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フィリピン最後の秘境 エルニドへ  2016年夏 7日目

第7日目、今日はエルニド、ミニロック島を後にします。この島のリゾートに3泊しました。ここを起点にいろいろな島に行くオプショナルツアー、まだまだ見たいところもたくさんあったのだけれど、初めて来たこの地の勝手が良く分からず、少し遠慮がちな計画を立てました。やはり全般的にあまり天気は良くなかった(><)、でも前半のパラワン本島にいる時こそ大雨に祟られましたが、ミニロック島に来てからは概ね良かったと言って良いのではないでしょうか? 何さまこちらフィリピンでは8月は台風シーズン、こんな時にしか永い休みを取れないので、これはこれでやむを得ないところ、また僕は此処に来ますよ、親しくなった現地のスタッフともそんな約束をしました。素晴らしかったパラダイスに別れを告げ、今日は首都マニラに移動します。

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目が覚めてすぐに外に出ました。空気は新鮮、でも…、やはり天気は曇りがち、それでも雨が降っている訳ではなく、風が強くて波が荒い訳でもありません。今日は船でエルニドの空港まで行ければ、そしてマニラまでの飛行機が飛べばそれで良しとします。雲の合間に少し青空も見えます。

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見慣れたこの景色も今日でお別れ、でも見慣れてもこの景色は飽きません。他にも行ってみたい島のリゾートはまだまだあります。今回はこのミニロック島のみ滞在、確かに島を転々とすればそれはそれで楽しいかも知れない、だけどそうしたら恐らくあのエルニドの街は見る事が出来ませんでした。

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朝食に来ました。また海の目の前のこの席に着席、確かにこのリゾートのビュッフェは美味しい、だけどさすがに、さすがに飽きてきました。今はラーメンが食べたい! そう、マニラに着いたら今日はラーメンを食べよう、そう考えていました。でもこのビュッフェのサラダ、たっぷり食べました。

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このビュッフェでの最後の朝食、サラダだけにしておきました。そう、エルニドタウンのリゾートでは生野菜は摂れませんでした。少し野菜に飢えていたかも、このリゾートでは毎食目一杯食べました。そしてこのリゾートのスープは全て美味しかった! 今朝は炭水化物なしのHealthy Menuでした。

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朝食を食べている間にまた上陸した新規のゲストがいるみたい、この朝早くから? マニラ発の一番飛行機でしょうか? 例によって新しいゲストが到着すると、リゾートのスタッフが出迎えのパフォーマンスを都度行います。迎えられるゲストは笑顔でこのセレモニーを見つめます。

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当初手にした見積もりではこの水上コテージでした。でも高い! 結局諦めました。ネットのホテル予約サイトを見ると、今回投宿した部屋の料金でこの水上コテージに宿泊可能、次回は勝手も少し分かった事だし、もうちょっと研究します。マニラに行ってとあるツアーデスクに渡りを付ける予定です。

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昨夜のうちに殆ど荷造りは終えておきました。お土産のTシャツやポロシャツはそこそこ買いました。あまり荷物にはならないし、重さもそれほど増える訳ではない、マニラ〜エルニド間の飛行機はプロペラ機故、荷物の重量には結構うるさい? そんなことでずいぶん荷物の重さには気を遣いました。

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この部屋を出て行きます。3泊4日、お世話になりました。でも殆ど寝るだけ、昼寝をしたこともありましたが、この部屋にいたのはほんの短い時間、しかし居心地は決して悪くなかったです。それにやはり戸建て、そんな点ではプライバシーも充分保たれ、特に不満はありませんでした。

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船での送迎は昼食後、でもチェックアウトの手続きもあるので早めに出てきました。しかし昼食迄にもう少し時間がある、ビーチ前のバーで少しのんびりする事にしました。昨夜も少しこのバーで飲んだのです。まぁ、これから船や飛行機に乗るのでアルコールは抜きにしてマンゴージュースを。

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彼はバーテンダー、彼とは仲良くなって昨夜もお互い仕事の事、家族の事などいろいろ話しました。彼の話す英語は非常に聞き取りやすい、彼に非常に好感を持ちました。そして彼から聞きました。G-Shockを手に入れるのが夢? フィレンツェで見つけて東京で手に入れた僕のG-Shock

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Present for you. 彼にプレゼントする事にしました。彼はビックリしていました。その代わり……、そう遠くない先に僕はまたこのリゾートに来るから、僕の事を覚えておいてくれよ! 彼のFacebookのアドレスも教わりました。良い思い出になりました。またここに来る理由が出来た!

