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フィリピン最後の秘境 エルニドへ  2016年夏 5日目

第5日目、ミニロック島のリゾートに来て2日目、今日はこの旅行のメインイベントの日になります。是非とも見てみたかったミニロック島のビッグラグーンとスモールラグーンを観に行きます。インターネットで見た素晴らしい景色を目の当たりに出来るはず、ここに来たくてこの旅行を計画したようなものなのです。パラワン島、エルニドに着いてからずっと雨でした。前泊のリゾートのビーチで見た海も茶色、雨の日の湘南の海と何ら変わりませんでした。やはりお天気が良くないと海は青く見えません。ずいぶん不安な気持ちになりました。でも! 幸いにもこの日だけは絶好のお天気に恵まれました。やはり日頃の行いかな? (^^;)  様々なアクティビティ、こちらに来て多くのオプショナルツアーありますが、このラグーンを見物するアクティビティは外せません。さて……。

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朝は気分よく目が覚めました。午前7時半、外に出ると.......、やったぁ〜! エルニドに来て初めての晴天です。そう、今日はどうしても晴れて欲しかった、今日行く所は天気が良くないとダメなんです。今日のためにはるばる日本から来たようなもの、さぁ!! 行動開始です。

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どうやら今まで台風が来ていた様子、日本では台風が来るのが3日4日前から察知できますが、ここは正に台風が生まれる場所? だから予測がつかないのです。明日突然台風なんて事も。だからホテルのスタッフに明日の天気はどう? なんて聞いても「わからない!」と答えられます。

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今日は正に台風一過? 陽差しも強く、そこそこ暑くなりそうです。もちろん赤道近くに来てるのですから暑くて当然、でも海沿いでありながら湿気がそれほどあるわけでもなく、居心地は満点です。適度に暑いけれどカラッとしている、そんな感じです。蒸し暑い日本に比べればはるかにましです。

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早速朝食です。やっぱりサラダはたっぷりオリーブオイルとバルサミコ酢で、そして例の2fried eggs sunny side upとソーセージを2本、そしてマンゴージュースにスープで行くことにしました。今回炭水化物はほとんどなし、健康的な食事です。相変わらずここの料理はなかなか美味しい!

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アクティビティーに出発です。約束の時間に桟橋のベースステーションに行きました。緑色のライフベストを借ります。今日はこのミニロック島のスモールラグーン、ビッグラグーンと言う入り江を観に行きます。そこの景色が素晴らしいのです。ここを観たくてはるばるエルニドに来ました。

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小さなボートに乗って沖に停泊しているバンカーポートに乗り移ります。実はマニラ空港で知り合った日本人家族も一緒です。僕はてっきり彼らが車に乗ったと思い込んでいました。やはり空港から船で来たのだそうです。それをしっかり見ておけばあれほど焦る事はなかったのに

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バンカーボードでリゾートを出発、ものの10分位でラグーンの入り口に着きます。波は穏やか、未だ海が深いところなので真っ青な海は見えませんが、やはり海の色が綺麗です。心地よい風が頬を撫でます。廻りの景色も絶景、そう、ここに来たかったのです。天気も最高! ありがとう !!

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まずはスモールラグーンへ行くことになりました。手前のビッグラグーンを越えてその更に先までバンカーボートは進みます。お天気が良いので海も青く見えます。総勢10数名のゲストがこのバンカーボートに乗っています。みんなこの素晴らしい景色に見取れています。正にインターネットの絵!

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ここまでくるとだいぶ海の色は青くなってます。切り立った断崖、数億年にも及ぶ波が岩を削って行ったのでしょう。ガイドがついていろいろ説明してくれますが、英語のヒアリングの苦手な僕には早口の英語があまり聞き取り出来ません。バンカーボートがスピードを落とします。

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周りにはカヤックがたくさんいます。この先がスモールラグーン、ミニロック島の入り江です。周りにも僕らと同じバンカーボートがたくさん、10数隻います。他の島のリゾートからもここにアクティビティーとして来るようです。そして街の案内にもあったエルニドタウンからの観光客も?

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ここからカヤックに乗り移ります。バンカーボートに乗っているゲスト人数分のカヤックが用意されているようでした。順繰りにカヤックに乗って行きます。その前にオールの使い方のレクチャーがありました。僕に出来るだろうか? 恐らくこんな本格的なカヤックは初めてのはず…。

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もうすでに船から降りた人たちがカヤックを漕いで、更にその先でまで進みます。見てるとそんな難しそうではありませんが、僕自身はおそらく初体験、ちょっと緊張があります。ちゃんと進むだろうか? みんなについていけるだろうか? 明日腕や腹筋の筋肉痛にならないだろうか?

