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3度目のスービック

  •  2014年10月、またフィリピン、スービックに行きました。3度目…、しかも今回は友人と二人で行きました(あいにく女性ではありません)。また木曜日の午前中に仕事をして、夕刻に成田を出ました。スービック…、結局今までの渡航先で一番のお気に入りではないでしょうか? 素朴な、青くないけれど海のある、そして物価の安い気楽な街なのです。もちろん移住先としての有力な候補地です。その同行した友人をT君としておきましょう。彼も旅行通、フィリピンやタイ、或いはハワイを転々としていますがスービックは初めて、僕が街を案内する形で旅程は進みました。珍しく一人旅ではない東南アジア旅行、会話形式でこのレポートを進めます。プライバシー保護の関係上、彼の顔の写真は出しません。その代わり、彼に撮ってもらった僕の顔出し写真はいくつかあります。ちょっといつもとは違った雰囲気でご覧ください。

第1日目、昨年の夏休みに初めてスービックに行きました。雨にずっと祟られたけれど、腰軽く動くことは出来なかったけれど、それなりに滞在して気持ちの良い街でした。アクセスもプエルトガレラやボラカイ島ほどは悪くない、マニラから陸路、車をチャーターすれば3時間ほどで行ける街です。昨年のうちからT君とは「一緒に行けたら良いね。」の話は出ていました。彼はマニラしか行ったことがない? 「じゃぁ僕がいつか案内するよ。」と話していました。有言不実行は僕のpolicyから外れます。約束したからには絶対に実行に移すのが僕の信条、そしてついに二人の一致した休暇を取るに至りました。往きは一緒の飛行機、帰りは彼が僕よりもう1泊永く留まって帰る予定、僕にとっては珍しく二人ベッタリの旅でしたが、気の合う友人とはそれはまた別の楽しさがあります。今回は少し大きな街、オロンガポにも出掛けました。


 実はこの1週間、旅行の前後で台風が来るのです。台風18号が出発前、そして帰る頃に台風19号が東京を直撃? 出発前から帰りのことを心配していました。僕自身よりもむしろクリニックのスタッフ達が。取りあえず出て行ければそれで良し、帰りは少なくも飛行機はマニラを離陸するだろう、最悪着陸するときに東京に台風19号がいれば大阪にでも着陸するだろう、それなら新幹線で帰ってくるよ、何とかなるさ、そんな考えで出掛けました。大丈夫! あの今年の2月の大雪でも僕の飛行機は飛んで行ったんだ、僕はそんな時はいつもついているんだから……。

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またいつもの成田の駐車場に予約を入れて出掛けました。途中でT君を拾って一緒に成田に向かいます。だけどゴメン、この車に二人乗ったらもう荷物は積めない、成田空港に荷物は先に送っておいて、そんなふうにしました。彼からラインを教わったのです。そうすると向こうでもWi-Fiがあれば只で電話連絡も出来るから。「今から家を出るよ。」そんなメッセージを送って出掛けました。

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だいぶ余裕を持って出発、しかし車を駐車場へ置いて送迎バスで空港に着いたのは飛行機出発の1時間40分前、結構時間を喰ったよね? いつぞやは同じ飛行機なのに午後3時までカルテや書類の整理をしていました。何を勘違いしたのか? 以来僕は必ず飛行機の時刻を何回も確認するように、そしてだいぶ早く出るようになりました。無料のラウンジで取りあえず二人、ビールで乾杯です。

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そう、いつも通り旅行の傷害保険に入って、何故か気を惹かれてオータムジャンボの宝くじを買いました。何か良いことがあるような気がして…。荷物はもう預け入れました。そして電車ではなく、この例の歩く歩道にて。いつもなら長くて時間がかかることに多少なりともイライラするのですが、今日は話し相手もいるもので、いつもとは違う雰囲気で搭乗口を目指しました。いつも僕は奥の搭乗口……。

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今回も残り少ないマイレージを使ってビジネスクラスを確保、例によって前から3列目の窓際を確保しています。午前中は仕事をこなしました。少し疲れて眠いけれど、映画ではトランスフォーマーと猿の惑星新世紀ライジングは観たい、でもご飯を食べたらきっと寝ちゃうだろうな? そんなことを考えながら離陸を待ちました。本も持ってきたけれど。最近は飛行機の中で退屈することはありません。

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外はそこそこの雨、少し揺れるかも知れないと云うアナウンスがありました。最近は揺れても怖くはなくなりました。でも何となく不快なもの。腹立たしいことに搭乗する間際にま〜た新しいiPhone6のメールが吹っ飛びました。取りあえず電話をかけて「行ってくるね。」の言葉を女房に送ります。定刻にハッチは閉まり機体は動き始めますが、また離陸渋滞? 今日は結構機内は乗客で混んでいます。

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ビジネスシートも空席は2-3席くらい? 何故か今日はサテライトの廻りをずいぶん遠回りして移動するみたい、結構時間がかかります。これでまた滑走路脇に停まって30分かよ? と思っていたらそのまま滑走路へ入ります。そして殆ど停まることなくGを感じながら離陸しました。えっ? 待ち時間ゼロ? ここ最近にない経験でした。飛行機はほぼ定刻に出発、へぇ〜、こんな事もあるんだ?

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離陸後約30分、安定した水平飛行になって間もなく、機内食が運ばれました。和食が1種類、洋食が2種類、その中から1種類を選択します。僕は洋食の鶏肉のソテーを選びました。最近の日本航空の機内食のテーマは”街の洋食屋さん”、しかし正直な処コスト削減が見て取れます。今日のソテーもスープも結構美味しかった、しかし以前のような機内食が出てくるときのワクワク感は全くありません。

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映画”猿の惑星新世紀ライジング”を観ていました。映画館へ行ってでも観たかった映画、得しました。しかし途中で眠ってしまったみたい、全くストーリーが頭に残っていません。”トランスフォーマー”に切り替えて気を取り直した処でまた眠ってしまったみたい、結局飛行機の中では殆どを眠って過ごしました。そしてふと窓の外を見ると…、もう怪しげな夜のマニラの街並みが見えていました。

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ぴったり定刻にマニラに到着、機内から出てくるとまた芳香剤とガソリンの混ざったマニラ空港独特の匂い、「また来ちゃった…。」そんな気分でT君と一緒にBaggage Claimで待ちます。二人ともすぐに荷物が出てきました。時刻は未だ10時前、日本との時差は1時間、その1時間を得した気分になります。飛行機は結構混んでいたけれど、空港はあまり混んでいません。いつも通り税関はほぼ素通り。

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最初に両替をしました。円安が少し緩和されたところ、1万円で4025ペソ、両替所の女性スタッフに云いました。「2年前は5600ペソだったんだよ。」って。目を丸くして驚いていました。円安、確かに輸出に頼る大企業、それにぶら下がる中小企業は良いのかも。しかし円安とは国力が弱まっている証拠です。輸入品に頼らざるを得ない日本、多くの消費者にとっては決して良い状況ではないはず。

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これから一悶着ありました。ま〜たミーティングポイントに送迎スタッフがいない! 前回は大雪で僕の飛行機は2時間遅れました。だからスタッフがいなくてもそれはしょうがない、しかし今日は定刻の到着にも関わらずスタッフがいない! 僕の名前を書いたカードを持って立っているはずなのです。ましてや今日は僕がHostでGuestの友人を連れて来ているのです。段々頭に血が上っていきます。

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国際電話でAmexのコンシェルジュに電話をしました。`ま〜たスタッフが来ていないぜ! いい加減にしてくれよ!!`携帯電話片手に声が大きくなります。今海外デスクのスタッフがみんな対応に出ていて、すぐには連絡出来ない? 急いで折り返し電話する? 結局電話を切りました。結局こちらが駆けずり廻ってやっと送迎スタッフを見つけました。車の中で待っていた? トイレに行っていた? 

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車で走り始めてしばらく、その折り返しの電話がかかってきました。「フィリピン人相手に約束を守らせるのが大変なのは判っているよ! だけどそれをちゃんとまとめ上げるのがコンシェルジュの仕事だろ?」 こちらが電話してから折り返しの電話がかかって来るまで30分、「もし僕がマニラ初めての客だったらどうするんだよ!?」 熱くなって怒りっぱなしでした。結局約1時間を無駄にしました。

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帰国後初日にコンシェルジュからいきさつを調べて電話するように申しつけました。途中だいぶ強いスコールが。ドライバーは雨が強くなるとちゃんとスピードを落とすまともな奴でした。初めてスービックへ行ったときのドライバーは豪雨の中時速130km、酷い奴でした。高速に乗ってしまえば順調に車は進みます。約1時間半の送迎は無事に終わり、予定より1時間遅れてアンヘレスのホテルへ到着。

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今日はアンヘレスに1泊、本当は一気にスービックまで行きたいところですが、やはり夜便でそれは辛いところ、明日また車で残り80kmを送迎の車で走ります。T君に薦めてこのホテルを彼にも取ってもらいました。恐らくアンヘレスでは一番のホテル、でも施設、設備の割には決して高くはないのです。ゆったりしたリビング、ソファのレザーはだいぶ傷んでいるけれどまぁこんなもんだろう?

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キングサイズのベッド、奥にはリビングセット、スイートでもなくそれほど広くもない部屋ですが、割と小綺麗で、僕はこんな部屋で充分、下手にスイートでだだっ広いと荷物を広げるのにも困ってしまいます。一番最初にこの街に来た時には、フィリピン現地のツーリストにホテルの選択を任せましたが、あまり良いホテル、部屋ではありませんでした。この街ではこのホテルが唯一の選択肢と思います。

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但しちょっとだけ贅沢を言って、普通のバスタブではない、ジャグジーの付いている部屋をオーダーしました。ブクブクしながら、ゆっくり足を伸ばして湯に浸かれるバスタブを希望しました。僕の自宅のバスタブもブクブクはありますが、足を伸ばすだけの長さがないのです。だから旅行の時くらいしっかりと足を伸ばしたい、もしガレージハウスを造るなら、必ずそんなバスタブを設置したいです。

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この街での滞在は12時間ほど、遠いスービックに行くための通過点に過ぎません。荷解きは殆どせず、必要最低限のものだけをトランクから引っ張り出し、一方で着替えはシャツだけ、T君と連絡を取りながら到着して15分程で外の散策に出掛けることにします。悪名高きバー・ホッピングの街。元々米軍基地があり、西欧人、特にアメリカ人が多くいる街です。お腹はあまり空いていませんでした。

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ホテルから歩いて5分、もうそこはパタヤビーチ並みの繁華街です。でも人はあまり出ていないみたい、今の時期は未だ雨期をようやく抜け出す位のローシーズン、そして今夜はさほど暑くなく、更に未だ乾期に入る前でありながら湿気もそれほどなく、汗をかかないで済むような気候です。日本はもうそこそこ涼しくなってきました。そう、僕の町ではもうインフルエンザがそろそろ出始めていました。

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T君もアンヘレスは初めて、僕が先導して案内します。どう、だいぶ疲れた? マニラ市内ならタクシーで15分、ここまでは1時間半かかりました。でも、その差1時間15分は僕にとってそれほど大きな違いはない、マニラもだいぶ見尽くしたのでそれこそマニラは通過点になるような街、今回の旅の終着点は明日の午後に向かうところなのです。少しビールでも飲みたくなったね、久々のサンミゲル!!

