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初めてのマレーシア、マラッカ旅行記 2010夏

3日目

 またまた朝は気持ち良く目覚めました。やはりこのホテルで朝食ビュッフェを逃すのはもったいない、そんな気分になっていました。食事を終えてからは何処へも行かず、一度ホテルの部屋に戻って日記の整理、そしてこのページの追記をやりました。チェックアウトはサービスで4時まで、でももう早くマラッカに行きたいと気が急いていました。だから12時前にはチェックアウト、支払いを済ませて、Webで調べてあったプドラヤバスステーションに向かい、そして300円で行けるマラッカ行きのバスに乗るつもりでした。ところが.......。

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さて3日目、行動開始。今日はマラッカに移動します。朝食はまた同じビュッフェで。また何故かカレーになってしまいました。昨日西欧人が食べていたおにぎりも見つけました。それに炒飯? ちょっと炭水化物が多すぎますかね? そのかわりあまり動物性脂肪は摂っていません。食べ終わって少し部屋でのんびり、部屋に別れを告げます。

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僕の部屋からの眺めです。目の前がペトロナス・ツインタワー、特に夜にライトアップされた姿は特筆ものでした。建築とは芸術であると思った次第。この部屋はパークビューと言われているところ、目の前に公園が広がります。ペトロナス・ツインタワーに登るには、朝8時半くらいに出向いて整理券をもらうとのこと、今回は諦め。

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このフロアは10階、もう少し上でも良かった? 2泊で1泊分無料、そしてSuperiorからスイートへのグレードアップ、そこそこの金額はかかりますが、半額になることを考えれば今回はベストチョイスだったかも。他のホテルなら2泊でもう少しお金がかかって、もう少ししょぼい部屋だったかも知れません。これがそのパークです。

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こう見てみるとマレーシア、首都KLは高層ビルが建ち並び、先進国であることが判ります。僕が移住したいのは先進国ではない、未だ物価の安い途上国へ行きたい。でも物価は決して高くはなさそう、もちろんブランド物の馬鹿高いものもありましたが、むしろ生活必需品は安い。そのかわり、車はハーレーも含めて高かった。

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目の前が巨大ショッピングモールでした。夜の10時頃まで営業、勤勉だと言われて来た日本人よりもよほどよく働くのではないか? そう思いました。さてチェックアウト、今後の行動は決まっています。重いトランクを引きずりフロントで精算、そしてドアマンに要望を出すと、大きく行動が変更余儀なくされるアクシデントに......。

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今日はマラッカへ移動。KL市内のバス・ステーションからバスに乗って2時間。しかしその料金が300円という格安。そんなバスに乗りたくて、そのノウハウを事前に調べて来ました。ホテルのフロントで「プドラヤバスステーションまでタクシーを頼みたい。」と言うと、プドラヤバスステーションはもうClosedだよ って。エエッ!?

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新しいバスステーションのことを聞きました。そんな時に限って相手方の英語が何とも判り難い。バスステーションでは客引きがいて、そいつらに捕まると高い料金でショボいバスに乗せられるということは調べがついていました。だから乗るバスの会社名までメモしてきたのに。結局諦めました。安易な道でしたがタクシーをチャーター。

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200kmの距離をタクシーで? 日本ではとんでもないことになると思いますが、ここマレーシアではそれほど高くない。新宿で飲んで終電を逃し、家までタクシーで帰るよりは安い金額でKLからマラッカまで行けるのです。高速道路は結構飛ばします。高速道路の速度制限は場所によって90キロから110キロまで。1時間40分でマラッカへ。

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まぁ正直なところ、車の中では少し退屈でした。高速道路に乗ってしまうとそれほど景色も面白い訳ではない。単調な田舎の風景が広がっているだけ。時々バスを追い越す毎に、本当はあのバスに乗るはずだったと、バスを眺めていました。冷房が強烈なのでセーターも持って来たのに。

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さて、マラッカの市内に入って来ました。高速のインターを降りてからも結構な距離でした。ちょっと市内に入ると一種独特な雰囲気、レンガ造りの建物が多いことに気付きました。そしてこれが今回宿泊するホテル、ロケーションとプールの写真で選びました。

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フロントでチェックインの手続き、やはりクレジット会社の旅程の書類があると話しはスムーズです。直ちに名前が確認され、すぐに手続きは終了しました。これが場合によっては結構時間がかかったり、手間取ったりします。それは一流ホテルでもさすがに海外となると結構多いこと、バンコクで1時間も待たされ、切れそうになったことも。

