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初めてのマレーシア、マラッカ旅行記 2010夏

6日目

 最終日です。初めてのマレーシア、堪能しました。最終日の朝も気持ち良く目覚めました。そろそろ現実に引き戻されて行きます。今日の深夜にKLIAから発ち、明日の早朝には成田着、そして明後日にはもう仕事をしている? 未だ赤道直下にいる身としては、そんな実感が湧きません。マラッカはだいぶ見尽くしたかな? もちろんまだ見所はたくさんあるのでしょうけれど、そろそろお腹一杯かな? 今日はだいたい時間を潰して行くような一日、プールに行くことも考えましたが、あまり疲れないように、そしてお金を使わないようにウィンドウ・ショッピングに徹しようと思いました。昨日に続き、Open Airの朝食から一日が始まりました。

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昨日と同じテラス席にしました。昨日と違って室内が混んでいる訳ではないのですが、やっぱりこちらの方が気持ち良い。あいにく少し小雨が降っており、そのおかげでだいぶ涼しい。冷房がガンガンかかっている室内よりよりはだいぶこちらの方が居心地が良いよう。そして昨日のうんざりするような数の中国人は影を潜めていました。

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餌はだいぶ抑え気味、でもこのホテルの朝食バイキングはなかなか美味しかったです。マニラのダイアモンドホテル、バンコクのペニンシュラ、ハノイのシェラトンの朝食バイキングは種類がお豊富で美味しい、一方でマニラのHホテル、バンコクのSホテルの朝食バイキングはショボい、そんなデータベースが段々出来上がって来ました。

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昨日の川沿いのカフェでスタッフに尋ねました。ピュータが買いたいのだけれど店を薦めてくれてくれ と。彼の教えとインフォメーションの案内でようやく見つけました。もっとマラッカにもピュータの店がたくさんあると思ったのに全然ない、このSELENGORと言うブランドは一流のよう。ビール好きな女房にでっかいビヤマグを購入。

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そう、実はここはピュータの専門店ではなく、時計屋さんの中にピュータのコーナーがあることをインフォメーションの女性から聞いていたのです。恐らく1000以上ある店の中でそんな情報が彼女の頭の中に入っている? 帰り際にその案内嬢にお礼を言って包みを持ち上げて見せました。`Good!`と言って彼女は親指を立てていました。

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だいぶ歩いてお腹が空きました。さてランチ、もう一度チキンライスを食べに行こうかとも迷いましたが、一度だけだから美味しい印象が残った、そう考え辞めにしました。フードコートへ。そしたら若い女性のグループが食べていたこのクレイポットのチキンライスが美味しそう。それを探してオーダー、ちょっと薄味。スープには朝鮮人参がたっぷり、美味しくはないけれど身体に良さそう。

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昨日から気になっていた足の角質取りの店。ついに勇気を出して入りました。店は二十歳そこそこの女性一人だけ。Free Checkと言うことで無料診断、Seroius! と言われてしまいました。30分48リンギッ(1500円弱)と書いてあるのに僕は重症だからと倍取られました。いろいろ薦めて来る、日本に帰って主治医に相談するよと言って逃げました。でも足の裏はなかなかスベスベになりました。

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もう1軒、1時間千円くらいのマッサージに行きました。結局マレーシアに来てマッサージは初めて。いかつい身体の40歳くらいの男が施術。はっきり言って拷問以外の何者でもなかった、ただただひたすら耐えるだけの1時間だけでした。ただ....、そのおかげで痛くて動かなかった左肩の可動域がちょっと広がったように思えました。でも辛い。

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DAISO/JAPANもあるのです。5RMてことは150円均一、恐らくは品揃えは日本と一緒だろうから、5割増の丸儲けじゃないか? そんなふうに考えました。わざわざ中に入る事はしませんでしたが、そこそこお客さんは入っているよう。もしかしたらマレーシア製品もあるのかもしれませんが、時間がもったいないと寄りませんでした。