第2日目、昨夜は半日かけて移動だけ、飛行機は今までで一番スムーズに来ました。離陸渋滞がないなんてここ数年なかったことでした。往きの飛行機の中で爆睡状態になるのは僕としてはまぁ珍しいこと、やはり少し疲れていたのか? 7月から3ヶ月間続いた市の特定健診、特に9月後半は駆け込み受診でせっつかれる事が多く、また新規の受診者が多く気を遣いました。途中8月に8泊9日間の旅行がありましたが、その後のラストスパートは身体に応えたのかも。そしてほぼ2ヶ月ぶりのマニラ、ここ最近はこの空港に着くと、自分が逃げ切って出てきたような気がして全身の力が抜けるような快感を覚えます。今日は午前中ホテルでのんびり、昼過ぎに80km離れた目的地、スービック・ザンバレスに入ります。

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朝は少し気怠く、午前9時前くらいに目が覚めました。眠りが深かったのか? 目覚ましはかけずに寝たのですが、目覚めたときには瞬間、自分が何処にいるのか判らずに戸惑いました。こんな目覚めも珍しい…、お天気が心配で窓を開けるとまずまずの天気、僕の部屋は表の道路に面していて、しばし見とれるような景色はありません。しばらくするとT君から電話がかかってきました。朝飯、行こう…。

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T君とはホテルの棟は異なり、だいぶ離ればなれになっています。彼の部屋を見に行きました。彼の部屋はプールを隔てて反対側、2階にありました。そう、前回僕がこのホテルに停まった時はこの棟の3階、ロケーション的には似たような感じでした。ここのプールは陽があまり当たらない、広くはないし、プールを楽しむような造りではありません。日焼けしたいなら隅っこにちょっとスペースが。

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何か忙しない旅だね? 特に今日は余裕ないね? 彼とそんな話しをします。彼もどうやらプールで泳ぎたかったみたいだけれど、スービックのホテルにはでかいプールがあるからそれまで我慢して。そして何かしらのマリン・アクティビティを狙っています。僕は出来れば初体験のパラセーリングをしてみたい、それからホテル前のビーチではジェットスキーが出来るみたいだと話してあります。

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二人して一緒に朝食へ行くことにしました。今は午前9時過ぎ、お天気はまずまず、気温もそれほど暑くなく湿気はほとんどなし。このホテルの食事はそのプールサイドで。あいにくビュッフェではなくオーダーですが、このホテルにもなかなか美味しい朝食セットがあります。そしてこのホテルはスタッフが何ともFriendly、こぼれんばかりの笑顔で誰もが`Good morning,Sir!`と挨拶してくれます。

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定番のマンゴー・ジュースから始まります。これをオーダーすると`Fresh?` と必ず尋ねられるので、そうではないジュースもあるみたい。日本でマンゴージュースなんて頼むと高いものですが、こちらでは定番でポピュラー、ウォーターメロン(西瓜)ジュースの方がよほど手に入りにくく値段は高いのです。朝食メニューにはいくつかのセットがあり、二人ともAmerican breakfastを頼みました。

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その中から少し好みをチョイスします。まず卵料理はいつものFried eggs Sunny side up、僕はクリスビーベーコンをオーダーしました。ハムは初めからついているよう、そしてHushedBrown、例のマクドナルドでも出て来るポテトです。これにトーストとコーヒーがつきます。彼はソーセージをオーダー、トーストは結構持て余すくらいついてきます。こんなセットで邦貨にして700円くらい。

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ちょっと散歩がてらその辺を歩いてみることにしました。これはホテルの正面、ちょうど一番下、二階部分が僕の部屋になります。正面の棟は四階建て、彼の棟は6階、そして10階くらいありそうな別の棟があります。以前泊まったマニラのツーリスト推薦の別のホテルにはもう泊まる気はしません。彼にもこのホテルがベスト・チョイスであることを話しました。ちょっと小一時間の散歩に出掛けます。

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さすがに夜の活気はありませんが、街の中にも朝食を摂れる店がそこそこあります。僕のお気に入りの店もありますが、今日はホテルで済ませてしまいました。やはり退役軍人らしきアメリカ人が多く、彼らはここに住み着いている? どうやらSteadyな現地調達の彼女を見つけ、羨ましい老後の生活に入っているようです。僕の老後は一体どうなるのか? 未だその準備は進みません。死ぬまで働く?

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少し歩き疲れたからホテルへ戻るのにバイタクを拾おうよ、僕が出すからさ。そんなことでWalking Streetからホテルまで歩いて15分のところを100ペソのバイタクで帰りました。彼がサイドカーのシートに座り、僕はバイクのシートに横座り。乗り心地は最悪、日本では到底許可にならないスタイルです。勿論ノーヘル。日本が厳しすぎるんだよ。それにしてもこの運転手、悪そうな顔しているね。

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彼が僕の部屋の窓から外を眺めると「先生、目の前におっぱいがあるよ。」とのこと、「エッ?」と僕も見てみるとなるほど……。お天気はまぁまぁ、スービックというと一番最初の1週間ぶっ続けで雨が降っていたトラウマが蘇ります。荷物はほとんどばらけていないのですが、彼が出て行った後荷造りを始めます。何回も忘れ物がないかどうかチェックします。前にロッカーにジャケットを忘れたことが。

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一休みしてもう一度先ほどのプールサイドで軽いランチを摂ることにしました。今度は別の席で。そう、ビールでも行っちゃう? 旅先で真っ昼間からビールを飲むのは最高の贅沢。そう、今日は金曜日、もし休みを取らなければ今頃まだ診察室で仕事をしている頃だな? 金曜日は結構混むから天と地ほどの差だね? カンパ〜イ! サンミゲル・ライトを二人して飲み干しました。ア〜ッ! 天国!!

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前回、このレストランでインドネシア風焼き飯(ナシゴレン)が美味しかったので、それをオーダーしました。T君はお腹が空いていない? いいよ、味見して。しかし今回は何故かカレー味、ちょっと期待と違いました(うっかりカメラを忘れ、写真はT君からもらいました)。でもサテアヤムが(焼き鳥)が3本も付くし、このソテーした海老が最高に美味しいのです。T君も結局結構食べたみたい。

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さて、部屋に戻って最終チェック、荷物を持ってT君とロビーで待ち合わせをします。まぁアンヘレスはあんまり堪能出来なかった、主役は飽くまでも次の宿泊地だから。このホテルの送迎でスービックに向かいます。ここからスービックまでの送迎は彼に奢ってもらいます。他の送迎は僕持ち。ここから約1時間、気軽なドライブ感覚で移動します。ちょうど向こうに着けばチェックイン出来る時間。

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送迎車はちんけな日本車、でもそれほど古くなく、高速道路を走っても安定しています。ドライバーもちゃんとした安全運転をする男、80km高速を走り、高速を降りてから15分くらいでホテルに到着です。途中殆ど街はなし、こんな景色が続きます。日本のゼネコンがODAで作った高速道路、現地の人に聞くと道路の品質の評判はものすごく良いようです。それに何と! ETCが普及し始めています。

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いつも気になるちょっと変わった風貌の山。交通量は少なく、時速100kmちょいで順調に走ります。途中、橋が川の増水で半分崩れているところがあり、片側通行になっていました。相当な激流だったんだろうと想像出来ます。河原の幅は数百メートル、これが満杯になった姿をちょっと見てみたい気になりました。やがて高速を降りて迷うことなくホテルへ到着(初めて来た時は迷って大変だった!)。

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1時間ちょいで目的のホテルに到着、僕は3回目、スービックでも今のところここ以外の選択肢は僕にはなさそう、T君にもここを薦めました。このホテルはインターネットのサイトで予約しました。バスタブ付きに僕は拘らなかったのですが、彼にはバスタブは必須とのこと、予約時、この日はバスタブ付きデラックスタイプは一部屋しか残っていなかったので彼に譲りました。価格差は僅か2千円くらい。

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チェックイン後、彼と別れてそれぞれ部屋へ。僕はビーチサイドを確保、これが部屋の入り口、やはり部屋の鍵はちんけなスチール物置風、カーテンは二重にはなっていますが覗き込む気になれば出来そうなこれまたちんけなものです。前回はビーチサイドでも二階でしたが、今回は1階、津波が来ればアウトのロケーションですが二階でも恐らく同じ、まぁホテルライフはあまり期待していません。

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前の写真のロケーションから後ろを振り返るとこんな感じです。もちろんボラカイ島のホワイトビーチほど感動するような景色ではないし、海も決して青くはないのですが、緑の芝生があり、気持ち良さはなかなか、T君はだいぶ離れた処のエレベーターで上がったフロアですが、僕はバスタブよりもこんなロケーションを選択しました。前回はレストランの目の前で音楽がうるさかったけれど、今回は静か。

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部屋の中はこんな感じ、前回と間取りや広さは変わりませんが、心なしか奇麗で明るい感じがしました。所詮大した宿泊費ではない処、この程度で僕は満足です。冷房はガンガン効きます。寒いくらいになります。そう思えばボラカイ島のホテルは凄かった! 宿泊費も実はこのホテルの4倍にもなります。もう一度行きたいけれど、その値段から考えると若干の躊躇もあります。今回は気楽なホテル。

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そしてバスルームはこんな感じ、シャワーブースと洗面台とトイレのみ、狭いけれどやむなし、お湯は勢い良く出るのでこれで良しとします。荷解きをしているとT君から電話が。「先生、僕の部屋、もの凄く良いんだけれどちょっと見に来てよ!」やや興奮気味の彼の声に、安いホテルなのに満足してもらえて、このホテルを薦めて良かった などと思いながら彼の部屋を見に行きました。ところが!