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ボーイさんに案内され、部屋に入りました。部屋は11階、窓からの眺めです。遠く1kmくらい先がもう海、そう、マラッカ海峡です。何となく海も少し青い、建物はやはりレンガ造りが多そう。そして何よりも窓を開けると涼しいのです。クーラーも要らないかも知れない?そして良かった、インターネット接続がちゃんと出来ました。

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さぁ、街の探索です。未だマラッカの地理が頭に入っていない、そう、KLでインターネットを使い充分な予習をするつもりでした。ところが何故か接続が出来ませんでした。だからパソコンへのメールも確認出来ていません。取りあえず知っている`ジョンカー・ウォーク`を目指し、人に尋ねました。帰って来る答えはみんな「真っすぐ」。

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ここがスタダイスと言うランドマーク的広場。右側の道沿いには出店が並び、お土産などが売っています。何処どこまで○○キロと標識がありますが、南京とかメッカとかロンドンとか....、ジョークですか? 全く使い物になりません。左側はマラッカ川、その前にジュースなどを売るスタンドがあります。

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風車があると、そんなヨーロッパの統治の時代があった(オランダではないはずですが)ことが忍ばれます。そんなに日が照っている訳ではありませんが、歩き出すと結構暑い....、スタンドでコーラをもらいました。350mlの缶で2リンギッ、約60円、そしてそのスタンドでジョンカー・ウォークは何処? と尋ねると、わざわざ道に出て教えてくれました。

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ジョンカー・ウォークの入り口はそのスタンドから100mの所にありました。結局ホテルから歩くこと10分ちょい、1km以上はあったようです。地図は頭の中に入っていたのですが、なかなか実際と一致しません。それにこの街は割と道が真っすぐではない、カーブを描いていると、こちらの方向感覚も少し狂うようです。

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未だ出店が出ていなくて寂しい通り、しかし週末の夜になるとすごく賑わうのです。今日は金曜日、まるで僕の日程に合わせるように賑やかになるはずです。ひとまずは1周、お店を見て歩きます。まぁ、それほどすごいものがある訳ではない。少しお土産になりそうなものを数点買いました。また夜来ることになります。

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さて、だいぶお腹が空いたところでお店を探していると、チキンがぶら下がった中華料理の店を見つけました。いろいろな料理があり、チキンライス専門の店ではありませんが、マラッカで美味しかったマレー風チキンライスをオーダー。Webでの薦めに従ってスチームドとローストとのHalf&Halfを頼むとcannot だって? どちらかにしろ?

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まぁしゃぁない、ローストを頼みました。白い丸いのはライスボール、おにぎりよりはもっと米が練られて本来の形を失っています。チキンはKLでもそうでしたが、小骨が多い。タレもKLとは違う。何かHalf&Halfを断られたせいか、あまり美味しく感じません。ライスボールも、普通にお茶碗に盛られたご飯の方が良さそう、米の臭みが.......。

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ちょっとがっかりして出て来ました。まぁチキンライスの本命の店は他にありますので、別の機会に。ここはジオグラファー・カフェ、ジョンカー・ウォークのランドマーク的存在だそうです。取りあえずは今は素通り、また夜にでも来ますかね。何でも生演奏が入って良い雰囲気になるのだそうですけれど。だいぶ歩いて少し疲れ気味。

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これまた有名な店、オラウータン・ハウス。主人が絵描きだそうで、マレーシアでは有名な人。この独特な建物はマラッカのどのガイドブックにも出て来ました。でも写真で見たよりは大きくはなさそう。しかし絵を描いて、のんびり暮らしながら生計を立てられれば幸せそう、もちろんの僕らの理解の及ばない苦労もあるのでしょうけれど。

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中に入ってみました。Tシャツがたくさん。値段もそれほど高い訳ではない。長男のXLと次男のLサイズのTシャツを購入しました。もらったリーフレットにはこのお店、そして主人のHistoryが書かれていました。マレーシアの国から認められた芸術家なのだそうな。どうやら奥で大工仕事しているのが主人? スローライフ、憧れます。