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さて、彼と別れを告げて最後の晩餐ならぬ昼餐です。このダイニングで9食食べる事になります。まぁさすがに、でも海を観ながら、潮風を頬に受けながら、半分Open Airのこのダイニングはすごく居心地良いです。食事が出来る時間は二時間だけ、全てのゲストが一堂に会するキャパがあります。

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最後の食事、目一杯食べる事に。このレストランでは烏賊のBBQが美味しかった、あまり焼き過ぎず、程よい柔らかさに仕上がっていました。そしてスペアリブ、米は食べずにビーフンをゴッソリ持ってきました。そしてサラダもたっぷり、コーンスープにマンゴージュース、満足しました。

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そして食べ終わってからデザート、自分で切り分けるプリンをこれまた結構なボリュームで持ってきました。朝食からそれほど時間が経っていないこともあり、これでもう苦しいくらい、でもこのリゾートでのビュッフェ、美味しかったけれど、自分で意識してブレーキを掛けてきました。

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このままPick upの時刻迄このダイニングでのんびり、そして合間を見てチェックアウトをしました。部屋付けにしてもらったバーでの飲み代、昼間のジュースなどのドリンク代、そして家族や友人、自分にポロシャツやTシャツを買いましたがそれも全てここで清算、予測よりも小額で済みました。

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約束の時刻、午後1時にこの桟橋へ。思い残す事はありません! 但し、僕はまた必ず此処に来ます。来年はちょっと無理、別に行きたい処があります。一週間の長期休暇を取れる時期、やはり二年後の夏休みか? 出来れば8月は台風を勘案して外したいところ、大勢のスタッフが手を振ってお別れ。

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G-Shockをプレゼントした彼も来ていました。また来るよ! 約束するから。僕が来るまではバッテリー交換しなくて大丈夫だよ、きっと♪ ここから小さなボートで沖に停泊しているバンカーボートの処まで、そしてそのバンカーボートに乗り換えてエルニド空港まで今度は45分と聞きました。

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部屋は狭かったし、バスタブもなかったけれど、このリゾートは良かったですよ。また来ると言う気持ちにさせてくれました。今度はもう少し安く上がるツアーデスクを探して、もう1-2泊余分に泊まってアクティビティを目一杯利用したい、でもそうなると夜はバーに行く気力はなくなる?

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このバンカーボートに乗り換えます。後ろを振り返るともう見送りのスタッフ達は桟橋を渡って自分の持ち場に戻って行きます。この船にもガイド、総舵手、そして荷物を運んでくれるクルーが二人程、ゲストも数組います。確かに人手不足はなさそう、やはり良質なサービスには人手が必要?

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往きは波が荒く、しかもスピードの出るボートだったのでスリル満点でした。雨も結構降っていました。でも今日は波は穏やか、そして天気もまずまず、名残を惜しむ余裕があります。往きみたいな航行ではきっとそんなしんみりする余裕もなかったはず、景色を眺めるのも楽しいです。

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リゾートが遠ざかって行きます。恐らくいつもの旅だったらここで段々現実に引き戻される焦燥感と、自由でなくなる悲壮感が徐々にこみ上げて来るはず、でも今回はまた此処に来ると言う堅い決心と、大いに堪能した満足感とでそんな悲しい気持ちは感じませんでした。本当に楽しかった!

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ビッグラグーンの入り口が見えます。やはりツアーに来ているバンカーボートがたくさんいます。そう、此処を見たくてはるばる来ました。アクティビティで此処へ来る事は外せない、しかもその直後に自分でカヤックを漕いでもう一度出向きました。充分に僕の願望は満たされました。

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あっ!? エルニドタウンだ!! そう、当初の計画では此処は素通りだったはず、でも慎重を期してこの街に二泊留まりました。それが正解! もしもう一つ別の島のリゾートに泊まっていたら、恐らく次回も同じコース、そうすると僕はこの楽しい街に気付かなかったかも知れません。

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恐らく次回このエルニドに来る時も最低1泊はエルニドタウンに泊まりたい、次回も充分に熟慮して計画を立てたいと思っています。街は決して大きくない、夜のエンタメもない、だけど食べ物は美味しく、物価は安い、そして洒落た店もたくさんあってレンタルバイクもある、文句なしです。

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ふと思いました。往きにスピードボートに乗ったあの狭い川でこのでかいバンカーボートは方向転換出来ないはず、それに川の入り口を探してもそれらしき処がない……、するとこのバンカーボートは真っすぐ砂浜に向かっているようです。あれ? 桟橋みたいのがある、あそこにつける?

