日本語ドメイン
さる11月10日、インターネット上で日本語のドメインが取得できることになりました。私自身勉強不足で、このことはあまりよく知らなかったのですが、当院のサーバーを置いているプロバイダーから「取得代行します。」と云うMailをいただいたため、”△△診療所.com”が取れるなら取ってくださいとお願いしたところ、取れましたと云う返事をいただきました。現在は当HPは”▲▲▲▲▲-clinic.gr.jp”なのですが、日本語ドメインが使えるようになればこちらに切り替えますので、その時にはご通知する予定です。grと云うのがどうも気にくわなくて、coに出来ないかと結構しつこく噛みついたんですが、法人ではないとダメとのこと、当院は医療法人ではなく、個人医院なのでどうしてもダメでした。はじめっから”▲▲▲▲▲-clinic.com”にすれば良かったなあ。例年の如く中学時代のバスケット部の忘年会があり、ホームページのことが話題になりましたが、みんな時々私のホームページを見てくれているとのことで嬉しく思いました(その割にはMailが来ないぜ!)。顧問の先生も最近研究室にコンピューターが入り、ネットサーフィンをされているとのことで、「じゃあ僕のホームページも見てくださいよ。」と名刺をお渡ししてきました。
ところでこの日本語ドメイン、ちょっといろいろ問題があるようです。早いもの勝ちであるが故に、大企業でさえ自分の名前を使うドメインが取れないとのこと。例えば製薬会社の武田薬品工業株式会社がカタカナでタケダは取れたものの、武田が取れなかったと何かに出ていました。更にひどいことに、自分の名前と関係ない大企業の名前を個人や小さな会社が先に取り、それを本命の会社、企業にふっかけて売ったり、貸したりすることが横行しているんだそうです。新聞にはそうやって”利益を上げたい”と堂々と云ってのける輩の話も出ていました。過去には先につばを付けておいたドメインを5億円で売った奴もいるそうです。ちょっと悔しいけれど、日本の法律ではそんなことを辞めさせることが出来ないんだそうです。しかも、日本語ドメインの取得は今年11月10日からなのに、裏技を使ってそれ以前に取っちゃったんだって。三菱とか三井とか住友とか、大きな企業のドメインを先取りして、売ったり貸したりすれば、それは儲かるでしょうね。アメリカでは早くからそんなことが出来ないように法律を既に整備しているんだそうですが、残念ながら日本の場合はそんなことが立ち後れていてダメなんだそうです。先取りした奴は”企業努力が足りない”なんてほざいているようですが、確かに法律が定めていない以上、矢無を得ないのでしょうか? オタッキーな奴の勝ちですかね。でも裏技まで駆使して取るってのはちょっと引っかかりますね。しかも初日は申込が殺到してなかなか回線が繋がらなかったそうですね。私の場合は業者に委託したので、まあそれほど高くはない金額を払うことで苦労なく取れました。”▲▲.com”にして▲▲発酵に高く売りつけてやれば良かったかな? □□□□□(▲▲発酵の抗アレルギー薬)1万錠と交換しましょうか? なんてね。まあ私はそんなこと出来ませんね。まあ申し訳ないことに、▲▲診療所と云う診療所は私の知る限り、他に2件あるようです。しかも1件は○○市にあるんだそうで、そちらの先生から「ビックリしました。」なんてMailをいただきました。済みませんが日本語ドメインも私が取得しちゃいました。お売りしましょうか? なんてね.......。
確かに日本のインターネットにおける法律や規制は遅れていますね。それだけ優秀な人材が国に行き渡っていないのでしょうね。サイバーパトロールなんてのもいるようですが、ハッカーやクラッカーの方がどう見ても技術的に上でしょうね。アメリカではハッカーを捕らえるのに、日系人の素人を応援に呼びつけ、そして逮捕にこぎつけたなんて記事が出ていました。ペンタゴンやCIAのコンピューターまでハッキングする奴がいる昨今、すかすかの日本のサーバーなんか赤子の手なのではないでしょうか? 私のホームページも、猥褻写真でも貼り付けられたらどうしましょうか?
