、そうじゃねぇだろう? 土曜日の午前中は外来の診療をやってから出掛けるのだから夕方の便を取ったはず、僕の選択ミスではなく、請け負ったJALのスタッフのミスのはず! また罰金2万円じゃねぇだろうな? 反論の電話を掛けた時は如何にも 「おめぇが間違えたんだろう?」と言う感じの言い草、そこで僕は言ってやりました。「あんたら、顧客の電話での会話を録音しているんだろ? それを確認してくれよ! 間違いなく僕は夕方の便と言ったはずなんだから!」 すると1時間後にその担当者から電話が掛かってきました。「確かにDr.Tak様は午後の便と仰っていました。こちらのミスです。今回は無料で変更させていただきます。」 あったりまえだろ! 無料じゃなくて、むしろそっちが罰金払うべきじゃねぇか? とまでは言いませんでしたけれど。ホントに奴ら、録音しているんだ? 改めて認識しました……(><)
またまた愛犬の見送りからこの旅は始まります。相変わらず定位置で大きなトランクを引きずって行く僕を見送ります。また留守番よろしくな? 暫し逢えませんが、これもやむなし、ずっと家にいたら僕は死んじゃうから。数日ぶりに帰ると尻尾を振って出迎えてくれます。行ってきま〜す♪
今回は成田まで車ではなく電車で行く事にしました。急遽バンコクからマニラに行く先変更、バンコクなら到着は羽田なので、今回は駐車場を予約していませんでした。日暮里で楽しみにしていたパスタ、残念ながら接続が良すぎてパスタを食べる時間がありませんでした。ラウンジでランチにします。
日暮里からこのスカイライナーで成田空港までたったの35分、ここまでの乗り換えで重いトランクを引きずりながら階段の昇り降りは結構辛いのですが、ここまで来てしまえばもう後は楽勝。大雪でも停まらないこの電車に絶大なる信頼を置いています。リムジンバスは早朝しか使いません。
アッと言う間に成田空港に到着、チェックインしていつもの傷害保険に入って出国手続きを終えました。ありゃ? 僕の好きなブランドのブティックが……。しかしここはジッと我慢、暫し中を見聞して早々に退散してきました。うっかり長居すると思わぬ出費になってしまいそう。
JALの櫻ラウンジに来ました。かなり遅れたランチにありつきます。カレー、肉団子、グラタン、サラダ、そしてなかなか美味しいトマトクリームスープ。パスタは食べ損ねたけど、無料でこれだけ食べられれば良しとしましょう。貧乏性丸出し、仕事から解放されてビールも行っちゃいます。
更にダイニングを出てラウンジの別の部屋へ。ここではフリードリンクの酒が。あいにくボジョレーはありませんでしたが、ボウモアがあり、ソーダで割っていただきました。少し早めに着いたので時間的余裕があります。暫しここでマニラに行ってからの計画を練ります。
昼過ぎすぐに家を出て来たのにもう外は陽が沈み暗くなり始めています。あと1時間半で飛行機へ、5時間後にはマニラ市内をふらついているはずです。アルコールも少し廻って来て良い気分、ここに暫し30分ほどまどろんでいました。そう、そろそろ買い物に行かなくては。
今回は珍しく娘からリクエストがありました。黒いシックな長財布? 派手好きな父親と違って、あまり派手なものは好まないようです。長財布……、最近奴に買ってやったような気がしないでもないのですが、まぁ久しぶりのおねだり、言う事を聞いてやる事にしました。息子からもリクエストが。
娘の好きなブラントで真っ黒、金色の文字がちょっと気になりますが、気に食わないならやすりで擦って文字を消すか、上から黒マジックで塗りつぶせ、そんな風に考えてこれにしました。自己責任でこれで良いかどうか見聞されられ、免税品故返品は出来ないって。判っているよ!そこそこの出費。
さて今日の飛行機、恐らく同じ路線で何度となく僕が乗っている機材なのでしょう。乗り馴れたB−767、もう予約時に座席をインターネットで指定しており、1列シートの機材であることは判っています。まぁ、これも落ち着くと言えば落ち着くのですが。時間通りに搭乗となりました。
ありゃ〜! ビジネスシートはガラガラ。やっぱり航空会社の経営は難しいのか? JALはもう立ち直っているはずですが、こんなガラガラの機内を見ると若干不安も感じます。もっともJALの経営が厳しいのは地方の言うことを聞いて不採算路線にも飛行機を飛ばさなければならないからと解釈。
あれだけ遅延が常のフィリピン航空だってどの路線も満席、しかも未だB−747を手放さずに飛ばせていることから見れば、JALが如何に重い荷物を背負っているのか想像がつきます。どうして茨城県に空港が要るのか? どうしても理解出来ません。さぁて、そろそろ出発……、と思いきや。
離陸渋滞だって……(><) まぁたかよ!? 成田は慢性の離陸渋滞に陥っているようです。考えてみれば不思議です。成田闘争とまで言われたあのゴタゴタは一体何だったのか? 今や羽田に戻そうと言う機運で、もっぱら発着便を増やす状態、そして成田も? 初めから成田は要らない?
