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フィリピン最後の秘境 エルニドへ  2016年夏 6日目

第6日目、 ミニロック島のリゾートに来て3日目、昨日はエルニドを堪能しました。5年越しに来たかった処、なかなか重い腰が上がらず、計画を立てては計画倒れになっていました。今、僕はその思いを馳せて来た場所にいます、そして絶対に観てみたかった景色を観てきました。満足! さて今日は少しスローダウン、むしろリゾートライフを楽しむつもりでいました。若い女性コンシェルジュが目が合う度にアクティビティの誘いをかけてきます。今日は少しのんびり過ごしたいよ、そう答えて午前中はホテルに留まりました。そして午後、やはりアクティビティでスネークアイランドと言う、やはりエルニドで有名な地に向かいます。蛇がたくさんいる島? いいえ、蛇のように曲がりくねった浅瀬が500mほど離れた島と島を結び、島の間を歩いて行けるという不思議な処なのです。ミニロック・リゾートでの滞在後半になります。

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目が覚めると早速外に出ます。部屋を出るとすぐにベランダ、階段を数段降りるともうそこは白い砂のビーチになっています。昨日はカヤックでがんばりすぎた? おそらく腕の筋肉痛に見舞われるかと思いましたが、意外に大丈夫でした。とりあえず体調は万全です。

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まぁ、少し雲が多く、昨日程の好天ではないけれどまぁまぁかな? しばらくするとお日様も顔を出します。海の目の前でありながら、雨が多い日々でありながら決して湿気が高いわけではなく、暑さも日本程うんざりするような酷いものではない、東京よりはるかに快適です。

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これが僕の部屋、わずかに27平米、バスタブなし(><)、もっともこのリゾートは一番高い部屋でもバスタブはないようです。それはそれで慣れてしまうと気にならないもの、シャワーのお湯はけっこう熱くなり、水の勢いもなかなか、部屋には決して不満はありません。

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朝食は軽くしておきました。相変わらずオリーブオイルとバルサミコ酢のサラダはたっぷり、葉っぱはビュッフェで取り放題なので、これは本当に嬉しいです。後はいつもの2fried eggs sunnyside upとソーセージにコーヒー、マンゴージュース、炭水化物なし、卵は崩れてる(><)

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この景色、眺めていると本当に心和みます。東京から飛行機で3時間半+1時間、そして船で30分移動してようやくここに来る事が出来ます。遠い! これだけ遠くに来てこのリゾートに3泊と言うのはちょっと惜しい気もしないでもないですが、今回は初めてなので止むなし?

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午前中いっぱい、何もしないでのんびりしました。日本人はあまりいません。やはり西欧人のカップルが一番多いみたい、しかし子連れのファミリーも結構います。あまり小さい子には遊ぶところもなく、ちょっと不満が残るのでは? でも魚と戯れることは出来そうです。

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午前中3時間、ビーチに転がっていました。家族に、友達に、スタッフにLINEで報告をします。ただ…、写真を送るのにWi-Fiが重い! 子供3人にそれぞれ写真付きレポートを送るのにすごく時間がかかります。ファミリーLINEにしておけば良かった、女房はLINEをしません。

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身体を動かす事なくあまりお腹が空かないうちにもうランチタイム、実はこのリゾートは3食とも二時間だけの時間制限付き、だから自分で食事をずらすということは出来ないのです。その規則正しいルールもついダラダラしてしまいがちなリゾートライフには良いかも?

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マンゴー食べ放題 ってのも僕には嬉しいです。日本では東国原元知事の宮崎産マンゴーなんてのは高くて手が出ませんが、こちらフィリピンではマンゴーは非常に気軽な果物、そして甘く美味しいのです。でも少しカロリーは高そう。この際だから目一杯食べます。

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さて午後になり約束の時刻に桟橋に出向いてpick up、またアクティビティのオプショナルツアーに出向きます。例に寄って小さなボートで沖合に停泊しているバンカーボートに乗り換え、別の島へ向かいます。周囲を海に囲まれ、陸路で出て行く感覚とは方向性の面でまるで違います。

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今日は波が穏やか、昨日のサンセットクルーズの時とはまるで海の表情が違います。お天気も取り敢えずまぁまぁ、若干の雲はありますが、雨には降られないで済みそう。やはり海の上では空気は新鮮です。島に囲まれた海の真ん中にいると、ちょっといつもの海とは違う感覚になります。

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30分足らずのクルージングの後無人島に到着(島の名前は聞き損ねた(><))、船から降りて島に上陸しました。ここは足を濡らさないと上陸出来ない島、事前に水着を着て濡れても構わないような支度をするよう指示は受けています。海はそれほど青くありません。

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どうやら洞窟があるよう、洞窟の入り口に来ました。ガイドが先導して順番にゲストが中に入って行きます。ずらっと観光客が並んで中に入る順番を待っています。何かだいぶ時間がかかりそうです。ビキニのカッコいいお姉ちゃんもいます。