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僕もオールを持ってカヤックを漕ぎます。何となくオールの長さが足りない? もうちょっと長い方が扱いやすいのではないだろうか? だけど結構必死になって漕ぐと思いの外、割とカヤックはスピードが出ます。それほど疲れることもなさそう。だけど時々角度が悪く空振りになります。

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前に行っているゲストたちを追いかけるべく一生懸命漕ぎます。この辺になるとそろそろ底が浅くなってきます。どうやら入江の突き当たりも近いようです。そう、ここに来たかったのです。いつもインターネットで見た写真の景色が素晴らしいこと❗️今僕はそこにいます。

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上を見上げると断崖絶壁です。まるで我々旅行者が立ち入るのを拒むかのよう? 恐らくあの崖の上は誰も到達していないのでしょう。このミニロック島、周囲は結構長く島としては大きいのですが、人が立ち入ることができる部分の面積はそんなにはなさそうです。リゾートの所だけ?

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僕がカヤックに乗ったのは10艘ある中の最後から3番目、何か立ち遅れてるような気がしてしまいます。でも一生懸命漕ぐと前の人に追いつくのはそれほど大変ではありませんでした。ようやく先頭集団に追いつきました。断崖に太陽が遮断され、少し暗くなりつつも独特の雰囲気があります。

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陽の光が入って来ないだけに、水の色がちょっと変わってきました。もうそろそろ入江の突き当たり、砂浜になって上陸できるわけではなく、ここもやっぱり人を拒むような断崖絶壁になっています。海ではなく、まるで沼か湖にいるような雰囲気、もちろん波は全くありません。

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不思議な光景です。ここでないと恐らく見ることができない景色? 数年前からこの景色に憧れていました。今僕はそこにいます。数億年前と変わらない景色? 昔のままの姿を残しているのでしょうか? 決して開拓される事なく、人が入り込むのを長年にわたって拒み続けて来た景色でしょうか?

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この辺が入江のつき当たり、恐らく深さは2メートルぐらい? 澄んだ水の底が透けて見えます。魚はどうやらいないみたい? 断崖は波に侵食され、水面の部分が少し削られてるような感じです。周りを高い断崖に囲まれているので、人の声はこだまのように響き渡ります。

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終点まで来てしまったので、またカヤックをUターンさせて戻って行きます。ここがスモールラグーン、実は僕が本当に見たいのは次に行くビッグラグーンなのです。神秘的と言うのがぴったりの表現の景色です。静か、鳥の鳴き声もありません。オールを停めると辺りは静寂に包まれます。

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またカヤックの軍団は隊列をなして入って来たコースを逆戻りして行きます。だいぶオールの使い方に慣れてきました。上体を起こして少しストロークを大きくするとカヤックは速く進みます。決して息が切れてくるような重労働ではない、周りの景色を見上げながら楽しむ余裕はあります。

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また元の場所に戻ってきました。ここがスモールラグーンの入り口、右方の狭い隙間から入ってきたのです。その外に出れば日の光が当たっていますが、その手前は高い崖に囲まれ、太陽の光が深く入ってきません。何となく暗い入り江の中がより神秘的に感じられます。

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狭い入り口はこんな岩の壁に囲まれています。まさに人の侵入を拒むかのよう、きっと夜は真っ暗なんだろうな? もちろん夜中にここに来る術もないし、勇気もありません。でも真っ暗だろうから夜空が綺麗でしょう。この神秘的な素晴らしい景色に心洗われる思いでした。

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外海の方に出てきました。それでも波は穏やか、向こうにもカヤックの軍団がいます。外海に待機するバンカーボートは恐らく20艘以上、どうやらミニロック島以外からも多くの観光客が来ているようです。確かにラゲン島のアクティビティの説明にもこのラグーンツアーがありました。

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本当に感謝! お天気に恵まれました。今日この日だけ晴れてくれれば文句はない、そう思っていました。そしてその通りになりました。もし今日雨だったら、明日もまたここに来なければならなかった? きっと曇り空の時にここに来ても、海の色はここまで青くはなかったのではないでしょうか?