駐機場に停まったまま滑走路に出向く様子がありません。やばいな……、これでまた今夜は移動だけか? マニラについて暴れ回る時間はなさそうです。前みたいに送迎の車を待たせている訳ではないので、それほど気が切羽詰まる訳ではありませんが、これこそ大いなる時間の無駄です。
おいおい、エエ加減にせぇよ! もう1時間以上ここに留まったままです。どうやら管制塔からの許可が下りない? まぁまた離陸渋滞だろう? マニラ空港も慢性的な渋滞、ここ成田もだいぶ滞っているようです。狭い国土の日本、成田空港が出来る時に過激派も巻き込んで大きなトラブルになりました。そしてハブ空港のとしての立場は韓国の仁川空港に持って行かれて……。
たまたま見逃した’シン・ゴジラ’をやっていました。離陸しない状態でも映画は見られるみたい。これを観て待つ事にしました。もう今夜の街歩きは無理だな? ホテルに着いて、軽く何処かで飯食って、それで今日は終わりだろう? もしバンコクへ行っていたならすんなり飛んだのだろうか? 回りの乗客も完全な諦めムード、まぁ飛行機が遅れても飛ぶだけましなのかも。
1時間以上遅れて駐機場を出て行きました。本来離陸が遅れた時はスピードを出して飛行時間を短くする事もありますが、どうやら今日のアナウンスでは遅れた時間の分だけ着陸がずれ込むよう、まぁ良いよ、とにかく向こうに着けるのなら、別に急ぐ旅でもないし。こんなとき送迎を頼んで、ドライバーを待たせるような場面になるとストレスです。だからアンヘレス等にその日に行くのはリスキー。
ゴジラは見終わってしまいました。そしてこの映画’君の名は?’、僕はアニメを殆ど観ないのですが、この話題になった作品を見てみることにしました。この映画、僕は良く意味が分かりません。スタッフにLINEで尋ねました。’結局みつはは生きているの? 死んでいるの?’って。みつはは生きています の返事が来ましたが、僕には良く判らない……、やっぱりアニメはもういいや……。
機内食が配られました。シーフードをオーダー、あまり空腹ではなく、特に期待していたわけでもないのでだいぶ残す事に。ねぇ? 昔の美味しい機内食に戻らないものでしょうか? もうJALもだいぶ立ち直ったのだから、もう少し昔並みのサービスに戻しても良いのでは? その後待機時間も永かった事で疲れ、何時しか熟睡状態になっていたようです。時刻もだいぶ遅いし……。
はたと目が覚めるともう下にはマニラの街並が。ああ、本当はバンコクだったはずなのに、またマニラに来ちゃったな? 確かに黒いシャツ着て、しんみり喪に服すバンコクへ行っても楽しくないでしょう? お店も急遽休みなんてこともあるだろうし? まぁこちらに来て正解だと思います。またバンコク行くのは来年かな? 出来ればサムイ、ピピ島まで行きたいのですけれど。
高度が下がり始め、耳もまたおかしくなってきます。今回は予定変更の旅故、何も目的はありません。どうして過ごそうか? 怪しげなマニラの夜景に街の灯がまたたきます。取り敢えず今日はホテルでのんびりだな? 今夜は焼き肉でも食べて、明日はプールで陽焼けか? 前半は行き慣れたホテルを確保、後半は初めてAmexのお世話で会員になった初めて泊まるホテルをリザーブ。
世界最悪と言われていたマニラのニノイ・アキノ国際空港、ターミナル1はリニューアルされました。もともと古い施設の間も到着は特にトラブルなく普通に通過出来ましたが、帰りの出発のときはいろいろ嫌な事が多々ありました。別に僕に言わせれば空港の施設は古いままでも良かった、リニューアルしなければならないのはチップを要求するような悪徳スタッフのみ。
あと、空港から出て行くタクシーを何とかして欲しい。メーターを倒さずにぼったくり請求をする雲助タクシーが多いのです。ここ、空港エントランスには何故か3種類のタクシーが待機しているのです。一番高いクーポンタクシー、それから黄色いボディのメーターで走るけれど初乗り70ペソから始まる空港タクシー、そして白いレギュラータクシー、やはりクーポンタクシーが安全?
今日は真ん中のグレードの空港タクシーに乗りました。メーターはちゃんと動いている事を確認します。お天気はどう? ちょっと混むかもしれないけれどロハス通りから行ってね? さりげなくドライバーに質問、注文を投げかけます。と言うのは、「俺はマニラにはしょっちゅう来ていて良く知っているぜ、遠回りなんかするなよ。」と暗にプレッシャーを掛ける為なのです。
いつも夜まで渋滞するメインストリートの渋滞はそれほどでもありませんでした。今日は飛行機の遅れでだいぶ遅くなってしまいました。このタクシーは初乗りから加算される料金もレギュラータクシーよりやや高め、その分悪質ドライバーが少ないのですが、いない訳ではありません。常に目を光らせておかないと。そんな意味でもこの街は何かと気を遣います。取り敢えず今日はトラブルなし。
ホテルでチェックインした後、すぐに外に出掛けました。やはり少しお腹が空きました。結局行きつけの安い焼き肉屋さんへ。ここは24時間営業、メニューは英語と韓国語しかない、チャキチャキの韓国焼き肉屋さんなのです。下手に脂のおおい和牛など置いている店ではなく、USビーフだけど韓国風に安く食べられる店なのです。しかもここのご飯は結構美味しい、最近出来たお気に入りの店です。
カルビ、ロース、サムギョプサルをオーダーしました。何故アメリカで焼き肉屋が流行らないか? 彼らは自分で肉を焼くのが面倒だから なんだそうです。この店はスタッフの女の子が焼いて、そして鋏で小さく切ってくれるのです。自分でひっくり返す必要がありません。そして焼けると少し高さのある網の上に乗せて焼けすぎないようにしてくれるのです。キムチも豆もやしも焼きます。
こんな風に小さく一口サイズに切ってくれます。もう少し大きくても良いのだけれど。久々にマニラで飲むサンミゲル・ビールでマニラにいるんだ と言う実感が湧いてきます。白いのは豆腐、これも焼きます。これにご飯で結構おなかいっぱい、しかしこれでこの店はものすごく安いのです。回りも韓国人ばかり、日本人だと判ると袋叩きにならないかな? ちょっと一抹の不安も。
これは青唐辛子、どうやって食べるのか良く知らないのですが、これを生でかじると涙が出る程辛いのです。結構苦しくなるくらい満腹です。今日はこれでホテルに戻ります。この店は僕の定宿から歩いて3分、非常に入りやすい店です。日本人向けの焼き肉屋さんも多々あるのですが、ちょっと背中に絵が描いてあるような人が多いのも事実、むしろこちらが少しビビってしまいます。
ホテルに戻って一休みしてお風呂に入ります。僕のお気に入りの場所です。照明を消して窓のブラインドを目一杯開けてこの夜景を眺めていると本当に幸せに浸れます。仕事に追われる日本から逃げ出して来て自由になった自分を再認識出来ます。マニラの怪しげな夜景を眺め、ぬるめのお湯にドップリ浸かる、最高の幸せです。明日も特に予定を立てる事なく、気ままに行動します。