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これはトライショーという、自転車に客を乗せる荷台をつけたもの、値段は交渉性で、何処どこまでいくらか? あるいは観光として時間あたりいくら と言う交渉をして乗るものです。結局後で散々乗り回すことにはなるのですが、慣れない今はまだ見ているだけ。得てしてドライバーはリタイヤした老人が多いような雰囲気。

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歩いているとマラッカタワーが見えました。そう、未だマラッカの土地がどのようになっているのか把握できていない、一度高い所に登って街全体を見渡し、オリエンテーションを掴もう、そんな気になりました。マラッカタワーについては事前にガイドブックで存在を知っていました。もうすぐそこにあるみたい。ちょっと歩き疲れたし....。

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こいつが通りました。テレビで見たことがある。このまま海に飛び込んで行ってしまう、水陸両用観光バス、なかなかエンジンの音がすごい。お客さんも結構たくさん乗っている、このまま海に行くのですかね? 未だ海までかなりの距離があるはずだけれど。何となく乗りたい気持ちには駆られますが、何処へ行ったら良いのか判りません。

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さてマラッカタワーへ着きました。500円ほどの料金がかかります。しかし乗る混む前にふと悩みました。高所恐怖症+閉所恐怖症である僕がこれに耐えられるのか? 出たい時に出られない所へ押し込まれるのは大嫌いです。だから潜水艦クルーズは絶対にダメ。上でパニックにならないか? 普段持ち歩いている精神安定剤を飲みました。

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20分以上待たされてようやく動き出しました。ぐるぐる回りながら登って行くのだと嫌だな? と思っていたら、結構な勢いであまり廻らないうちにドンドン上昇して行きます。ああ、これなら耐えられるかも。外に出たくなるような衝動をしっかりと抑えながら、その一方で床につけている足が何とも気分悪い、と思ったらもう頂上へ。

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上に着いてからゆっくり廻るようです。これなら大丈夫そう、或は抗不安薬、精神安定剤が効いたのか? 廻りを見回せる余裕もありました。良かった! さてマラッカの街は? 海までの距離は結構ありそう。やはり足だけで見て回れる広さではなさそうと言う感じです。未だ街の全体像が掴めず、またガイドブックを片手に歩きましょう。

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下は見るな!そう思っていました。まぁキャビンは揺れることはなく、不安定な感じはありませんでした。当初から乗っている時間は約7分と聞いていました。我ながら良く乗ったものだと思いました。まぁ、取りあえずマラッカも充分に広いことは判った。向かい側にショッピング・モールがあったのでそこへ行くことにしました。

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降り始めました。こちらはマラッカ海峡方面、やはり船がたくさん浮いています。もう少しお天気が良かったら遥かに良い景色だったのかも。取りあえずパニックにならないで済みました。でも何となく気が焦ってゆっくり景色を堪能する暇はなかった。地理を把握するために乗ったつもりが、あまり役に立たなかった。広いことだけは把握。

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てっぺんから見えた、タワーの目の前の大きなショッピングセンターに入りました。取りあえず何を買うでもないし、お土産はある程度買ってあります。まぁ、だいぶ歩いたので、何処か座れるところでもあればとも考えました。それと暑いところ冷房の効いている場所を探しました。

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ショッピングセンターはだだっ広い! 長方形の建物の長辺に当たる通路ですが、向こう側が見えません。お客はまばら、でもお店の一つ一つはテナントとして独立しているようで、スタッフはたくさん。これだけの人数の喰いっぷちが稼げるのか? と人ごとながら心配になります。

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今度は反対側にある更に巨大なショッピングセンターへ。もう歩いていると迷ってしまいそうなくらい広いところでした。それも地下に広がっている。この店、アクセサリーや石、そして置物などを売っている、ちょっと変わった店でした。マラッカで不思議なものを手に入れられそう、そんな気分にさせてくれましたが、しばし眺めてまた明日来ることにしました。実際にホテルからここは近い。

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ずいぶん歩きました。ちょっとホテルに戻って一休み。やはり初めて来る街って楽しい! ちょっと興奮気味でした。もう外は真っ暗、しかしマラッカは夜でも治安が良く、外国人が一人でものんびり歩ける街なのだそうです。マニラではなかなかそうは行かないはず(と言っても結構平気で歩きましたが)。さてそろそろお腹も空いて来ました。もう一度、夕食を求めてジョンカーウォークへ。

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街には夜の帳が降り始めました。知らない外国の街の夜、通常は危険であり用心が必要、場所によっては歩くことも危険で慎まなければならないところもありますが、マラッカは大丈夫、女性一人でも、夜の12時過ぎでも歩けると聞いています。再びジョンカーウォークへ戻ると昼間とはまた違った顔が。だいぶ賑やかそう。

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昼間は花などで派手だったトライショーには我がディアブロ軍団の如くイルミネーションが点灯します。そして中には大音響のオーディオがかかる車も。ここはジョンカーウォークの入り口、20m先からもう屋台の出店が出ています。人もだいぶ出ているよう、少し心浮かれるような楽しいお祭り気分になってきます。いざ Go !