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何と! たった2千円の差でこの違いは何だ!! と言うくらい違いました。まず広い! 僕の部屋の倍はありそう、しかも最上階、ペントハウスです。だから当然陽の光も燦々と部屋の中に入り込み、二方向に窓があり風通しも最高、ベッドの横にはダイニングセットもあり、10人くらいでパーティが出来そうな素晴らしい部屋でした。このホテルにこんな部屋があった? 唖然としました。

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そしてバスタブ付きとはもちろん知っていましたが、そのバスタブはジャグジー、バスルームも窓付きで明るい! ジャグジーとは聞いていなかったぜ…。彼に残り一部屋を譲ったつもりなのですが、正直なところ後悔の念、バスタブそのものは昨日の僕の部屋のジャグジーよりは大きくはないけれど、少なくもここでブクブクやったら気持ち良さそう。シャワーブースだけとは雲泥の差です。

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更に更に!! 何と彼の部屋にはそれこそバーベキューが出来そうな広いバルコニーがあります。ここは最上階の5階、海が一望出来る素晴らしい景色です。真下のトタン屋根が少し気になるけれど、風そよぐこのバルコニーは最高! 海も心なしか青く見えました。ちょうどここは湾になっていて波も穏やか、のほほんとしたフィリピンの田舎街が見渡せる最高のロケーションでした。風も気持ち良い!

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エ〜ッ! これで僕の部屋と宿泊料が1泊2千円しか違わない? 僕の部屋の3倍でも良いじゃん……、彼が興奮気味に僕へ電話をしてきた訳が分かりました。このホテルに投宿するのは3回目、だけどこんな素晴らしいホテルだとは思わなかった! 今後もしスービックに来るならバスタブ付きデラックスタイプしかチョイスはないな! そう固く決心した次第です。T君、今からでも交換しようか?

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気を取り直してT君とホテル周囲の散策に出向くことにしました。このホテルのプールは良いよ〜、でかいし、あまり混まないし。彼の棟と僕の棟の間にL字型の大きなプールがあります。混まないのですが、寝っ転がれるビーチチェアが少ないのが難点でした。でもどうやら少し増えたよう。場所によっては陽も良く当たり、日焼けするには良い環境です。未だ朝、誰も泳いでいません。今なら独占だね?

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正面にバー兼用の座席数の多いレストランがあります。ここは僕のお気に入り、何でも美味しい。実際にはあまり外で食べることがなく、今まではこのレストランで済ませてしまうことが多かったのです。でも宿泊客はアメリカ人が多く、ボリュームはアメリカンサイズ、ピザなんか到底一人で食べられる量ではありませんでした。ほら、プールはこんなに大きい、深さはあまりないけれど飛び込みは可能。

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ホテルのロビーから至近距離のビーチまで出て行くことにしました。あいにく海は青くないけれど波は静か、Webには犬の糞だらけと書いてあったけれど、今はそんなことはありません。泳いでいる人もちらほら、しかしこのビーチの唯一の欠点、それは物売りがうるさい、本当にしつこい! こいつらがいるおかげでビーチに出て行くのが嫌になるくらいしつこいのです。そして、案の定来ました。

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今回は海に入る可能性もあるので防水のRolexのGMT Masterをしてきました。偽物の時計を売る奴が「オンナジ、ヤスイ、ヤスイ。」と言ってなかなか引き下がりません。本物を持っているんだから偽物の同じものを買うわきゃね〜だろ!! そう言っても引き下がりません。お前さえいなければこの街は最高なのに! 一人何とか追い払うと次の奴が貝殻等を持って寄ってきます。も〜う最悪!!

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ビーチとホテルはこれくらいの距離、僕の部屋はビーチフロントなので、先ほどの芝生を越えるともうビーチなのです。最高の部屋であった彼の寝床はこの建物の最上階、羨望というよりはむしろ嫉妬の気持ちで彼の部屋を羨みます。ホント、2千円の差とは思えない! 別にバスタブに拘るつもりはなかったのですが、あそこまで違うと今後は今の部屋をリザーブする気持ちはなくなります。

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少し散歩してそれぞれ部屋で一休みしてから街へ出ることにします。夕日が奇麗でした。昨日午後から出てきてようやく24時間経って落ち着いたと言う感じ、やはりスービックは少し遠いけれど、どうしてもフィリピンではマニラとセブ島以外に行くには一日がかりになってしまいます。ダバオもプエルトガレラもボラカイも遠かった、そう、外国人が沖縄や北海道に一日で行くのは無理でしょう。

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なまじスービックは東京へ飛行機で着いた外国人が湘南へ行くくらいの感覚、新宿か横浜くらいで1泊して車に乗って江ノ島まで来たくらいの感覚でしょうか? そう、だから僕がいずれ行きたいパラワン島のエルニドは北陸能登半島の突先に行くような感じ、だったらやはり金沢辺りで1泊しないと無理でしょう。それも成田若しくは羽田から小さな飛行機に乗って。来年、目指します。今研究中です。

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T君から出掛けましょうのCallをもらってロビーへ向かいます。彼の部屋に行くまで5分くらいかかります。プールには相変わらず誰もいない、やや暗くなり、ライトアップも始まったようです。明日はプールでも泳ぐ予定です。お天気に恵まれてほしいです。初めて来たときにはず〜っと雨で、遂にこのプールには入りませんでした。でもこのプール、監視員はいません。溺れたらアウトかな?

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さっきのレストランバーとは別に純粋なバーもあるようです。白鯨の名前の付いたbar、ちょっとライトが点いて良い雰囲気、このバーも行ったことはないのですが、街には安いバーがいくらでもありますから。今夜の夕食はどうするか、未だ彼とは決めていません。僕と違って汚い店は嫌みたいだから、結局ホテルで食べることになるのでしょうか? ロビーで彼と待ち合わせ、徒歩で街へ出て行きます。

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泊まったホテルはこの街道(National Highway)から300メートルほどビーチに向かって奥まった処にあります。かつてはこの300mの細い道が暗く、夜は強盗が出るとのことで1人で歩いてはいけない、必ずバイクタクシーを捕まえるようにとWebに書かれていましたが、最近はその道沿いに街灯も灯り、それほど危険な感じはありません。あのしつこい物売りが強盗ではないかと勘ぐっています。

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この周辺は結構栄えています。歩いて行ける距離、1kmくらいにバーやレストランが点在します。彼とのんびり歩きながら落ち着ける場所を探します。街道沿いは結構交通量が多く、道を渡るのも少し苦労します。車に轢き殺されても賠償金は10万円くらいだとか? フィリピンに来れば僕はだいたいサンミゲル、好きなウィスキーを飲むことはあまりありません。どう? こんな街だけど気に入った?

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結局ホテルに戻ってきて食事となりました。何となくステーキが食べたい、肉が食べたくなるのは身体の調子が良い証拠だと考えます。まずはコーンスープ、さすがこのレストランバー、旨い! ちょっと隠し味があるような複雑な味、ありふれたコーンスープでも只では転ばないという意気込みが伝わって来るようです。ご飯を頼みましたがパンも出てきます。ジュースはマンゴーではなく西瓜ジュース。

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今日はTボーンステーキ、だけどサーロインの部分がかなり多そう、まぁ体調が良いからいいでしょう? 焼き具合はまたWelldoneとしましたが、なかなかの味です。このレストランでステーキをオーダーするのは初めて、やはりなかなかのボリュームです。サーロイン、フィレ、リブアイ、ロース等ステーキの種類は豊富、値段も馬鹿みたいに高い訳ではなく、如何にもアメリカンと言う感じです。

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T君はいろいろと盛り合わせてシーフード・プラッターと一品料理を。少しシェアして食べました。結構でかい蟹がまるまる入っているけどさ……、イカ、エビ、白身魚、やはり種類豊富です。やっぱりこのレストランはなかなか凄い! その割にはあまり混んでいなくてのんびり出来ます。考えてみれば今はローシーズン? スービック、どう? 良い街でしょ? 僕も推薦した甲斐がありましたよ。


第3日目、朝はまたシャキッと起床、まずは朝食へ。今日は少しマリンアクティビティに挑戦、そしてプールでしばしひっくり返っていました。熟睡してしまったよう。あまり日焼けは気にしていませんでしたが、そこそこ焼けたようです。今日こそこの旅行のメイン・イベントの日、のんびりフィリピンの田舎を堪能しました。マニラしか来たことのないT君もそんなフィリピンの別の一面を垣間見てくれたはず、僕はこんな処を探しながら転々としているのですよ。まだまだ楽しそうなところがこの島国にはたくさんありそうです。そして今日はオロンガポへも出向きました。しかし残念ながらこの街には結局あまり大したものはなかった。でもスービック、やはり僕のお気に入りの街、T君も気に入ってくれたようです。そう、あのしつこい物売りさえいなければ最高の街なのに!