第2日目、昨日は移動のみ、しかも飛行機が遅れて散々でした。あいにくマニラの夜を堪能する時間、気力ともなく、焼き肉を食べて風呂に入って寝てしまいました。今日二日目も特に何をしなければならないという計画はなし、気の向くまま行動します。自由を堪能します。
朝はまたシャキッと目覚めました。見慣れた景色ではありますが、やはり遠くまで逃げて来た安堵感、自由な開放感に包まれます。やや雲がありながらもまずまずの天気、これならプールサイドにひっくり返っていて陽焼け出来そう、取り立てて予定なのない一日、のんびり過ごします。遠くに見えるのはマニラ湾、あいにくリゾートの海ではありませんが、海の近くというのは心弾みます。
ガラス張りのエレベーターからスイミング・プールが見えます。ここのプールは日当りが良く、僕のお気に入りの一つ、もう既にデッキチェアで寝転がるビキニのボトムが見えます。ここはプールサイドでだけではなく、階段を上がった踊り場にも日光浴が出来るスペースがあります。ちょうど真上から差し込む熱帯の太陽、何故かセブ島の陽射しより皮膚にチリチリと痛みを感じます。
最上階のダイニングにて朝食ビュッフェ、ホテルの朝食ビュッフとして、これまたここも僕のお気に入りの一つです。大盛りサラダにスープのフォー、そしてTwo fried eggs sunnyside up、僕の定番ではありますが、今日は他には抑え気味、食べ放題なのにもったいないと貧乏性が頭をもたげますがここは我慢、我慢。それにマンゴージュースとコーヒをいただきます。
部屋に戻って食休みの後、さっそく着替えてプールに来ました。お天気には恵まれました。たっぷり陽焼け出来そう♪ 7階のフロアにあり、たまに良い風が吹いてきます。またiPodでお気に入りの曲を聴きますが、あいにくリゾート地での日光浴とはちょっと気分が違う、自ずと聴く曲もリゾート地とは違ってきます。でもやはり暑い、転がってじっとしているのに汗が出てきます。
この陽射しです。人口1300万人の大都会、ましてや繁華街のど真ん中ではありますが、椰子の木が如何にも南国に来ていることを印象づけます。陽射しは強くチリチリしそう、不思議なことにセブやエルニド、ボラカイのようなリゾート地の陽射しよりも更に皮膚を攻撃して来る陽射しです。ちょうど真上には雲はなし、日本ではもうだいぶ寒くなって来ているこの時期に贅沢を満喫します。
これがホテルのメインタワー、真ん中に3本のガラス張りのエレベーターがあり、先ほどのようにエレベーターの中からプールが見えます。何故か僕の好きなバス・ビューの部屋はこちらのサイドだけ。むしろマニラ湾を望む向こう側にはバス・ビューの部屋はないようです。と言ってもマニラ湾までにダイヤモンドホテルやその他の大きなビルがあって、海を一望する事は出来ません。
結局朝の9時過ぎから午後2時過ぎまで5時間、プールサイドにひっくり返っていました。ここはプールからホテルの建物の中に入るエントランスのテラス、遠くマニラ湾の海が見えます。夕方はサンセット・テラスとしてバーになって飲み物が飲めます。ここに来ると海からの潮風が結構吹いて来て、だいぶ涼しくなります。夕方に来ればなかなか良い雰囲気になるのではないでしょうか?
もう結構汗ダク、殆ど泳がず運動にはなっていませんが、だいぶ陽焼けはしたようです。11月の寒い時期に陽焼けして日本に帰るのは何となく優越感、寒い中でも夏の余韻を残して仕事に頑張れるというもの。この後、自分の部屋に戻ってまたあのお風呂に入り、少し涼んでから出掛ける事にします。出掛ける時にはもう午後3時、ランチにはだいぶ遅くなりましたが、そろそろだいぶ空腹です。
こロビンソンデパートの1階に好きなイタリアン・レストランがあります。この時刻になれば中はそれほど混んでおらず、余裕で好きな処に座れます。もう朝食のビュッフェを終えて6時間、それほど目一杯食べた訳ではないので、今からフルにお腹に入ります。室内は冷房が良く利いていて、陽焼けで火照った身体も癒やされます。まずはサラダを。オリーブオイルとバルサミコ酢で。
そしてパスタはボロネーゼ、ボロネーゼというのは場所、店によってだいぶ味付けが違います。本来はひき肉たっぷりのミートソースが好きなのですが、ここのは色はやや薄く、だけど結構しつこい味付け。まぁ空腹なのでスルスルっと入ってしまいます。それも結構なボリューム。本場、イタリアでのボロネーゼはあまり僕には合わず、ちょっとガッカリしました。ここのパスタの茹で具合はなかなか。
少し苦しくなってお店を出て来ました。値段は一流デパートである手前そこそこ掛かります。一般のフィリピン人ではなかなか来られないかも知れません。隣にはつけ麺の店、ここも何度となく来ていますがなかなか美味しいのです。この店のボスは日本人、一人で多くの現地人と仕事をやっていますが、店そのものは日本のフランチャイズ店、まったく日本の味です。明日はここに来ようか?
その後デパートの中でショッピング。デパートの奥にマーケットがあり、そこでスタッフへのお菓子、女房から頼まれているコーヒー豆を買って行きます。フィリピン・ローストの珈琲もなかなかの味、毎朝家での朝食後に必ず女房がドリップした珈琲が出てきます。少し買い物をして一度部屋に戻り、一休みしてから行きつけのカフェへ。相変わらずここは夕方から混んできます。サンミゲル・ビールを。
その後よく行くバーを転々とバー・ホッピング、あいにくそこは写真撮影禁止です。日本から持って来たカップ麺やチョコレート、あたりめ等のお土産を渡します。そして夜までふらついて部屋に帰ってきました。海外でホテルにぽつんと一人でた佇んでいる時、仕事から解放された自由な自分に本当に幸せを感じます。一人で寂しくないかって? 僕は一人っ子、24時間日本語を話さないのが幸せなのです。
少しほろ酔い加減のまま、例のお風呂へ。このバスタブの中に一時間くらい夜景を見ながら浸かっています。いくらでも時間が過ぎてしまいそう。怪しげなマニラの夜を眺めて堪能します。のぼせないようにお湯はぬるめにして、いくらでも浸かっていられようにします。下の通りはちょっと怪しげな店が並ぶ繁華街の道、きらびやかなネオンが客を誘うところです♪
第3日目、昨夜もまたまたバスタブに浸かって夜の街を眺めていました。今日はホテルを移動、今回の旅行も後半に入ります。相当なサービスを提供してもらえると考えて、今回初めて泊まるホテル、確かにマニラきっての高級ホテル、威風堂々とした姿、しかし……、がっかりでした。結局ぼったくりホテル? まぁ、二度と来る事はないな?
