携帯電話
最近携帯電話を買い換えました。いわゆる機種変更って奴ですが、前の電話機が傷だらけで見るも無惨な姿になってきたのと、更に小さく折り畳める機種を街で見かけたので、久しぶりに新しいものに替える気になりました。どうやら人気商品らしく、DoCoMo shop に申し込んで10日ほど待たされましたが、先日連絡をもらって機械を取りに行きました。でもその時に機器の進歩や、NTTの商売についてまたいろいろ考えちゃったので、半分愚痴絡みのこのコラムを書くことにしました。イヤ~、パソコンオタクに近い(決して私はパソコンオタクではないと確信しています)私でも、この方面の進歩にはついていけないですねえ。全く医療分野よりもものすごいスピードで突き進んでいますね。
携帯電話のメモリを新機種に移してもらっている待ち時間に、ちょっと手に取った小冊子の記事に書いてありました。いずれ、携帯電話にGPS機能が内蔵されるんですって。これってちょっと困るなあ。例えば外出先に女房から電話がかかってきた場合、「ああ、今新宿で誰々と飲んでいるんだよ。」「え~っ、だってあなた今六本木にいるじゃない?!誰といるのよお?」なんてことにならないでしょうか。確かに修学旅行で生徒達にGPS機能のついた機械をグループ毎に渡し、引率の先生が生徒の居場所を把握できるシステムが導入され、これは便利だし安全だと思っていました。前にもお話しした車のナビに至っては、私自身ももう手放せない状況になっています。確かにこれは便利ですよ。特に知らない土地に行った時には効果絶大です。漫画にありましたが、待ち合わせ場所を、「何時に東経○時△分、北緯□時×分。」なんて指定するようになってしまうかも知れないようです。まったく、船に乗っているわけではないんだから.......。今や人工衛星から個人を特定し、居場所を把握することが出来るんだそうですねえ。新聞紙の上に止まったハエを人工衛星から確認できるんですって。敵対する国の重要人物を人工衛星からレーザー光線で暗殺、なんてことにならないでしょうか? 考えるだけで恐ろしいですね。(まるで007の”ゴールデン・アイ”みたい。)
それから、やはりDoCoMo shopの中には若い人達がいっぱい来ていました。本当に楽しそう。まあ、あなた方には絶対欠かすことの出来ない必需品ですものね。でも心の中で彼等に呼びかけました。「電車の中では使うなよな!」ってね。この間、若い人達の間に”ガチャ切り”と云うのが流行っているとテレビの番組で取り上げていました。何でも自分の用件だけを一方的に話して、相手の都合を聞かずにガチャっと電話を切ってしまうことなんだそうです。「明日何処どこに何時ね~。」と一方的に話して切ってしまえば、相手もやむなく待ち合わせに応じると云うことなんだそうですが、番組に出てきた若い今風の女の子に云わせると。その方が逢える確率が高いんですって。本当に? 私がそれやられたら、まずお逢い出来ませんけれどねえ。やっぱり世代の大きな隔たりを感じずにはいられません。まあ、これも若い人の文化なのでしょうね。私にはとてもついていけませんけれど。かつて若い世代のことを”宇宙人”なんて云っていましたが、考えてみれば、私も昔は自分の親父とよくぶつかりましたよね。特に髪の毛が長いと云われてはさんざんな目に遭いましたから。
私は携帯電話を買うときに、いつも一緒に予備用のバッテリーを買います。しかし、これが本当に高いんだよな。1ヶ4.600円だって! そもそも最初に書いた10日ほど待たされたと云うのも、機種変更の客に対してなんです。他のメーカーから乗り換える場合はその場で渡すんですよ。なんかNTTの営業方針を見ているとムシャクシャしますよね。顧客獲得のためなら時に電話機は無料とか1円とか、1円の機械動かすバッテリーがこの値段と云うのはどうしても納得行きません。アメリカが電話料金を値下げしろなんて、正に内政干渉で余計なお世話だと思っていましたが、こうなるとクリントンさんに味方したくなっちゃいますよね。20%値下げじゃなくて、半分でいいんじゃないの? アメリカでは市内通話は無料なんですってね。そしたらインターネットって只で出来るのかなあ?羨ましいですね。そう云えばNTTに依頼して市の医師会のホームページ作成を依頼したときに、すごく吹っかけられました。そんなにお金もらえるなら、私は医者を辞めてホームページ作成に身を投じますよ。ホントにむかつくぜ。半分Grumbleでした。