渋谷からタクシーに乗りほんの5分10分、六本木通り沿いに勇壮たる建物が。ここに来るのは初めてですが、一見してこの建物がその店だろうと云うことが瞬時に理解できます。NOBU のサインが。建物も最高に格好いい……。
入口は建物の脇を通って六本木通りと反対側、北側に向かいます。奥に駐車場があり、そこには運転手付きの黒塗りの高級車がズラリと並んでいます。恐らくはリッチな人が集まるお店? そして外人客も多い、国際色豊かな雰囲気です。
待ち合わせていた他の3人は先に到着。後で聞きましたが、ここはあのロバート・デ・ニーロのプロデュースなんだそうです。喧噪だけが店内に漂いBGMはなし。しかし、それがわざとオーナーが仕掛けた演出なのです。
喧噪は普段はあまり快くないもの。しかし恐らくは世界一忙しい街、ニューヨークでも同じ雰囲気なのではないでしょうか? その喧噪が何故か快く感じてしまう........、不思議です........。シガー・バーがあり、そこで食前酒を。
続いてもう一品、フルーティな前菜の次に和風+中華風のような味、ホウボウの刺身に乗っかった雲丹、下に敷かれているのは海藻をゼリーで固めたものなのだそうです。ちょっと酸味があります。ホウボウは高級魚です。
飲物はエビスビールに続いてこのお店オリジナルの白ワイン、ボトルにMATSUHISAと書いてありますが軽い口当たり、普段あまりワインを飲まない僕がクックッと入ってしまう、気楽に飲める味でした。美味しい........。
チリ産のスズキのグリル。サーブしては一品一品説明する若い女性スタッフのこぼれんばかりの笑顔の中に、彼女の喜びと誇りを感じます。見ていて彼女自身が仕事を楽しんでいるよう、そしてその彼女の笑顔も美味しい料理を更に引き立たせます。
何故か4人の我々に配られたデザートは4人とも違うもの。キョトンとする僕達ににサービス係の女性スタッフが説明します。「これがNOBU流なんです。みなさんでそれぞれちょっとずつ分け合って食べて下さい。」 って!
僕に当てがわれたのは左上の3種類のプリン、どれも全く違う味で、それぞれが楽しめます。右上のMRに当てがわれたチョコレートケーキも少し味見をさせていただきました。それぞれみんな食べたくなる! 結局施主の思惑通りにシェアをすることに。
出口付近の床、綺麗なターコイズ・ブルー。こんな色使いにも興味を引かれます。こんなに派手な色なのに決して嫌味ったらしくないのはどうしてでしょうか? ちょっと奇抜な色使いが妙にこの場の雰囲気にマッチします。デ・ニーロの好み?