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朝はまたシャキッと午前8時に目が覚めました。でもいつもと異なり少し疲れ気味、何となく気怠さも残ります。今回の旅程は4泊5日、やはりまるまる1週間以上使って3連泊をする前回のボラカイ島の時のスケジュールよりはちょっと移動が厳しく、少し衰え始めた僕の身体には無理がかかっているようです。今回僕はむしろHostに徹し、GuestであるT君を楽しませてあげなければなりません。

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朝食はこれ、T君にもこの美味しいエッグ・ベネディクトをオーダーするよう薦めました。ここはむしろアメリカ人の宿泊客が多いホテル、食事のボリュームも昨日のディナーを始めアメリカンサイズ、結構どっしり来るのです。こんなにたくさん食べる奴らと戦争しても勝てる訳がないよな? 日本人は味噌汁を飲んでいるから強い? 全日本人が大本営に騙され、勝ち目のない戦争に引き込まれました。

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エッグ・ベネディクトはT君も喜んでくれました。食休みすることなく、ちょっとお腹が苦しいままビーチに出向きます。今日は昨日のうちに唾を付けておいたこいつに乗ることにしました。ジェットスキー、二人とも1級の船舶免許を持っていますが、そんなことを確認することもなく、1時間3500ペソ(約8800円)で乗ることが出来ます。抜かりのないT君、しっかり値切って3000ペソで交渉成立。

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カワサキの750cc、湘南で僕が普段借りるジェットスキーは1300-1400ccですがやはり開発途上国、最新式のでかいエンジンのジェットスキーはなし、しかも日本の船検のステッカーが貼ってある九州から来たもの? 本当はパラセーリングをしたかったのですが、どうやら遠くのビーチに行かなくてはならない様子、諦めて交代でこのジェットスキーに乗ることにしました。簡単なレクチャーを。

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今日の海は割と穏やか、もともとこのビーチはサーフィンが出来るような波は来ません。レクチャーではある程度走れる範囲は決まっているみたい? でもそこそこ広い範囲を走って良いようです。Is the fuel enough?  沖でガス欠では敵わないので何回も確認しました。ジェットスキー、楽しいけれどそこそこの処で飽きてしまうことは重々理解しています。友人に誘われたけれど買いませんでした。

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まずはタンデムで。T君に操舵を任せ、僕は後ろで写真やビデオを撮ることにしました。今回も防水、45ft(水深14mまでOK)のデジカメを持ってきました。前もって計画していたこのジェットスキーに乗るために。セルモーターを回しエンジンがかかります。どうやらエンジンは2ストローク、結構エンジン音はうるさいよう。まずはビーチの周囲を流してみました。波はないのに結構水を被ります。

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おお〜、結構速い、速い。1300ccクラスに比べると安定性に欠けますが、そこそこ楽しい。振り落とされたら戻ってきてね、10分ほどタンデムで海面の上を吹っ飛ばしてみました。沖に出るとそこそこの波、結構船体がジャンプします。あの橋よりは向こうに行かないように指示されています。許可になったエリアは端から端まで1.5kmくらい? それだけの広いエリアであれば充分に楽しめます。

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沖から観た我々が投宿するホテル、最上階の右奥のベランダがT君の部屋です。少し陽が照ってきてそこそこ海の水も青くなってきました。ただこのジェットスキー、タンデムの後方の乗り手の掴む処がない、失礼してT君の来ているライフ・ジャケットの頸を掴ませてもらいました。苦しくない? 左手はT君の頸、右手はデジカメをしっかり持って撮影に興じます。やっぱり海は気持ち良い! 最高!!

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タンデムで乗り終わった後、今度は僕が一人で借りて乗ることにしました。ライフジャケットを着て、左手にはエンジンカットのコードを付け、万が一振り落とされて落水するとエンジンが止まるようになっています。これに乗るのは本当に久々、ダバオのサマール島、パールファーム・ビーチリゾートで乗って以来ではないだろうか? これに乗るために尾道でもう1泊残って講習と試験を受けたのです。

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海を沖に出ると波はそこそこあり、船体が跳ね上がります。着水するときに船体が曲がっていると結構腰に横Gが加わり、腰に来ます。下手するとぎっくり腰になりそう。突っ走ると気持ち良いけれどかなり疲れます。沖に小島があり、そこまで行ってみると廻りは結構浅瀬になっていて少し怖いよう。万が一座礁して船を壊すと高そうだから、あまり近づかないようにします。沖は結構水が透明でした。

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デジカメをT君に渡して写真を撮ってもらいます。カメラは防水だから水に落としても大丈夫だよ。かっこよく撮ってね、日本に帰ったらホームページに載せるから。T君曰く、先生はフルスロットルで突っ走るから観ていても疲れそう。今度は少し逆側の湾になっているところまで行ってみます。確かにこれに何時間も乗っていたらヘトヘトになりそう。20分ほど使わせてもらいT君と交代しました。

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T君も楽しそう。あいにくパラセーリングは出来ないけれど、これでも充分に楽しめます。どう、来て良かったでしょう? やっぱスービックは良いでしょう? 僕もなかなか一人で来て、これを頼んで乗ろうとは思わなかったけれど、やはり二人だと行動も大胆になるようです。荷物もあるし。でも二人いると安心だね? 貸し出しのスタッフは心配そうに見ていました。大丈夫! 僕らはもうベテラン!

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またしばらくしてT君から僕に交代。僕は彼の走っている姿を僕のデジカメのビデオで撮影しました。ズームにすると走る被写体を追いかけるのは結構大変、うっかりするとファインダーから彼が消え、探すのに苦労します。少しズームをoutして、被写体を見つけるとまたズームin、東京へ帰ったらビデオをSDカードに入れてあげるから。彼のスマホはSDカードのスロットがあります。iPhoneにはなし。

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グルグル廻るとこのジェットスキーの最小転回半径は約7-8m? 廻っても結構面白い。スロットルを開けるほど、スピードを出すほどその転回する半径は小さくなります。これは自動車やバイクと全く違った特性。一方でスロットルを緩めて勢いだけで走っているとき、ハンドルを切っても曲がりません。舵はついていなくて、曲がるための推進力はやはりスロットルを開けないと得られません。

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今度は思いっきりフルスロットルでぶっ飛んでみました。なかなかのスリル、如何にも放り出されそうな勢いです。爽快そのもの。でも…、結構疲れてくるし、正直なところこの広い海でグルグル廻っているだけではそろそろ飽きてきます。やっぱりジェットスキーを買う必要はないな? よく羽田空港の前の運河を5-6人で走っている人達を見かけることがあります。あれは楽しそうだけど...。

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このジェットスキーの料金はT君と割勘、彼も僕に遠慮して僕に乗る時間を多く譲ろうとしますが、僕もだいぶ疲れてしまいました。それにもう飽きた! 「T君、あと残りの時間は全部使って良いよ、僕はもう疲れちゃったよ。」そう云いましたが、彼が乗った後、もう一度僕の順番が回ってきました。彼も疲れた上に飽きたよう? でも初めからこれはやろうと云っていたのです。楽しめました!

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あまりジェットスキーをやろうと云う客はいないみたい、昨日はどうやら一人走っている人がいたようだけれど、パタヤビーチやボラカイ島のようにマリンスポーツに興じる観光客はこのビーチにはあまりいないようです。このマリンジェットのスタッフも結構手持ちぶさたの様子、でもこの重いマシンを砂浜に上げ下ろしするのは慣れている様子、3人でトレーラーを使いひょいとやっていました。

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ジェットスキー、結構きつい……、まさに遊び疲れでしょうか? 結構加速するときに普段使い慣れない前腕の筋肉を使い、しばらくすると筋肉痛になりそうです。さてその後はホテルのプールへ。運良く数少ないビーチチェアが空いていて、二人して並んで日光浴が出来ました。上半身裸で少しうたた寝もしてしまいました。今回は友人がいる故、iPodの出番はありませんが、至福の時です。あ〜、幸せ!

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少しお互いに泳いでいるところをカメラを交換して撮り合いました。嫌だなぁ、水に入ると髪の毛が薄いのがばれるから。残念ながら格好良くクロールをしているところのショットがありません。へばってきて下半身が沈みかけているようなショット、水泳の技術と言うよりも泳ぎ続ける体力を養うことが先決かもしれません。クリニックのナースに平泳ぎの競泳で負けたこと、今でも覚えています。

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4時間ほどプールに転がっていました。ランチも抜きでだいぶ睡眠を取って、良い気分で帰ってきました。ビーチ前を通って部屋にもどる直前、な〜んか怪しい雲行き、あの真下は雨が降っているんだろうな? でもあの雲はこのまま右方に行ってしまうだろう、そう考えていました。取りあえずプールサイドにいる間はお天気はもってくれました。さてこれからT君とオロンガポへ行きます。

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オロンガポとはスービック州の州都みたいなところ、結構大きな街です。前回僕は年賀状を出し損ねた人に送る絵葉書を買うために出向きました。今回はジプニーに乗って(前回はバイタク)で向かいます。実はT君はジプニー初体験、もちろんマニラでは乗り難いのですが、スービックでは青いジプニーはこの路線しかないところ、これで行って、これで帰ってくれば良いのです。所要時間30分。

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どう? 安いし、気軽だし、何処でも乗り降り自由だし、これほど便利な乗り物はないんだよ? 行先によってちょっとコツがいるんだけれど、マニラでも僕が指南するから乗ってみようよ、そんな提案をしました。まぁ乗り心地は最悪、でも30分も乗っていて20円ちょっとなんですから文句も言えません。この街道沿いに住んでいる人もたくさんいるようで、結構な乗り降りがありました。

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このバイクタクシーはスービックのザンバレス(我々のホテルのあるところ)とオロンガポ間を往復でチャーターすると400〜500ペソと結構高いのです。だいぶ街らしくなってきました。僕も一度しか来たことがないけれど、T君は全くの初めて、どう? この街は? 結構面白いでしょ? 彼は未だセブ島へも行ったことがありません。やはり僕がガイドとして彼を連れて行かなければならない?

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オロンガポの中心街でジプニーを降りました。かなりの都会、人口はかなり多そう、少なくも商店やマーケット、モールなど、もしここに住んでいても何も不自由しないと言うくらい何でも揃っています。僕もこの街を歩き廻るのは初めて。前回は絵はがきを買いにショッピングモールまで来て、そのままトンボ帰りでしたから。しばらく見物がてら、じっくり歩いて見ることにしました。

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ちょっと小腹が空いたね? 何か食べようか? アッ! Inasalがある! ねぇ、T君はハロハロ食べたことある? エッ? ない? じゃぁ、食べてみようよ、結構美味しいよ。そんなことで二人してお店の中に入りました。そう、毎回フィリピンに来る度に僕はハロハロを食べているのです。ここのチキンは食えたものじゃないけれどハロハロだけは美味しいんだよ、この店、ハロハロあるかなぁ?

