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32年ぶりのシンガポールへ!!  2017年8月

天空のプールで泳ぎたい !

IMG_6396.JPG例年1週間取る夏休み、今年はシンガポールへ行って来ました。とにかく一度はあの天空のプールで泳ぎたい、以前からそんな願望を持っていました。シンガポールのランドマーク、マリーナベイ・サンズ、ここの57階に世界一高い処にあると言われているプールがあります。ここはあいにく宿泊者でないと入る事が出来ません(ネットによると投宿しなくても入れる裏技があるらしいですが)。正攻法で此処に部屋を取りました。さて早速何をおいても屋上のインフィニティプールへ。なるほど、素晴らしい景色、そして夜23時までオープンしているこのプールからの夜景も大したものでした。6割が西欧人、眺める景色もさることながら、リッチなプレイボーイに連れて来られた金髪美女の過激なビキニもなかなかの眺めでした。これだけ混んでいると寝転がるデッキチェアの争奪戦は相当なものではないか? ちょっと心配しましたが、大勢の人が出入りするので席を確保出来ないということはありませんでした。マリーナベイ・サンズはアメリカ資本、ラスベガスにあるサンズグループのホテルだそうですが、もともと設計に無理があるところ、日本ではない某国の建設会社の手抜き工事によってもう既に傾き始めていると言う話しです。だから早いうちに出向こうと思いました。

IMG_6400.JPGシンガポールへ行くに当たって目標を定めました。以下7つの「来る」を目標としました。
.セントーサ島のマーライオンに昇って来る
.ラッフルズ・ホテルのバーで伝統のカクテルを飲んで来る
.大好物のチキンライスを本場で食べて来る
.あの天空のプールで泳いで来る
.高所恐怖症、閉所恐怖症を制して大観覧車に乗って来る
.還暦を迎えるに当たり赤いジャケットをオーダーして来る
.ビンタン島に渡り青い海を見て来る


IMG_6451.JPG 最初はシンガポールの突先、セントーサ島のシャングリラに宿を取りました。最高位のメンバーシップをもらってシャングリラに二度目の滞在、前回のマニラでは酷い目に遭いました。今度また嫌な事があればメンバーシップは返上、それくらいの覚悟をしていました。セントーサ島は一大リゾートの島、ユニバーサルスタジオ・シンガポール、大水族館、大きなマーライオンがあり、またインドネシア領ビンタン島への航路もこのセントーサ島から出発する事になります。もともと東京23区程の広さしかないこの一国シンガポール、巨大なハブ空港であるチャンギ空港から送迎の車でセントーサ島の宿まで30分くらいで着いてしまいます。32年前とはまるで様相の異なる近未来都市、しばしあっけに取られました。良く整備された道路、セントーサ島へ渡る海底トンネルは何と片側5車線ありました。ゴミをポイ捨てすると85,000円もの罰金を取られる街の美化に力を入れた都市、壮観でした。実は32年前、新婚旅行はバリ島でした。本当はニュー・カレドニアに行きたかったのに、当時は内戦をしていて諦めました。そのバリ島の帰り、1泊だけTransitとしてシンガポールへ泊まったのです。別に結婚した事に舞い上がっていた訳ではないと思いますが、当時のシンガポールの記憶は殆どありません。パックツアーの他のメンバーがセレクト出来るディナーについてフレンチや中華を選ぶ中、当時からエスニック料理が好きだった我々夫婦はマレー料理を選んで店の女主人からものすごく喜ばれた事、そして街を歩く中でスパイスの香りがプンプンしていたこと、そして夕方に滝のようなスコールに遭遇したことくらいしか記憶にありません。