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何を食べようか? 実はもう一度肉骨茶を食べたいと思っていたのです。しかし下調べでそれが何処にあるかは把握出来ませんでした。日本のお祭りのテキ屋さんみたいな雰囲気。ここはお惣菜屋さんみたい。中華風のおかずが色々並びます。他、土産物屋、アクセサリー屋、工芸品を売る店、衣料品店、いろいろ、見ているだけで楽しい。

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食べ物の屋台も結構出ています。衛生面は? いえいえ、マレーシアはそんな衛生管理に対して国が非常に厳しく、食中毒なぞ出すとペナルティがかなり厳しいのだそうです。だから安心して何処でも何でも食べられるとのこと、牡蠣の炒め物が美味しいことは聞いていました。さて何を食べようか? 空腹で歩くのも辛くなって来ました。

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何故か入り難い店ばかり、結局屋台で焼きそばをオーダーすることになりました。まぁ少しダイエットでも良いかも。割と頻繁に人が出入りするこの屋台、中年の女性が何でも一人で作っていました。しかしこの焼きそば、実はもの凄く辛いのです。ライムをかけてもちっっとも中和されない。まぁ美味しさはそこそこ。汗びっしょりに。

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あまり広くないストリートの両側に屋台が出て、さらにそこに大勢の人が行き来するため、結構すれ違うのも大変。スリなどはいないだろうか? 少し気を引き締めます。中国人と西欧人が多いみたい。もちろん現地のマレー人もいるようですが、むしろ西欧人が目立つような気がします。リタイヤして悠々自適の生活なのだろうか?

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ジョンカー・ウォークのランドマーク的存在、ジオグラファーカフェに来ました。中はやはり西欧人ばかり、今回の旅行で初めてのアルコール、カールスバーグをOrder。本当に飲まなくなりました。手前にあるのは3ケで10RMの犬の革製チャーム。計らずも我が愛犬の顔でした。色違いで3つ購入、後は女房と娘行きかな? 良い雰囲気です。

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生演奏が始まります。実は向かい側にもう1軒オープンカフェがあって、やはり生演奏の歌が。そして争って歌うのではなく、片方が歌っている時は片方が休み、それを大体30分交代でやるようです。陽気な老夫婦がダンスを踊り始めました。今の女房をダンスに誘ったら一緒に踊ってくれるのだろうか? ふとそんなことを考えました。

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30分ほどビール1本でカフェでねばり、出て来ました。全然酔わない、軽いビールでした。出店はいろいろなものがありますが、正直なところあまり食指が動くものはありません。ハッキリ言ってガラクタばかり。いくつかお土産になるようなアクセサリーを買いましたが、他特に自分に欲しいような物は見当たりません。後3日も来るかなぁ?

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今日はだいぶ歩きました。結構疲れました。スタダイスの広場からホテルまで5-600m? ちょっと辛いのでトライショーに乗って帰ることにしました。大体この距離では15RM(約450円)相場みたい。夜は日本のランボルギーニ仲間並みに派手なイルミネーションに飾られています。ドカッと座って走り出します。結構お尻が痛い。

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ホテルに着くと写真を撮るからカメラをよこせとドライバーが言います。チップ上乗せかい?  取りあえずマラッカの一日目が終わりました。まぁ、結構待ち歩きを堪能しましたが、マラッカの大部分を見た? 下調べしていた有名どころは何となく網羅したような気になっていました。明日はプールとショッピングモール巡りかな?

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部屋に戻って来ました。ホテルの目の前は大通りですが、喧噪はそれほどすごくはない。車が通るのも結構まばらです。写真もずいぶん撮りました。今日一日で200枚近く。夜はかなり涼しいようです。一応冷房は入れていますが、窓を開ければ要らなそう。インターネットが接続出来てホッとしました。Web閲覧とメールを出しました。