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結構このチェーン店であるInasalもハロハロを扱っている処とない処があるのです。中に入ってメニューを見てみると、ありました! ハロハロ49ペソ、でも49ペソはsmall? regular sizeは66ペソだって、じゃぁでかい方にしよう。初めはsmallで良いと云っていたT君も結局regular sizeをオーダー。席に座りながら今後何処に行くか相談します。一人旅なら気軽なのですが、今回は僕がHost。

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待つこと5分少々、出てきました。間違いなくハロハロ、確かにいつものより少し大きい。かき氷に練乳、いろいろな色のゼリーにちょっと訳の分からない豆、四角くcutしたプリン、それに必ず紫色のアイスクリームか餡子みたいな奴が乗っかるのです。どう? 美味しい? マニラでもなかなか置いてある店が少ないんだよ。そこそこの暑さにちょうど良い冷たさです。今日のはその餡子もありました。

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さてInasalを出て街歩きをします僕もこの街をゆっくり歩くのは初めて、マーケットがあります。後ろ姿だけ公開しますが、前を歩くのがT君。実は僕の車仲間の弟、しかし今や兄貴より弟と一緒に飲む機会が多くなりました。気が合った? 彼も旅行のベテランではあります。いつかセブ島にも僕が案内する約束をしています。更に! 来月、兄弟二人とタイのバンコクで待ち合わせをしているのです。

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確かに賑やかな大きな街であることが判りました。セブ島のラプラプシティやダバオの中心街並みの繁華街であるようです。スービックにはあまり生活必需品が揃うような大きな街はありません。だからビーチ沿いに住んで、たまに30分かけてこの街に来て生活必需品をごっそり安く買い込んで帰る、そんな生活も良いかな? などと考えていました。大きくはないけれどSMモールまでありますから。

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道沿いに小さな店が並びます。野菜、果物、魚など食料品が多いよう、値段もだいぶ安いようです。もちろんこの街も海のそば、漁港が何処にあるかは確認していませんが、恐らく街で消費する魚は近海で確保するのでしょう。でもあまり美味しそうな魚はなさそう、所謂小魚みたいのがたくさん並びます。これはあまり食べたいとは思わないなぁ、ボラカイ島みたいにでっかいロブスターはないの?

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珍しいものを見かけました。手動式信号? 水色の制服を着ているのが警官、今は横断歩道の歩行者がGo、車道の車がStop、時間を見計らって彼が笛を服ながら90度、この棒を回すと今度は歩行者が歩道内で待ち、車が行き交うようになります。結構そのIntervalは永い、僕も長く待たされて結構イライラしました。カメラを向けると警官もちょっと呆れ顔、でも立ちっぱなし? ご苦労様です。

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もう10月、フィリピンでもクリスマスは12月ですが、今までの経験上、特にマニラでは早い時期からクリスマスムードに包まれます。クリスマスデコレーション専門店? 現地の人に尋ねたこともありますが、2ヶ月以上クリスマスが来るまで、その準備に心奪われるのだそうです。それだけ楽しみが少ない? クリスマスまっ只中にマニラに行ったことはありませんが、さぞかし賑わうのでしょうか?

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何かの本で読んだことがあります。ここオロンガポも街を救った英雄がいると。そしてその人の銅像が街の中にあることを聞いていました。これでしょうか? スペインの統治が永かったフィリピン、やはりマニラのリサール公園はそんな英雄を称え忍ぶ施設のようです。でもフィリピン人はそれほどスペイン人を憎んでいない? 不思議です、何故日本だけがこれだけボロクソに未だに叩かれるのか?

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大きなバスターミナルがありました。恐らくは長距離バス? もちろんマニラに行くバスもあるはずですが、これに乗れば数百円で100数十キロの移動が出来るのでしょう。結構最新式の綺麗なバス、こんなネットワークを把握すれば取りあえずルソン島の何処へでも行けそう、でも機関銃を持った過激派に日本人故に誘拐されたり、身ぐるみ剥がされるのも嫌ですね。やはりタクシーを使うべき?

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実はしばらく歩いて面白そうな処がないので、K君と二人してバイタクを拾って15分ほど走り、同じオロンガポ市内の別の繁華街にやって来ました。地名だけ聞いて指示したのですが、地理的な状況は把握出来ていません。帰りは黄色いジプニーに乗って、それから青いジプニーに乗って行けばホテルまで戻れるよ、そんな安易なPlanningの元に自分が何処にいるか判らない状況になりました。

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そろそろお腹が空いてきたね? 何処で何を食べようか? そんな相談が始まりました。せっかくこの大きな街に来たのだから、何か美味しいものを探そう、そんな機運になってきましたが、なかなかそんな良さそうな店はありません。こんなローストチキンも美味しそうに見えるけれど、実は肉がパサパサで小骨が多くて美味しくないことは判っています。ファーストフード店は結構あるけれど。

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バーも中に入ってみてみたけれど、しっくり落ち着けそうな店はありません。入り口は格好いいんだけれど。未だ時間が早くて、こんなバーは人が入っていない、賑やかさもなく、すぐに始まるなんて云っても嘘つき、しばらくしてから戻っても全くショーが始まる気配もない。むしろ客はアメリカ人が多いようで、どうやら日本人は皆無と云って良いような状態でした。5-6軒見て廻ったけれど…。

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小さなホテルらしき建物の1階にビュッフェらしきレストランがありました。まぁまぁ小綺麗だし、だいぶ歩き疲れたからそろそろこの辺で妥協しようか? そんな勢いでこの店で夕食となりました。一応座る前にビュッフェの内容を確認したのですが、あまり高級ではなさそう、でも座っている客はそこそこハイソな感じの良い雰囲気でした。まずはサンミゲルで乾杯、`お疲れさま〜!`

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ようやく座って落ち着けましたが、ビュッフェはパスタ? お寿司? フィリピンらしからぬごちゃ混ぜのものでした。味も大したことない、結局プレートを1回だけ使って終わりにしました。値段も安いし、もうちょっと頑張って美味しいものを探せば良かった? なかなかこの街には美味しいものはなさそう、しかも結構やっている店が多くなくて、オロンガポでの生活はちょっと無理そう……。

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プレートはこんな風になりました。スープはコーンスープと韓国風の少し辛いスープとあり、どちらもそこそこ美味しかったです。僕はスープはおかわりをしましたが、食べ物は今ひとつ……、せっかくここまで来て、ずいぶん歩いたんだけれど結局良い店は見つかりませんでした。リサーチ不足でT君に申し訳ないよう。やっぱりホテルでステーキでも食べていた方が良かったかも知れません。

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こんなウェイトレスの募集広告がありました。18〜25歳の若くて綺麗な女性、愉快な人? 僕もこんなスタッフが欲しいです。でも日本では絶対に許可にならないフレーズ。男女雇用機会均等法…、女性の社会進出を促す意味では賛成です。でも思わぬ副作用もあります。僕のクリニックの募集に男に来てもらっても困ります。だったら東京女子医大は存在してはいけないのではないでしょうか?

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さて困りました。帰り方が判らない。まずは黄色いジプニーに乗って、青いジプニーを見つけたら乗り換える、そんな計画でした。ずいぶんオロオロしましたが、まずどちら方向に向かうべきなのかも判りません。ここに来た時のバイタクは細い道からひょっこり大通りに出てきましたから。まぁ、こんな知らない街で道に迷ってしまうのも、これまた楽しいアドベンチャーではありますが、T君も心配そう。

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まず第一この照明の中ではジプニーのボディの色が黄色なのか白なのか判りません。白と黄色と赤が走っているみたい。少なくも青いジプニーは走っていません。ちょっと焦燥感を感じました。結局バイタクを捕まえ、青いジプニーに乗れるところまで連れて行ってくれと頼みました。こちらの注文が運転手に通じたのかどうかもよく判りません。その後バイタクで結構な距離を走りました。すると

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通ったことのありそうな道に出ました。ならこのままホテルのあるサンバレスまで行ってもらおうか? なかなか英語の通じにくい運転手相手に説明しました。運転手は`Long distance`と文句を言っていましたが、結局300ペソでとの話がついて20分ほど走り、見慣れた街まで帰れました。支払いの時に一悶着、一人300ペソ? それに行く先変更迄の料金は別? 少しチップを出して収まりました。

第4日目、スービック、たった2泊の短い期間ではありましたが中身濃く堪能しました。T君も恐らく満足してくれたはず。また来たいと云ってくれました。そう、3-4泊出来ればだいぶ満足度が得られるかも、2泊ではちょっと消化不良気味です。まぁ、お互いあまり休みは永く取れませんから。でも彼と話すうちに満足してくれたようで、僕もガイド役として、エスコート役としてご一緒出来て良かったと思います。彼も逆に僕にいろいろ気を遣ってくれているようで、むしろ申し訳ないような感じ。
 さて! 今日はマニラに戻ります。二段階に分けてきた行程を今日は一気に突っ走ります。恐らく車に乗っているのは3時間、ちょっと憂鬱にはなりますが、それも好きなスービックで過ごすため。お昼にはこちらを出発して、午後3時にはマニラの慣れたホテルにチェックインしたいと考えていました。マニラでは少し買い物に。T君にも付き合ってもらうようお願いしてあります。さて、またビーチサイドでの朝食から一日が始まります。でもまた例の鬱陶しい奴らが…。

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朝、気持ち良く目が醒めました。お天気はまずまず、薄曇りながら少し陽が差し、暑くもなく寒くもなく、なかなかの日和です。さっそくT君から電話が入り、一緒に朝食を食べようということになりました。やはりストレスのない目覚めは最高、また身体を揺さぶって今日一日の始まりを迎えます。T君が僕の部屋まで迎えに来てくれました。今日は昼にはこちらを発ちマニラに向かいます。

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実はこのホテルには今までのプールサイドのレストランバーとは別に、もう一つビーチサイドにもレストランバーがあるのです。むしろこちらのビーチサイドは僕の部屋から至近距離、今日はプールではなくて海を見ながらの朝食にしようと云うことになりました。僕自身、こちらで食べるのは初めて、しかしスタッフに尋ねるとメニューは全く同じそうです。昨年夏は毎日プールサイドで朝食でした。

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今日の朝食はエッグ・ベネディクトは辞めて通常のセット、僕はアメリカンブレックファストを選択、彼はヨーロピアン、ちょっと100ペソほど僕の方が高いのですが、やはり朝はしっかり食べたい、二人して話しながら今日の計画を練っていると彼の朝食の方が先に来ました。やはりこのレストランは何でも美味しいよ、他に朝食は食べる処がなかなかないし。もちろんトーストが付きます。

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何故か彼がフルーツを食べたいと言い出し、盛り合わせをオーダーしました。どうやら彼の奢り? 先生、どうぞ といわれて僕も少しつまんでみました。バナナ、リンゴ、スイカ、オレンジ、そして定番のマンゴー。差し詰め日本のキャバクラでフルーツを頼むとこれくらいで5千円だな? このホテルのレストランだとその1/5くらいの値段のようです。マンゴーとバナナ、オレンジをいただきました。

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続いて僕のセットが到着。卵料理はオーダー出来ます。いつも変わらずに例によってFried eggs Sunny side upをオーダー、それに特大のソーセージ、HasuedBrown、焼きトマト、ベーコン、それにトーストとコーヒーが付きます。見た目はそこそこのボリューム、お昼にはここを出ますのでランチは遅くなりそう、しっかり食べます。あれ〜? 100ペソの違いはベーコンだけ? 