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そう、白い砂浜があり、その手前でまた小さなボートに乗り換え、先ほど沖から見えた桟橋に着きました。飛行場迄どれくらい距離があるのか分かりません。取り敢えず手ぶらで船を降ろされました。荷物はクルー達が運んでくれます。飛行場周囲の地理が全く分からないまま上陸しました。

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ありゃ? また例のでかいジプニーが。ゲストは総勢7-8名、みんなこのジプニーに乗り込みます。何となく説明がないまま、不安のまま言われるように動くしかありません。まぁここでくどくど聞いたって何もなりゃしない、あとはスタッフの言うがままに動きます。

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ゲスト全員が乗るとおもむろにジプニーは動き出しました。僕のトローリーもちゃんと後ろに積んでくれています。そう、確か行きの飛行機は海の上から滑走路に入ってきました。パラワン島本島、未だここでは島の幅はそこそこあるはず、と言う事はマニラからここでグルッと旋回した?

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岸から船を降りて桟橋から僅か500メートルくらいジプニーは走りました。もう飛行場です。まさかこのオンボロジプニーで長いこと走らなければならないことはないだろうとは思っていましたが。実はマニラ空港で知り合った日本人家族もここからスピードボートに乗ったそうです。

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空港のDepartureに着くと早速荷物のセキュリティ・チェックがありました。レントゲンの機械はなく、預入れのトランクも、機内持込みの手荷物も全て開けさせられ、セキュリティスタッフの目視による検査があるようです。重さは計っていない? まぁ僕のは軽いはずです。

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出発迄1時間半くらい、充分な余裕を持ってTransportの計画が練られているようです。ここで暫し時間が来るまで待ちます。結構暑い、一応往きと同じようなドリンクは用意されているようです。クーラーはなし、汗が、しかもここは少し湿気があって蒸し暑さを感じます。

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自然の多い処に行くと必ずこいつがいます。パラオでもトラックでもバリでもいました。これがいるからこんな処には来たくないなんて人も知り合いに結構います。でもそれはもったいない! 別に噛み付くわけではないのだから。よくよく見ていると結構たくさんいました。これは結構でかい

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そう、往きにどのようにしてスピードボートに乗ったのか? 裏に川があって船着き場があったはず、ちょっと調べてみる事にしました。周りを散策してみると、あれ? こっちかな? それらしき雰囲気。往きには強引にこっちに来いと言われて分からないうちに合羽を着させられました。

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ああ、そうか? ここだ、ここだ!  雨が結構降る中、いきなりライフベストと雨合羽を渡されて、自分の荷物がどうなっているのかもろくろく確認出来ないうちに荒波の中をフルスピードでぶっ飛んで行ったのです。考えてみれば、予定は変更する事なく全てを消化しました!

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さて時間になり、またジプニーに乗るように言われました、出発ロビーにいたゲストはとても40人乗りの飛行機1機に乗れるような人数ではありませんでした。何処か他の空港に飛んで行く人もいるのだろうか? 取り敢えずこれで無事にマニラに着ければ、特にトラブルは皆無ということになります。

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往きに乗った奴かな? またお世話になります。今回は取り敢えず酷い遅延はなしに出発する事になりそうです。またジプニーを降りて滑走路を歩いて飛行機に乗ります。ここから離陸すれば55分でマニラに到着です。パラワン島を離れます。絶対、絶対にまた来るね? ボラカイ島は翌年も行きました。

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何となく息苦しい狭い機内にも慣れました。結局この飛行機は満席のようです。やはりエルニドは人気がある? まだまだ日本ではそれほど有名ではありませんが、僕の行ったコースのツアーも結構見受けます。マニラには2泊、そして現実に引き戻されます。

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Take Off ! また背中に強いGを感じて加速を続けると思いきや、突然急ブレーキが掛かりました。エッ?エッ?エッ? 何? 何? 何とこの飛行機は離陸をやり直すことに。どうして? 早口の英語の短い説明が機長からあったものの、全く聞き取れませんでした。真っ青……。

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またスタート地点に戻ってUターン、そして何ら躊躇する訳でもなく、時間をかけてチェックするでもなく、本当にさりげなく何もなかったかのようにまた加速します。またいつ急ブレーキが掛かるのか? そんな不安を持ちながらそのままこの飛行機は離陸しました。ホント、大丈夫?

