2日目
朝は気持ち良く目覚めました。目覚ましなしで朝起きるのは何とも快感。昨日はそこそこ疲れました。でも寝心地の良いベッドは充分にその疲れを癒してくれました。朝はあまりストレスは感じない。ストレスを洗い流すのもこの旅行の大きな目的、二度寝をすると昼まで寝てしまいそう、だから早々に起きました。起床は8時過ぎ、良いホテルなので朝食ビュッフェも期待していました。逃すなんてもったいない、早速1階のレストランに出向きました。さぁ! 初めて訪れた国での散策開始、期待に胸膨らませて行動開始です。
何故かなりゆきで朝っぱらからカレーを食べることに。いつもの2Fried eggs,Sunny side upは欠かせません。飲茶、ソーセージ、マッシュルームのソテー、そしてサラダとフルーツをたっぷり。緑色のドリンクは青汁ではなく、キウイジュースです。これにブレンドコーヒー、朝からかなりのカロリーになります。結局只だから?
生ジュースは5種類。左からオレンジ、パイナップル、キウイ、マンゴー、そしてスイカ+イチゴ、こうやって手前に本物のフルーツを置いてあるのもちょっと洒落た演出じゃないですか? 東南アジアはフルーツは豊富なところ、普段は割と不足しがちなこんなフルーツを目一杯摂取して行きたいと思います。これまた只だから?
そう、こちらには生のフルーツがたくさん。一通り食事が終わってからフルーツだけは再度取りに向かいます。得てしてメロン系が多いのですが、残念ながらメロンは僕はダメ。そしてあまり見慣れないものもありました。でも残念ながらドリアンはなし。例のダバオで懲りてからTryしてはいませんが、本当は美味しいのかも......。
さて、出掛ける前にスイミングプールを見に行きました。僕がホテルを選ぶときに重視するのはプールの善し悪し、Webでも必ずチェックしています。今回はこのマンダリンかウェスティンが第一候補、ともに素晴らしいプールの写真があったからです。未だ時間が早くゲストは殆どいませんが、僕も午後の日差しの強い時刻に来ます。
さぁて、お出かけです。まずはKLセントラルへ。そこから中華街へ行ってみようと思いました。ホテルで駅は何処か? と尋ねておきました。ショッピングセンターの地下から繋がっている? そう、どうりで昨夜歩いたところに地下鉄駅がないはずでした。看板を見ると電車の案内板が。初めてですが、巧く乗れるでしょうか?
朧げに何となく見て意味が理解出来ます。Stesenとは恐らくStationでしょう。Jalanとはインドネシア語で通り、つまりStreetになります。ようやく駅の券売機を見つけました。割と判り易い。駅の地図がありそれぞれいくらと書いてあります。行きたいセントラル駅は5つ目、しかし紙幣がどうしても券売機の中に入って行かない、5分奮闘。
プリペイドカードはない。紙幣は入って行かない。結局イライラしながら音を上げました。掃除をしている女性スタッフに尋ねても英語がわからない様子、困った顔をしたら彼女が僕の後ろを指差します。何だよ、窓口があるじゃないか? セントラル駅までと云って、お金を出すと難なく解決、両替ついでに50リンギッと云う大きな札を。
ちょっとマレーシアで戸惑うことに、仕事の速度があります。とにかく遅い! 40数リンギッのおつりが帰って来るのに、先に細かいのが出て来て最後に10リンギッ札4枚出て来るのが、僕が勘違いして窓口を離れてから。ずいぶん高いな? と思いつつ振り返ると手招きしている。コーヒーも飲み終えた頃砂糖が出て来る始末です。
ゆりかもめと同じく、全く無人の電車でした。途中まで地下鉄のよう、そして地上に出ます。そう、未だ鉄道が新しいから最先端の技術が採用出来る? 日本のように早くから近代化すると、どうしても技術は遅れる? 運転士の人件費もかなりになるはず。でもそれで飯を食っている人が多々いる訳ですから、そこも難しいところです。
クアラルンプールセントラル駅に到着、今までバンコクではBTS、市内の電車はだいぶ乗り馴れました。マレーシアでは初めて、そして未だかつてフィリピンのマニラでは電車に乗ったことはありません。電車での移動、ずいぶん格安ですが、その電車の走っている地理を把握していないとなかなか利用は難しいところです。
クアラルンプールセントラル駅? 中央駅にしてはずいぶん寂しいじゃないか?周りに何もありません。未だこの街の構図の全体像が掴めていません。マニラも複雑だけれど、この街はマニラよりはだいぶ狭い? でも繁華街がない? どうやら隣がクアラルンプール駅? こちらが中華街に近いよう。乗り換えをしてもう一駅電車に乗ります。