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後から同じバンカーポートより降りたゲストたちが追いかけてきます。カヤックの操舵にだいぶ慣れました。入り口からカヤックを漕いでおよそ30分、突き当たり迄行って帰ってきました。他のゲストもカヤックの操舵に慣れたのか? 遅れてくる人は一人もいません。

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本当に海の水が綺麗、日本では沖縄以外、見られない景色でしょう。ちょっと飛び込んでみたい衝動にも駆られます。ここにしばらくいたいのだけれども、ツアーなので時間が押しています。残念ながら子めタイムスケジュールの決まったツアー、淡々と事は進んで行きます。

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水中カメラを水の中に突っ込んでみました。デバスズメダイとしゃこ貝、かつて僕の海水魚水槽にいました。この辺にはあまり魚はいないみたい、ダイビングのスポットは何処か他にあるようです。周囲にバンカーボートはたくさんいるけれど、ダイビングの装備を積んでいる船はいないようです。

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海の底は珊瑚、でもライブコーラルや熱帯魚の姿は見えません。あまり生物が棲むのには適していない環境? 水ももの凄く透き通っている訳ではなく、若干の濁りもあります。昨日迄だいぶ雨が降っていましたから…、ここの海の中は恐らく日本の海の底と変わらない景色?

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水は決して冷たくありません。このまますぐに飛び込んでも大丈夫そうな水温、ちょっと水をすくって舐めてみました。塩辛いけれども、他の海の水よりは塩分は少なめのような雰囲気、昨日まで散々雨が降っていましたから。若干水中の水が濁っているのも昨日迄の雨故でしょうか?

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バンカーボートに戻ります。約30分、カヤックを漕いでスモールラグーンの1番奥まで行ってきました。カヤックも思ったほど難しくはなかった、僅か30分ちょいではありますが、結構な距離を移動したと思います。カヤックはバンカーボートとは別のスタッフが管理しているようです。

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今度はビッグラグーンの入り口に来ました。先ほどのスモールラグーンの入り口からバンカーポートで3-4分ほど、いよいよ今回の旅行の一番のハイライトになります。この奥にインターネットで何回も見た素晴らしい景色があるはずです。奥に行くと海の水の色がガラッと変わります。

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このでかいバンカーポートで大丈夫なのか? と思うほど浅いところ進みます。海の色が更に綺麗になってます。下はやはりサンゴ礁、ガイドが何億年前からこれらの景色が形成されていると言う説明をしますが、handred? thausand? millon? 掛け算をしないとその年代がよくわかりません。

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この景色を見たかったのです。切り立った断崖に囲まれた入江、透き通るような海、本当に幸せを感じます。来てよかった! しばしここにとどまりたいのですが、無情にもボートはドンドン移動します。エルニドタウンでの大雨が嘘のよう、もし今日が雨だったらと思うとゾッとします。

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小さな砂浜がありました。何やら小屋もありそう、しかし陸地のその奥には行けそうな雰囲気ではありません。おそらく切り立った岩の断崖が立ちはだかるのでしょう。ちょっと上陸してみたい気持ちにもなりましたがボートは進んでいきます。ジッとこの天国のような景色に目が釘付けになります。

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ここがビッグラグーンの入り口、空には雲ひとつありません。空を仰いで ありがとう!と心の中で叫びました。そう、昨日みたいな天気だったらこの素晴らしい景色は見られなかったはず、本当にうれしいです。ボラカイ島でもこのような景色を観る事は出来ません。

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ビッグラグーンの中に入っていきます。セブ島でもここまでの景色を見ることが出来なかった、手前はごく浅いようですが、奥に行くと水の青さが濃くなり、また少し深くなっているようです。数億年かけて出来上がったこの景色、自分の存在の小ささが身に染みます。

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ここまで来ると海の底は見えません。ちょっと深そう、ここでバンカーポートは停まります。同乗しているガイドからいろいろな説明があります。でも早口の彼の英語、ヒアリングの弱い僕にはなかなか聞き取れません(>_<) 周りは西欧人が殆ど、しっかりと説明を聞いているんだろうな?

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早更に奥に行くとまた深くなります。水の色もかなり濃くなってきました。ガイドの説明ではこのへんは深さが27mもあるそうな、そこの説明は聞き取る事が出来ました。海面は静か、波はここまで入り込んで来ません。少し狭かった入り江も奥では広く深くなります。

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  • もう入り江の終点はすぐ近く、大きなバンカーボートはUターンをすべく、少し岸寄りに近付きます。この神秘的な景色を眺めるゲスト達はあまり口を開く事なく、ただただこの絶景に見取れています。この下は20m以上のかなり深い海底? 原始的な、神秘的な景色です。

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ここが入り江の終点、手前でバンカーボートはUターンを始めました。あれ? 僕が観たかった景色がない、インターネットで見たビッグラグーンの透き通るような水と狭い運河のような写真の景色が見当たりません。おかしいな……、確かにビッグラグーンのはずだったのに?