IMG_6668.jpgセントーサ島では二日目にユニバーサルスタジオ・シンガポールへ。また後の報告になりますが、最近乗り換えた車に関するグッズを買う事にしていました。そう、ユニバーサル映画のトランスフォーマーに出て来るバンブルビー、そのクッション、バスタオル、人形の3点を買ってきました。取り敢えずユニバーサルスタジオの中は1周、別にアトラクションに乗る事はなく、ただ廻っただけでしたが、映画’ アメリカン・グラフィティ’のアトラクションなのか? 大きなハンバーガーショップの前に1940-1950年代のアメ車が並んでいたのは楽しかったです。特にあの謎の美女が乗っていた白いサンダーバードと同じ車が駐車していました。
 そしてその後はホテルのプールサイドでのんびり陽焼け。あいにく沖合にタンカーが浮かぶような海のビーチで泳ぐ事は出来ませんが、プールは充分に大きく、デッキチェアもたくさんあり、そしてマニラほどチリチリ来ない優しい紫外線を大いに浴びて来ました。肌には優しい紫外線でも、いつもよりしっかり焼けました。それも皮が剥けたり、水ぶくれが出来るような皮膚へのダメージはありませんでした。シンガポールの紫外線は肌に優しいけれどしっかり焼ける不思議な力を持っていました。

IMG_6531.JPG そしてセントーサ島の3日目は大きなマーライオンに昇って来ました。初代のマーライオン像は湾のほとりに佇む小さなもの、しかしセントーサ島のマーライオン像は巨大、高さ37mもあり、口と頭の部分にテラスがあり、そこから街を眺める事が出来るのです。そこまでは前日の無料バスではなく、ゴンドラに乗って出向きました。これも一度チケットを買うとその日一日乗り放題のゴンドラ、バスと違って待ち時間がないこと、そして一直線に目的地に向かうせいか、ことのほか移動時間の短縮が出来ました。ホテルの前から乗ったゴンドラの終着駅がマーライオンのある処でした。
 そしてセントーサ島で有名な巨大な水族館にも行って来ました。世界でも有数の巨大水槽があり、特に上をサメが泳ぐトンネル型の水槽は圧巻でした。そしてマンタもいました。小さな水槽では昔夢中になったイソギンチャクやクマノミもたくさんいました。ユニバーサルスタジオ、マーライオン像、大水族館などはリゾートワールド・セントーサと言うところに固まっており、一大リゾート地として多くのゲストを集めていました。さすがの中国人の大群も、それを処理する能力を持ち合わせたリゾートでは、待ち時間にうんざりするようなことはありませんでした。

IMG_6695.JPG4日目。今回の旅行のメインイベントたる天空のプールを堪能すべく、マリーナベイ・サンズに移りました。2500室以上もある超巨大なホテル、チェックインやチェックアウトに時間が掛ること、そしてその天空のプールでもなかなかデッキチェアを確保出来ず、思い通りに行かないことを懸念していましたが、それは全て杞憂に終わりました。チェックインやチェックアウトにはあの多勢いる中国人とは一緒にならずに済み、そしてプールのデッキチェアはたくさんあり、取り敢えず選り好みをしなければ席を確保出来ないという最悪の事態には遭遇しませんでした。更に良いタイミングで絶好の席が空き、是非とも来たかった天空のプールを大いに堪能する事が出来ました。リーナベイ・サンズはアメリカ資本、ラスベガスにあるサンズグループのホテルだそうですが、もともと設計に無理があるところ、日本ではない某国の建設会社の手抜き工事によってもう既に傾き始めているとネットに出ていました。いずれは崩れ落ちる? だから早いうちに出向こうと思いました。

