第8日目、 もう一日マニラに留まります。そろそろ頭は仕事モードに切り替えて行かないと……。せっかく泊まったホテルのプールは素晴らしいのに、エルニドではあまり天気が良くなくて陽焼けも思いっきり出来た訳ではないのに、残念ながらプールでのんびりする時間はなさそうです。今日は買い物に走ります。お土産を買って廻らなくては。それに今後のためにどうしても行っておきたい処がありました。真っ青な海のリゾートから一転大都会に移って、もうひと頑張り、夏休みの最後を堪能します。
今朝は気怠く目が覚めました。そう、パラダイスから都会に帰ってきました。もう来る事に慣れたいつもと変わらないマニラの街、窓を開けて眺めるこの景色も見慣れた光景、新鮮さは全くありません。よく遊んだな……? 明日にはもう東京へ。今日は駆け回ります。
取り敢えず腹ごしらえ、このホテルのビュッフェもなかなかの僕のお気に入り、でもビュッフェもそろそろ飽きてきました。そう、考えてみればもうビュッフェは立て続けに7日目、昨日迄は昼も夜もビュッフェだったから。でも食事もろくろく出来ない国もあることを考えれば……。
今朝の朝食はこんなメニュー、相変わらずサラダはたっぷり、Fried egg sunnyside up、複数形ではありません。メインはヌードル、それもスープのビーフン、それに少し多めのFried riceに肉類はソーセージだけ、これでも普段の僕の朝食の倍のカロリーになります。
そしでデザートにフルーツを、好物のライチがあったのでたっぷり取ってきました。パイナップルも大好き、それに缶詰? の桃にスイカを一切れ、最近はスイカも食べるようになりました。子供の頃は一切スイカは食べませんでした。相変わらず青臭いメロンは食べません。
ホテルの近くにロビンソン・デパートがあります。いつも家族の衣類とスタッフのお菓子をお土産として買って行きます。息子二人には決まったブランドのポロシャツを、娘にはバッグを良く買いますが、今回は少し贅沢なスカーフを成田で買ったので。女房にはいつもコーヒー豆。
この目の前にそびえ立つアパートがあります。建築中から見ていました。ずいぶん時間がかかって、多分耐震の設計もあまりなされていないはず。でもMonthryで借りるなら家賃は2-3万円? ホテルの宿泊代3回分を考えれば或いは1年借りていた方が安上がりかも……。
息子達にポロシャツは2枚ずつ買いました。ともにXL、もう少し痩せろよな? せいぜい父さんと同じLサイズくらいにしたらどうだい? Tシャツは家族や友人に結構たくさん買ってきました。マーケットに行ってコーヒー豆を合計3kgほど、女房はこれしか臨みません。
さてロビンソンを出て荷物を一度ホテルの部屋に置き、タクシーで初めて行く街に出向きます。目的地のホームページの中にあった地図や住所を持って来ています。結構遠そう、タクシーのドライバーに’Taguig City’と告げ、更に近くに行ったらマーケットマーケットと言えと記されてしました。
エルミタからマラテ、パサイ、マカティを経てタギッグへ、日本のタクシーだと7-8千円取られそうな距離ですが、ここはフィリピン、日本円にして千円ちょっとで割とすんなり来ました。ホームページには綺麗な街並に驚くでしょう? と書いてありましたが、なるほどなかなか!
メトロマニラは知り尽くしたつもりでも、ここまで来た事はありませんでした。最近は新しいホテルもたくさん出来て、急遽発展している新興都市であると書かれていました。綺麗なレストランやカフェがショッピングモールと併設され、マカティに似た綺麗な建物に感心しました。
来たかったのはここ! 日本からメールでいろいろとフィリピン国内のセッティングをしてもらえると聞いて顔合わせに来ました。パスポートのコピーも持ってきました。何と! 全くの日本人女性がスタッフとして常駐していました。今後彼女にメールして、国内線の飛行機も取れます。
今回のエルニド旅行ははっきり言ってぼったくられました。リゾートでは最高の水上コテージの値段を取られて最低の部屋、あのAir Swiftに関しては倍の料金をぼられています。今後、ここに頼んでリーズナブルな値段で計画が立てられるよう、顔つなぎをしておきました。
せっかく遠く迄来たのだから、街を見て歩く事にしました。日本で恐らくは4-5千円しそうな爪切りや耳かきなどのマニキュアセットが何と500円足らず、買ってしまいました。Tシャツなんかもかなり安い、見て歩くとなかなか楽しいショッピングセンターでした。
正にここはニュータウン、こんな観覧車もあり、子供達が喜びそうなアトラクションも充実しているようです。歩いている現地の人も割とRichそう、HISのホームページに「きれいな街並に驚かれることでしょう、」と書いてありましたが、確かに僕も驚きました。
マニラの中心部から少し離れた処ではありますが、むしろ他のエリアでも再開発が進んでいるように思います。それにホテルがずいぶん新規開業するようです。だから? マニラのホテルの宿泊料は少し値崩れを起こしつつあるようです。僕に取っては歓迎すべきこと?
