第4日目、 昨日は昼過ぎにボラカイ島のホテルに到着、小休止後、ビーチを歩いて繁華街へ行って食事を終えたところで一日が終わりました。ボラカイ島への旅は始まったばかり、これから再度、この南の楽園を堪能します。お天気にも恵まれました。勝手を知るレンタル・バイク屋さんも僕の事を覚えてくれていました。アジアでBest5に入る素晴らしいビーチを再度訪れます。
もちろん、朝は気分良くシャキッと目が醒めました。ホテルの部屋を出るとこの景色、お天気はまずまず、思いっきり深呼吸をして南国の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みます。ここに済んで仕事をしなければいくらでも長生き出来そう、取り敢えず餌場に向かいます。
朝食はこの席でいただきます。真っ青な海の目の前、まずは目覚めのコーヒーを。午前9時前、あまりゲストはいないみたいです。やはりロー・シーズンなのか? テーブルはかなりの数がありますが、他のゲストは2−3組。ここはビュッフェではなく数種類のセットから朝食を選びます。
アメリカンブレックファストのセットをチョイス、二種類のパンにオーダーした目玉焼き二つ、トマトにチーズを載せて焼いたもの。ソーセージ、ハム、クリスビー・ベーコンにマンゴージュース。ちょっと僕には不足気味だけど、これくらいがむしろ健康に良いのではないでしょうか?
もう1杯コーヒーをおかわりしてのんびり30分くらいで朝食終了、ちょっと目の前のビーチに出てみます。ホント、昨年より更に人は少ないみたいです。あの山の向こう側にボラカイ島No.1のシャングリラ・ボラカイがあるのですが、やっぱり高い……、調べたのですが、値段を聞いて諦めました。
さて! 昨年も来たレンタルバイク屋さんに来ました。今回はもう少し長い時間借りて、もう少しゆっくり島巡りをしたいと考えました。ここのおばちゃん、僕の事を覚えてくれていました。6時間のレンタル契約、ご主人から「お前は良い客だ。」と言われました。悪い奴、いるの?
プレルト・ガレラではレンタルバイク代は数百円、でもボラカイ島ではそれの6-7倍になります。でもしゃあない、ガソリンを満タンにしてもらうことで100ペソ追加、取り敢えずガス欠の心配はなさそうです。免許を確認する事もなし、ホテルの名前と氏名だけを書いてそのまま出て行きます。
繁華街から10分も走ると人里離れたちょっと寂しいところへ、この近辺にもホテルがあるようですが、如何にも繁華街へのアクセスは悪そうです。対向車線を走る車もまばら、ネイティブ・フィリピンを感じます。今日もお天気はなかなか、バイクで走ると気持ち良い風が頬を撫でます。
ありゃ? プカ・シェルビーチを目指したのに、ちょっと道を間違えてしまったようです。まぁ、なかなか綺麗なビーチではありますが、ここではありません。途中二股に分かれる道があったのですが、そこで間違えてしまったようです。やむなくUターンして先ほどの分かれ道迄戻ります。
そうそう、こんな学校があったな? 昨年は子供達がいっぱいいたのに、今日は殆ど生徒はいませんでした。やはり都会へ出たいと田舎の学生達は考えるのでしょうか? ここに留まる方が幸せのような気がするのですが、マニラの悪い奴らを見るにつけ、段々都会に染まって行く?
そう! この土産物屋さんの先がアジアBest5に入るプカ・シェルビーチなのです。昨年はここでクリニックのスタッフ用にショールを10枚も買って行きました。あまりディスカウントにはならなかった。今年はもう買わないぜ……。隅っこの駐輪場にバイクを置いてビーチに出ます。
何も変わっていない……、真っ青なビーチが広がります。しかしバイクを使わないでここまで来るのは結構大変そう、トライシクルを捕まえてここまで来るとしたらちょっと大変そうです。波も静か? 本当に青い開発されていない海と白い砂の対照に心洗われます。透明ボート、良さそうだなぁ。
かつてトラック諸島の無人島に行った時、真っ青な海を目の前にして風の音だけが耳に届く静寂さに感動した事がありました。そのときを彷彿させるような静かな海、生きている自分の小ささを感じ、それがむしろ快感になるような不思議な感覚に包まれます。ここにいられたら死んでも良いかな……?
小一時間、このビーチに座ってこの海を眺めていました。ドップリと幸せに浸れる時間を過ごしました。別に海に入る必要はない、ただただ眺めているだけで満足出来ます。今年は静か、昨年のようなうるさい中国人は殆どいない様子、空も真っ青でした。ああ〜! 幸せ!!
昨年ショールを値切っても聞き入れなかったレディ・ボーイの店員がいました。たくさん買ってやっただろ? ’Do you remember me?’ 尋ねたところYesとは言うものの、こいつ、僕の事覚えていないな? そんなreactionでした。今年は買わねぇぞ! 見るだけでここを発ちました。
またバイクで走って別のビーチに来ました。ここはリゾートと言うよりは地元の漁師がたむろするようなビーチ、海もまぁまぁ綺麗です。ここはホワイトビーチの真裏、ボラカイ島はくびれた一番細い所では800mくらいしかないのです。歩いて行っても10分くらいで島を横断出来ます。
パラセーリングをやっていました。昨年、ホワイトビーチで呼び込みの男に誘われました。今度来たときにね、と逃げましたが、今年は付き合ってやろうと探したのですがいませんでした。名前を覚えていたので、ビーチボーイに尋ねたのですが知らないようでした。今年はやってみるか!?
