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第6日目、 いよいよ今回の旅も終盤、今日はマニラに移動します。友人二人はセブから成田にフィリピン航空で直行で帰りました。僕は出来ればフィリピン航空の国際線には乗りたくない、やはりJALを応援しています。しかも❗️ 今回の見積もりではJALのビジネスクラスとフィリピン航空のエコノミークラスがほぼ同じ値段でした。マニラ〜セブ間の往復料金が2,600円〔フィリピンペソではありません〕ということもあったのに、本当にエアチケットの値段は分かりません。ものすごく早く予約するか、ギリギリで空いている飛行機を予約すると安くなるのかも.......。誰がやっても同じ保険点数になる保険診療を扱っている僕からはどうも納得行きません。さて、何をするでもない、のんびりした1日が始まります。

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目が覚め、窓から外を眺めます。まぁ、これと言った素晴らしい景色ではない、目の前のビルは廃墟? 遠く町並みが見えるのはセブシティ、その手前は海峡になっていて2本の橋がマクタン島とセブ本島を結びます。特徴のないホテルではありますが、慣れていて気分が落ち着きます。

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ダイニングへ朝食に行きます。このホテルでの朝食も楽しみの一つ、ここはバイキングで、味もなかなか。少しエスニック風のエッセンスが効いて、僕好みのレストランなのです。今日は焼きそばが美味しそうに見えました。そしてサラダと2fried eggs sunny side up。

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少し部屋でのんびり、セブ島に別れを惜しんでホテルをチェックアウトします。これからマニラに移動、このホテルはセブ島で一番空港に近いホテル、5分程荷物を引きずって歩き、もうマクタン国際空港のエントランスです。今日は最高のお天気、なかなか暑いけど湿気はなし。

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チェックインしてから少しお土産も買いました。マニラ空港よりはセブ島ならではの楽しくなるようなお土産があります。少しTシャツを買い足しましたが、ラプラプの下町で家族や友人、クリニックのスタッフに相当数のTシャツを買いました。ドライマンゴーはマニラで買います。

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フィリピン航空でもどうやら今日はdelayはなさそう、何となく解ってきました。何かトラブルがあると絶えず往復している飛行機は雪だるま式に遅れる時間が溜まってくる、だから早い時刻の飛行機なら被害僅少、つまり今後PALを予約するなら午前中の便を、少し利口になりました。

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ましてや座る処もなくなるようなちんけな空港ならなおさらのこと、今後もフィリピン国内線に乗る事は多々あると思いますが、今回の苦い経験を生かします。むしろCEBU PACIFIC AIR COMの方が未だましのような感じ、とにかく今回の往きのような遅延はもううんざりです!

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搭乗開始、ほぼ時間通りに進みました。経験的に得てしてセブ・マクタン空港からマニラに向かうときはあまり遅延がないよう、だいたいセブ島からはいつもこれくらいの時刻にはこちらを発っていますから。マニラからセブに行く時、ダバオに行く時、結構痛い目を見ています。

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エアバス、落ち着きます。こんなストレスを考えればJALは大したものだ、JALは遅延が少ない、時間的に正確な運行をしていると言うことで表彰された事がありました。PALもしっかりしてくれよ! やはり国民性と言えばそれまででしょうか? 几帳面な日本人! ずぼらなフィリピン人?

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取りあえず定刻にハッチは閉まり、飛行機は滑走路へ向かいます。さすがにセブの空港では離陸渋滞なんてのはなさそう、数機離着陸している飛行機を機内から見ましたが、何処かで停まる事なく進んで行きます。マニラのニノイ・アキノ空港迄1時間、短い空の旅です。

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滑走路手前、僕の大好きな景色。しかし逃げ出すでもなく、帰国するでもなく、いつも意味深気に眺める滑走路とは雰囲気が違います。マニラに向かうのであれば何となく中途半端、明日は帰国の途に着く、少し悲しくなるような滑走路を見なくてはなりません。そろそろ仕事モードに気分をチェンジ。

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眼下にセブシティの街並を見下ろしながら上昇してきます。ジンベイザメは面白かった! そしてそれ以上に感動したのがスミロン島の素晴らしいビーチでした。セブ島の海はあまり青くない、それが間違った認識である事を再認識しました。しかし、トランスポートが悪くあそこにはもう行かない?

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ネグロス島? セブ島とボラカイ島が隣接するバナイ島の間に位置する結構大きな島、特に有名な観光地はありませんが、停まったロッジから目と鼻の先、行ってみれば何か楽しそうな処がありそうです。時間があればアイランドホッピング? 仕事を持っている間は無理でしょう。

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この辺の島の地理はだいたい頭に入っています。ネグロス島を超えれば今度はバナイ島、と言うことは!? その半島の先っぽに位置するのがボラカイ島です。二年連続して行きました。もう一回行っても良い、あの綺麗なビーチはいずれまた見たいと思っています。今年はエルニドへ行きたい!