三菱の新車が展示されていました。タイやフィリピン、インドネシアなど東南アジアの新興国は車に掛かるTaxが高く、なかなか一般の人は車が買えないようです。僕ももし移住したら車は欲しいところでしたが、それもなかなか難しいと考えていました、しかしスタッフに値段を聞くと……、
この車で税込み日本円にして300万円くらいだそうです。そう? 7-800万すると思ったのに? でも国民の平均の所得が1-2万円くらい、医者で2万円、パイロットで3万円くらいと聞いています。そう、パイロットの方が高い? でも胃袋を切って繋ぐより飛行機の離着陸の方が難しそう……。
でかい綺麗なショッピングセンターがありました。せっかくHISに面通しに遠く迄来たのだから、少し中に入って見て回る事にしました。凄い……、近代的な今だ新しい建物は圧巻です。得てしてフィリピンのショッピングセンターは馬鹿でかい、ちょっと楽しそうでワクワクしてきました。
中に入るとすごい人混み、フィリピンは大統領が替わり、発展して行くのでしょうか? 今度のドゥテルテ大統領は元ダバオ市長、今やフィリピンのトランプと評されますが、彼はドラッグを憎み、かなり強引な撲滅運動を展開、しかし彼の国民の支持率は91%と聞いています。
確かに一般のフィリピン人に尋ねると彼の評判はかなり良いようです。ただ……、アメリカを敵視して中国寄りの政策を取る様子、そこはちょっと心配がありますが……。このショッピングセンターは凄く綺麗な処と昔ながらのちょっと怪しげな処とが混在しているようです。
この辺に来ると、ちょっと裏町風の少し暗い雰囲気が拭いきれません。売っている物も決して高くなく、商魂逞しい店員が盛んに売り込みを掛けてきます。ここではお土産はちょっと買えないかな? Tシャツなどは決して粗悪な物ではなく、生地も割としっかりしています。
でもさすがに200-300円のTシャツは買う気にはなりません。友人達にパラワンやエルニドなどの地名の入ったTシャツは結構現地で買ってきました。それでももう少し高かった、しかし物価が上がってくれば僕の移住する候補からは外れて来てしまいます。特に食べ物は。
例のハロハロを食べる事にしました。僕はフィリピンに来ると必ずこれを何処かで食べます。これで100円足らず。かき氷にナタデココのような食感のゼリー、豆、そして必ず白ではなく紫色のアイスクリームが付きます。フィリピンの伝統的なお菓子のようです。
新しい街、タギット市を見て歩きました。反対側のショッピングセンターには結構洒落たカフェやレストランも並んでいました。確かに驚きました。今後HISの日本人スタッフに連絡を取って、フィリピンでの旅程を組んで行こうと思っています。エルニドももう少し安く行けるはず。
タクシーで30分程、料金で1000円くらい払ってエルミタのホテルに戻って来ました。エレベーターの中から見えるこのホテルのプール、僕のお気に入りのプールの一つですが、今回は残念ながらこのプールで転がる余裕はないようでした。曇りでもエルニドでそこそこ陽焼けしました。
部屋に戻ってきました。エルニドに比べるとマニラはやはり暑い! 僕が設定する自分の部屋の温度はこんなです。エルニドでも部屋にいる時はエアコンを点けていましたが、外に出ればけっこう涼しく、決してうだるような暑さは感じませんでした。しかしマニラは猛暑 !!
街での移動はやはりこれ、ジプニーを使います。長距離はやむなくタクシーを使いますが、メーターを倒さない奴が結構いて値段交渉も面倒、時にトラブルになったりしますが、ジプニーは20円、30円くらいの値段で結構気軽に移動出来ます。行く先を読むのにコツが要りますが。
現地の人には危ないから日本人はジプニーに乗るなとよく警告されます。時に銃を突きつけられてお金を取られる事があるのだそうです。だから町中を歩く時は目立つような服装はせず、Tシャツに短パン、それに僕は陽焼けしていると日本人には見えないそうです。
初日に来た焼き肉屋さんが安くて美味しくて、結局また此処に来てしまいました。客は韓国人ばかり、日本人は全く見かけません。メニューも日本語なし、でもこの店のサムギョプサルが気に入りました。自分で焼くのではなく、店の女の子が鋏で肉を切るところ迄やってくれます。
そしてこの店の米、恐らくは韓国製の米なのでしょうけれど、これがなかなか行けるのです。確かに市内でも日本の国産米を出す店があるのですが、結構高くなります。此処では日本の米に近い、フィリピン米のあの嫌な匂いは全くありません。キムチも美味しいです。
そしてこんな風に食べやすいようにセッティングまでしてくれるのです。日本の焼き肉屋は焼くところはセルフサービス、でももともと皿のお肉は大きいのに、適度な大きさに切ってくれて、非常に食べやすいのです。また食べ過ぎてしまいました。でもやっぱり安い! 申し訳ないような値段。
この景色を眺めながらバスタブにゆったりと浸かります。あ〜♪ エルニドではバスタブはありませんでした。大きな湯船で手足を伸ばすのは舛添さんじゃないけど最高! それに思いっきりお湯を熱くしてのぼせそうになる迄浸かり、旅の疲れを癒やします。明日は東京に帰ります。
夏休みの旅行、最後の夜です。本当に楽しめました♪ 明後日の今頃は仕事に疲れて自宅のベッドに転がっている? そう思うとやはり悲しくなります。先月母が亡くなりました。でも喪に服する事なく、こんな処まで来てしまいました。しかしこんな時間を持たないと仕事が出来なくなります。お許しください。明日は午前中もあまりのんびりすることなく、朝食後まもなく空港に向かいます。飛行機は予定通り飛ぶでしょう。結局慎重に計画した旅程も変更なく、全てを消化することになります。たっぷり充電しました。クリニックのスタッフ達も充電完了でしょうか? また仕事に頑張りますよ!