IMG_6894.JPG そして旅の楽しみの一つは食べ物、シンガポールで3種類のローカルフーズを狙っていました。二つはかつてのマレーシアで食べたチキンライスと肉骨茶(バクテー)、そして今回初めて食べたシンガポールのラクサと言うスープ、この3つとも味わう事が出来ました。いずれも値段の高い食べ物ではありませんが、中華料理に端を発するこれらの料理はなかなか日本では味わえません。まずはチキンライス、と言ってもケチャップで炒めるあのオムライスの中身ではありません。シンガポール風チキンライスとはジューシーな茹で鶏を、鶏を茹でたスープで焚いたご飯の上にのせて出されるローカルフードなのです。ガイドブックにもいくつか美味しい店が載っていましたが、中華街でジュースを飲んだスタンドのスタッフに美味しい店を薦めてもらいました。やはり鶏肉が違う? 日本の米では恐らくダメ、そして独特のこれに合う香草がまた最高、更に鶏肉に付けるこの訳の判らないタレ(インドネシア料理で言えばサンバルのようなもの)がたまらなく良いのです。日本では味わう事の出来ない鶏肉の芳醇さ、ジューシーさ、そして柔らかさ、噛むと甘さまで感じるこの味はやはり本場ならではでした。マレーシアのクアラルンプールでもマラッカでも食べましたが、ここシンガポールの中華街のチキンライスは最高でした。肉骨茶は残念ながらファーストフードのような店で、クアラルンプールで食べた本格的専門店の味と比べると遠く及ばないものでした。そしてラクサ、これはたっぷり海老の風味を閉じ込めたココナツミルクをベースにしたスープ、初めて味わいましたが、久々の新発見と言える美味しいものでした。


IMG_7182.JPGマリーナベイ・サンズから歩いて30分ほど、これもシンガポールのランドマークと言えるシンガポール・フライヤーと言う大観覧車があります。故黒川紀章氏設計、28人乗りのゴンドラに乗って高さ165m(マリーナベイ・サンズよりは低い)まで昇り、シンガポールの素晴らしい夜景を眺める事が出来ます。2008年完成当時は世界最大の観覧車でした。これに乗るか乗るまいか悩んではいたのですが、乗る事にしました。と言うのは……、僕は自分が出たい時に出られない狭いところに閉じ込められると心拍数が上がり、呼吸が苦しくなります。所謂Panic Disorderの状態、しかも高所恐怖症、でもロケーションから言うとマリーナベイ・サンズより更に素晴らしい夜景を見てみたい、そんなことで意を決して乗り込む事にしました。


IMG_7338.JPG好きなバーのカウンターに座って時々オーダーするシンガポールスリング、これはワイキキ、ロイヤル・ハワイアンのマイタイ・バーで考案されたマイタイと同じく、シンガポール・ラッフルズ・ホテルのロングバーで1915年に考案された(2015年100周年を迎えた)カクテルです。そのラッフルズ・ホテルに出向きロングバーへ直行、100年以上の歴史を持つカクテルをオーダーしました(と言うより座るや否やスタッフが’ Singapore Sling?‘と尋ねてきます)。隣の金髪女性はマティーニを飲んでいましたが。今まで飲んだ何処のシンガポールスリングより美味しいものでした。このバーでは伝統的にカウンターやテーブルに無料で供される麻袋に入ったピーナツが置いてあり、その殻はそのまま床に捨てると言う、シンガポールではちょっと違和感のある習わしがあるようです。お酒を飲めない女性の方でも心配することなかれ、そんな人にはアルコール抜きで同じ味のバージンスリングと言うカクテルがあるそうです。


IMG_7200.JPG 実は…、もうシンガポールへ渡るだけのマイレージが残っていなかったのです。値上がりがありました。ビジネスクラスでマニラまでは5000マイルの追加、しかしバンコク、シンガポール、ホーチミンシティ、クアラルンプールまでの必要なマイレージは何と20000マイルも増えたのです。辛うじてマニラ往復のマイレージは残っていました。だからマニラのツーリストでマニラ〜シンガポール間のSQ(シンガポール航空)往復航空チケットを購入、それぞれ前後にマニラに一泊し、中3泊ずつをシンガポールの二つのホテルに滞在する事にしたのです。これでマイレージはほぼすっからかん、また暫くはマイレージが貯まるのを待たなければならない状況、しかも未だに信じている副島隆彦氏の2017年4月10日付の『戦争が起きるのは来年の4月だ。」と云う予言、だからしばらくは海外旅行も出来なくなるだろうと考えています。今後来年の夏休みまでは東南アジアへの旅行は厳しいかも、そんな風に考えています。シンガポールに着いたところからこの旅日記は始まります。
そんな旅日記、是非ご覧下さい。
さぁ! またまた東南アジアへの旅日記へ!