朝は普通に8時頃起床、昨日はだいぶ陽に焼け、そこそこ疲れを感じていました。それでもベッドでぐずぐずすることなく、身体はそこそこ動きます。早速最上階のダイニングへ。せっかく宿泊料込みの朝食ビュッフェを逃すことはない、たまに寝過ごして無駄にする事もありましたが、今回は二日とも時間に余裕を持って出向きました。昨日とほぼ同じメニュ、但しフォーではなくラーメン。
今朝はダイニングが混んでいて、いつものメインダイニングではなくとなりのスペースに座らせられました。ふと観ると屋上の外に出るドアがあるではありませんか? 食後の珈琲のおかわりをして、その後そのドアの外に出てみると……、なかなか素晴らしい屋上ガーデンがありました。このホテル、恐らく今まで10回以上泊まっているけれど、こんなすてきな処があるなんて知りませんでした。
丁寧に作り込まれた屋上ガーデン、爽やかな風が吹き、何とも気分上々です。ここにやはり何回も泊まっているT君にメールしました。知ってた? って尋ねたら えっ? 先生知らなかったの? だって(><) イヤ〜、知りませんでしたよ。恐らく他のお客さんもあまり知らないのでは? こちらに出て来る人は殆どいません。ちょっとビックリしながら暫くここに佇んで朝の空気を吸っていました。
結構広い、建物の脇には椅子とテーブルもあって、ビュッフェの食べ物をこちらに持ってくれば、ガーデン・ブレックファストも可能? せめて珈琲だけでも此処で飲めば良かった。明日はもうこのホテルではない、残念! いずれこのホテルにはまた来る事になるでしょうから、その時までの楽しみにしておきましょう。端っこに行くとマニラ湾を望む景色も楽しめます。イヤ〜、今までもったいなかった!
さてホテルのチェックアウトは12時、そして次のホテルのチェックインは2時、だから早めチェックアウトとすると居場所がなくなります。だから12時ギリギリにチェックアウトをして荷物を預け、こちらでランチを摂ってその後タクシーで移動、恐らく移動は30分そこそこ? 結局それでも時間を持て余す状態でした。結局またデパートへ。お土産の追加購入とあとはウィンドーショッピング。
実はそろそろ女房の車を新調する話しが持ち上がっているのです。僕が17年目と13年目の車に乗っているのに、どうして9年めの女房の車を買い替えなければならないのか不思議なところですが、奴も歳をとって幅2m、重さ3トンある車は辛いとのこと、女房はアメ車の4駆好き、フィリピンでは結構手頃な大きさのフォードとかシボレーをよく見掛けるのですが、日本にはなかなかない。
いつも楽しみにしているウィンドーにハーレーを飾っているお店。また新しいチョッパーが飾ってありました。だけど今回のは……? 足つきはめっちゃ良さそうだけれど、これを欲しいとは思わないな? これ、本当に走れるの? 日本では到底車検が通らなそうな格好、第一これではお尻や背中が痛いでしょう? 確かにエンジンはハーレーのでかい奴を積んでいますが、これは要らない!
ランチは昨日決めた通り、昨日のイタリアンの隣にあるつけ麺屋さんに来ました。聞いてみると日本人のボスは夕方から出て来るらしい、今の早い時間はフィリピン人のスタッフで切り盛りしているようです。値段は日本と変わらないくらい、だから一般のフィリピン人はなかなか来られないんだと思います。店はガラガラ、フィリピンでは専門店ではなく、何でも出す店でないと生き残れないと聞きます。
さて、後半2泊するマカティのホテルに移動、実はこのホテルチェーンの最高位のメンバーシップを無料で手に入れることが出来たので、高いから今まで泊まるのを躊躇していたこのホテルを選びました。まぁまぁの値段の部屋を予約して、そのメンバーシップがどの程度の効果があるのか? つまり相当なグレードアップをしてくれるものと期待していたのです。ところが……、
対応した受付女性スタッフ、左の女性のお腹にはエルメスのバックルが。僕が思うに彼女の月給の3ヶ月分に相当すると思うのですけれど。尋ねるとご主人からのプレゼントだとか? そして部屋のグレードアップの話しになりました。1泊24万円? 何だよそれ? そんな部屋に泊まる訳ねぇだろ💢 結局言いくるめられて当初の予定の倍の値段の部屋に。それはグレードアップじゃねぇだろ?
通された部屋、とてもそれだけの価値があるとは思えないような普通のスイート、しかも今プールは工事中だから使えないとフロントで聞きました。エクスペディアでさえ他のホテルでプールが使えないから部屋代を安くするという話しがあったと友人から聞きました。僕にはそんな情報は全く入って来なかった💢 ちょっとこのホテル、ふんだくるだけふんだくって、中身は伴わないみたい。
さっきフロントのスタッフが高層階で素晴らしい景色だと言っていました。これがそうかい? 山や海が見えるならともかく、こんなコンクリート・ジャングルでどうして良い景色だい? 夜景になればまだきれいなのだろうか? そんなメンバーシップを手に入れたのが災いか? ちょっと半分楽しみにしていた初めてのホテルの思い入れが音を立てて崩れて行くような気分でした。
トイレも貧弱な感じ、ウォシュレットはついていない、一応大理石張りの豪華な造りにはなっていますが、結局この建物は古い! 歴史にのみしがみついて、改革をしない処は段々廃れるはずです。その典型かな? やはりこのホテルにするんじゃなかった……、高い料金だけ吹っかけられて後悔先に立たず、この周囲にお気に入りのホテルが二つあったのに、二つとも建て直しています。
バスタブもこんな。狭い、浅い、良いとこなし! もちろん外も見えません。フロントでバス・ビューの部屋があるとは聞きましたが、いったい幾らぼったくられることか? こんなバスルームでは入浴する楽しみもありません。正に汗を洗い流す為だけの部屋、ホント、がっかりです。これでいて昨日の部屋の倍以上の値段、何かしてやられた と言う感じで、腹の虫が収まりません!