何と次の電車まで20分もある、やむなくプラットホームでダラダラしていました。その間にもスタッフに携帯メールで返信を。しかしKL市内はメールが通じにくい。写真を添付すると、だいたい重すぎて送れません。今まで数回出して、巧く送れたのは1回だけ。ペトロナス・ツインタワーのライトアップされた写真を是非送りたかったのに。
隣のクアラルンプール駅です。後で判ったことですが、この一駅の間は400mくらいしかない! 20分も待って。歩けば良かった。15分の時間を無駄にしました。駅から周りを見ると右前方に中国語の書いたビルがたくさん、だからそっち方面が中華街だと云うことが判りました。途中、もう廃線になった良い雰囲気の場所が。アメリカみたい。
結構暑い! この日差し、赤道直下の太陽です。でも、湿気はそれほどない。だから猛暑日が続く日本よりははるかに過ごしやすい感じ。とにかくそれほど湿気がないと言うだけでずいぶん違います。せっかくだから日焼けはしたい。赤道直下に来た証は持って帰りたい。うっすら汗をかいても少し日陰に行くと濡れたシャツは乾きます。
セントラルマーケット、もう120年以上の歴史があるようです。ちょっと気を引かれて入ってみることにします。そう、先にお土産を買うのも良いかも。マラッカに行ってからでは田舎でなかなか良いものが手に入らないかも知れない。今回の旅行は1週間の長旅、クリニックのスタッフ一人一人に何か買って行くつもりでいました。
中に入るとお店の数はすごい、だけど何処に何があるかは皆目見当がつきません。取りあえず1階だけ見ることにしました。2階もあるようですが、これを全部見ていたら日が暮れてしまいそう。ここは置物やアクセサリーの店、じっくり見てみれば楽しそうでもあるのですが、何となく気が急いてゆっくり見る気にはなりません。
結局何も買わないで出ることにしました。中は冷房が効いていて涼しいのですが、外に出ると暑い。しかしここであまり時間を潰すのはもったいないような気がしていました。未だKL街の全体像が掴めず、何処に時間をかけて良いのか、何処は適当で良いのかが判らず、無駄な時間を費やしているような気になってしまいました。
中華街へ。1階はレストラン、そして2階、3階はホテルになっているような感じです。恐らくこんなホテルであれば買く安で泊まれるのでしょう。ちょっと表から中を覗くと、どんな料理があるのが見当はつきます。でも未だ昼には時間が早く、レストランもあまりお客さんは入っていませんでした。人通りもこの辺はまばらです。
目印の通りを目指して歩きます。結構暑い。途中で寺院が建築中でしたが、Webでここに建築中の寺院があることは把握していました。と言うことは自分が歩いている所と目指している所の位置関係が間違っていないことを示唆します。もう結構歩きました。そろそろお昼近く、お腹も少し空いて来ました。そろそろ座りたい.......。
実は中華街に来たのは買い物や街歩きも目的ではあるものの、ガイドブックを見て食べたいと思ったあるから。KLでは結局マレーシア料理よりも中華をたくさん食べることになります。ガイドブックにはKL随一と書いてある店、この中華街南門から割とすぐの所のようです。後で中華街の中を更に散策しようと思っていました。
地図の通りに歩いて来て見つけました。ここは海南チキンライスの美味しい店。チキンライスと言っても日本のオムライスの中身ではありません。スチームド、若しくはローストのチキンに、鶏肉の出汁で炊き上げたご飯を一緒に食べるもの、更にチキンスープがついている定番の定食なのです。マラッカでも食べますが、まずはKLで。
お店の中はこんな感じ、一人でもさりげなく入れる雰囲気です。そこそこ混んではいるのですが、僕の後ろ側も結構席があってなかなか広い。表にはそのチキンを切る人がいて、ジッと眺めているお客もたくさんいました。事前に勉強して来ました。スチームド、ロースト、どっちが美味しい? いいえ、ハーフ&ハーフと頼むのです。
待つこと約10分、こんな感じで出て来ました。ご飯はさりげなく日本のものと似ていますが、やはりいわゆる日本人にとっては外米、鶏肉の出汁で炊き上げているのでほのかに良い香りと薄い味を感じますが、決してしつこい感じはありません。奥にあるのは秘伝のたれ。
お店の人がこうやってやるんだ と言わんばかりにたれを小皿に盛ってくれました。ちょっと辛い唐辛子とニンニク、そして普通の醤油ではないタレ。チキンをこのタレにチョンチョンとつけて、ご飯と一緒に豪快に頬張ります。旨い!!! ちょっと小骨が気になりますがやはり旨い!
