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最終日
ひょんなことからゴールデンウィークをフルに休んだジンベイザメと泳ぐ旅行も最終日、今日は日本に帰ります。どうやら鎖が切れた開放感は薄れて行く一方、朝起きるのも気怠くなってきます。午後二時の飛行機、空港迄近いと言っても少し早めに出発、やはりもう頭は仕事モードに戻りつつあります。ちょっと悲しい気分にも。そう! そろそろ次の計画に動き始めます。帰ったらそろそろ8月夏休みの飛行機を予約しないと.......。今年の夏休みは何とか僕の行きたい最後のフィリピン、エルニド行きの計画を立てたいです。

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目取り敢えず自然に目が覚めました。だけど結構気怠い? 遊びすぎて疲れたというよりは仕事へのプレッシャーが早くも僕の肩に乗っかり始めているのか? 少し寂しい気分にもなってきます。カーテンを開けるともうそこは見慣れた景色、割と海の綺麗なマニラ湾が広がります。

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今度またマニラに来るのは3ヶ月後? 今回のツアコンの友人にエルニド行きの旅行をセッティングしてもらうつもりです。マニラから20-40人乗りのちんけなプロペラ機に乗って1時間、フィリピン西端のパラワン島へ向かいます。イスラム国の活動が活発になる中、最後の今回がチャンス?

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朝食の前にちょっと外の空気を吸いに行きました。空気が悪い、据えた臭い、そしてジプニーやタクシーのクラクションがけたたましい喧噪、これこそマニラです。でも…、僕はこの雰囲気が大好き、普通の人は恐らく嫌気がさすこの喧噪も僕にとっては仕事を離れ自由になる象徴のような快感です。

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ホテルのダイニングへ。このホテルの朝食ビュッフェは恐らくNo.1、種類が豊富で各国の朝食が揃い、ボリュームも味も一番満足出来る食事です。いつもついつい食べ過ぎてしまうくらい。しかし宿泊費込みにしてもらわないと、自腹で行くともの凄く高くつきます。今回のフィリピン最後の食事。

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欠かす事のない2fried eggs sunny side up、この言い回しは浪人時代、予備校で教わりました。つまり僕が18歳の時、もう40年になります。マレーシアのマラッカで日本人の女の子が目玉焼きを頼んでもいつも両面焼きにされてしまうとぼやいていました。教えてあげれば良かった……。

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ハワイではコックがゲストの女性に「日本語で何と言うか知っているか?」と尋ねていました。彼女はつたない発音で「メダマヤキ。」と答えていました。正解! 何故かここのキッチンでは概ね焼き上がった目玉焼きをこんな風にオーブンに入れて1分程焼きます。効果があるのだろうか?

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僕僕の今朝の朝食はこんな感じになりました。サラダは多め、そして主食はスープのビーフン、そしてマンゴージュースとコーヒー、これでもかなり抑えているのです。肉類はソーセージ2本だけ、これでも僕の家での朝食に比べればカロリーは2倍ありそう。フィリピンとの別れを惜しみます。

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空港迄の送迎はホテルのトランスポートを頼みました。正直なところタクシーを拾うのに比べて10倍の値段、でも…、タクシーに乗るといろいろとトラブルがあるのです。本当に小遣いのないときはタクシーですが、嫌な思いをしたくなければホテルに頼むのが一番安全なおかつ快適。

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車は黒塗りのカムリ、経営が変わってからはクライスラーのC300はなくなったようです。それでも値段はあまり変わらず。ドライバーはきちんとブラックスーツに身を固めた紳士的な男。言葉遣いも丁寧で、リラックス出来ます。ちょっと渋滞があったものの、20分で空港に到着しました。

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ニノイ・アキノ国際空港第1ターミナル、世界最悪のターミナルと評された空港でのチエックインにはもの凄くストレスがかかります。スリや置き引きが多く、空港職員や警官まで金をせびる始末、だけどここ1年くらい少しましになったような印象を持ちます。写真を撮る気持ちの余裕はありません。

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JALのラウンジで軽食、ここの食事はまぁまぁです。カレーライスまで手を出しました。これで美味しくない機内食は断っても大丈夫。ここに来る迄2回のセキュリティチェック、そして搭乗前にもう1回、合計3回のボディチェックがあります。僕は焦るあまり今迄に忘れ物をよくしました。

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これが僕の帰国便、JALのマークを見るとホッとすると同時に、帰国しなければならない悲しさに襲われます。時に! 大袈裟ではなくて本当に涙が出て来たことかつてがありました。ひどい時、慌ててトランキライザーを飲んだ事すらあります。今回は大丈夫、またすぐ来る計画があるから?

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搭乗直前に最後のセキュリティーチェックを済ませます。機内持ち込みのバッグの中身も見ますが、形ばかり、それじゃ拳銃も見つからないだろな? 廻りはJALの乗客のみ、第2ターミナルのように混んではいません。ラウンジでゆっくりしていたので早々に搭乗となりました。

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また日本の空からの夜景が見たくて進行方向左側の窓際の席を確保しました。またゆったりシート、しかし何か疲れていて、多分爆睡状態だろうなと言う予感。見たい映画もない、やらなきゃいけない仕事もない。そして帰りは恐らく4時間かからないはず、目が覚めればもう成田上空だろう?