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何となく不愉快…、100ペソ違うならもう少し何か加わっても良いんじゃない? ふとテーブルのセットを見ると調味料はまた見慣れない醤油とスイート・チリソースがありました。ちょっとずつソーセージや卵料理につけて食べてみました。両方ともなかなか旨い! 日本では未経験? またマニラのマーケットで探そうか? ボラカイ島で見つけたクノールの醤油は日本でもせっせと使っています。

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せっかく気分良く朝食を食べているところにま〜たこいつら、鬱陶しい物売りの登場です。もうホント、勘弁してくれよ…、ロープが張ってあるのにそれを超えてこちらに近付いてきます。今日は貝殻、安物のブレスレット、訳の分からないアクセサリーなど、食指の動く物は全くありません。ウェイターを呼んで追い払ってくれと頼みます。結構な勢いで向こうへ行け! と追い払ってくれます。

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結構満腹になりました。ここで僕が彼に提案、朝食後はマンゴージュースを頼まないで、隣のホテルに気持ち良いデッキがあるから行こうよ とT君を誘いました。未だTransportの時間まで結構ある、のんびり出来るよ と二人で隣のホテルのレストランバーに来ました。僕が初めてスービックを目指した時のもう一つの候補のホテル、デッキからの眺めはなかなか。ね? 良いところでしょう?

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昨日はジェットスキーでこの沖合まで見に来ました。やや海は青く波は静か? 未だ朝の10時くらい、レストランバーの中は人もそれほど多くなく、静かな田舎町の佇まいです。どう? スービックは堪能した? フィリピンではお気に入りの地なんだけれど、のんびり出来たよね? 僕にとっては移住の有力候補地だよ? ここなら当分飽きないで暮らせそうだよ。彼も気に入った様子です。

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でもこのホテルのプールには偽りあり、Webの写真では素晴らしいプールがあるように写っていたのです。今のホテルのプールよりもはるかに良さそうに見えました。しかし、誰も入ることのないちんけなプールがあるのみです。このホテルは部屋は小さそう、値段は僕らのホテルの7掛けくらいだったはずでしたが、こちらにしなくて良かった。やはり今のホテルがベストチョイスでしょう。

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以前僕が来た時はこの建物は足場かかかり、改装工事をしていました。しかし今はもうすっかり完成して白いペンキで塗り替えられた建物はかなり綺麗でした。むしろここはアメリカ人のロングステイが多そう、逆に韓国人や中国人はいなさそうでした。夜は未だ来たことがないけれど、レストランの料理もなかなか美味しそうでした。エントランスもリノベーションで様変わりしていました。

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彼のカメラで撮影した僕の写真を帰国後いただきました。たまに現地のスタッフに自分のカメラを渡して自分自身を撮ってもらうこともあるけれど、どうしても一人旅が多い僕としては自分の写真をWebに載せることはつい少なくなります。もっとも老け込んだ最近は自分の姿をあまりさらしたくないような気分になります。あ〜、歳はとりたくない! 今、Anti-Agingについていろいろと研究中です。

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マンゴージュースを飲みながらマニラでの行動計画を相談しました。マッサージに行きたいね、またロビンソン・デパートで買い物かな? 僕は子供達に洋服とバッグを買うからちょっとだけ付き合って。そうそう、食料品売り場に行って、あの醤油とスイート・チリソースも探さなきゃ。まずはそこそこ残りが少なくなったから両替をしなくちゃ。何処かレートの良い両替所を知っている?

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隣のホテルのレストランバーで小一時間ほどのんびりして、部屋に戻って荷造りです。スービックには2泊だけ。ちょっと忙しなかったけれど、T君には充分この街を紹介出来たと思います。どうやらまた来たいとのこと、ジェットスキーも飽きるほど乗ったし、食べ物がなかなか美味しいことも判ってもらえただろうし。今度は僕がいなくても一人でも来られるでしょう? それともまた一緒に来る?

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彼と別れて午後12時にフロントで待ち合わせとしました。このビーチ・フロントのロケーションは気に入りました。でもT君の部屋があまりにも凄すぎた? 恐らく僕はまたこのスービックに来ることがあると思うけれど、あの部屋を見てしまったら心も揺らぎます。今度、もし一人で来るならあの部屋だな? でもあの値段であの部屋? 多分プロモで安かったのだろうし、次回はうんと高いかも。

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部屋の入口からビーチ方面を見ると、あれ? またあいつらがいる…、ホント! この観光地の唯一の汚点がこの異常にしつこい物売り、本当に喧嘩になりそうなくらいしつこい、一度断ったらもう諦めてくれよ。「ヤスイ、ヤスイ。」と日本語で来るところがまた非常に頭に来ます。箱に入ったRolexの偽物がズラリ、僕はもうイミテーションは買いません。お前ら、相当観光収入をspoilしているぜ。

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さて午後12時にチェックアウト、既にWebで支払いは済ませているので、部屋付けにした食事代とマニラまでの送迎料金だけを支払います。時間通りにT君も荷物をまとめてフロントに降りてきました。もう送迎車も準備出来ているみたい。これから早ければ二時間半、混んでいると三時間以上の少し憂鬱な移動が始まります。ドライバーは初老の落ち着いた男性でした。若い飛ばし屋より安心。

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よろしくね? 運転は非常にGentlyな好ましいものでした。スピードもあまり出さずに100km/hrくらいで安全運転。だけどちょっと心配なことが…、この運チャン、ずっと咳をしっぱなしでした。まさか結核ではないだろうな? 密室の中で咳き込まれるとちょっと不安になります。しかしひどい咳をしている割には休憩時には煙草を吸っていました。車はまたまたちんけな日本車。

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ホテルを出て二時間ほど、クラークを超えて3車線の広い高速道をずっと走っているところ、T君がにわかに催して来たようです。未だマニラまで1時間くらい? 運転手さんに頼みました。もし車を停められる処があるならば、休憩がてらトイレに行きたいんだけれど。外の看板を見るとすぐ先にそんなパーキングエリアがあるみたい、頼んでから5分位でかなり大きなパーキングエリアに停まりました。

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僕はトイレには行きませんでしたが、このパーキングエリアはかなり大きい、そしてプーマ、アディダスのアウトレットがありました。T君が少し見て行きましょうよ と提案。残念ながらナイキはないようだけれど、日本で買えないようなシューズがあったら買っちゃおうか? なんて思いながら中に入りました。品揃えは豊富、しかし…、結局何も買わずに出てきました。Ferrariのロゴ入りシューズも。

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結局マニラまでjust3時間でした。結構永いドライビング、それでもまぁT君といろいろな話をしていたので退屈することはあまりなかったけれど、一人だったら寝ちゃっていただろうな。午後3時過ぎにはホテルへ到着、途中結構な雨も降りました。さてマニラではいつもの決まったホテルをリザーブ、前回のボラカイ島の時と同じホテルです。チェックインもスムーズ、T君も同じフロアの近くの部屋。

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そして今回はgrade upすることなくこのバス・ビューを確保しました。そう、これがないのならスイート・ルームである必要はない! ジャグジーではありませんが、部屋を真っ暗にして夜の怪しげなこの街を眺めているのが大好きなのです。ここでお湯に浸かっていると、時間が経つのも忘れてしまいます。あいにくマニラは滞在も16-17時間ほど、もう僕にはマニラは通過点に過ぎません。

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僕はスムーズにチェックイン出来ましたがT君にトラブル、彼の部屋はキングサイズのベッドではなくツインルームでした。一人で泊まるのにツインベッドなんて馬鹿馬鹿しい、キングサイズのベッドの部屋に換えてくれと云ったら空きがない? これだけでかいホテルにそんな空室がないとは思えないのだけれど、結局明日はチェンジと云うことで丸め込まれてしまったようです。僕なら文句言うけれどな?

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僕の部屋からの眺めです。もう16時間後にはチェックアウト? あまり荷物をバラすことなく、まとめておきます。と云ってもトランクの半分は空洞のまま。そう、これから買い物をします。息子に決まったブティックでシャツを購入、娘にはやはり決まったブランドのバッグを買う予定。そして女房にはリクエストのコーヒーを買います。そこそこの休憩でT君と待ち合わせ、街に出て行きます。

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ホテルから歩いて3分程でロビンソン・デパートがあります。大きなイベントをしているみたい、有名な芸能人が来ているようでした。黄色い声で賑やか。M&SとはMark&Spencer、フィリピンのウェアのブランドですが、そこそこ品質は高く、値段は中堅どころ、いつも息子にここのポロシャツやTシャツを買います。まずは両替を。そしてだいぶお腹が空いたので、フードコートに出向きました。

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フードコートのラーメン屋さん、T君の推薦の店ではありますが、聞くところによると彼が初めてここに来たのは僕と一緒だったとか? もう何年前のことか忘れましたが、何回か彼とマニラで合流したことがあるのですが、その時僕が彼に推薦したとか? 当の本人はそのことをすっかり忘れているのですが、ここの味噌ラーメンは美味しいとのこと、だいぶ空腹だった僕は炒飯もオーダー。

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なかなかこの炒飯は旨い! 安っぽいボウルに入り、フィリピン米で作られた見てくれの悪いこの炒飯はもの凄く美味しかったです。少し味見してみる? 美味しいよ、とラーメンしか頼まなかったT君に味見をさせてあげましたが、彼も絶賛していました。フードコートは気軽に一人で入れてなおかつ安い。今後はマニラに来た時にはここも覚えておこうと思いました。そしてラーメンが出来ました。