さて、この美味しい海南チキンライスを食べ終わって、しばしテーブルに座っていると、にわかにお腹が痛くなってきて催してきました。まぁ普段から下痢することは多くても便秘なんてまずない僕にとっては珍らしくも何ともないこと。まぁまぁこぎれいな店だからトイレも様式くらいのはあるだろうと、店の人にWhere is the Rest room? と尋ねました。すると奥の方だとのこと、行くと先客が。しばし外で待っていると従業員のおばさんが出てきました。早くしろよ、もう! なんて思いながら入って行くと...........、何とトイレはタイ式の手桶から自分で水を汲んで流す、日本人にとっては凄く使い辛いもの、しかも! トイレットペーパーがほんの、ほんの僅かしか残っていない! バカヤロー! 従業員のくせに、てめぇが使って少なくなったら補充しろよ。どう見てもトイレ内にペーパーの予備はない。諦めました。結局お金を払って外に出て行きました。ホテルに併設のカフェでもないか? スタバがありました。アイスコーヒーを頼みながら、やはりWhere is the Rest room? と尋ねると.........、店の中にはない!? ショッピングセンターの中だ? じゃぁおめぇらは何処でするんだよ!? 結局歩き続けて再度諦めました。タクシーに乗ってホテルに戻ろう......。さっき見かけたタクシーステーションで、How much for KCLL,Mandarin Oriental Hotel?と尋ねると25RM? ぼったくりです。でもしゃあない! 結局ギリギリでホテルの自室に戻り、事なきを得ました。中華街の散策は出来なかった、もうヘトヘトでした。
気を取り直してプールに行くことにしました。天気はあまり良くない、時々陽がさす程度、まぁ多少は日焼け出来るだろう。飛行機内の天気予報もKLは3日間ずっと傘マーク、少し離れたマラッカで天気に恵まれることを期待しましょう。しまったなぁ......、iPodを部屋に忘れて来てしまった。周りは西欧人が多く、それも東欧州系?
ジャグジーもあります。何故かさっきまでブクブクしていたのに、今は止まっている。少し浸かってきました。さっきはこの中で若い西欧人のカップルが抱き合っていた、チキショウ! と思いながら横目で見ていました。プールそのものはWebで見た写真より少し小さそう、巨大なプールに見えましたから。
さて、少し僕も水に入って泳いでみることにしました。シャワーを浴びてオイルを流し、ジャグジーで少しリラックスしてから入りました。水はあまり冷たくはない。相変わらず左の肩は痛く、クロールは出来ません。平泳ぎでも結構辛い。運動としての水泳はどうやら今となっては出来ないようです。もう海にも行かなくなったし.........。
プールの淵はこうなっています。水はここから溢れ、下に水路が。Webで見たプールの写真は、まるで飛び降りると公園に落ちて行くように見えました。プールはそれほど大きくはない。しかしWebでは巨大なプールのように見えました。ちょっとずるい........。水も綺麗でものすごく素晴らしいプールに見えたのですが。天気はあいにく。
前日のうちに女性コンシェルジュからWelcome Teaをサービスするから時間を決めてくれと言われて午後5時と言っておきました。その時刻に1階のカフェに来るような指示になっていました。コーヒーとちょっとした豆菓子が出て来ました。のんびりティタイム。
と思っていたらこんなのが出て来ました。この中からチョイスするのだろうと思っていたら、ウェイトレスは向こうへ行ってしまいました。改めて尋ねると、全部食えって。凄い量です。これは二人分だろうな? それでも多いくらい。結局少し残しました。だって夕食間際だもの。
さて、時刻は午後6時ちょっと前、KL随一の繁華街、ブキッ・ビンタンに出向くことにしました。また夕食は中華の予定、また同じガイドブックでこの料理ならこの店がKLでナンバー1と云う店を目指します。ずいぶんミーハーなこと、しかし、初めての地で知り合いもないような土地ではそんなガイドブックが唯一の味方でもあります。