崖の上の建物、ホテル? コンドミニアム? 良さそうです。あそこからなら景色も良さそう。セブ島ではコンドミニアムの売り出しが盛んなようですが、ボラカイ島ではどうなのだろう? でもあまり開発されるとこの島の魅力も半減するかも。Dモール近辺だけ栄えていれば良さそう。
バイクは返してきました。未だ2時間くらいは乗れたのだけれど、島の東側に行っても、港はあるものの、素晴らしいビーチはなさそうでした。ボラカイ島ではホワイトビーチとプカ・シェルビーチ以外は綺麗な所で聞き及んでいません。またDモール周辺を散策しながらホワイトビーチへ。
昨夜賑やかだったこの近辺も、未だ人はあまり出ていません。陽射しは結構強いながらも木陰も結構あり、また風もそこそこ吹いており、暑いと言っても耐えられないほどではありません。今日はランチ抜き、そろそろいい加減お腹が空いてきました。ちょっと軽食が行ける店を探しました。
やはりホワイトビーチも綺麗、今年はエル・ニドを目指そうと思いましたが叶いませんでした。来年は何とか! フィリピンで海の青い所、あまり名を知られていない小さな島を探せばまだまだいくらでもありそうです。でもそんなところへ行くには時間が必要、1週間の夏休みでは難しいです。
ふと目についたモンゴリアンレストランのメニューが美味しそうでした。のども乾いていたのでドリンクと一緒にモンゴリアンライスを。チキン、ビーフ、シーフードなどのあんかけをライスにかけたもの。シーフードをチョイス、イカやエビがたくさん入っています。なかなかの味でした。
バイクで走り廻って、その後歩き廻って結構疲れました。遊び疲れ? 幸せです。ホテルに一度戻って一休みと言う事にします。ここから30分ほど西に向かって歩くとホテル前のビーチ、交通機関は使わずに歩く事にしました。青い海を見ながら幸せな散歩道です。
結構潮が満ちていて、広かったはずのビーチがだいぶ狭くなっていました。処によってはビーチハウスの目の前に打たれた杭を波が洗うほどに。店の中を失礼しないと前に行けないなんて処もありました。ヘェ〜、ホワイトビーチもこんな風になっちゃうの? 昨年の記憶にはありません。
あの祠のある小島も実はビーチの上にあったのです。小島と言うよりはただの岩? 今はドップリと海水に浸かっています。泳がないと祠には行けないよう、ビーチの上にないあの岩を見るのも初めてです。津波が来たらこの繁華街も壊滅だろうな? 現実味があります。
ホテルに付いたら格安のマッサージプランのポスターを見つけました。疲れついでに60分ほどのマッサージをしてもらう事にしました。こんな海の目の前でのマッサージ、しかし気持ちよくて不覚にも完全に眠ってしまったようです。終わったよ! っておばちゃんに叩いて起こされました。
その後は昨年経験出来なかったプールサイドへ。あいにくプールとビーチの間には二階建ての建物があり、海を感じる事は出来ませんが、少しプールで泳ぎもしました。それほど広くはないけど、他に誰もいなくて独り占めです。木造のリゾート風の建物がまた良い雰囲気です。
もう少し陽が傾いてきました。マッサージはしてもらったものの、さすがに遊び疲れました。この後、部屋に戻って一眠りしました。街に出るも、ビーチに佇むも、昼寝をするも全く自由、こんな時間が持ちたくてはるばる来ました。今の僕にはストレスがありません!
目が覚めたら周囲は真っ暗、もう午後8時を過ぎていました。あまりお腹が空いている訳ではない、だけど深夜に食べられる処はなさそう、だから身体を揺り動かしてまたDモール迄出てきました。今度は歩かずにトライシクルで10分、繁華街は相変わらずの賑わいでした。
結構いろいろな店が混んでいて右往左往しました。ゆっくりしたくて空いている店へ。ちょっと訳の分からない寿司に鍋料理を。日本食の店ではあるのですが、到底日本食とは思えない、鉄板焼きも、ラーメンも、寿司も、何でもありの店で下。味はまぁまぁってところかな?
ボラカイ島に着いて二日目、明日の昼ででちょうど半分を過ぎます。まぁ良い処だけれどアクセスがちょっと厳しい? 朝成田を出て一気にボラカイ島まで来るツアーもあるようですが、やはりここはゆっくり時間的余裕を持って来た方が良さそう、でもバイクを借りて島を見ないと魅力には触れられません、
大いに堪能しました。二度目だけあって、計画的に行動出来ます。取り敢えず計画では前半アクティブに動いて、後半は時間の無駄遣いをしながらのんびりする事に決めていました。お天気にも恵まれ、大きなトラブルもなく順調に旅程は進んでいます。明日は前半だけもうちょっとActiveに、明日の午後以降はSlow downします。