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また外に戻るべくバンカーボートはビッグラグーンの入り口に向かいました。エッ? このまま出て行って終わり? 写真で見た景色に巡り逢えない? ちょっと焦燥感が出始めたところ、この先はまた入り江が狭く、そして浅くなります。そして……、僕の逢いたかった景色……

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この景色 !! 実はこの場所の景色を見たくて僕はエルニドに来たのです! 左上の写真と見比べてください。若干角度が違うので奥の島の形が違って見えますが、両岸の岩山の形、間違いなくここです! でも海の色が違う、それにもっと潮が引いていないと……、ちょっとショック(><)

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もう入り江の外に出て来てしまいました。この辺も確かに綺麗だけれど、やはりインターネットの写真とはちょっと違う…、しかも入り江は少し奥で二股に分かれ、その細い方にはこのでかいバンカーボートは入って行きませんでした。少し消化不良気味、二股の片一方も観たかった(><)

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ここで…、今度はシュノーケリングをします。水中眼鏡とシュノーケルが手渡され、ゲスト達はバンカーボートから海へ降りて行きます。ガイドが僕に尋ねます。’Are you a good swimmer?’ 泳げるか? と言うのは英語でこのように尋ねるのですね? Yes! と答えて海の中へ。

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海に入りました。水は決して冷たくありません。全員がライフベストを着たまま海の中に入って行きました。また水面の高さでこの景色を観るとまたちょっと違った雰囲気で見えます。波もなく、ここでは水もそこそこ透き通っていて、シュノーケリングで充分に楽しめます。

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まぁ、水の中はよく見慣れた景色、特に魚の群れがいる訳ではなく、ニモがいる訳でもなく、ただ淡々とこんな珊瑚が続いているだけ。ライブコーラルもないようです。ダイビングをする人はまた別のコースのボートに乗って、それぞれダイビング用のスポットに向かうのでしょう。

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ちょっと疲れて実はこんな珊瑚の上に立って一休みしていたのです。珊瑚に乗れば背は立ちます。ところが! ボートの上からスタッフに笛を吹いて怒られてしまいました。どうやら珊瑚の上には立ってはいけないらしい。多分ガイドの説明があった? 聞き逃したのでしょう。ゴメン(><)

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恐らく自然保護について厳しいルールが決められている様子、笛の吹き方もかなり厳しいものでした。そんなことで少し泳ぎ疲れて、早めにバンカーボートに上がりました。笛を吹かれた以外はそれ以上責められることはありませんでした。ラグーン、充分に堪能しました。でも……

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あの二股の別の入り江の奥が観たかった、そして、一番観たかった処は水の色がインターネットの写真と違っていた。少しフラストレーションも抱えながら、船はリゾートに戻る事になりました。出発してから約2時間、こんなバンカーボート乗りっぱなしのツアーも無料なのです。

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ドジりました。実はバンカーボートから桟橋に降りる時に足をとられて転んだのです。膝にそこそこの傷、すりむきました。歳は取りたくない! セブ島でベッドにぶつけた臑の怪我がなかなか治らなかったので、今回は早めに抗生剤を飲んで自分で十分な治療します。

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ランチになりました。昨日の到着直後のカレーピラフは美味しかった、色は似てますが今日のはカレーではありませんでした。烏賊のバーベキューをたくさん、そしてサラダもたくさん、お肉は少なめにしました。やはり此処のビュッフェはなかなか美味しい‼️

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食事が終わってビーチの方に出て行きました。ここに水飲み場があります。この水はタダみたい? 中にミネラルウォーターのでかいボトルが入っています。ちょっとこの箱が雰囲気です。こんな茅葺きの屋根もこの素晴らしい景色の中に良くマッチしています♪

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本当にうれしいことに今日はよく晴れました。午後はとりあえず予定は入れてませんでした。少しビーチで体を焼こうと思っていたのです。あいにくこのビーチのチェアは上に屋根があって寝転がると日陰になってしまいます、陽焼けは諦めてビーチを歩いていると.......、

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無料で貸してもらえる先ほどのアクティビティで乗ったのと同じようなカヤックがあったのです。スタッフに尋ねました。カヤックはどこまで行っていいの? あの沖のオレンジ色のブイくらい? なんとスタッフ曰く、どこへ行っても構わない? ラグーンへ行ってもいいよ だって♪

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でへへへへ、実は距離がそこそこあってあまり自信がなかったのですが、午後もう一度ビックラグーンを見に行くことにしました。そう、あのビッグラグーンが二股に分かれている処のもう一つをどうしても観たかったのに、バンカーボートは行ってくれませんでした。

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後ろを振り返るとリゾートが見えます。スタッフに尋ねました。ビッグラグーンまで素人が漕いで時間にしてどれぐらい? 大体25分との答えでした。往復1時間、ラグーンの中で1時間ほどのんびりできれば約2時間のアドベンチャーになります。もうカヤックも慣れたもの?