クローゼットと言う程のものではありませんが、こんなスペースは重宝します。トランク丸ごと荷物を置ける台があって、ハンガーと小物入れ、長期滞在ならこんな処があると便利ですが、僕は所詮2泊、宝の持ち腐れか? それにもちろんセーフティボックスがつきます。僕は得てしてバスローブを使う事はあまりありません。ワイキキのロイヤル・ハワイアンのバスローブなら着てみたいけれど。
部屋は何となく薄暗く、たしかにスイートではあるけれど、広々とした開放感を感じません。外の景色も大したことないし。ベッドは取り敢えずキングサイズ、でもきっと古いベッドなんだろうな? もうしばらくすれば今建設中の新しいホテルが出来るはず、マカティは元々僕が宿泊する事は少ないのですが、そのホテルが出来ればもうこんな処には予約を入れる事はないでしょう。
さて、気を取り直して出掛ける事にしました。ホテルからタクシーを拾ってタギックシティへ。車で空いていれば10分から15分で着くはずの距離なのですが、何さまいつも酷い渋滞、たっぷり30-40分かかります。今再開発がもう終わりかけている新興都市、こちらにも一流ホテルがいくつか出来て来ていますが、僕の行動半径からはなかなか泊まり難い場所、今日も渋滞でした。
実はこのショッピングセンターの二階に僕の今日行く目的地があるのです。マニラ市内にあるツアーデスク、今後フィリピン国内の移動に関してここでお世話になろうと思っています。前回ボラカイに行く時に少し世話になりました。エルニドでは日本のツアーデスクでぼったくられました。だから今度はここでお世話になって計画します。実は来年のGWに行きたい処があって相談を。
実は日本人スタッフがいてよく面倒を見てくれそうなのです。支払いはカード決済をする上でこちらに足を運ばなくてはなりませんが、日本からメールを出して希望を出すと、現地なりの事細かな我が儘を聞いてくれるようです。それに何より日本から頼むより安そう、今回は漠然とした希望を示すだけですが、今後メールでやり取りして、詳しく旅行計画を詰めて行く事になります。
その後、向かい側にある巨大ショッピングセンターへ。ここも何回か着た事があるのですが、なかなか面白い場所、フィリピン人の中でもややハイクラスな人達が集まる、マカティのブランドショップが入るグリーン・ベルタ程ではないにしても、そこそこ良い感じのところです。相変わらず入店時は一応のボディ・チェック、とても一日では観て歩けない巨大さです。なかなかの混み具合です。
もう11月、と言うことはフィリピンではクリスマス前なのです。こんなクリスマス・デコレーションなどももう売っています。なかなか一般の人では普段の楽しみが少ないお国柄、クリスマスは一大イベントなのです。むしろ正月よりも重要? もうそろそろあちらこちらにクリスマス・ツリーも出て来るでしょう。何となくこちらもそんな浮かれた気分になってきます。
そして僕の好きなちょっとアングラ的なエリア、こんな雰囲気が僕は大好きです。別にがらくたを買うつもりはない、だけど観て歩くだけで遠く幼少期に帰ったような気分に浸れます。売っている物は本当に安い、がらくたばかり。それでもたまに手に取って、ややもすると買ってしまう事もない訳ではありません。特にお土産用のTシャツは種類豊富で、申し訳ないけど安い。
マニラ市内からタギック・シティまで恐らく空いていればタクシーで15分、だけど渋滞が酷く小一時間掛かるのです。それがこの楽しい街の難点、そしてもう一つ困ったことがあります。それが悪質なタクシー・ドライバー、ただでさえタクシー乗り場は長蛇の列、乗った直後にもうメーターは100数ペソに上がっています。降りる時に400ペソだ? 150ペソ渡してサラッと降りました。
さてホテルに戻ってカクテルタイム? ぼったくりのホテル料金込みの無料の食い物にありつきます。別にこんなの要らないから宿泊料をもっと安くしてくれよ? 元々の決まった料金でなおかつメンバーシップに応じてVIPラウンジに入れるというのなら充分に納得ができるのですが、中に入っても何となくムシャクシャしていました。ラウンジにはあまり人はなく、西欧人ばかり。
まぁ、料理はそこそこ豪華にはなっています。しかし所詮スナック程度、酒も飲めますが、むしろ自分の好きな場所で好きなものを食べたいと考えている手前、こんな押しつけ料理で腹一杯にするのももったいない、少しずつつまむ程度に留めておきました。時刻も言うまだ夕方の5時、それこそこんな時間から酒を飲んで酔っぱらうのも、せっかくマニラにいてもったいない、楽しさも半減。
ここでお腹一杯にしてしまえば夕食代は浮いちゃう? それだけのボリュームはありそうだけど、それもまたつまらないもの、ましてや短い時間しか空いていなくて、それに行動を縛られるのも何とも不愉快、Openしている時間を永くするとみんなが来てしまい赤字になる? そんなホテルの下心も見えて来て、却ってここにいたくなくなりました。適当に食べてここを出ました。
さて街中へ。ここはバスターミナル、バスと言ってもジプニーですが、雑然とした街であるエルミタやパサイでは乗客が思い思いの場所から手を挙げて乗り込んできますが、整然とした官庁街であるこのマカティではこんな街のど真ん中にターミナルがあり、またみんなが長蛇の列でありながらこれまた整然と並んで待っています。ちょっと下町とはまるで違う光景です。
恐らくは遠くても10-20ペソくらいで移動出来る庶民の足、これだけ並ばなくてはならないのもストレスでしょうけれど、日本みたいに電車やバスのネットワークがあまりないこの街では重要な足になるのだと思います。それも格安の料金で。しかし今から70年前? 戦時中に使われたアメリカ軍のジープが改造されて未だに走っているのは何とも感慨深い、フィリピンの文化でしょう。
少し歩いてそこそこお腹が空きました。いつもホテルをとるマニラ湾沿いでは行きつけの店が何軒かあり、だいたいいつも同じ処で食事にありつくのですが、ここマカティにはそんな行きつけがなかなかありません。しかも官庁街とあって少し高級、値段もそこそこするようです。いろいろ歩き回って中華料理を食べる事にしました。フカヒレの姿煮ではなくてスープ、あまり大した事はない…。
こういう店で炒飯を食べるとものすごいボリュームで出て来る事は知っていました。でもやむなし、期待して頼んだ炒飯はやはり大した事はありませんでした。それからナマコの煮込み料理を。何となくホテルでのスナックを食べたのが敗因か? 楽しみにしていた食事もちょっとガッカリでした。やはりこの街は僕には合わないかな? 下町の方が性分に合っている事を改めて思い知りました。
あまり遅くならないうちに部屋に戻ってきました。これが価値のある夜景? 別に六本木に行ったって、新宿に行ったって、もっと素晴らしい夜景が見られます。特にものすごく高層である訳ではない、開発途上国のフィリピンでは素晴らしい夜景なのかもしれないけれど、先進国からやってきた鬱傾向の男にとっては別に心魅かれるものではありません。決めました! もうこのホテルには来ない!
