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初めてのマレーシア、マラッカ旅行記 2010夏

4日目

 朝はまたもや気持ち良く目覚めました。やはり旅は良い、それも一人旅が.....。誰に指図されるでもなく、行きたい所に行きたいように行く、ストレスの洗い流しです。特に何処へ行こうと言う予定は立てていません。結局マラッカはそれほど大きな街ではない、のんびり散策して数日で全部を見終えてしまうような街です。さて、また出掛けます。

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スッキリと目が覚めました。目覚ましの鳴らない朝は最高!しかも寝過ごすことなく、良い時刻に気持ちよく起きることが出来ました。今の僕にはストレスがない! こんな生活をしていればきっと長生き出来るだろうに。あいにく天気はそれほど良くないのですが、結果的にそれがむしろ暑さを抑えてくれるよう。猛暑の東京よりだいぶまし。

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ホテル代に込みの朝食バイキングへ。昨日はあまりにも貧乏人根性を出し過ぎ、バイキングで食べ過ぎてしまったので今日はかなりセーブ。目玉焼き2ケは欠かせませんが、炭水化物はピラフだけ。そのかわり野菜とフルーツはたっぷり。今日は腹八分目に抑えておきました。さて今日はどうするか? 食べながら計画を立てます。

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ホテルの目の前、海は近いのですが潮の香はしません。決して交通量は多くはなく、夜もうるさくはありません。もともと喧噪が気になる性格ではないので、今まで各地に宿泊して、うるさくて眠れないと言った経験はありません。さて、今日はどんな景色を見ることが出来るのか? 履き慣れたスニーカーでいざ出発です。

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今日の探索は昨日のジョンカーウォークではなく、その横の繁華街、中華街やインド人街を目指します。最初からトライショーを捕まえて体力温存。こうやって道のド真ん中をゆっくり走って後ろで車が詰まっても、決してドライバーはトライショーに対してクラクションは鳴らさないのだそうです。それも文化なのでしょうか?

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だけどトライショー側から見た歩行者に対しては遠慮がありません。この前に積んであるのは空気入れではなく、ドライバーが左手でこの空気入れを1回引っ張って押すとすごいラッパの音がするのです。つまり歩行者に対して「どけ! 邪魔だ!」と言わんばかりのものすごく大きな音のするクラクションなのです。かなりうるさい。

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500mほど走ってスタダイスの広場へ。またドライバーから記念撮影を薦められました。だいたいこれくらい走って450円、決して安くはありません。ドライバーは老人が多い、一生懸命自転車を漕ぐのは結構辛そうに見えます。特にホテルからこの広場までは少し上り坂、そのかわり帰りは惰性で走って行くので楽そうです。

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このトライショーの運転手は老人ばかり、若い人はいません。結局仕事をリタイヤした人が老後の仕事としてやっているのではないでしょうか? だから一般の人はこのトライショーの運転手に対してリスペクトを持っている? だからクラクションを鳴らさないし、一方では邪魔ならこちらから鳴らされる、そう考えれば納得です。

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リヤカー付き自転車は花で綺麗に飾られ、また夜になると電飾で結構派手な光を放ちます。中にはかなり手の込んだオーディオを積んでいる車も。老人が仕事にありつけ、更にバイクではない人力の自転車だから環境には優しい、そしてこの街の名物たる地位を既に獲得している、良いことづくめですね? この街の風物詩になっているよう。

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ここがスタダイス、マラッカの観光の起点になる場所です。右側にお土産屋の屋台がズラリと並びます。そしてこの辺にはトライショーがたくさん。西欧人、中国人、そして僅かながら日本人も少し見受けるよう。ここまでトライショーで来てこれから歩いて散策します。結構暑い!

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ここはツーリスト用の警察、事前に情報は得ていました。通常の警察官は英語があまり通じないのだそうです。そこでこの特別な警察、ここでは充分に英語が通じるとのこと、困ったことがあったらここへとアドバイスを受けていました。お世話にはなりたくありませんが。

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両替はここでするように教わりました。レートが良いのだそうです。確かに知らない土地で日本人が現地通貨を手に入れるのは結構リスキーなのです。マニラではふと飛び込みで入った両替商で酷い目に遭いました。一度、日本円を手渡さなければならない、これに僕自身は非常に抵抗を感じます。返せ! と言っても絶対に奴らは返しません。

