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告発-2!

 前回更新時の”告発!”に続き、第2弾をご披露します。まあ、今回のエピソードはGrumbleではなく、”ばらしちゃいました”と云う乗りですが、もういずれも15年以上前の話ですから、全て時効が成立していると勝手に断定しました。まあ、殺人事件はありませんからご容赦下さい。医者の世界なんてこんなものなんですよ。

Episode one)
 私の同級生の話です。アルバイトの当直病院に車で向かう途中、彼はスピード違反で白バイに捕まってしまいました。彼は卑怯にもとっさに助手席に置いてある白衣と聴診器を指さし、「済みません! 急患なんです!!」と云いました。すると白バイのお巡りさんは「そうですか? 分かりました!」と云って彼の車を先導してくれたんだそうです(サイレンを鳴らしていたかどうかは聞き逃しました)。そしてお咎めなしの彼は予定よりもだいぶ早く当直病院に到着し、時間を持て余しました。

Episode two)
 やはり別の私の同級生の話です。病棟の飲み会の後、いい雰囲気でナース一人を連れて彼は消えました。仲間内では「あいつ、絶対に今ごろ良い想いしてるぜ。」って話していました。さて翌日、その彼をみんなが取り囲んで問いつめました。彼は星座のことを良く知っています。そのナースと二人、良い雰囲気で腕を組んで歩きながら星座を説明し、何処かに連れ込める手応えがあったそうです。みんなは話を聞きながら「それで?」と身を乗り出しました。しかし彼は持ち合わせがなく、ホテル代がなくて諦めたそうです。云ってくれればそれくらい貸してやったのに.....。

Episode three)
 またまた私の同級生の話です。彼は我々の同級生の中でも結婚が遅かった方、やっと決まり、同級生みんなが披露宴に呼ばれ、日曜日の当直もうまく代わってもらって準備していました。もちろん私も準備万端。結婚式の3日前の木曜日の夜、彼から直々に電話が入りました。「破談になりましたので、結婚式は中止になりました。」まあ、彼なら充分納得?

Episode four)
 今度は私の先輩の話、3連発です。未だ大学病院に勤めて1年目のある日、夜に実験を手伝ってくれと先輩から云われ、実験棟の動物舎に行ってお付き合いをしました。云ってみれば彼の血管縫合の練習なのですが、麻酔をかけた犬の大腿動脈を切って、それを人工血管を用いて繋ぎなおすと云うものでした。血管を縫い合わせるのは結構難しいものです。私も将来、血管は縫合しないはずですが、消化管の吻合はするはずです(現に多々やりました)。自分の勉強とも思い、ジッと彼の手つきを見つめていました。なかなか口径が合わずに苦労しましたが、だいぶ時間がかかって、深夜に”ご苦労様”と解放されました。私もその犬に「ご苦労様。」と云って出てきました。さて翌日、医局で実験棟の世話をする女性スタッフが何故か外科医局にいました。彼女が昨日の先輩に云いました。「△△先生!ちゃんと犬を片づけておいてくださいね! 先生の犬、死んでるんだから.......。」

Episode five)
 私の先輩が新車を買いました。当時性能、スタイリングともに抜群の評価を誇ったニューRX-7、フルモデルチェンジ直後のピッカピカのニューモデルです。ところがその先生、その車を買ってたった1週間でクラッシュ、廃車になってしまいました。何とそのニューモデルの廃車第1号の輝かしい記録を残したことになってしまいました。幸い怪我はありませんでしたが。それから数ヶ月後、都内で昔の仲間に付き合って、マツダのディーラーに行きました。友人とディーラーの担当者が話しているところ、私が話に割り込みました。「実は僕の先輩がこの車の廃車第1号みたいなんですけれど........。」と私が云うと 担当者が答えました。「ああ、それ横浜のお医者さんでしょ? ディーラーの間じゃ全国的に有名な話ですよ。」

Episode six)
 私の先輩で某西ドイツ製スポーツカーを買った先生がいました。私が直接聞いた、彼が遠くのアルバイト病院に行く途中の話し。ある高速道路の入口で、彼の車とジャガーのXJ-SとベンツのAMGの高級スポーツカー3台が偶然並んだのだそうです。各車は一斉にフルスロットルでダッシュ、時速180kmを超えたところでジャガーが下がり始め、時速210kmを超えたところでベンツが下がり、彼が勝ったそうです。先輩の自慢話でした。

Episode seven)
 私の隣のチームがある月に査定額(保険審査にて不適合と見なされ、報酬を払ってもらえずに削られた金額)日本一に輝いたことがあります。確かに老人の患者さんで、術後の経過がものすごく悪く、主治医達も必死になって治療に当たっていたのですが。恐らく削られた金額は主治医の大学病院での給料の1年分以上? 別に主治医にお咎めはなかったようですが、日本一理屈に合わないことをやっていた? と陰で云われていました。しかし、査定する側もろくなものではありませんが。私自身、救命センターで交通事故の瀕死の患者を受持ち、20日間で治療費(損保から支払われる)が1千万円を超えたことがあります。でも! その18歳の若者の命は助けました。

Episode eight)
 医局の電話から病院の交換台を通じてソープランドへ予約の電話を入れたドクターがいました。

Episode nine)
 ある手術患者さんが退院するとき、我々受持医に御礼の品を持ってきました。封筒の中身を見ると現金で100万円、さすがにこれは受け取れないと云うことになり、看護ステーションの前で押し問答になりました。相手もどうしても引っ込めてくれないのでチームリーダーのドクターが「それでは教授の処へ持って行ってください。」と話してその場は納まりました。しかしその後、教授からは何の話もありませんでした。私は教授もお断りしてお引き取りいただいたと信じていますが.......。

Episode ten)
 途中まで書いたのですが、やっぱり公表するのは辞めました。