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ビッグラグーンの入り口に行きました。やはり言われた通りここまで約25分、実は潮の流れが良かったのです。のんびり漕いでスタッフの言った時間ぴったりで来ました。だけど帰りは潮の流れが逆、結構辛そうです。ましてや恐らくは疲れている上でのこと、一抹の不安が。

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先ほどバンカーポートから見た砂浜、あそこに上陸するのも良いかも知れませんが、やはりビッグラグーンの奥に早く行きたくて気が急いていました。とりあえずここは通過。あそこに寝っ転がってこの綺麗な海を砂浜側から眺めるのも楽しそうです。

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外海からここを左に曲がってビッグラグーンに入ってきます。断崖の際は大きく削られえぐられています。崩れ落ちる事は無いのだろうか? 海の水は相変わらずきれいです。恐らく深さは2−3m? 底が透けて見えています。外海からこの中に入って行くと波は穏やかになります。

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このまま真っすぐ行けば先ほどバンカーボートが入っていった入江、ところがその更に左側にバンカーボートが行ってくれなかったもう一つの入江が入り込んでいるのです。その奥をどうしても見たい衝動に駆られました。もしかしたらそここそ素晴らしい景色があるのではないかと。

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よくよく見てみると周りにカヤックがたくさんいます。必ずしもバンカーボートのゲストだけではなくて、それこそ同じリゾートから僕のように一生懸命カヤックを漕いで来た人もいそうです。そう、どうしてもこの奥を見なきゃ。ここから左に曲がります。

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そうそう、この奥に行きたかったのです。バンカーボートはここを真っすぐ通過して出て来てしまいました。またインターネットの写真のような素晴らしい景色があるのはないかと期待します。この先も結構距離がありそうですが、正面に何やら構造物が見えます。

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入江の幅は3〜 40メートル位? こんな断崖に沿ってカヤックを漕いで行きます。もちろんライフベストは着用しています。もう筋力も衰えてひっくり返ったらカヤックにもう一度自分1人で乗り直す自信はありませんが、割と安定していて安心できます♪

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ありや〜? 突き当たりまで来てしまいました。この向こうははもうあんまり距離がないみたい? 期待した素晴らしい景色には巡り会えないようです。特に白い砂浜があるわけでもない、上陸出来るような場所もないようです。マングローブ風の岸だけ?

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後を見てみると僕の方を目指して進んでくるカヤックが数艘いました。結局1番奥まで行きましたが、残念ながら特に驚くような景色はありませんでした。僕の勘違いか? 砂浜があるかと思ったのに、マングローブの生い茂った上陸する気にならない岸でした。

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オールを止めてしばしここにたたずんでいることにしました。神秘的な景色、周囲は断崖に囲まれ、声を出すと山びこのように跳ね返ってきます。1番期待した景色はなかったけれど、ここには来たかったのです。静寂の中、一人でいる事がこの上なく嬉しく感じます。

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あいにく期待した景色には逢えなかったけれど、十分に堪能しました。のんびりリゾートに戻ることにします。ゆっくり来た道を戻ってきます。やはり水は綺麗、しかもそれほど深くはない。でも魚もいません。もしでっかいサメでも紛れ込んで来たら怖いだろうな?