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何で? どうして離陸やり直したの? 意味の分からないまま高度は上がって行きます。あとでスッチーに尋ねました。どうして離陸やり直したの? 機長の判断だ? あったりめぇだろ!? その判断した理由が何か聞いてんだよ!! 結局理由は分からないまま。これで揺れると嫌だなぁ……

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本来だったら楽しかったリゾートでの思い出に浸りながらこの窓の外の海を眺めていたはず、だけど調子悪いのに無理矢理出て来たんじゃないか? とか、今必死に管制塔とトラブル解決のための無線のやり取りをしているんじゃないか? とかあらぬ想像で心休まりません。

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飛行機はやはりそこそこ揺れました。エルニド、この路線がネックかも。あと15分で着陸という時にまた機長から思いがけないアナウンスが? マニラ空港へ着陸する飛行機が混んでいて着陸出来ない? これから45分間空港の上を旋回して順番を待つ? 勘弁してくれよ〜(><)

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これ、この飛行機の非常用設備の説明書です。この飛行機の通常の出入り口は後方の1箇所だけ、前の出入り口は非常用で普段は使わない、「外した窓は外に放り投げろ。」だって…、マジで……? 離陸をやり直さなければならない飛行機? 今度のエルニドは陸路6時間で行くかな?

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本当に1時間近く空港上空で旋回して、かなり予定より遅れてやっと着陸しました。往きの時程酷い着陸ではなかった、だけど酷い雨! 土砂降りです。これでよくまともな着陸が出来たな? このマニラからエルニドまでの旅程は往きの船と合わせてスリルに溢れた行程でした。

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バスに乗ってターミナル迄移動します。そう、乗客達は離陸をやり直したにも関わらず、騒ぐ事なく、落ち着かない動きをする人は一人もいませんでした。良くある事なの? 僕はここ10年、恐らく100回以上飛行機に乗っているけれど、こんな事は初めての経験です。

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心配していた空港からホテル迄のタクシーも雨でありながらすんなり捕まりました。それにメーターをちゃんと倒して走るまともなドライバー、そして更に渋滞はなく、車に乗ってから20分ほどでホテルに到着しました。疲れた…、マニラに来てまで雨降らなくて良いだろう……!?

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慣れたホテルに着いてホッとしました。ここはエルニドに行く前に1泊した同じ僕のお気に入りのホテルの一つ、そう、エルニドには持って行かなくて良い荷物を少し預けておいたのです。何故か今回はこのホテル、予約時の宿泊料金が妙に安かったのです。それも朝食付きで。

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そして……、きつく念を押しておいたこれです! バスビューの部屋!! そう、オーダー通りにこの風呂さえ付いていればスイートルームにアップグレードしてくれる必要なんてないんだよ! そう、6日もシャワーだけで湯船に浸かっていません。今夜はここでゆったり疲れを癒やします。

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ホテルの部屋で一休みしたところで! もう行く処は決まっています。前回マニラに来た時に初めて入ったラーメン屋さん、未だ開店して間もない店です。トンコツでもの凄く美味しい、値段は日本並み、だからあまり現地の人は気軽に来られないみたいです。

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へへへ、実はラーメンに飢えていたのです。エルニドの街にもラーメンはなさそうでした。この店はどうやら日本からの出店? だから味はもう日本のラーメンと全く同じ、何らひけを取りません。そしてここの主人は全くの日本人、単身? ちょっと辛いかも知れないですね?

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そして餃子も頼みました。そう、マニラで餃子なんて今迄なかったかも? これも充分に日本でも通用する味です。こんな食事に飢えていたのか? あっと言う間に食べ終わってしまいました。さすがにリゾートのビュッフェはしばらくいいや、刺身が食べたいけどマニラではちょっと(><)

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食事を終えて少し移動しました。相変わらず雨は酷い! 外を歩くにも躊躇するような勢いです。よくもまぁ、あんな小さな飛行機で帰れたものだ。場合によってはプロペラ機では雨が酷いと言うだけで欠航になることもあるのではないでしょうか? これから夜の街で暴れます(^^;)

 エルニドのリゾート、ミニロック島、パラワン島を後にしました。未だ2泊3日フィリピンに留まりますが、今回の旅行の大きなメインイベントは終わりました。本当に楽しかった!! エルニドリゾートは1島1リゾートで、他にも候補になるリゾートがいくつかあったのですが、あそこを選んで本当に良かったです。今後他のリゾートに滞在するにしても、今回のミニロック島を外す事はちょっと考え難いところです。でもエルニドタウンにももう一度行きたい、すると最長8泊9日でもかなりタイトなスケジュールを組まなければならないかも知れません(><) このエルニドがもう少し日本でもポピュラーになって、日本人観光客も相当数増えればもう少しましな飛行機になるのか? ただそうなるとまたあの素朴な街が物価の高い行き難い場所になってしまうかも知れませんね? 痛し痒しです。さてそろそろ頭も仕事モードに切替えて行きます。日本に戻れば翌日から通常通りの診療、特定検診のラストスパート、それが終わればインフルエンザの予防接種、そしてインフルエンザの診療となります。11月にはまた何処か行きたい、計画を考えます。