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マレーシアはフルーツも豊富のよう、朝食ビュッフェではずいぶんたくさん食べました。このマーケットでもフルーツは盛りだくさん、でも生憎日本には持って帰れないでしょう。いつかまたドリアンにリベンジしたい、そう思っていました。でもここで暮らせば豊富で安いフルーツは健康的に思えます。

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電化製品の店、キッチンの大ものも置いてあるよう、どうやらヨドバシカメラやコジマのような大型量販郊外店はこのマラッカにはなさそう、店自体もそれほど多くはなく、過当競争で値引き合戦なんてことは起きないようです。元々こちらでは物価は安いはず、あれこれ悩まないで済むのかも知れません。

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ショッピングモールの中に映画館もありました。「ソルト」は未だ日本では公開されていないはず、こちらの方が、マレーシアの田舎の方が公開が早いのでしょうか? 僕もいずれは観たいと思っていますが、ここで観ても字幕はないだろうし、如何にも時間がもったいない、飛行機の中での映画も楽しみです。

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これはフィギュアの店、秋葉原のような膨大な在庫ではありません。だからやはり何においても日本は優れているのか? 元々物価はこちらよりだいぶ高いのでしょうけれど、その中で格安の品物を探して歩き廻る楽しみはこちらでは味わえないようです。結局日本にいる方が幸せなのかも。でも日本は高い!

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ノートパソコンで6万5千円ほど? 日本の量販店のようにズラッと製品が並ぶようなことはなさそう、数少ない選択肢の中からやむなく選ばざるを得ないような印象です。やはり日本の方が豊かなのか? でも現地の人の所得でこのパソコンを買うことが出来る人がどれくらいるのでしょうか?

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こちらは4万円を切るくらいの値段、この店では断然hp、つまりヒューレット・パッカードが強いようです。もちろんAppleコンピューターはなさそう。マレーシアは東南アジアの中ではシンガポールなどと並んで先進国と云うイメージを持っていましたが、実際に田舎に来るとそうでもなさそうです。

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ランチも終わったのに何となく小腹が空いて、餌場を探すことにしました。ショッピングモールの中、フードコートや割と広めのレストランも多く、しかも一人でも入りやすそうな店が多々あり、探すことにあまり苦労はしません。凄い種類のディスプレイがあり、ここで食べることにしました。マラッカで最後の食事?

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マレーシア風炒飯をオーダー、結局今回の旅行ではこんな一皿の食べ物で通してきたような印象ですが、概ね僕には合っていそう、ベトナム、タイ、インドネシアと同様、食べ物は概ね美味しいことが判りました。やはりフィリピンはあまり美味しくない? でも今回のチキンライスとバクテーは特筆ものでした。

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さて、ホテルに戻り荷造りの最終チェックです。何となく憧れていた街、マラッカ、取りあえず悔いのないくらい見て廻りました。料理が美味しいことと、何となくノスタルジックな気分に浸れる街、でも、是非とももう一度来たい! と思わせるような魅力には欠けているように考えています。少なくもマラッカ海峡の目の前は酷いところだった、もっと優雅な湾岸エリアを想像していました。

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日本の車仲間から電話がかかっているのに気付きました。今度のミーティングのことだろうか? 呼び出し音で海外にいることに気付きすぐに切ったようです。遠慮せずに電話かけても良いよ、若しくはメールで と返事しようっと思ったら、何故か接続で来ませんでした。マラッカでは初めて。やはり海外はSMSが良いみたい。日本の携帯電話事情はもうすっかりガラパゴス化?

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さあ! マラッカを後にします。もうクアラルンプールには戻らず、空港に直行、そのまま飛行機で帰国です。今回の旅行は楽しめたと云うよりはのんびり出来たと云う印象、プールサイドで転がる時間も多く取れたし、むしろ街歩きばかりしていました。何となくエキゾティックな街の様相を想像していましたが、むしろのほほんとした田舎町、ちょっと移住の地としては落選か?