実はタギック市でこんなものを買って来たのです。マニキュアセット、これで100ペソ、200円ちょっとです。恐らくは暫し使ううちにすぐに壊れてしまうのだろうけれど、この値段なら惜しくはない、たまに使ってみようと思いました。あんな雑然としたマーケットでも歩いてみると楽しいもの、しかし結局こんな必要もない物を買って無駄遣いしてしまうのが関の山でしょう。
第4日目、のんびり出来るのは今日一日だけ、明日にはもう東京に戻ります。期待して初めて来たこのホテル、ガッカリでした。ただ広いだけで暗い古い部屋、プールは工事中、自画自賛する夜景も大した事ない、ただ朝食ビュッフェだけはまともでした。
初めて停まるホテルで朝を迎えました。散歩がてらガーデンに出てきました。それにしてもプールが工事中だなんて聞いていなかった! それを知っていれば当然このホテルはチョイスにはならなかったはず、何となく不愉快。それに部屋のグレードアップとか言いやがって結局ぼったくり、どう考えても今の部屋は値段だけの価値がない💢 多分ここにはもう泊まらないだろうな?
まぁ、確かに官庁街マカティ地区の一等地でこれだけのガーデンを有するのであれば、それなりに立派なホテルなのでしょう。しかしそれにあぐらをかいて少し良い気になりすぎじゃないかい? 今までこの近辺のホテル4箇所ほど泊まったけれど、不愉快な想いをした事はあまりないな? 今後BKKやシンガポールで同じ系列のホテルに泊まるチャンスがあると思うけど、だめならメンバーシップ返します。
確かにここからの夜景はまぁまぁだったよ、でもそれはこのホテルの功績ではないし、高いフロアであれば同じような景色が望めるのではないだろうか? 夜景がもっと綺麗なホテルはいくらでもあるだろうし、もともと高層階を希望ということで出したリクエストで決まっていた部屋があるはずなのだから。顔を合わせるなりアップグレードと言われても、それが倍以上の価格になるなら断るべきでした。
朝食ビュッフェはなかなかでした。メニューは豊富で味もなかなか良かったです。でも他のホテルに抜きん出て良いとまでは言えない程度、何となく元を取り返したい気分になって、今日は抑制が利きませんでした。かなり肉類を拾い集めて来てしまい、終わったら結構苦しいくらい、そこまでプレッシャーを掛けられているという事でしょうか? 食後部屋に戻って一休み、出掛ける事にしました。
タクシーとジプニーで移動、結局マカティにはあまりいたくなくて、いつものエルミタ地区に戻ってきました。ならばマカティに泊まる必要はなかった? 実は以前時々泊まったホテルのスパに行ったのです。午前中からサウナ、マッサージは2時間たっぷり、ここは来慣れたところなので、気兼ねしません。マッサージの最中は熟睡していたみたい、中では写真は撮れません。
そのスパのあるホテルから200mほど歩いて裏通りに入り、そこでまたジプニーに乗るのです。その200mの区間が治安的に危ないという話しを聞いた事があるのですが、まぁ通り慣れた処、あまり普段から気にせず歩いています。低い屋根に猫がいました。どうだい? この辺の住み心地は。ちょっと危ない処だと言う話しだけど。人に慣れているのか? 訝しげな旅人にも警戒心は持たないようです。
ジプニーに乗ると言っても決まった区間でしか乗れません。このように行く先をフロントガラスに貼って行く先を示しているのですが、その周囲の地理と地名がしっかり頭に入っていないと、自分の目的地と行く先が一致するかどうか判断出来ません。せいぜい乗って10ペソ、道を逸れたら降りてまた真っすぐ行くジプニーに乗り換えるなんて方法もありますが。ジプニーも時には危険だと言われます。
客を乗せたままガソリンスタンドに入り給油します。しかし給油は5リッターが10リッターしか入れないみたい。どれくらいの大きさのタンクを積んでいるのか知りませんが、決して満タンなんて入れ方はしないようです。給油も30秒くらいで終わります。それにしても、70年前の戦時中の車が未だに動いているなんて信じられません。故障もそこそこ多いのではないでしょうか?
これに乗ってきました。結局この旅行の前半に宿泊していたホテルのすぐ近く、この地区に2泊ずつ、若しくは4連泊していれば或いはもっと落ち着いた行動が出来たかも。今、マカティ地区はホテルの改築が進んでいます。それにもっと他の新興地区にも高級なホテルが新設されています。アメリカのStarwoodも再参入して来ています。メトロマニラは拡大しています。でも新しいホテルは高い!