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彼推薦の味噌ラーメン、恐らくインスタントラーメン並みの乾麺だろうと思いきや、結構しっかりした麺で更にスープが絶妙、300円位しかしない何の変哲もないフードコートのラーメンがなかなか感動ものでした。僕の好きだったホテル近くの中華料理屋さんは閉店してしまった、また何処か行きつけを探さなければならないと考えていた矢先、思わぬめっけもんでした。結構空腹は満たされました。

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更に彼に付き合ってもらい例のスイート・チリソースと醤油を見つけました。スービックのホテルのボトルの写メを撮っていたので、これと同じ物を手に入れたいとスタッフに見せたら、本当に一生懸命探してくれました。同じボトルに入った種類の違う物もあり、わざわざジッと写メを確認してそのものを見つけてくれました。そして息子用のシャツ、娘用のバッグも彼に付き合ってもらいgetしました。

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暗くなってからいつも行くバーへ。T君を初めてマニラ市内のジプニーに乗せました。確かに日本人二人で乗っているとHold upに遭う可能性も高く、ちょっと緊張しましたが、普段タクシーで200ペソだの300ペソだの面倒な交渉をするところ、僅か10ペソで気軽に、しかも時間はそれほど変わることなく移動できるのは便利なものです。但し行く先を見極めるのはちょっと熟練が必要です。


第5日目、今回の旅行もいよいよ最終日、ずっとT君にベッタリでしたが、彼も充分に初めての地を堪能してくれたようです。寂しいことに子供が大きくなり家族旅行がなくなってしまった僕にとって旅行は9割方が一人旅、もちろんそれがたまらなく好きではあるのですが、今回のような男二人と云うのは初めての経験? 大勢で行ったり、現地で合流したりの旅行は結構ありましたが、こんな形の旅行は僕にとっては非常に珍しいことなのです。しかも! 協調性のない僕でもT君とは一度もぶつかりません。
 さて…、今日はもう朝早起きして東京へ帰るのみ、ボラカイ島からの帰りは全く悲壮感がないとホームページの中で書きましたが、今回はちょっと? 1ヶ月半後にはまたバンコクへの旅行が控えてはいますが、やはり現実に引き込まれる何となく悲しい思いは感じざるを得ませんでした。そう、また2月にフィリピン行きを計画しようか? こんな旅行をしないと死んでしまいそうです。朝6時に寝過ごすことなく起床、台風が東京へ来る直前に着陸します。

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今回の旅行最後の朝、今日は東京へ帰ります。あいにくいつもの午後の便はマイレージで取れませんでした。やむなくマニラ空港を朝の9時過ぎに発つ飛行機、連休明け故、今日東京へ戻る乗客も多いのでしょう。だから朝は6時起き、決して起きるのが辛いわけではないけれど、やはり昨日のようにシャキッとは行きません。得てして最終日はいつも良い天気、朝食後すぐにホテルを出ます。

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タイトなタイム・スケジュールの中、もったいないのでこのホテルの朝食ビュッフェでは食べていくことにしました。ここのビュッフェはハイアットと並んでなかなか美味しいところ、逃すのはもったいないとまた貧乏性丸出しです。朝6時のオープンとほぼ同時にレストランに入りましたが、何故か結構な混雑、ダイニングの端っこにあるこんな小さなテーブルしか空いていませんでした。

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ここでしっかり食べちゃえば、あまり美味しくはない機内食には手をつけないで済むだろう、どうせ東京まで寝ているんだから、いっそのことカッツリ食べて、機内食は断って爆睡状態で帰ろう、そんな風に考えました。相変わらずここのビュッフェは豪華、主食は米、お粥、パン、何でもありです。副食も豊富、どれにしようか迷うくらい種類がたくさんあります。もうマニラともお別れです。

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今日の朝食はこんな感じ、ちょっとボリュームオーバーかも知れませんが、持ってきた以上は必ず全部平らげます(中国人は取ってきたくせにごっそり残す奴が結構多い)。主食はフライドライス、そしていつも通りにTwo fried eggs sunnyside up、野菜とフルーツは山盛り、そして大きなボウルのスープ、肉類は少々とこんな感じです。でもあまり時間がない、少し気が急いています。

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4日間ずっと一緒だったT君はきっと疲れているだろうと配慮し、こんな早朝から連絡するのは控えておきました。今頃高いびき? 今回のチェックアウトは待たされることなくスムーズに行きました。自分で忘れていたけれど、宿泊費はもう既にクレジットから引き落とし済み、ミニバーは使わなかったので支払いはなしでした。また例によってホテルタクシーは断り、安い流しのタクシーに。

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ちゃんとメーターは動いています。ドライバーはかなり初老のDark skin、また日本人のくせによくしゃべるじゃないか? と褒めてもらいました。ボラカイ島の時のような渋滞はなし、乗ってすぐに`飛行機は何時の出発だい?`と気を遣ってもらい尋ねられました。「時間はタップリあるから、ゆっくり安全運転でお願いしますね。」と返事、急いでくれと云う客が多いのだそうです。僕は大丈夫ですよ。

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T君に会わないで出て来たのも少し心残りでしたが、僕の為に朝6時から起こしてしまうのも何となく気が引けるところ、昨日のうちにどうするか決めておけば良かったのですが、そんな話をしないまま別れてしまいました。でも僕のエスコートで彼も満足してくれたはず、少なくも僕が案内しなければ彼が一人でスービックに行くとは考え難いところ、僕も嬉しかったです。もちろん帰国後反省会をします。

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ものの20分くらいで空港に到着、タクシー代は300ペソ足らず、駅から我が家までの1メーターの料金よりも安く、少しチップを足したところ喜んでくれました。ドライバーはちゃんと車から降りて車のトランクから僕のそこそこ重いトローリーを出してくれました。`重いよ、ぎっくり腰気を付けてね。`と云うと`また来いよ。`と云ってくれました。そう、ありがとう! 多分また来ますよ。

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空港の入り口で何かもめている奴がいるみたい、僕が並んだ列の4人ほど前の西欧人の中年女性、どうやらチケットを持っていないようです。女性警察官が厳しい顔で入場を拒んでいる様子。マニラの空港はいつもピリピリしています。やはりテロを警戒しているのか? いいよ! チケットがないような奴はサッサとほっぽり出して、ちゃんとした客はスムーズに入れてくれよ、3分くらいもめていました。

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空港の中は思いの外混んではいませんでした。もう出発まで2時間を切っているのに、JALのカウンターには客は一人もおらず、待ち時間0でチェックイン出来ました。台風19号が東京に近付いています。「ちゃんと東京に着陸出来る?」と尋ねると「今のところ変更になるような情報はありません。」とのことでした。むしろ明日のT君の帰国便がどうなるか心配です。彼も不安そうでした。

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良かった! 施設内はちゃんと冷房が効いていました。イミグレーションもあまり混むことなく、そして世界最悪のセキュリティ・チェックもそれほど厳しくなく、スムーズに待合まで入れました。ただ相変わらず改築工事は進行中、だからDUTY FREEのお店は半分くらいしかやっていません。女房に頼まれたコーヒーも既にロビンソン・デパートで買ってきてあります。いつもはここで買うのですが。

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女房の好きなウォッカを2本、そして僕、若しくは息子の為にスコッチを1本、合計免税Limitの3本の酒を買いました。このスカルのボトルはウォッカ、49ドル、しかし前回のボラカイ島の帰り、一悶着あって買いたかったのに買わなかったのです。今日は購入しました。その一悶着の時のスタッフが今日もいました。別の女性スタッフを捕まえて、今日は3本の酒をまとめて買いました。red heart.GIF

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相変わらずターミナル1の改修工事は続きます。来年の1月まで? だからこの次僕がフィリピンに来るときにはもう綺麗な空港になっていることと思います。それと同時にスタッフもまともな奴と入れ替えて、ハード面、ソフト面ともに世界最悪の汚名を返上すべく頑張って欲しいです。空港内のお店もだいぶ休業中、しかし助かることに冷房は効いています。8月は空港全体がサウナ状態でした。

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JALの搭乗口前まで来ました。朝の便に乗るのは久々、だから朝の搭乗口も今までとは違った雰囲気になります。どうやら台風19号の影響は受けないで済みそう、でも台風の上を追い越していくように通過するので、或いは少し揺れるかも知れません。ここまで手荷物検査が合計3回、しかし前よりプレッシャーがなくなったような気がします。世界最悪の評価であればトップは首が飛んだのでしょうか?

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JALの機体を見ると少しホッとします。機内に入るまでは日本人スタッフはあまりいません。搭乗口でアナウンスするスタッフまでたどたどしい日本語をしゃべる現地スタッフ、ただ一人だけ以前お世話になった現地出向の男性日本人スタッフがいます。会う度に「いつぞやはお世話になりました。」と挨拶するのですが、今日は会えないみたい、定刻に搭乗となり、機内に乗り込みます。

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T君から呼んでくれれば良かったのに と云うメールが来ました。ゴメン、朝寝を邪魔したくなかったから。また帰国したらいつもの居酒屋で反省会をしようよ そんな返事を送りました。彼はもう一日マニラに滞在します。羨ましい、僕だけ先に辛い現実へ引き込まれる事になります。僕がいない方がゆっくり羽を伸ばせるんじゃない? ずいぶん僕に気を遣ってくれたようだから。

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ビジネス席もほぼ満席、午後の便は取れないくらいだったのだから。確かに今日は月曜日で祝日、連休となれば飛行機も混むでしょう。更に席をマイレージで取るなんざ、むしろ今回は運が良かった、そう考えるべきでしょう。でもなかなか連休でないと僕も休みが取れません。実は1ヶ月半後にはまた臨時休診にしてバンコクへ行きます。そろそろ患者さんに怒られそう? 昨年は5回、海の外へ。

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定刻に離陸していきました。さすが定刻出発に関しては世界一のAir、PALはケツから何番目なんだろう? こちらはずいぶん良い天気、東京へ着く頃は結構な雨が降っているのではないでしょうか? また来るね、滑走路を走り出すとき、下にマニラの街を見下ろすとき、いつも心の中でそうつぶやきます。今回はずっと日本語を喋り続けた旅行、だからこそあまり疲れないで済んだ?