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そしてバナイ島を超えると今度はミンドロ島、未だ行った事がないけどイロイロと言う大きな街があります。調べたところでは大きな港町、そしてミンドロ島のルソン島寄りが4年前に言ったプエルト・ガレラ、あの湾内の真ん中あたりがサバンビーチになります。ここももう一度行きたい。

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やがてルソン島上空へ。飛行機の高度も下がり始め、着陸態勢に入ります。今日は殆ど揺れなかった、昨年夏のボラカイの帰りはもうダメだ、と思うくらいの酷い揺れ方でした。セブ・マクタン空港から1時間足らず、後はマニラで少し買い物をして、明日は東京へ向かいます。

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機内はほぼ満席、所々しが空席がありません。フィリピン人の平均所得を考えると、どうしてこれだけの人数が乗れるのか? 正直なところ疑問です。まだまだ発展途上、そして中国との領海を巡るトラブル、更に貧困、治安など、この国はまだまだ様々な問題を抱えています。

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無事にマニラ空港に着きました。ご苦労様! ここまで僕を連れて来てくれた飛行機の労をねぎらいます。到着したのは第2ターミナル、もちろん国内線なので検疫、税関はありません。少し長い距離を歩き、自分の荷物をpick upして、そのままターミナルを後にします。

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ターミナルでは上の階、つまり出発ロビーに出向いて、これから出発する客を乗せて来たタクシーを捕まえます。もともと到着ロビーから出て行くタクシーには長蛇の列、ここから今夜投宿のホテル迄20分ほど、通常にメーターで走れば300円に満たない金額なのですが…。

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メーターは不動、乗る前に値段交渉して金額は決まっています。メーターで走る金額の2−3倍? メーターで走れと言えば恐らくは乗せてもらえないのです。列に並んで30分、1時間と時間がかかるなら数百円余分でも早い方が良い? フィリピンをダメにしているのは僕なのかも。

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慣れたホテルに到着、このホテルのフロントでは「お帰りなさい。」と言うニュアンスの言葉で迎えてくれます。今夜が6泊目、いよいよ旅の終盤。しかし今回は忙しないながらもなかなか充実した旅行でした。ちょっとベッドに転がって一休み、特にマニラでは予定を入れていません。

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窓からは見慣れた景色、僕自身、マニラでは治安の良いマカティではなく、このちょっと物騒なエルミタ地区にホテルを取る事が殆ど、ホテルは3つの候補があり、値段を聞いて一番安い所に泊まります。不思議な事に、予約するタイミングでかなり値段が違うのです。今回はここが安かった?

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こんな高層のマンション群とバラックのような粗末な家が接して混在します。まさに貧富の差がありながら接して暮らしているのです。道を歩けば乳飲み子を抱えた母親が路上で寝ている、金をくれと手を出して寄ってくるストリート・チルドレン達、マニラの嫌な面も見ざるを得ません。

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やっぱりまたマニラのサンセットには嫌われたようです。最近はあまり期待していません。10年以上前、初めてマニラに来たときが唯一綺麗なサンセットを拝んだ時です。ビギナーズ・ラックだった? さて、荷解きは殆どせず、買い物に行きましょうか? 家族にもう少し買い足しを。

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定宿のホテルからこのロビンソン・デパート迄歩いてものの3分くらい、一日で見て歩けない程の巨大なショッピングセンターですが、大体行く所は決まっています。じっくり時間をかけて見て回れば結構楽しめそう、しかしそれも時間がもったいないし、今回は特にそんな余裕はありません。

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買い物を終えて一度荷物を置きに部屋へ戻ってきました。やはり西の方には雲がかかり、美しいサンセットを見る事は今回も出来ませんでした。やがてマニラの下町に夜の帳が降り始め、街は怪しげな顔を見せ始めます。最後の夜、ちょっと練り歩く事にしました。今回はマニラはおまけです。

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市内の移動はこれ、ジプニーに乗ります。繰り返しますが、日本人があまり乗ってはいけないと言われる庶民の足、しかし安くて気軽で、値段交渉や支払いに関するトラブルがないだけに、僕はいつも愛用しています。暗い中ではフロントにかかっている行く先のプレートが見難いですが。

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こジプニーも車によって千差万別、ラップ・ミュージックをガンガン鳴らしながらネオン管の照明でついつい楽しくなってしまう車、ぎゅう詰めの車…。僕は大きな通りしか行かないのでジプニーは頻繁に見つかります。だから空いている車両を選びます。

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一人寂しい食事はラーメンで済ませる事にしました。初めて行く店、割と最近オープンしたらしい、日本から来たラーメン店のようです。本格的なトンコツラーメン、活気にあふれ、席もほぼ満席で繁盛しているようでした。値段も日本並み? 最近のフィリピン人はrichになった?

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ちょっと外でアルコールを引っ掛けて来て、良い気分で部屋に帰ってきました。もう明日の今頃は自分のベッドで寝ている? そう思うと些か悲しくなってきます。突然友人から誘われたジンベイザメ・ツアー、一人マニラに戻り、部屋で自由な時間を満喫しています。

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ライトが煌煌と照らされているのは世界第五位の荷揚げ量を誇るマニラ港、いつも午前2時か3時頃迄躍動しています。スタッフにLINEでメールを送ります。こんな時刻でもスタッフから返事が返ってきます。明後日からまた仕事よろしく! みんな充電出来たようです。

 今迄見た事のないセブ島を見て、今日はマニラに帰ってきました。今にして思えば10年以上前、現地の日本法人社長を紹介され、「僕が着く迄ホテルから出ちゃダメだよ。」と言われてビクビクしていた自分が、今は夜中の街をほっつき歩き、乗ると危ないと言われているジプニーで街を徘徊して、不思議なものです。もっとも今はセブ島でだいぶ日焼けして真っ黒、そしてサングラスをしていれば僕は現地人に見られるようです。良いですよ、その方が便利だし、光栄です。買い物も後は空港でちょっとお菓子を買うだけ、明日は午前中のうちに空港へ向かいます。充実したGWでした。そろそろ次の旅行の計画発進です。