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セントポールズ教会? 立教大学と関係があるのだろうか? そんな風に考えました。美しい建物、マレーシアはキリスト教とイスラム教が混在する国、対立はしないのだるろうか? 人ごとながら不安になります。フィリピンやインドネシアでは結構テロが起きているところ、マレーシアではあまり聞きません。特にマラッカは治安良好です。

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のんびり街歩き、至福の時です。ここはインド人街? インドの食材を売る店が多く、何となく香ばしいカレーの匂いが漂います。時々店の中に入って覗きますが、あまり欲しいものはないよう。正直なところ、品物も安物、粗末なものが多く、申し訳ないけれど食指は動きません。ただただフラフラと歩くだけ。

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この看板を掲げる中華料理の店がかなりあります。恐らくは創始者か社長の顔? 店の数もそこそこあり、稼いでいるんだろうな? と勘ぐります。写真を見ると点心ものや炒め物が美味しそう、ちょっと入ってみたい気になりますが、実は今日のランチは計画してあります。ここはグッと我慢。もう少し歩きます。

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ここでスラックスを作ってもらうつもりでした。中国人の主人の腕が素晴らしいとのこと、ここのところ体重の増減があり、なかなかお気に入りのFitするスラックスがありませんでした。お気に入りの白のスラックスがだいぶ汚れたので、それを作ってもらうべく店で話したのですが、滞在日数が少なく無理だと断られてしまいました。残念!

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さてその隣、これは薦められたチキンライスの店。未だ12時ちょっと前ですが、実はここに決めていたのです。もうだいぶお腹は空いていました。事前に得た情報では昼食時には満席になるくらい混む店とのこと。未だ早い時刻からなのか、僕しか客は来ていません。Open Airで冷房はなし、ちょっと暑いけれど、定番のチキンライスをオーダー。今回の旅行の目的の一つでもあります。

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マラッカ市内のチキンライスではここが一番とのこと、ここの女将さんにWebでこの店を薦められたことを報告するとものすごく喜んでおられました。Webの主とは知り合い、店はごくごく普通の中華料理屋さんと言う感じ、特に料理人の人がいる訳ではなく、その女将さんがその場でパパッと作ってくれるような、いとも簡単な料理ですが.....。

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さすが.....、旨い!! チキンはWebのお薦めに従い、スチームドとローストとのHalf&Halfに。昨日はHalf&Halfをものの見事に断られました。この考えてみれば今回の旅行でこのチキンライスを食べるのは3回目。このライスボールも昨日とは違って旨い、スープは肉体労働者の僕としてはもう少し塩が強くても良いけれど、鶏本来の味?

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満腹になって出て来ました。街歩きは続きます。ここもちょっとした屋台村? ちょっと中に入って見てみましたが、あまりきれいではない、しかしマレーシアの法律は食品衛生に厳しいと聞いていますので、何か美味しいものがあるのかも知れない、でもさすがに今はお腹がいっぱいで食指は動きません。

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インド人街の店、ちょっと覗いてみました。通常のマーケットの縮小版みたい、あまり変わったものはなく、なおかつインド製品にこだわっている様子もありません。別の店ではまさにここに在住しているインド人専用のお店らしく処もありました。きっとここに住んでいるインド人が多いのでしょう。

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ホテルの部屋に戻って一休み、結構歩きました。この街はだいぶ見尽くしたかな? しかし歩いてみてそこそこの広さがある街であることは認識しました。KLから車で200km、更にそのまま150km進行方向に行けば国境を越えてシンガポールなのです。何となく朧気に憧れていた街、僕は今その街にいます。さてプールへ行きます。

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目の前にホテルの偉容が迫ります。決して新しくはないようだけれど、こうして見ると結構大きなホテル。実はもう1軒、どちらにしようか迷ったホテルがあったのですが、実際に見てみるとこちらの方で正解だったよう。向こうはもう少し近代的ではありますが、あまりきれいではなかった。ロケーションもこちらの方が良さそう。

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そしてこのプールも良かった。繰り返しますが、僕にとってホテルを選択する上でプールは重要な要素、このプールは非常に気に入りました。日当りも充分、ずいぶん日焼けも出来ました。もう一方のホテルのプールは割とちんけ、こちらの方が断然良いようです。ここでiPodで好きな音楽を聴きながら約3時間、至福の時を過ごしました。

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さてもう夕方、買い物がてら餌場を探しに行きます。またジョンカー・ウォークを目指しますが、さすがに疲れて歩く気は失せていました。この街に来て初めてタクシーに乗りました。今回のタクシーはメーターを倒しました。中華街からホテルまではぼったくり? メーターを倒してもKLでは渋滞で少し嫌な思いもしました。

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道路の都合上、少し遠回りしてジョンカー・ウォークへ。10分ほどで来ました。メインストリートを外して裏道を歩いてみました。建物の正面に赤いランプが灯っていると、何か他の「楽しい処」と勘違いしてしまいそうですが、どうやらマラッカでは違うようです。中国人が家の正面を赤くする?