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そう、この景色を見ながらつぶやきます、「また来るね。」今日はいつものSMモールが見えなかった、マニラ湾が少しかすんで見えます。今溜まっているマイレージではあとマニラへ3回往復したら空っけつ、ずいぶん遣わせていただきました。未だ海外旅行へ行っていなかった15年くらい前、ポイントを使うなんて頭はありませんでした。だから僕にとって永久不滅ポイントは本当にありがたかった!

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スッチーに断りました。眠いから食事は要らないよ って。水平飛行に入って間もなく、僕の意識はなくなったようです。映画も観ませんでした。帰りはいつも爆睡状態、だからビジネスクラスである必要はない? 今日だって早く搭乗した訳ではない、ラウンジを使ったわけでもない。ましてや餌も断るくらいなら、今回は無理しなくても良かったのかも。僕は何時でも、何処でも熟睡することが出来ます。

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途中でふと目が醒めました。下はかなり厚い雲、台風の雲なのか? この下は海だろうけれど凄い雨が降っているのでしょう。そう、日本とフィリピンの間は台風の生まれる場所、今まで何回となく台風を心配したことがありましたが、台風故にフライトがキャンセルになったことはありません。それこそマニラにいて、帰国前夜に台風がマニラを通過した事すらありましたが、それでも大丈夫でした。

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もうあと15分ほどで着陸? 九十九里が見えてきました。結構白波が立っています。風がそこそこ強いのか? それにしては飛行機はあまり揺れず、安定したフライトでした。殆ど寝ていた? それほど疲れは溜まっておらず、明日からの仕事のモチベーションはバッチリです。忙しなかった特定健診が終わり、今度はインフルエンザの予防接種、そしてインフルエンザ患者の治療、また頑張りますよ。

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11月にはT君兄弟とバンコクへ行くことになっています。バンコクは1年ぶり、やはりタイは食べ物が美味しい、それに今度のバンコクではまた少し買い物をする予定です。そのバンコク行きではマイレージでチケットが取れませんでした。しかしバンコクでT君兄弟と合流する計画の言い出しっぺは僕なので約束を反故にするわけには行きません。取りあえず通常のチケットの予約は取ってあります。

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高度ががだいぶ下がってきました。ファイナルアプローチ、耳が少しおかしくなってきて、そして現実へ引き戻されるちょっと軽い悲壮感も漂います。ボラカイ島の帰りはそうでもなかったのに。今度フィリピンに行くのは何時だろうか? 夏休みにはパラワン島エル二ドへ行くつもりで、これから情報収集します。その前、2月か6月にフィリピンに出向くのか? そろそろ他の国の探索も?

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定刻に飛行機は着陸、また例によってゲートははるか遠く、またトローリーを引きずりながらトボトボ歩きます。途中フライト・インフォメーションの掲示板が。結構赤字でキャンセルを示す便がチラホラあります。僕の帰国便もちょっと台風19号に阻まれる可能性がありました。どうやら台風の速度は今までになくゆっくりだったみたい。台風は今夜半に襲来、明日のT君のフライトも大丈夫そう。

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遠い……、歩く歩道に立ち止まり、ここを歩いて行く気力はありません。全日空なら羽田とマニラ空港第2ターミナルの行き来になる? ボラカイ島へ発つと時に全日空の787に遭遇しました。でも親友のハワイ行きの787は故障で引き返し、丸一日無駄にしたそうです。いつもタイトなスケジュールの僕としてはそんなことされたら敵いません。だけどJALのマイレージは貯めにくい。蜜月は終わった?

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入国審査も税関も空いており、また荷物もサッと出てきました。僕は税関で荷物を開けろと云われたことはありません。僕の知っている女性は必ず開けさせられるそうな。友人から聞いた情報を彼女に教えてあげました。サングラスをしていると開けさせられるらしいよ? 彼女はスッピンにサングラスと云ういでたちが多いそうです。じゃぁ、今度はきちんと化粧をして通りなよ、そうアドバイスしました。

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未だ3時過ぎ、時間的余裕とともに、心の余裕も出来ます。確かに午後9時近くにここにいるのとはプレッシャーが違う。手荷物が一つ増えました。そう、黄色い袋はお酒です。例のスカルのウォッカも入っています。今頃僕を騙そうとしたスタッフは彼女から話を聞いて何と思っているのだろうか? 日本人旅行者は恨んでるぜ……。トランクも往きは半分空っぽ、今はそこそこ満パンになっています。

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税関を抜けた処で指定された電話番号にかけると、凡そ10分位でミーティング・ポイントに車を持って来てくれます。雨はそこそこの勢いで降っていました。台風のピークはこの12時間後、運良く僕もT君も予定通り帰宅が出来ることになります。運転するので寝ることは出来ないけれど、大きな荷物を引きずることもなく、自分で家の玄関まで帰れるのだから、やっぱりこのやり方が僕には一番です。

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午後5時半に家に着きました。朝はちょっと寝過ごさないか不安だったけれど、夜便よりは疲れないで済みます。「ただいま〜。」家の玄関のドアを開けると愛犬が尻尾を振ってお出迎え。「何処へ行っていたんだよ?」 そんな目で見られました。出掛けるときもいつもこいつは悲しそうな目で僕を見つめます。連れて行ってはやりたいけど、お前を連れて行く訳には行かないからな。留守番ご苦労様!



スービック旅行反省会

 帰国1週間後、今回の旅行の反省会をT君と二人で行きつけの居酒屋でやりました。お互いに撮影した写真、ビデオを交換、今後の計画も少し考えました。この居酒屋は九州の農場直営、メッチャ美味しいのです。1ヶ月後にはバンコクでT君兄弟と合流、それも楽しみです。今回のレポートにはそのT君からもらった写真もずいぶん使わせてもらいました。だから僕自身の写真もそこそこ出しました。今後ともよろしくお付き合いの程、お願いしますね。まだまだDeepなフィリピン、ご案内しますよ!

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帰国後、T君からもらった写真、僕の帰国した日に行ったマニラの焼肉屋さん? エ〜ッ!? 誰と行ったの? (^_^) 僕の行き着けの焼肉屋は閉店になってしまいました。その名もJOJOEN、日本の有名な店とは字が違います。また美味しい焼肉屋さん教えてね。勇気を出せばレバ刺しも食べられる?

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さて、東京のとある居酒屋にて反省会、僕はモヒートで行きます。つきだしのキャベツとキュウリ、この店の特製味噌をつけて食べると美味しいのです。お疲れ様でした! カンパ〜イ! スービック、断然良かったでしょ? 今度はT君の未だ行っていないセブ島に行く? またエスコートするよ。

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この居酒屋は九州の農場直営、鶏肉が何とも美味しいのです。鳥刺し、特製のタレが初めからかかっていて、そのままガバガバ行けちゃいます。早くもモヒートは空っぽ、おかわりくださ〜い! セブは行動半径が広くなるからちょっと大変だよ。でもタクシーで500円くらいで移動出来るけれどね。

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この店はこの鶏肉の炭火焼きが売り! 最高に美味しいのです。セブはもし東海岸のビーチリゾートにホテルを取ると、行動範囲はそこだけに限定されちゃうよ。マリンスポーツも何か怪しい奴らが仕切っているみたいだし、あまりお薦めは出来ないなぁ。ラプラプシティまででも遠いよ。

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レバテキ、この味付けは最高だね。レバーも新鮮で、全然臭みはないし。やはり宿泊は僕がいつも泊まるマクタン島の空港前のホテルが良いな? 行動半径の中心にあるし、安いし、良いプールがあるし、朝食ビュッフェは最高に美味しいよ。セブシティまでタクシーで30分、500円で行けるよ。

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本日のメインイベント、ちゃんこ鍋、もう鍋の季節だね。この店の塩もつ鍋も美味しいんだけれど。セブシティはフィリピンでマニラ、ダバオに次ぐ3番目のビッグシティ、但しだいぶ広いから歩いて廻るのは無理だな? ジプニーもあるけれど、どう乗って良いか僕も判らないよ。

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ちょっと一休みでシーザースサラダ、チキンも入ってこのシャキシャキ感は良いね? マクタン島だけでセブ本島に行かなかったこともあるよ。それはそれでのんびりした旅行にもなるけれどね。娘が大学の卒業旅行でセブ島へ行ったけれど、夜はホテルから出ちゃダメだと云っておいたよ。

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やっぱりこの店のラーメンは欠かせないね? えっ? もうお腹一杯? じゃぁ少しシェアする? ところでスービックも良かったでしょ? 取りあえず忙しかったけれど、僕の知っている見所は全部紹介できたと思うよ。オロンガポは行く必要はなかったかな? 天気には恵まれたよね?

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ちょっと僕は物足りないな? 砂肝頼んでいい? それとももう一度スービックに行く? やはり4泊だと今回のスケジュールがベストかな? セブ島へJALで行くなら前後マニラに1泊ずつ、中セブに2泊ってところかな? PALなら直行でセブに4泊って手もあるけどね?

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パフェが食べたいと云うT君の提案で、店を替えて特大のパフェとなりました。僕は小さいのでいいや取りあえず2月にマニラ往復のJAL便だけ確保しておこうか? 何処へ行くかはそれから決めても良いし。ボラカイも良いよ、でも4泊だとちょっとタイトかも知れないね?


 かくしてこんな感じで来年2月辺りにまた二人しての旅行の計画が半分くらい決まりつつあります。実はT君はやはり僕の親友である兄貴と一緒に仕事をしているところ、Tak先生と一緒と云う事なら休みの許可が出るそうです。良いよ、僕を出汁にして。僕からもお兄さんに頼んでおくよ。結局T君の紹介で僕もJALカードを持つに至ることになります。せっせとJALのマイレージを貯めなきゃ。今までが蜜月で、そんな蜜月が終わってしまったのかも知れないね。
 今まで一人旅ばかりでしたが、今後はそんな彼との旅行も増えるのかも知れません。来年の夏はやはり何とかエルニドを目指したいと考えています。プエルトプリンセサと云う割と大きな街から陸路4時間、バスでの移動があるようです。バスで4時間なら車をチャーターして3時間くらいで行かないでしょうか? そうすると今回のスービック-マニラ間くらいの感覚なのですが、高速道路があるのかどうかも把握していません。じっくり計画を立てるのも楽しみではあるのですが。
 何はともあれT君、今度も宜しくね。また情報を集めておくね。