死に場所探しの旅第7弾 パタヤビーチへ
2007年の夏休み、昨年と同じく日曜日から日曜日の診療所の夏休みは1週間後ろにずらしました。またまた家族を誘っても、受験やクラブ活動で忙しい子供達は家族旅行なんざ興味なし、女房も同じ、結局ま~た一人旅です。昨年はフィリピン、フィリピンの第二の都市であるダバオへ。本当に楽しめました。夏休みが終わって2ヶ月半、ストレスは殆ど感じませんでした。今でも鮮明に憶えています。そろそろ旅行の効果が切れて来たな? と仕事中に感じた瞬間を。ストレス解消が2ヶ月半効果を持続すれば僕にとってはもう御の字、最近はタバコも辞め、飲酒も大幅に減少、犬と散歩が始まってそこそこの運動量を確保し、だいぶ健康的になりました。服薬はしているにしても血清中性脂肪値が正常範囲に収まった(146mg/dl)なんてのは僕にとっては快挙! 今まで長生きなんか出来ない(父は59歳で他界)と思っていたけれど、もう少し頑張れば少し望みはあるかも などと考えるようになりました。さて今年は........、いろいろ予定が覆りながらも結局タイ、パタヤとバンコックに3泊ずつの旅に決定しました。
さてタイはこれで3回目、実はもう当分来ることはないだろうと考えていたのですが、今年の夏は旅行の申し込みが遅れてしまいました。高校時代の親友が今ハワイで事業を展開、今年いっぱいはハワイにいるとのことで夏休みに行くつもりでした。彼がOfficeを構えるのがオアフ島、前から行ってみたかったハワイ島(天文台から今にも落ちてきそうな星を眺めたかった)に泊まってのんびりし、後半はオアフ島(モアナ・サーフライダーに泊まりたかった)で彼にお世話になるつもりでした。ところが今年の4月付で診療所を法人化、一度個人診療所を廃止して新たに診療所を立ち上げると云う(経営形態が変わりましたの書類1枚で済みそうなもんじゃねぇか!?)煩雑な手続きに追われ、ハワイ旅行の計画を立てる暇が取れませんでした。お盆休みのハワイですから相当時間の余裕を持って申し込まないとならなかったでしょう。それとお盆休みのハワイは高い! そんな想いも二の足を踏む原因になりました。
結局ハワイは諦め、忙しさにかまけて「もう何処でもいいや!」てな雰囲気になってしまいました。でも本当に時間的な余裕がない。要は水辺でのんびりしてストレスが洗い流せればそれで良い、マレーシア、シンガポールなどのリゾートも良いが、全く知らないところにいきなり飛び込むのもちょっと辛い。本やインターネットで下調べするのにも時間がない、遅くなればなるほど旅費は高くなる。そんな焦りの中でふとインターネットで見かけたホテルがありました。ここに泊まってみたい! そう、今回はリゾートで遊ぶと云うより食事やマッサージ、スパなどホテルライフを楽しむ旅行にしよう、そう思いました。
さてそのホテルと云うのがタイ、パタヤのHardRock Hotel、あのハードロックカフェのホテルです。半分このホテルに泊まって半分バンコックに、そうだ! 今回は贅沢して前から一度は行ってみたいと思っていたペニンシュラに泊まろう、そう決まったら後は早かったです。例のAmexのコンシェルジュに計画を頼みました。まず電話を1本入れてあとはFaxします と云うことで希望をズラズラと書いて送りました。日程、希望するホテルはもう決まっている、バンコックへ行くAirはたくさんあるけれど、出来たら評判のシンガポール航空に乗ってみたい、パタヤ・バンコック間の移動手段(バスで2時間半はきつい!)などわがままを書きましたが、ほぼ、じゃなくて全く100%こちらの希望通りの計画が完成しました。大した金額ではないけれど多少今は小遣いに余裕がある、バンコックではちょっと買い物をしたい、そんな自分なりの計画も持って行きました。
6泊8日(最終日は機内で日付が変わり早朝東京着)の長旅、着替えは少し向こうで洗濯する覚悟で少なめ、僕の持っている一番でかいトランクにもう一つ新たに買った機内持ち込み用の結構大きなトローリーを持って行きました。中は割とスカスカ、お土産はたっぷり持って帰れそうです。そう、今度は是非とも買いたい物がある、ちょっとキャッシュも実は多めに持って行きました。ホテル、ブランドショップ以外ではなかなかクレジット・カードは使いにくい(現にスキミングの被害に遭った友人もいる)、タイではExchangeと書いてある両替所があちらこちらにあって、日本円をタイバーツに替えるのは訳もないこと、ちょっと買い物を楽しむべく準備はして行きましたがどうなることやら?
パタヤではのんびり日焼けをしたい気持ちでした。なかなかバンコックは住めそうな街ではない、パタヤは? 以前より海の汚染は緩和され、きれいな水に戻りつつあると聞きました。治安........、老後の生活の場を検討する上で物価と医療と治安は重要なFactor、僕の場合医療は何とかなりそうだし(いざとなれば日本に帰れば良いし、脳出血や心筋梗塞ですぐ死ぬのならそれなりの覚悟は出来ています)、物価も安いところしか行くつもりはありません。やっぱり問題は治安、実はバンコックでお会いした知人からパタヤは結構治安が悪いと聞きました。そんなこと知らずに夜遅くまでフラフラしていましたけれどね。かなり遅い時刻まで街は賑やかだし、陽気な人種の集まりでそんな雰囲気は微塵も感じませんでしたけれど、僕が鈍感なのか?
それからパタヤではビッグバイクを借りて街中走り回りました。事前に国際免許を取得(運転免許試験場に出向けばわずか数分で申請、取得可能)していきました。僕は自動二輪は中型、つまり400ccまでしか運転出来ませんが、国際免許にすると400kgのバイクまで運転可能、20数年ぶりにオートバイに乗り、グッと行動半径が広がりました。パタヤは殆ど全部見て来た、そう言っても過言ではありません。徒歩やタクシーだけでは到底こんな散策は出来なかったでしょう。でもさすがに体力的にでかいバイクは辛い! もう2週間ちょっとで僕も50歳ですから。友人から大型免許をとって一緒にハーレーで遊ぼうと誘われています。ユラユラ来ていますが、もし免許を取るならここ半年やそこらがそろそろ限界? 実は今回一度倒したバイクは自分一人では起こせませんでした。
バンコックでは買い物とマッサージ三昧。そして高級ホテルのスパも経験してきました。マッサージは安い! 疲れも取れます。ヘッドマッサージを毎日やってもらえば血行が良くなって髪の毛は増えて来るのか? ストレスのない生活の中でそうすれば間違いなく相乗効果が出て来るのではないかと思いました。マッサージ、一体今回の旅行で何回お店に行ったことか? だいたい一時間200~300バーツ。700円から1000円ちょっとくらいです。東京では安いところでも6000円、これでははしごなんて出来ません。スパはやはり高かった。技術料が高いと言うよりも、場所代や使うオイルなどの材料費が高そう、街中のマッサージのように一生懸命揉みほぐすという感じはありませんでした。
買い物は往きにスカスカだった二つのトランク及びトローリーが満タン、上に乗っかってグイグイ押さないとロック出来ない、そんな状態でした。家族やスタッフ、友人へのお土産はもちろん、自分のものも今回はずいぶん買いました。この次バンコックへ来る時はテーラーや靴のオーダーメイドにも挑戦しようとも思いました。この店で と言う目星もつけてあります。まぁしばらくはタイには来ないと思うけれど、いずれそのうちに。ではご覧あれ。
さあ! 3度目のタイへの旅日記へ!