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定刻にハッチが閉まりました。そう、JALはPALと違って時間に正確、スッチー「がアナウンスで定刻出発にご協力ありがとうございます。」と放送します。そうだよ! 遅れてくる奴なんかおいていけ!! とは言ったものの、僕もちょっと焦った事が過去に一度だけあります。

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少し離陸渋滞、待たされました。まぁ30-40分の遅れは楽々取り返せる事は知っていますし、それに遅れたところで被害はなし、僕は明日の朝に診察室に座っていられれば文句はありません。滑走路…、自由への逃避行の逆、また普段の日常へ帰るための滑走路です。何となく悲しい……。

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ありゃ!? ANAのB−787、ご愁傷さま〜、だいぶ後ろに並んでいるね? 未だその辺じゃ離陸する迄あと4-50分かかるぜ…。だけどANAは第3ターミナル発羽田着、ANAも利用する価値はあるのですが、マイレージでJALほど気軽に席が取れないと聞いています。移せるポイントはあるのですが。

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離陸しました。また来るね…。窓から見るマニラの街並にいつもそう語りかけます。風向きによって離陸する方向は変わります。今日はいつもの逆、見慣れた大きなSMシューマートは見えない、普段はマニラ湾に出てグルッと回る事が多いのですが、今日はそのままルソン島を横切るようです。

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向こうに見える高層ビル群はマカティ地区、二月のセブ島の帰りは行きましたが、今回は行きませんでした。官庁街でマニラの中でも安全な街、だけど僕の好きな据えた臭い、ちょっと怪しげな雰囲気はあまりありません。僕はちょっと治安が悪くてもパサイ、マラテ、エルミタ地区が好きです。

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今日はまずまずの飛行日和、あまり揺れる事はなさそうです。このルソン島も幅は大して広くない、あっという間に横断して、海に出ます。ずっと明るいのに、日本の太平洋側に来ると急に暗くなり、成田に着く頃には真っ暗になります。しばらく別れを惜しんで窓の外を眺めていました。

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さくらラウンジで結構食べて来たのであまりお腹は空いていないのですが、結局断らずに機内食が出てきました。今日はステーキを選びました。まぁ、マイレージで席を確保、燃油サーチャージもだいぶ安くなって来たところで大した金額を払っていないのに、何となく申し訳ないな?

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その後は爆睡でした。今回は目が覚めたらもう九十九里上空でした。遅れて出発してほぼ定刻に到着、だいぶ飛ばしたんだな? 僕の記憶ではたしか復路、マニラ-成田間を3時間切った事があります。そう、本気だせばそれくらいで行けるんじゃん…、入国審査も税関もトラブルなし。

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荷物はドッと増えました。スタッフや友達へのお土産がたくさん。まぁ車だからと言う安心感もありましたが、空港のDUTY FREEで結構な量のお菓子を買ってきました。あそこで高いってのは解っているんだけど、チェックイン前に荷物が重いのはやはりリスキーです。

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駐車場のスタッフへ電話をするとものの10分で車をターミナル出口迄持って来てくれます。それも無料で洗車してくれています。この車は後ろのトランクに僕の馬鹿でかいトローリーは詰めません。助手席に載せます。そして1時間半くらいで家に着きます。僕には一番楽な方法です。

 よく遊んだ〜!! と言うGWでした。一番最初に薬を忘れるという大変なトラブルを起こしてしまいましたが。それ以降はあまり酷い目には遭わないで済みました(あの恐怖のトランスポートとマクタン島での部屋の格差は未だに嫌な思いですが)。いきなり友達に誘われたジンベイザメツアー、下準備もあまりなく、誘われるままに出掛けましたが、それはそれは楽しい旅行でした。ジンベイザメ、迫力ありましたし、未だ知らない人には勧めたいと思います。但し、セブシティからオスロブへの移動は大変だよ と申し添えることにしましょう。途中にプルクラなどの豪華リゾートもあるので、ゆったりした旅程を組めばそれはまた素晴らしい旅になるのではないでしょうか?
 さて今年の夏、どうなることやら? もしエルニド、フィリピン最後の秘境へ行けるなら、もう僕はフィリピンで行きたい所はもうなくなることになります。やはりミンダナオはもう危なくて行きたくない、ボラカイ島は何回言っても良いと思います。マクタン島ももういいかな? 隣のボホール島へはアクセスが悪くないので、いつでも行けそう。スービックにももう一度や二度行きたいとは思います。ルソン島北部、バギオは海がないのであまり行きたいとは思いません。これから探索するなら、かなりマイナーな情報を集めないと。コロン島? ブスワンガ島? これからじっくり研究しましょう。オスロブのジンベイザメ! そして綺麗なスミロン島、 Dr.Takお薦めです!