実結局いつものロビンソンデパートへ。朝食ビュッフェで目一杯食べたとは云え、さすがにもう午後2時、お腹が空いてきました。まぁ一人ぼっちでそんな豪勢なランチを食べる必要はない、デパートの中にフードコートがあり、そんな処で食べるのも僕は苦ではないのです。ここのラーメンは美味しいとT君と一緒に来た事があります。まぁ暑い最中、ラーメンは辞めにして……。
これをオーダーしました。カツ丼、お肉はペラペラの薄さ、でもそれなりにカツ丼の味になっています。値段は105ペソ、230円くらい、こんな食事で僕は満足出来るのです。ご飯は相変わらずフィリピン米、これもやむない処でしょう。確かにここの味噌ラーメンは美味しかったです。結構繁盛しているようで、10数名座れる席はほぼ満席状態、そこそこ満腹で出てきました。その後買い物…。
娘には成田で注文のあった長財布を奮発しました。息子には? そう、これを買いました。僕も前から欲しいと思っているアディダスのスタン・スミス。でもこのクロコダイル調のは日本で見た事がない、紐ではなく、ベルトで締めるタイプのものを買いました。息子の足は28cm、日本ではサイズでなかなか苦労しますが此処ではすんなり出てきました。でも値段は娘のお土産の1/4? ゴメン……。
その後また街をふらついて、未だ日付が変わらないうちにホテルに戻ってきました。陽焼けとマッサージをする旅? 取り敢えず目的は果たしたかな? まぁ忙しい検診を終え、またインフルエンザの予防接種の受診者でバタバタする中、ちょっと疲れて逃げ出してきました。夏休みのように何処ぞのリゾートに行く訳ではない、ましてやバンコクへ行く予定から急遽変更、ちょっと落ち着かなかったけど。
まぁ、今回の失敗を敢えて探すならこのホテルでしょうか? まずプールが工事中だった事は事前に情報として掴むべきでした。それくらい調べておけよ! 僕がプールを重視している事は知っているだろう!? とコンシェルジュに言ってやりましょう。そしてここはぼったくりだぜ? と言ってやります。さてこのまま寝ちゃう? それも少しもったいないような気がして……、
マニラ最後の夜のエンターテインメント、ホテルから歩いてすぐの処にHardRockCAFEがあります。そこに来ました。午前1時までやっているとのこと、未だ2時間弱の余裕がありました。今まで2回ほど来た事がありますが、今夜も。1階には昼間やっているブティックもあり、こちらでもお土産を買って来た事がありました。マニラの夜との別れを偲んで中に入って行きます。
こんな夜遅くでもブティックが未だ開店していました。3人の子供達にTシャツやポロシャツを購入、しかしここはフィリピン価格ではありません。さすがに僕が着るようなシャツはなさそう。パタヤビーチではこの系列のホテルに泊まりました。そこの公式ブティックも日本やアメリカ並みの値段でした。でもチョイスするのにそんなに悩むことはなく、すぐにお土産は決定、クレジットが使えました。
ステージ前に行くと、お客さんの数は10人ちょっと? あまり繁盛はしていないようですが、ステージはそこそこの熱気、アメリカのポピュラー・ソングを歌っていました。フィリピンで英語は公用語、こんなロックやポピュラーの曲にも簡単に入って行けるようです。ステージにはそこそこお金がかかっていそう、でも土曜日の夜にしてはちょと寂しいね? お客さんもそこそこの乗り。
軽いアルコールのカクテルをオーダー、マニラの最後の夜を偲びます。今回の渡比では特に何をしたわけでもありませんでしたが、プールサイドに転がったり、長時間のマッサージを受けたりしてノンビリ出来ました。充電出来ました。明日にはもう帰国、明後日からまた仕事に邁進します。やはり時々こんな風に仕事を休んででも海外に来ないと、充電しないと途中で停まってしまいそうです。
少し小腹が空いてハンバーガーを頼みました。すごいボリューム! こんなアメリカの食べ物を食べる度に思います。こんな物食っている奴らに戦争で勝てるはずがないよな? 焼き魚と味噌汁でこんなボリュームの肉を食う奴らに勝てる訳ないじゃないか? 真珠湾を奇襲して、アメリカ本土全部を支配出来るとでも思ったのでしょうか? 追いつめられてやむなく? もっと敵を知るべきだった?
実はマニラにはまた来年の2月に来る予定なのです。既に飛行機も確保してあるのです。そしてGWには行きたい処があります。5月の旅行の準備をするために2月にまたマニラに来ます。あともう1箇所、フィリピンで青い海を観たい場所があります。エルニドは良かったです。いずれもう一度行きたいと思います。悪友達はみんなハワイに行くけれど僕はフィリピンが好きです。閉店までここにいました。
第5日目、今回の旅行もいよいよ最終日、ホテルをお昼に出て空港へ向かいました。何もしない、のんびりした4泊でした。後半のホテル、これは後悔です。もう少なくともマニラでは此処には泊まらない、そう決めました。
最終日、今日帰国します。まぁ今回は特に何をするわけでもない、何となく現実から逃げ出して来た、むしろ気軽な旅でした。特にリゾートに行って真っ青な海を観て来た訳でもない、特別な思い入れがあった訳ではない、帰国日でもいつものような悲しい気持ちにはなりません。窓から外を眺めると、フロントのコンシェルジュが絶賛する素晴らしい景色? 幸い天気は良いのですが……、
別に高い金を出してまで観なければならない特別な景色じゃねぇだろ? このマカティ市は官庁街、確かに所得の高い層の人々が集まり、ショッピングセンターを始め高級な店が建ち並び、夜も気兼ねなく歩ける治安の良い地域、僕の好きな据えた臭いのする怪しげなフィリピンはここにはありません。この景色だったら新宿の副都心のホテルに泊まってもっと高い処からもっと素晴らしい夜景があるはず。
昨夜のハードロック・カフェは良かったけれど、僕の好きなエルミタ、マラテ等からタクシーで1000円足らずで来られるここマカティに今後はあまり来る事もなくなるでしょう。高級ブティックに来たければタクシーで来れば良いのだし、ブランドものが目当てならむしろバンコクの方がより品揃えは豊富です。ただ、ここ数年でまたここにリニューアルのホテルが出来るはず、それには少し期待が。
後悔先に立たず、今回の宿泊費はいつもの僕のチョイスする倍以上取られるのです。確かに朝食ビュッフェは良かった、無料のイブニング・ビュッフェもなかなかだった、だけど食事でそんなに贅沢する必要もない僕が食事に釣られて高い金を払う必要なないと改めて思いました。ましてや元々は身分相応の料金の部屋を予約していたのに。もうここに来るのは辞めましょう。メンバーシップも返上かな?
昨夜のうちに荷造りは終えています。空港へ向かいます。空港への送迎は頼んでありました。またタクシーでトラブるのも嫌だし。これまたタクシーよりはお金はかかるのですが。送迎を頼みたい旨コンシェルジュに言うと、どんな車が良いか? と尋ねられました。ここでもまた金を狙うか? 段々嫌になってきました。一番小さなスタンダードの車で良いよ。またでかい車だと何万も取るんだろ?
