第2日目、それほど飲み過ぎたわけでもないのですが、少し寝過ごし気味、遊びの日なのに起きるのがちょっと辛かったです。9時過ぎにホテルを出ました。残念ながら天気は今ひとつ。
同じベランダから。みなとみらいの西側、少し小高い丘の上にホテルが立ちます。夜景も朝焼けも綺麗でした。しかし今朝はちょっと残念、少し曇りがちです。9時過ぎにチェックアウト、そして愛牛でベイサイド・マリーナを目指します。しかしドジりました。ナビの操作が巧く出来ずに勘で走ったら高速道を間違えてまた戻る羽目に。
ああ、申し訳ない。友達に9時半にはマリーナに着くように行くと云っていながら30分も遅れてしまいました。Panctualな私としては待ち合わせた彼に申し訳ない。さてFloating Boat Show、タイへ行っていて前回のは見逃してしまったから今日はじっくりと。日本で最大級のショーだそうです。かなり出展数も多そう。
受付にSEADOOのマリンジェットが展示してありました。ヤマハやカワサキに比べて絶対にスタイルはこちらの方が上、しかしSEADOOは故障が多いと聞いていました。容赦なくスタッフにその辺を攻め入ると、最近は非常に故障が減ったとのこと、エンジン設計に余裕が出てきたことがその理由だそうです。このマシンも最高にかっこいいですよ! 170万!!
大型艇から小型艇までいろいろなバリエーションで揃っていました。私が考えるのは35Ft以下、それ以上大きくなると一人では取り回せないんだそうです。気軽にサラッと沖に出られる、気軽に釣りが出来る、気軽にパーティが出来る、そして多少狭くても寝泊まり出来る、そんな船が理想です。これは小型船、でも新艇故1260万円!
ちょっとかなり気を引かれる船を見つけてしまいました。コンバーチブルではなくオープン、若しくはエクスプレスと云われるタイプの船ですが、28Ft、私の希望する部分は全て満たしてくれそうな船です。未だ新品同様の試乗艇、値段を聞きました。○○○○万、あと2年くらいして値落ちすると射程に入ってきそうです。スタッフにかなり詳しく聞きました。
このタイプは雨の多い日本ではあまり売れないと聞いています。それに冬は結構寒そう。だから完全に部屋になっているコンバーチブルタイプの方がもてはやされる訳です。でも絶対こっちの方がかっこいい! 寒いときや雨の時は乗らなければ良いだけのことです。それにしても28Ft以上ありそうな堂々としたいでたちです。
4KWの電力を供給するレギュレーター付き、つまり燃料を使って電力を作り出すことが出来る装置がついています。すると船の中で寝泊まり可能。キャビンは決して大きくはありませんが、ゆったりと寝ることは出来そう。マリーナに浮かべておいてその中で寝るだけでも幸せに浸れるはずです・う~ん、こんな船があったんだ? ちょっと考えちゃいます。
タワー上のコックピットに座ってみました。こんなので大海原を走ったらどっぷりと幸せになれるはずです。オプションもフル装備、この大きさなら免許取り立ての私にも取り廻しが充分に出来そうです。視界も十分に良好、後ろも良く見えます。試乗艇だそうですが、いつかチャンスがあれば。値段ももうちょい下がって欲しいところ。
エンジンはヤンマー製の2基がけ。エンジンは何と云っても国産、ヤンマーディーゼルの信頼性が一番です。アメリカ製のエンジンは何となく恐い、もし沖でエンジンがかからなくなれば車と違い、命の危険まで迫ってくるわけですから。メンテナンスは非常にやりやすそう。エンジンの載せ換えも結構楽に出来るのだそうです。
これは別の船。船体は古いのですが内装は新品にレストアしてあります。そう、こんなインテリアを楽しむのも船の楽しいところ。そしてベッドも。一晩自分の船の中で眠る、良いじゃないですか? 未だ夢の夢ですが、きっといつかは実現したい。ただし停泊中はトイレが使いにくい。最近おしっこが近い私には大きな課題です。
ブリッジに上がるのにこんな梯子を上って行きます。この日は別の船でその梯子を上りましたが、何となく恐い。特に降りるとき、後ろ向きになるのは何とも不安定です。海の上では揺れるだろうし、また水気があれば滑るだろうし。今のこの歳でさえちょっと不安になるのに、更に船を持つであろう5年後、10年後の衰えた身体ではかなりの不安があります。
この船のブリッジの上には更にツナタワーの運転席があります。そこまで両側にあるこんな梯子のどちらかを上っていく? 手が滑って落ちたら、場合によっては命も脅かされそう。更に! あんな高いところに上ったらそれだけで恐いんじゃないか? 確かに船の廻りは良く見えるでしょう。気分も良いでしょう。でも私には無理そうです。
だからこそブリッジに上がる階段がある船の方が安心できそうです。しかしこれだけの立派な階段がつくには、船の長さもそこそこなければなりません。結局安全にお金がかかるのか? 確かにこの階段ならアクセスには全く無理がありません。でもかなり大きな船、私の射程範囲からは大きくはみ出ます。でもキャビンも作りがしっかりしていて居住性は良さそう。
米国Tiara社製のオープンエクスプレス。これだけ大きいのにエクスプレスと云うのは豪快です。しかも船に乗ってみるとパーティを開くための専用船のようなつくり、これこそ遊び用の船そのものと云う感じです。これじゃ絶対に釣りは出来ません。寝泊まりは十分に出来そう。何か良からぬ想像を駆り立てるような船でした。欲しい.....。
そして是非つけたいファイティングチェア、この椅子だけで60万とか70万するんです。ここに座りカジキと戦う、男のロマンでしょうか? まぁ私はそんな戦いには自信がないのですが、見た目を考えるとこの椅子は欲しい。やっぱりミーハーでしょうか? マグロならともかく、私はカジキのバター焼きはあまり好きではありませんから。
実はこの船、私が一番憧れるCABOと云うメーカーの35Ftフライブリッジ。ベッドもなかなか立派な奴がついています。しかしなまじまだ新しい船だけに値段は手が出ない。ここは室内の操舵室ですが、上にもブリッジがあり、そこにもステアリングがあります。しかしこんな値段なんてあってないようなもの、あと30%Offなら考えるのですが、まぁそれを今から期待するのは無理?