ホテルのフロントからExective Taxiと云うのを呼んでもらいました。さっきみたいな交渉制ではなく、メーターで走るから心配なし。ブキッ・ビンタンのパビリオンと云うショッピングセンターを行く先に指示しました。ところが.....、ホテル前は酷い渋滞、それとこの運転手、急いで前に進もうと云う気はなし、次々と他車に追い抜かれます。
おい!おめぇ、いい加減にせぇよ! 基本料金は6RM、ところが、ホテルから200m行かないうちに倍の12RMにまでメーターは上がりました。切れそうな東洋人の乗客の殺気を悟ってか、どうやら運転手は途中から焦り始めた様子! ふざけんなよ! 交渉制のぼったくりの方がよっぽどましじゃねぇか!? 怒りは頂点に達しましたが......。
結局パビリオンと云うショッピングセンターは歩いても行けそうな距離でした。結局支払いは19RM、600円にも満たないものでしたが、やはり何となく不愉快。タクシーはタイでもフィリピンでも、そしてマレーシアでもろくなものではないことが判りました。日本でも何回か酷い目には遭っていますが。もうKLではタクシーは辞めよう。
中は非常にだだっ広い、そして店の数も無数にあるようなショッピングセンターでした。一流ブランドも多々揃う近代的なところ、新宿の繁華街に百貨店があるような感じです。このショッピンゲセンターもあまり時間をかけてみてもつまらなそう、一度外に出て歩くことにしました。
そんなショッピングセンターも夜の10時までやっているとのこと、ゆっくり買い物も出来そうです。ここはマリオットホテル、この辺に宿を取れば繁華街のド真ん中に泊まることになります。今回の投宿はツインタワーの目の前、そちらも栄えていますが、こちらの方が断然賑やか。
ユニクロもありました。それもカタカナで書いてある。恐らくは日本よりは高いのでしょうか? まさか海外に来て日本のブランドを買うつもりはないので中には入りませんでした。でも日本の企業で世界的に勢いづいているところは数えるほどしかありません。
KLのモノレール、そしてここがブキッ・ビンタン駅、KL市内で一番の繁華街なのだそうです。ようやくKLCC、KLセントラル、そして一番の繁華街の位置関係が判って来ました。地図で見るとそれぞれがものすごく遠くに思えるのですが実はそれほどではない、歩いて行けそうな感じ。
モノレールも走っていました。地図でそんな鉄道網もチェックはしていますが今回はモノレールには乗りません。或は高いところから街を見るのは、地理を掴む上では良かったのかも知れませんが、まぁ何さまKLは今回の旅ではおまけみたいなもの、それにいざ歩くと結構広い......。
日本にはなかなかないテーラーの店。日本で洋服を誂えるのは非常に贅沢であるように思われますが、タイでもここマレーシアでもそれほど高い値段ではなく出来るようです。今回はマラッカでスラックスを作ってもらうつもり、特異な体型にピッタリのスラックスが欲しくなりました。
ふと迷い込んだショッピング・モールでピュータの店、つまり錫の製品を扱う店を見つけました。品数豊富、そしてなかなか安い。更に店主曰く、値段は値札の半額だって。そりゃあ安い! 少し友達用にまとめ買いをしました。動物の置物に目に青いガラスが入っている物が奇麗。
そろそろ夕方の7時過ぎ、少しお腹が空いて来たのと歩き疲れて来ました。今日の夕食は.....? もう決めてあるのです。小さなKLのガイドブックを持ち歩いていました。目的のお店はもうすぐのはず、僕が食べたいメニューでKLで一番美味しいと書いてある店を目指します。ミーハー?
そのメニュー、肉骨茶と書いてバクテーと読みます。豚のスペアリブの漢方煮込み料理、これも中華料理ですが、日本では味わったことはありません。その漢方薬が身体に何とも良いのだそうです。先ほどのブキッ・ビンタン駅から歩いて10分足らず、地図だけでたどり着きました。
廻りにも中華料理屋はあるのですが、この店だけがすごい活気、一人で突っ立っているとなかなか席に座れません。バスから降りて来る団体さんも。殆どが中国人みたい。店主らしき初老の親父さんが「一人かい?」と言うような素振りで、相席のテーブルに案内してくれました。
メニューを差し出されましたが、日本語発音で「バクテー!」と頼んで充分に通じました。普通の一番スタンダードなバクテーとご飯を頼みました。一人で何となく寂しい夕食ですが、この自由な孤独感が何にも代え難く嬉しいのです。ああ、だいぶお腹が空いて来た!