一番小さなスタンダードの車、フォルクスワーゲンでした。他のホテルではトヨタの小型車、ちょっと良いところではカムリ、かつてクライスラーのC300なんてこともありましたが、フォルクスワーゲンとトヨタの小型車ではランクは一緒だろうな? このクラスでは他のホテルの送迎と大きな違いはありませんでした。まぁ、安全に正確に空港まで送ってくれればそれで文句はないよ、たかが20分程度。
男送迎のドライバーはスーツ姿のGentleな男、運転も非常に丁寧でした。フォルクスワーゲン? あまり詳しくないので車種は判りません。乗り心地は? まぁトヨタの小型車よりは良いかな? 普段のエルミタから行くよりは恐らく空港は近いはず、空港までそれほど酷い渋滞はなく20分程で着きました。トランクから荷物も出してくれます。いつも大体100-200ペソのチップを渡します。
空港は結構空いていました。こんな時期に旅行する奴はあまりいない? 世界最悪と言われたニノイ・アキノ国際空港も建物をリニューアルし、不良スタッフは一掃してだいぶまともな空港になって来たようです。もう少し免税店を充実したら? バンコクのような色々な店を駆け回る楽しみはありません。出国手続きもガラガラ、チェックインしてから10分ほどで全て終わりました。
JALのさくらラウンジに来ました。ここのカレーは友人からそそのかされて食べなければいけないような強迫観念に取り付かれているよう、コーンスープにデザートもいただきました。みんな無料だから? そんな貧乏性丸出しです。ここにいると廻りの乗客が時間になると一斉に出て行くので、それについていけば良いと言う安心感もあります。しかし日本人のスタッフはいなくて落ち着きません。
今日の飛行機、またB−767のようです。上空は何となく嫌な雲、また揺れるのかなぁ……? いや〜な気分になってきます。だいたいラウンジでのんびりしていると、最終のこの待合室ではなかなか座るところがありません。得てしてJALは遅れる事があまりないので安心していますが、以前2時間近く遅れた事があります。さて今回の旅行も終わり、今度は来年2月にもう1回マニラに来ます。
搭乗が始まりました。何故かそんなアナウンスもフィリピン人スタッフのたどたどしい日本語、機内にいる日本人スタッフにマイクを持たせれば良いのにといつも思います。特に遅れるときは訳の判らない理由を挙げて同じ言葉をイントネーションの可笑しい日本語で繰り返すのでイライラします。今日は機内では爆睡だろうな? そんな予感がしつつ乗り込みました。現実に引き戻されます。
もう既に座席はネットで確保済み、この1列シートのときは偶数番号が窓際になります。往きにチェック済みの映画には観たいものはなし、食事はラウンジでそこそこ食べたのであまり期待なし、結局寝るしかないか? ただ爆睡するだけならわざわざビジネス席を取らなくても良いかなぁ? との後悔が走ります。本日もほぼ定刻の出発、さすがは日本航空、Plane Always Lateの飛行機とは違います。
さすがはJAL、遅れることなくほぼ定刻にハッチが閉まりました。ニノイ・アキノ国際空港もよく離陸渋滞がありますが、今日は大丈夫でした。そう、往きはかなり遅れましたから。成田も毎回ひどい離陸渋滞です。30分くらいの遅れなら却って飛行中にスピードを出して、時にむしろ早く着いてしまう事もあるくらいなのです。でも燃費を考えるとそれも結構な無駄になりそう。
いつも眺める帰りのメトロマニラの景色、この景色を見ると何となく悲しくなる事が常ですが、今回は割と気分的にサバサバしていました。実は……、また2月にマニラに来るのです。わずか3ヶ月後、もう飛行機もとってあります。だからまぁ、そんな憂鬱な気分にならないで済むのか? 雲は消え、お天気も良くまりフライト日和? 揺れる事なく快適なフライトになりそうでした。また来るね……。
恐らくはもう少しして機内食が出て後は爆睡? 今回は特に大きく移動した訳ではないし、特に目的があってあくせくした訳でもないので、それほど疲れてはいないはずです。長時間マッサージもしてもらったし。往きは4時間半ほどかかりますが、帰りは偏西風の関係で速いと3時間ちょいで成田まで着いてしまうこともあるのです。ここから大きくUターンして幅の大して広くないルソン島を横断します。
11月、決して旅行シーズンではないので機内はそれほど混んでいる訳ではありませんでした。まぁ、日本人のキャビン・アテンダントと日本語で話すと心なしか安心します。彼らは朝9時に成田を出て来た? お疲れさまです。あいにく見たい映画はなさそう、本を読むと眠くなりそうだし、やはり明日の仕事に備えて寝ておくのが正解かも。日本に戻ればもうだいぶ寒くなっているはずです。
そう、今日は成田からは車ではないのでシャンパンを頼んじゃいました。この時出て来るあられが結構美味しいのです。もう一つ、納豆みたいな味のするスナックが出て来るのですが、これはあまり好きではない、気の利くアテンダントだと、早い時間にあられがなくなるともう1ヶ持って来てくれることがよくあります。今日は全然揺れる事なく、快適なフライトです。
実はさきほどラウンジで結構目一杯食べたのです。だから機内食はあまり入らなそう。メニューもあまり好みのものがありませんでした。結局ビーフの煮込み料理をオーダー。提案です、もういい加減 ’街の洋食屋さん’ のメニューは辞めにして、元の機内食に戻しませんか? JALももう経営の立て直しが進んだのだし、元の美味しい機内食に戻してもらえないでしょうか? だいぶ残しました。
夜はほぼ定刻に到着、通関もスムーズでした。少し待ちましたが、結局高速バスで我が家方面へ。このバスでは我が家を通り過ぎてもう少し遠くまで行ってしまうのですが、そうだ! 油そばを食べよう!! と言うことになり、乗り込みました。やはりバスは乗ってしまえば楽、自分の車だと眠れませんが、バスなら車内で爆睡、飛行機の疲れもあったようでした。2時間弱で到着。
これこれ! 数ある油そばの中で僕の一番好きなのがこの店、フィリピンではラーメンやつけ麺はあっても油そばはなかなかないのです。重いトローリーを引きずって10分ほど歩かなくてはならないのは辛いところですが、店のそばからすぐにタクシーが拾えます。家に着いたのは夜中の12時近く、休む事なくまた明日からいつも通りの仕事です。充分に充電してきました。ファイト!