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再びメインストリートへ。もう午後6時近く、出店も出始めました。見ていて楽しく、安いものばかりなのですが、一方で高価なものは殆どない、段々子供だましの品物ばかりであることに気付いて来ました。あまり食指の動くものはありません。お土産には良さそう…。

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昨日混んでいて飲み損なったマンゴージュースを今日は味わうことが出来ました。本当に目の前で切ったマンゴーをジューサーに入れて絞り出す、100%果汁のジュース、甘みも充分にあり、少し暑い中火照る身体に滲み渡ります。昨日は喉が渇いた時に見つけたものの、このカウンター前にだいぶ人の列が出来ていて諦めました。

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少し歩いているうちに空もだいぶ暗くなってきました。出店にも周囲の建物にもあかりが灯り、何とも良い雰囲気になってきます。如何にも異国に来た、東南アジアに来たと云う感じがします。マラッカ、Webでいろいろと見てきましたが、想像していた街とほぼマッチング、知っている人は恐らく一人もいない、自由気ままな旅の中で夜の帳が降り始めます。

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石のブレスレットも結構あるのですが、残念ながらあまり良い物はありません。専ら数百円の安物ばかり。もう石は買い尽くした感じがしないでもない、以前のように心浮かれることはあまりなくなってしまいました。確かに石の恩恵には与った気はしていますが、石は徐々に疲れるよう、今度きちんとした浄化法をマスターしないと......。

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これはサトウキビのジュース、独特の甘さと味です。さっきマンゴージュースを飲んだばかりですが、もう1杯飲んで喉を潤わしたくなりました。今まで日本では見たことがない、サトウキビなら沖縄辺りに行けばたくさんあるはず、沖縄にこんなジュースがあるのでしょうか? だいぶ歩いて疲れたところにこんな糖分補給をすると元気になりそう。

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さて餌場を探します。こんな屋台の料理が美味しそう、別にコース料理が出てくる訳ではありませんが、てんやもののような食事で充分、僕はこんな料理に慣れています。一人でも気楽に座れそうなところがありました。前述のようにマレーシアは衛生管理に非常に厳しい国、だから屋台料理でも安心して食べられます。

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まずは炒飯、マレーシアは中華料理が多いようですが、そんな風土の中で育ってきた料理はまた独特な進化があるようです。そう、新婚旅行ではバリ島の帰りにシンガポールに寄ってきましたが、オプションで選べるディナーの中で僕らだけがマレーシア料理を選びました。日本人は珍しいってその店のママさんがもの凄く喜んでくれたのを覚えています、

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でもさすがにディナーが炒飯だけでは寂しい、フライドチキンを頼みました。屋外での喧噪の中で屋台の椅子に腰掛け、一人でボーッとしながら当地の食事を頬張る、それも知り合いのいない中で独りぼっち、本当に楽しいです。友人の中で一人では食事が出来ないと云う男がいました。きっとこんな快感を味わうことはない? それもだいぶ損をしているように思います。

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更に更に、未だお腹が満たされないために、こんな麺を頼みました。僅かばかりの熱いスープが下に溜まっていて、麺全体をひっくり返すようにかき混ぜていただきます。むしろさっぱりしていて、麺そのものの味を味わうような感じ、これもなかなか美味しかったです。結局かなり苦しいくらいの満腹感を味わうことに。でもこの3品を食べて日本のラーメン1杯より安い。

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実はこの人、日本にいる時からWebでマークしていた人でした。針金細工で名前のキーホルダーを作ってくれます。女房と娘の名前を紙に書いて作ってもらうことにしました。15分くらい散歩でもしてきて と言われてふらついてから戻って来ると出来上がっていました。2ケで10RM、1ケ150円見当です。一つ、目的を果たしました。

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昼間は花などで派手だったトライショーには我がディアブロ軍団の如くイルミネーションが点灯します。ここはジョンカーウォークの入り口、20m先からもう屋台の出店が出ています。人もだいぶ出ているよう、少し心浮かれるような楽しいお祭り気分になってきます。さぁ、ホテルに帰ります。