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ラグーンの外に出てきました。やはり太陽の光が当たると海の水がきれい。あの山のてっぺんに登ってみたいですが、それは到底叶わなわないでしょう。あの上からこの海を見下ろしたらそれはそれでまた素晴らしい景色でしょうけれど。人を拒む大自然

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このバンカーポートにはゲストがたくさん載っていました。カヤックに乗っている僕を恨めしそうに見ています。多分嫉妬の目? この人たちはカヤックで奥に行くことが出来ないのだろうか? やっぱりこの先は一人でカヤックで来ないと面白くないですよ。

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ここから右に曲がるとリゾートの入り口です。潮目が逆転して往きほど楽に進みません。でも心配したほど体力を使い果たす事はありませんでした。オールの漕ぎ方にちょっとコツがあります。うまくやるとカヤックは思いのほか速く進みます。だいぶ長い距離を漕いできました。

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リゾートが見えてきました。あと500メートル位? カヤックで出てくる時は何となく恐怖心がありましたが、思いの外この乗り物は自由に操れました。まぁ到底明日も来ようとは思いませんが、取り敢えずビッグラグーン、スモールラグーンの全てを見てきました。

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約2時間、このカヤックをこいで景色を眺めてきました。まさかカヤックでもう一度ラグーンに行けるとは思ってもいませんでした。出てくるときにスタッフに1人か? と尋ねられたのですが、やはり心配してくれたのでしょうか? 楽しんで無事に帰って来ましたよ。

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あともうちょいです。ライフベストが来ているものの、どうやら2時間も海の上にいて結構焼けたようです。サンオイルは使っていません。後でひどい目に合うかな? 今日一日でずいぶん焼けたようです。だけど運動して、直射日光に当たって、でもそれほど暑くはありません。

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長い旅でした。ここからカヤックを借りて出てきました。ちょうど2時間、至福の時でした。本当はマリンジェットでこの辺を吹っ飛ばしたら気持ちが良いのでしょうけれども、この近辺ではスタッフの操舵するボート以外エンジン付きのものは許されないようです。

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部屋で一休み、少し昼寝をした後、夕方出発するサンセットクルーズに参加しました。どうやら波が荒いと言う話があり、それでも行くか? の確認で念を押されました。それに夕方になってちょっと曇ってきてしまいました。どうやらサンセットが見られるかどうか怪しい........。

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リゾートからまたでかいバンカーボートで30分ほど沖に出てきました。でも周囲の島と言ったら、無人島ばかりが多いようです。もし船がひっくり返っても切り立った段階に囲まれたこの島には上陸出来ないな? だからちょっと砂浜を見つけるとほっとするような気分でした。

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結局楽しみにしていたサンセット、大した事はありませんでした。ちょうど陽が沈むところには雲がかかり、しかも赤く見えません。雲がなければ真っ赤な夕焼けが見えるのでしょうか? わざわざ荒い波の中、念を押されて迄出て来たサンセットクルーズは空振りでした。

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結構波は荒く船は揺れました。未だ暗くはなっていませんが、もう陽が沈んで来てしまったようです。でもこんな大海原を見てると、本当に幸せに浸ることが出来ます。むしろやや波が荒いだけに、却って景色は荘厳に見えます。やはり海は最高です。サンセットはダメだったけれど

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リゾートに戻ってきました。もうリゾートに明かりが灯り始めています。今日は本当に一日堪能しました。観たかったラグーンを二度も見てきました。初体験のカヤックも充分満足できる位操作することが出来ました。決して難しいものではない、もの凄く疲れた訳でもありません。

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今日は少し運動量が多かったせいか、だいぶお腹が空きました。今日は少しお肉で行きます。そしてご飯は無しにしてパスタにしました。もちろんサラダはたっぷり取ってきました。またまたコーンスープ、それにサンミゲル‼️ やはり運動した後の食事は最高です。

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まぁ、一日を通してみればそこそこ疲れました。遊び疲れ? ここのところあまり体験していない感覚です。今日は早めに寝ることにします。桟橋に明かりが灯っています。明日は午前中のんびり、午後はやはりオプショナルツアーでスネイクアイランドと言う観光スポットに行きます。

 今回の旅行に来てメインイベントの一日でした。インターネットで何回も見て来たエルニドの海が目の前にありました。是非とも来てみたかったミニロック島のビッグラグーン、残念ながら一番気に入った写真とは若干景色が違いましたが、そんな差を楽しむのも実体験ならではの話し、しかも最初は船に乗ってあまり自由のない見物でしたが、カヤックで臨んだ時は自分の気に入った処にしばし留まり、自分でそこにいたいだけ留まる事が出来ました。初体験のカヤックも決して難しいものではなく、自由に操作する事が出来ました。そう、今日一日の行動のためにはるばる苦労してここまで出向きました。写真もたくさん撮りました。バンカーボートではiPhoineで、水に潜った時やカヤックに乗った時は防水のデジカメでシャッターを押しました。パソコンのデスクトップや携帯電話の待受け画面にはこれらの素晴らしい海の景色を貼付けました。また数年後、このラグーンにはまた来たい、そう考えています。