飲み物は? と聞かれてアルコールは辞め、コカコーラが欲しいと頼みました。コーラはないんだって。じゃぁ、冷たい烏竜茶と頼むと、やはり中国人には英語が通じない。暖かいお茶が出て来ました。この暑さで、これから土鍋の料理が出て来るのに熱いお茶、ちょっときついぜ....。
これが日本にいるうちから食べたかった肉骨茶、バクテーです。それもKL一の! 美味しいです! 漢方薬の味が何とも身体に滲み渡るよう。本当に元気になりそうな感じでした。しつこさは全くない。ご飯をスープにぶち込んでこれまた旨い!! 来て良かった! でも.....、暑い。
とにかく活気のある店でした。お客は殆ど中国人? バスが目の前に着いて、中からドドドドっとお客が出て来ます。テーブル席の奥にはガラス張りの個室みたいのもあって、結局200人くらいは入れそう。さっきの店主らしき人にお礼を言い損ないましたが、満足して出て来ました。
さて、またブキッ・ビンタン駅に戻って来て、ここに座り込んでメールを出すことにします。女房と診療所の女性スタッフ達に。非常に残念なことに、どうも電波の調子が悪く、写真を添付すると送れないのです。時間がかかって途中で中断してしまう。元気でやってるよ って言葉だけ送ります。返事は即レスの人もいれば明日になる人も。
どうやら向こうに行くとマッサージ屋さんがずらりと並んでいます。マニラでは良くマッサージに行きました。しかし慣れない街ではちょっと二の足が。しかもまだまだ見たい所がいっぱいあるので、1時間もマッサージを受けると時間がもったいないような気になります。それとあの中国人独特の凄い呼び込みの勢いに少し引いてしまいます。
マッサージを辞めてもう少しウィンドゥショッピングを楽しむことにしました。いろいろな店があって結構楽しめます。それとだいたい店は10時までやっているみたい。日本人は勤勉だなんて言われて来ましたが、さすがに普通の店は夜10時まではやっていないですよね。しかも10時で街には人が溢れているのです。やはりこの国は発展中? HOUR GLASSって銀座の時計屋さんですよね?
ジャガーのディーラーがありました。さすがに車の店はもうとっくに閉まっているようです。ジャガーと言えどもこちらではさぞかし高いのでしょう。しかも中にはあまりセダンはなく、こんな高いクーペの方が多い、やはりジャガーはスポーツカーがメインなのでしょうか? 税金が車両価格の2倍? その点はやはり日本の方が幸せです。
そしてベントレーがありました。ショールームは2階? どうやら実車は今のコンチネンタルではなく、昔の高い方のコンチネンタルが1台だけ飾ってあるみたい。さすがにこのクラスになると1億円コース? 一生懸命働いて買うと言う車ではなさそうです。そろそろ疲れてきました。もう見る所はなさそう、ちょっと寂しい通りに来ました。
さて、帰りましょう。タクシーは使わずに歩いて行くことにしました。ペトロナス・ツインタワーを目印にして行けば迷うことはなさそう。見てみてもそれほど遠い印象はありません。どうやら道も明るく、不案内な不安は感じないで良さそう。途中にもちょっと洒落た店や美味しそうな店があって、歩くだけでも何となく楽しくなります。
ライトアップされたペトロナス・ツインタワーがきれい、建築は生き物だと言う人いましたが、或は芸術だと言っても良さそう。確かにあのビルは美しいと感じます。新宿の都庁を美しいとは思えない。そう、税金をふんだくっておいて、あんな化け物みたいな建物を建てて、知事室にシャワーだ? ふざけんじゃねぇ! と言いたい。
夜10時過ぎ、結局ビキッ・ビンタンから歩いて帰ってきました。何のことはない、大した距離ではなかった。結局ペトロナス・ツインタワーや僕の投宿するホテルのあるKLCCとKL随一の繁華街、ブキッ・ビンタンは一つのエリアと考えて良いくらい近いことが判りました。手前が今回泊まったマンダリン・オリエンタルホテルの建物。
ホテル前にずいぶん長いベンツのリムジン? が停まっていました。近寄って見ると、何とこれはバイマッハ。ホテルのリムジンでしょうか? それとも宿泊客の車? マレーシアでは車は高そう、多分こいつでは1億円は軽く超えるでしょう。やはり日本は未だ車は手に入れ易いのか? 狭い国土にひしめき合うのは自動車産業国だから?
ずいぶん歩きました。今日一日でこれだけ。だいぶ運動量も増えて、ストレスを洗い流して、健康的な生活です。時差はこちらが1時間遅いので、今は午後10時、これから日記を書いて早々に就寝予定、明日も早起きして、時間を無駄にしないようにしたいと思います。KLは未だ見てない所はたくさんありそう、でも明日はマラッカへ移動です。