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うわっ⁈ 入り口が狭そう、下にクッションを敷いて体を折りたたんで中に入らないとダメそうです。閉所恐怖症の僕としては何か嫌な気分になってきました。ガイドに申告しました。気分が悪くなりそうだから僕は入らないよ、外で待っているよ…

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入り口から離れてバンカーボートが止まったビーチの方に出て行きました。この周囲、海はそれほど青いわけではない、特に施設もなく、宿泊施設もないようです。でも周囲には恐らく色々なリゾートやパラワン本島から来たバンカーボートがたくさん、それぞれにガイドがつきます。

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若い外国人、特に西欧人の若いグループが大勢来ていました。フランス、スペイン、ロシア? みんな自分でお金を出してくるのだろうか? 多分ヨーロッパからここまで来るのに相当なお金がかかるはずです。稼いでいるのだろうか? 日本人は殆どいません。

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もう一度気を取り直して入り口の方に行ってみました。このように体を折り曲げて這うように進んで行かないと中に入れません。その途中で身体が引っかかったらパニックを起こしそう、やっぱり無理だ! 結局中に入る事は諦めることにしました。

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中はどうやら広いらしい、でもこれといった鍾乳洞のような景色でもないし、嫌な思いをして入る必要はないと思いました。なんと、日本軍の潜伏先だったようです。やはり戦争は悲惨です。もし僕が戦争でここに入らなければならなくなったら降参です。

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さてまた船が出発、ここから15分ほど走ってスネークアイランドに行きます。スネークアイランドとは蛇がいる島ではなく、500メートルぐらいある島と島の間が蛇のように曲がりくねった浅瀬で繋がっている処なのです。インターネットで見ました。此処は来たいと思っていました。

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ほんの15分くらいバンカーボートで移動しました。どうやらあの島がスネークアイランドらしい、島の周囲はだいぶ浅いようで、海の水はそこそこ青いようです。もう手前の浅瀬を歩いている人がいるようです。あそこが島と嶋の間をつなぐ浅瀬? 距離はだいぶありそう。

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やはりここも人気ある観光スポットなのか? 廻りには数艘のバンカーボートが乗り付け、そこから観光客達が降りてこのスネークアイランドの浅瀬を楽しんでいるようです。風の音と僅かな人の声しか聴こえない海のど真ん中、自然て素晴らしいと同時に凄いと感銘します。

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向こうまで歩いて行く人がいます。向こう側の島はけっこう大きい、でも宿泊施設や民家などはなさそう、かつてはこの島の間の浅瀬を渡って商売などの交流があったらしいですが、今や観光客以外にこの浅瀬を渡る人はいない様子、潮が満ちて来ると渡れなくなる?

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僕も船を降りてこの浅瀬を歩いてみることにします。取り敢えず船から降りると深さは腰のあたりまで。防水ではないiPhoneを水の中に落としてしまうと大変なので、iPhoneは船に残すバッグの中に入れ、万が一落としても大丈夫な防水のデジカメを持って行く事にします。

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反対側の島まで歩いて約200m、やはり水はそれほど冷たくはなく、下半身が濡れる事はそれほど苦ではありません。こちら側の島を目指しますが、こちらの島はあまり大きくなく、それこそ人が住んでいるような様子は伺い知れません。お天気はやや薄曇り、暑くはありません。

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これがその浅瀬の道、ほんの足首までくらいの深さしかありません。幅2mくらいがグンと浅くなって両サイドの海寄りに行くと徐々に深くなって行くようです。完全に潮が引いている時間帯にはこの浅瀬は完全に水面より顔を出すようです。不思議な光景…。

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後ろを振り返るとやはりこの浅瀬は蛇のように曲がりくねっているようです。これがスネークアイランドと呼ばれる所以、海の水の色はそこそこ青いのですが、やはりそこは薄曇り故、もし陽が射すようなよい天気ならばもっと青い素晴らしい海の色になるのでしょう?

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反対側の小さな島に上陸、どうやらこの島の中央に高台があり、そこは展望台になっているようです。同じバンカーボートから降りた同じリゾートのゲスト達は隊列を組んでその展望台を目指して階段を昇ります。どれくらい歩かなければならないのか分からないまま歩いて行くと…。

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約5分ほどでその展望台に到着しました。途中ちょっと危なそうな急坂もありました。一方で見物を終えて階段を下りて来る観光客もけっこうな数、やはり西欧人が多く東洋人は殆どいない、ましてや情報交換を出来るような日本人は一人もいないようです。

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展望台からの眺め、確かに今歩いて来た浅瀬が島と島の間を結び、真っすぐに伸びています。こちらの島に近付くところで蛇のように曲がりくねってはいますが、今見える浅瀬はほぼ直線。こうして観ると間違いなく向こう側の島迄歩いて渡れそうな事がよくわかります。

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展望台はなかなかの混雑、一番高い見晴し台に立つためには前の団体が一段落して場所を譲ってくれる迄待っていなければならない状態でした。15分ほどこの素晴らしい景色を眺め、ガイドの合図でみんなで一斉に展望台から降りて行きます。帰りこそ気を付けなければ滑り落ちそう。