このVitech社も50Ft以上の大型船ばかりを作るメーカーです。昔と違ってこんなクルーザーを個人で持つ人はほとんどいないとのこと。企業が節税対策のために持つことが殆どのようです。しかもこのクラスの船の大きさになるとマリーナでの係留費も相当なもの、初年度は保証料も含めて数百万、それも後半の方の出費が出て行くはずです。やはり個人では無理。
純国産の72Ftの船。私が読んでいる雑誌に毎回毎回出ている船です。しかしちょっと文句が。今日掲示されている値段は雑誌に掲載されていた時の値段の65%Off、未だそんなに時間が経っていないのに何故そんなに安くなるんでしょうか? 売れないから安くなるのは当然ですが、それにしてもあまりのディスカウント、最初の値段はないだったの? と聞きたくなります。もし最初の値段で買う人がいたなら、それは詐欺にかかったようなものではないですか?
僅かながらヨットも展示されていました。同じ船でも同サイズならヨットの方が少し格安。でもヨットを動かすにはそれなりの知識、技術とまたクルーが必要です。確かに風を帆に受けてエンジンの音がしないのに相当なスピードで走る大型ヨットはそれはそれで不思議な魅力があるものです。このクラスのヨットなら少し高年式でも射程内に入ってくるのですが、やはり走り廻ることと釣りを目的とするならヨットは選択肢から外れていきます。
だいぶお腹が空き、友人とお昼を食べました。ハワイ風のドンブリもの。私はチキンを。ちょっと照り焼き風のチキンのタレが私にはきついようでした。ハワイでサーフィンを楽しむような若い人達には良いのでしょうけれど、もう中年オヤジに入った私の胃袋には少し答えます。このマリーナにはかなり多くのレストランがあります。
食後は少し出展している店も見て歩きました。こんなマリン用品、釣り具を見て廻るのも楽しいところ、これはリールと竿ですが、値段からするとそこそこの大物を狙う道具でしょうか? 私は行きつけの上州屋があり、そこでいろいろな釣り具を買います。カジキマグロを狙うようなリールは50万からします。いつか、いつかはTryしたいです。
最近ではこんなマリングッズにも胸ときめくようになりました。いつかはこんなカジキマグロにチャレンジするのか? 船のクルーでお揃いのTシャツを着たりするのも大いに楽しそうなところ。また船の小物を見て歩くのも楽しいものです。写真の魚は大きなマグロ? こんなのが釣れた日にゃもう連日海に出ていくことになりそうです。
SeaRayの29Ftフライブリッジ。無理すれば今すぐにでも買える値段ではありますが、何さま古い。1989年製。ブリッジのコックピットに座ってみましたが、なかなか良さそう。でもオーニングもないし、雨が降ったら大変なことになりそうです。入門編としての船としてなら良いかも。でも実際にメンテを考えると高くつきそうですが。
釣りに徹するなら右側のトローラーと云う船も選択肢に入ってきます。何しろ比較的安いのが魅力的。豪華さはないし、スピードもそんなに出ない。しかし質実剛健、隣のでかいクルーザーと並ぶと何となく惨めではありますが、まずは自分の船をと考えたときにはこんな船から始めるのも手ではないでしょうか? 1-2年落ちで十分に射程範囲内。
何故か船のショーなのにハーレーが展示してありました。そのスタッフの熱心なこと。熱弁を振るってアピールし、充分な説得力がありました。かつてハーレーはすぐに壊れると聞いていました。ところが彼の言葉を借りるなら「僕らが儲からなくなるくらい壊れなくなった。」とのこと。メッキで輝くエンジンは凄く魅力的に見えました。船+バイク? やっぱ無理か?
帰りに銀座に寄りました。銀座の路上パーキングは日曜、祝日でもOK、愛牛ではどうしても枠線からはみ出てしまいますが、1時間店を見て廻る時間が出来ます。ちょっと目的のブティックへ。いろいろ店員さんと話しましたがこちらの希望はなかなか叶わないようです。結婚記念日まであと2週間ちょい、時間がなくなってきています。
連休、ちょっとまた遊び回りました。横浜に来たのは久々、相変わらず魅力的な街ではないですか? 水曜日に部屋をとって木曜日に街を歩くなんて計画も立ててみようかと思っています。