第5日目、 旅も後半に入りました。いつものような一人旅になりました。これまた気が楽、大いにストレスを洗い流します。今日午前中はまたプールサイドでのんびり、午後は
ホテルを移動します。今日行くホテルばもう行き慣れた処、明日のマニラ行きの飛行機に乗るのに、飛行場まで歩いて行ける距離です。お気に入りのプールがあるけど、一泊でプールに行く時間があるかどうか? 重量の重くないお土産、Tシャツなどを買うつもりです。重いとまたマニラまでの飛行場で課金が出ますから.......(ー ー;)
朝は目覚ましなしで午前6時に目が覚めました。朝焼け? やや曇りがちですが、陽が高くなるにつれて晴れてくるでしょう。海は静か、まだ停泊する船たちも眠っているかのよう、大きく深呼吸して新鮮な空気を思いっきり吸い込みます。忙しなかった前半に比べ、後半はのんびり過ごします。
人々もまだ眠っているよう、あまり人影は見えません。東京から3,000キロ彼方、たまにこんなところに来て休養しないと身体が持ちません。ゴールデンウィーク、来年はこんな旅行に来れるのだろうか? 今年は医療センターの当直を免れることが出来てこんな時間が持てました。ラッキーでした。
あれからもう少し一眠りしました。すっかり太陽は昇り、先ほど広がっていた雲もだいぶ消えてきました。どうやら歩く人も増えてきたよう、南国のリゾートが動き始めます。今日は午前中はこのホテルでのんびり、午後はホテルを移動します。ベランダでしばしまどろみました。
朝食に出かけます。最初の2日は割と質素な朝食、昨日はそこそこ食べ過ぎましたので今日は少しセーブしました。でもサラダはたっぷり、炭水化物はビーフンのみです。僕にしては珍しくミルクを持ってきました。これにコーヒー、僕は普段も朝の一杯のコーヒーは欠かせません。
今日は午後12時にはチェックアウト、だから朝早い時間からプールサイドにひっくり返ります。だいぶ日焼けしました。もう真上はほとんど雲がないよう、南国の強い日差しが皮膚を刺しますが、マニラの陽射しほど皮膚にチリチリ来ません。
太陽は真上にあります。雲はほとんどありません。ちょうど木の葉の隙間から燦々と降り注ぎます。やはり太陽が真上にあると南国に来た気分にどっぷりつかることができます。幸せにどっぷりと浸かっている瞬間、これで仕事に頑張れます。
今日のプールサイドにはほとんど人がいません。昨日でだいぶゲストたちが帰ってしまったのか? この広いプール独占状態です。午前中2時間ほどプールサイドに転がっていました。さてそろそろ部屋に戻りシャワーを浴びます。バスタブにも浸かりましょう。荷造りはほぼ終わっています。
このホテルに別れを告げます。チェックアウト、しかし初日にひどい部屋に押し込まれたのはなんとなく不愉快、よほど文句を言ってやりたかったのですが、友人のツアコンがリザーブしたところ、グッと我慢しました。やはり2月のホテルの方が良かった。タクシーで移動します。
前のホテルのチェックアウトが12時、それから軽いランチをとり、タクシーで30分ほど、今日泊まるホテルに行きました。もうここは何度となく泊まっているところ、もう慣れたホテルです。残念ながら海を感じるホテルではありませんが、空港に至近距離、心も落ち着きます。
もう目の前がマクタン国際空港です。トローリーを引きずって行っても歩いて5分、朝食が美味しいのと、お気に入りのプールがあるのが利点です。だけど今回このホテルのプールには行かないことになります。真っ青な空、気温もだいぶ上がってきました。最高の天気です。
慣れた処に来るとホッとします。ここは初めてセブ島に来た時も泊まったホテル、大体セブ島に来ると必ずこのホテルは利用します。スタッフもにこやか、値段もそれほど高くありません。むしろ常連客として、部屋のグレードアップしてくれます。
相変わらず爆弾探知犬がいます。今日のわんちゃんは優しい顔をしていました。爆弾を見つけると吠えるのではなく、きちんとお座りをするのだそうです。今まで手柄を立てたことあるの? 専門のスタッフでしょうか? よく慣れています。
少し早めについたのですが、結局2時のチェックインタイムまで待たされました。通されたのは最上階のクラブフロア、今回もスイートルームにアップグレードしてくれました。ただ........、無駄に広いような感じ、7〜8人で会議が開けるようなテーブルと椅子があります。また別に応接セットが。
ベッドルームは広過ぎず狭過ぎず、適度な広さ。そしてキングサイズのベッドです。まぁここには一泊だけ、明日の飛行場へのアクセスを考えてここを取りました。前のリゾートホテルにもう1泊する必要はなさそう、むしろこちらの方がいろいろな処にアクセスが良さそうです。
残念ながら窓の景色があまり良くは無い、向こう側がセブ本島です。その手前に2本の橋が渡る海峡がありますが、あまりきれいとは言えません。ちょっと部屋で一休み、これからまたラブラブシティに向かってお土産を探します。昨日の店でTシャツを買うつもりです。
結局この店に来ました。なかなかの品質、種類もサイズも豊富、好感を持ちます。ただ室内の冷房がもっとよく効いているとゆっくり吟味できるのに、何故か室内は暑くあまり長居出来ません。涼しければもう少し売り上げが増えると思うのに。ここでスタッフ、家族にTシャツをごっそり買いました。
ハロハロが食べたくなりました。この店のは割とシンプル、あまりゴテゴテといろいろなものが入っていません。ただし紫色のアイスクリームは必須、屋外はなかなか暑く、こんなアイスクリームが美味しく感じました。喉も渇きました。一緒にマンゴーシェイクも。
今夜は何となく出るの面倒くさくなって夕食は抜き、まぁいろいろ食べて来ましたからたまには良いでしょう。部屋からの眺めです。遠く見える夜景はセブシティの街明かり、その手前に海峡があります。ずいぶんのんびり出来ました。明日は忙しないマニラへ、そして明後日は更に忙しない東京へ、現実に引き戻さされます。
もういよいよ旅行も終盤、そろそろ気持ちの上でも現実に引き戻されます。でも充電は充分に出来た、これくらい遊んでしまうとそろそろ仕事が恋しくなってきます。だから僕はリタイヤして数ヶ月ものんびりするなんてのは無理なのかも、未だ僕はマグロ? 常に泳いでいないと息が出来なくなり、死んでしまうのです。今年になってから高校の同級生の中で亡くなる人が結構出て来ています。研修医時代、医局で教授が言われていました。俺たちは仕事を辞める時がご臨終の時だよ……、死ぬまで働けってことなのでしょうか? 医学部卒業ではない同級生に会うと「老後の準備はしている?」と良く尋ねます。廻りには優秀な奴が多く、定年後も何かしらの仕事に就けるような奴が多い中、恐らく給料は定年退職前よりはだいぶ減額? そんな意味からむしろ僕は老後を準備していない手前、あるいは余裕があるのかも知れません。こんな旅行では普段考えないようなことが頭に過ります。