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向こう側の島迄歩くのかなぁ…? 船を降りてから30分そこそこ、もう歩きたくないや、もし向こうの島迄行くのなら僕は船に乗って待っていよう、そんな気になりました。ここは展望台のある島側の浅瀬、このように綺麗な曲線を描き、正にスネークです。ちょっと疲れました。

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距離にしてだいたい500mくらい? 向こうの島迄歩いて行く人も何人かいるようです。向こうの島に行ったって何もないだろう? もうあまり歩きたくないなぁ…、なんて思っていたら、ガイドを始め、この船のゲストはみな船に乗り込み始めました。良かった……。

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向こうの島まで歩いて行くのは別のバンカーボートのゲスト達でした。ここでガイドが僕のiPhoneを取り上げ、パノラマ写真で僕を中心にこのスネークアイランド全長に渡る写真を撮ってくれました。僕はこのパノラマ写真の取り方を知りませんでした。矢印に沿ってカメラを移動します。

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さあ、これで今回のオプショナルツアーは終了、このままバンカーボートはリゾート迄戻ります。未だ行っていないオプショナルツアーはたくさんありますが、僕は昨日のラグーン、サンセットクルーズ、このスネークアイランドで終わり、また研究して次回に廻す事にします。

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約30分ほどでリゾートに帰ってきました。今度は転ばないように気を付けました。ボートは桟橋に着き、その桟橋の下を見ると小魚が群れをなして泳いでいました。こんな楽園に済んでいるなんて幸せだな? でも油断するとでかい魚に喰われちまうか? やはり大変だね?

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僅か2時間ほどのオプショナルツアーでしたが、やはり船に乗って移動するのは疲れる? 未だ夕食迄には時間があるので、一度部屋に戻って横になる事にします。オプショナルツアーで一生懸命あちらこちらに行くのも楽し、またのんびり部屋で過ごすも良し、縛られない自由があります。

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桟橋中央で浅いところをのんびり泳ぐブダイを見つけました。エルニド・タウンではBBQ用の台に数匹並んでいました。綺麗な魚ですが食べてもあまり美味しくなさそう、僕のかつての海水魚水槽にもいましたが、夜は粘液を出してその中で眠り、水槽の水が汚れるのです。

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部屋で小一時間ゆったりしてもう外は暗くなり、夕食の時刻が近付いて行きました。少しバーで食事の前に一杯、いつでもドリンクは飲めますがこれは有料、しかしその料金はホテルのぼったくり料金ではなく、リーズナブルです。親しく話しが出来るバーテンダーがいました。

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午後7時から午後9時迄がこのホテルでのディナータイム、割と7時ピッタリにダイニングに飛び込むゲストは多くありません。7時ピッタリに来ると席は未だガラガラです。こんなのがあります、そう、子供も実は結構多いのです。子供達はこの廻りに群がります。

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このダイニングでは常にBBQがあります。未だ焼いていないビーフ、チキン、ポーク、白身魚、烏賊や海老がズラッと並び、ローストで焼き上げた食材は別の更に盛られ、それをゲストが自由に摂れるような形になっています。チキンがもの凄く美味しそうに見えました。

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また食べ放題のビュッフェ、BBQでは僕は烏賊が一番気に入りました。BBQ一式にサラダ、パンプキンスープ、そしてまたたっぷりサラダ、今日は米は辞めてパスタを取ってきました。パスタも指定するとその場で火を通して暖めてくれるのです。でもそろそろ飽きてきました…(><)

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ブラウン・ライスってのがありました。茶色い米? 味見はしませんでしたが、ちょっと匂いが気になり、恐らくあまり美味しくないフィリピン独特の安い米と同じ匂いでした。やはり米は日本米に限る! 高いけど日本の米が一番です。米が入っているジャーは象印でした。

 今日は少しスローダウンしました。アクティビティであるオプショナルツアーを目一杯楽しむのもそれはそれで良いでしょう。でも僕はまた必ず此処に来ます。だから今回はあまりガツガツしませんでした。今日はかなり時間的に余裕を持ったタイムスケジュール、それでも結構歩き疲れました。このミニロック・リゾートには3泊4日、マニラ空港で知り合った日本人家族はミニロック島に3泊、ラゲン島に3泊というかなり強硬なスケジュールだったようですが、それはそれで楽しいけれど疲れそうな旅程です(若いご夫婦だったから大丈夫でしょう)。僕はエルニド・タウンに2泊しましたが、1泊ではむしろそのエルニド・タウンの楽しさを見いだす事が出来なかったかも知れません。当初の予定より節約しつつ、のんびりした旅程に変更しましたが、これは負け惜しみではなく正解だったと考えています。他にも行きたい島はあります。しかしどんなに長くても8泊9日迄の休暇か取れないので、これで精一杯、最高の夏休みが確保出来たと考えています。明日はこのエルニドを後にし、マニラ迄戻ります。必ず! 必ず僕はまたこの島に来ます !!