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車で20分くらい走ったところ、病院だそうです。移住する上で普通の人がまず心配するのはその国の医療事情、僕自身は実はあまり重要視していないのです。もし移住して重大な病気が見つかれば帰国するだろうし、帰国できないような緊急事態なら、それまで楽しんだと云うことで諦めがつくと考えているからです。まぁ、移住してまで医療の仕事はしたくはない、やはり健康が一番でしょうか?

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クララルンプールから空港まで50km、空港からマラッカまで150km、マラッカからシンガポールまで150km、そんな距離の地理関係になっています。シンガポールは新婚旅行の帰りに1泊寄りました。スパイスの香る、やはりエキゾティックな街と云う印象を持っていますが、今や正に先進国、ちょっと僕の行きたい先のターゲットにはなりません。西の方に綺麗な夕日が、段々暗くなっていきます。

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空港に着きました。もう周囲は真っ暗、飛行機は夜に出発、機内泊で明日の朝には東京に着いている、そんなスケジュールです。黒い方の車が送迎車、ちんけな日本車でしたが、高速道では結構ガンガン飛ばしてきました。もう明後日には僕は診察室に座って患者さんを診ている? やはり旅行の終盤はもの悲しい気持ちになって来ます。来年は何処に行こうか? 漠然と死に場所探しの目的地を模索します。

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クアラルンプール空港はやはり巨大空港、そう思うと日本の成田も羽田も巨大空港とは言いがたいところ、多くの反対を押し切って開港した成田も中途半端な空港となり、東アジアのハブ空港としての地位は韓国の仁川空港にその座を奪われました。確かに国土の狭い日本はハンデがあるのかも。もっと充分な将来性を見越した計画をすべきところ、日本は大きな損失を被ったと考えています。

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巨大空港故に出国手続きにはだいぶ時間がかかりそう、それなりの時間がかかるので充分な余裕を持って行動するようにとの案内が日本航空から示されていました。時間的余裕は充分に持って出てきました。Duty Freeの買い物をするのも楽しみの一つ、これからチェックインして、空港内を楽しみます。こんな日本語の案内を診ると何となく安心感を感じます。この旅行も大いに楽しめましたよ。

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日本航空のチェックインカウンターもかなり混んでしました。やはり日本人が多い、きっとみんなクアラルンプールから来たのでしょう? マラッカから来る日本人なんてあまりいないはず。取りあえずビジネスクラスだったので酷く待たされることはありませんでした。出国手続き、セキュリティを通って中に入ります。案内板ほどの時間はかかりませんでした。少し脅しをかけていた?

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数年前だったら僕も必ず煙草を1カートン買っていました。でも今は買いません。煙草が如何に身体に悪いか? 眼を背けたくなるような写真がカートンの箱に載っています。恐らく煙草に起因するバージャー病? 足の指が壊死になって真っ黒になっています。こんな写真を掲載することにかなりの批判があったことも覚えています。確かにやりすぎかも。

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スタッフにチョコレートやお菓子のお土産を買い込みます。恐らくマレーシアは当分来ない、現地通貨であるマレーシア・リンギットを残してしまっても役に立たないので使い切ることにします。得てして空港の買い物は免税であっても高くつくもの、あまり現地通貨は残っていませんでした。大きいものを買うならクレジットを使いますが、いざその段になるとついつい二の足を踏んでしまいます。

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とても全部は見て歩けそうもない広さ、取りあえず目標としているものはないので、のんびり歩いて見ます。何か衝動買いをしてしまわないか? それが不安であると同時に楽しみでもあるのです。子供達には衣類を買ってきました。そして友人達にはピュータの小物をたくさん、そうして女房にも衣類とピュータのビヤマグを買いました。考えてみれば自分には殆ど買い物をしていない

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ヴェルサーチもありました。格好いいバッグがありました。やっぱり手が出ない、こんなの買ったら後が苦しくなるのは目に見えています。スタッフにマニラの空港で白いジャケットをなくしたことを報告したら同情してくれました。あ~、畜生! 今頃誰か着ているのかな? お気に入りだったのに! でも白いジャケットは3年しかもたない?