まあ、個人の名前と大企業の名前とが一致してしまうのはしょうがないにしても、明らかに利益を目的としたものは法律で規制していただきたいですね。規制緩和とは云ってもどうしても納得行かない規制や法律はありますものねえ。まだまだ日が浅い世のネットワーク、これから様々な問題が又新たに出てくるでしょうね。副大統領時代のゴアさんみたいに、政府首脳の中でコンピューターやネットにうんとたけている人がいて欲しいですね。銀行のオンラインなんか大丈夫なんですか? ある日突然預金が0なんてことないようにお願いしますよ。それとやっぱり悔しいから、大企業のドメインを先取りするようなことはやっても意味なくなるようなシステムにして欲しいですね。しっかしお願いしますよ。
続いて同じテーマで第二弾。これも新聞報道に出ていたことなんですが、大手信販会社のジャックスがJACCSのドメインを取ったトイレ販売会社? を訴え、裁判所が使用差し止めの裁定を下したとのことでした。なんかこのトイレ販売会社ってのも胡散臭いよなあ。JACCSとは”Japan Associated Cozy Cradle Society=企業家支援集団心地よいゆりかご”の略だって? 本当かよ? 裁判所も不自然だって云ってるよ。それだったらなんだって出来るぜ!JAL=Japan Airconditioner Limited、NASA=National Automobile Service Association、JCB=Japan Civil Broadcasting 等々、もしこれで金になるんだったら、英和辞書片手に徹夜で頑張るぜ!
だけど、ここまでして金を稼ぎたがる奴がいること自体腹が立つね。この会社は先願申請の努力って云うけれど、大したこたぁねえだろが。むしろJACCSにこじつけることで努力したんじゃあねえか? しかも間違ってJACCSのドメインを取得したと云って起きながら、譲渡又はレンタルに応じるとか宣っているんですよ。間違えたんなら取り消せば良いじゃねえか? 金銭を要求したりしたことはないなんて云っているから、本当だったら幾らで譲るんだと探りを入れてみたら良かったのにね。見積もりか請求書を出さして(どうせ法外な請求をして来るに決まってるんだから)、それも証拠として裁判に提出すれば良かったのに。でも吹っかけた奴も多分弁護士費用なんかで相当な出費になっているはず、更に控訴したってことだから、ますます傷口は拡がるよね。まあ、会社が潰れない程度に頑張ってくださいね。
しかしこのコンピューターやインターネットがどんどん進んでいく中、今まで堅実に自分の業務に没頭してきた人達も、新たに覚えなければならないことがたくさんあって、本当に大変ですね。森内閣の第二次組閣でもワープロが出来ない人、Mailが出来ない人がそれぞれ9人、10人、一番優秀なのが橋本龍太郎さんだそうですね。まあこの人はなかなかやりそうな雰囲気を持ってますものね。森さんはパソコンを習ったけれど、パソコンを起動するところで挫折したんだって。これくらいの年齢の人が今から始めるとなるとちょっと苦しいかも知れませんねえ。まあ、かく云う私も10数年前にちょっとした契機からパソコンを始めましたけれど、もし未だにやっていなかったら完全に取り残されていたのでしょうね。今でこそこんなホームページを日々いじっていますが、最初業者に頼んだときには1頁増やす毎に3000円とのことでした。さっと数えてみたんだけれど、我がホームページは現在で400頁ちょっと、これを業者の云うまま支払っていたら、もう既に120万円の出費になっている訳です。と云うことは、私は120万円の仕事をしている? 120万円得した? まさかねえ?ここで私は思います!コンピューターやネット関連の業種のpayが高すぎるんだよ!こんな対して頭も使わねえ! 経験も要らねえ! 投資も要らねえ、リスクもないような仕事で、あんまり吹っかけるなよ! もうこんな仕事をする奴らが世に増えすぎ、互いに喰い潰しあってアップアップじゃねえか? 小さな会社が出来ては消え、出来ては消え、こんな程度のことで良い思いをしようとするなよ。だから”先願申請の努力”なんて大したことねえことで逆上する奴が出てくるんだよ! こんな奴らから身を守る手段、それはただひたすら自分で勉強をすることと、ちょっとアドバイスをしてくれる友達を持つことだと思っています。まあはっきり云って、当院のLANはケーブル等の実費と、友達への一晩のおごりで出来上がってしまいました。こんなあくどい商売をしている連中が生き残れるのはあと5年か10年位でしょう。まずその第一歩として、今回のドメイン裁判の判決の如く、労せず稼ごうなんて考える奴らが損をするようなルール作りが出来上がることを期待します。やはり良いものにはお金を払う気になりますが、「高いぜ。」と思ったらみんなで止めるような世の中にならないと、みんなが不幸になりますよね。そう云えばこの間一緒に飲んだ後輩から聞いた話、例の東京都のぼったくり防止条例、結構効果あるんだってね。せめてこんなことくらいは良い世の中になって欲しいね。限りなくGrumbleに近いColmnでした。