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そうか? ここにもピュータの店があったか? でもここで買うと恐らく定価が違うのではないか? そんな風に勘ぐりました。そう、中国、上海空港でのお土産のお茶が頭に来るほど高かったことを覚えています。日本人はあんなことはしないよな? 一応この店の中も改めて見てみましたが、後悔するような羨ましいものはありませんでした。やはりパビリオンの中の店のピュータがお買い得でした。

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広い施設内を1時間半近く歩いてだいぶ疲れました。何処へ移動するにもその距離が長い、そう、飛行機は離陸、着陸の時に相当の距離を必要とするのだから、それもやむを得ないでしょう。もういい加減歩くのは辞めよう、機内持ち込みの荷物しかありませんが、それがやけに重く感じます。そうだ、ラウンジにでも行って少し座ろう。恐らく飛行機の中では爆睡状態、未だ搭乗までだいぶ時間があります。

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JAL専用のラウンジはなく、キャセイパシフィック航空のラウンジを使えと云う指示でした。それならスナックは美味しいものがあるかな? 取りあえず中に入ってドカッと座り込みました。実はPriority Passと云うものを持っていて、メンバー専用のラウンジに無料で入れることにはなっているのです。でもそれが何処にあるか、探す気力も失せていました。まずはソファで一休み。

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生憎、餌は大したものがありませんでした。まぁ離陸直後には機内食も出てくるだろう、そこそこのVolumeに抑えておきました。サンドイッチに焼きそば、そしてドラゴンフルーツに飲み物だけ。ラウンジで30分くらいのんびり座っていました。旅行も最終段階、1週間もぶっ続けで休めるのは夏休みだけです。それ以外はせいぜい4泊5日どまり、僕にとっては貴重な自由時間なのです。

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さぁ! 搭乗口まで行きましょう。ウゲェ! すごい距離。毎回思うのですが、機内持ち込み荷物もキャスター付きの転がせるトローリーにしたい。しかしいざ国内で買おうと思うとついついもったいなくて二の足を踏んでしまうのです。今は女房にプレゼントしてもらったナイロンのバッグを持っています。結構荷物が入ります。パソコンが意外に重い。動く歩道に乗ると歩く気力がありません。

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本日の飛行機、もうパイロットはスタンバイしているのでしょうか? 「よろしくお願いしますね。」高校の同級生にJALのパイロットが二人いますが、いろいろと苦労しているようです。昔は年収○千万だったとか? もし飛行機が好きで、それだけの給料をもらえて、あちらこちら海外へ行けたらそれはまた楽しい人生でしょう。でもLCCがこれから参入してきて、生き残りに辛い戦いを強いられる?

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時間通りに飛行機は離陸しました。ほぼ1週間、日本語を話さず、自分の意思表示に苦労してきたことを考えると、日本語が通じる環境ってもの凄くありがたく感じます。もうちょっとエネルギーを使わずに英語が話せればこんなに疲れないで済むのに。深夜便なので機内食は軽いものしか出ません。まぁ確かにチマチマいろいろ食べてきたので、コース料理なんか今更入りません。やがてZZZZ,,,,,,。

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どれくらい寝たのでしょうか? 目が醒めるともう外はほんのり明るく、もう日本の空域に入っているようでした。もう数時間後には自宅? 30時間後には日常に戻っているところです。まだまだ死に場所探しの旅は続きます。マラッカ、行って良かったけれど、1回行けばそれで良いかな? そんな感じでした。

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JALのマイレージに交換できるポイントは一番多いときで45万マイル以上ありました。でもそろそろ底をつき始めました。確かにこのシステムがなければこんなに気軽に海外には出て来なかったでしょう。そういう意味では感謝! それもビジネスクラスに乗れるのだからありがたいです。未だ次の旅行の計画はありません。