3日目
またこの日も天気は良くない、昼間っから降ってきました。買い物は昨日のうちにほぼ終了、家族へのお土産だけを買い、スタッフ達には往きに見かけたフルーツ(パパイヤとマンゴ)の宅配を頼むことにします。詰め所で食べてもらいましょう。時々雨が降る中、ちょっと止んだ頃合いを見計らってMoney Exchangeへ。すると結構日差しがさしているではありませんか? 目的だったプールサイドでの日光浴、そしてカジノ、取りあえず旅行の目的の残りは今日だけで果たしました。カジノは結局勉強不足のため諦め、こんなので熱くなってつぎ込んでいたら金を捨てるようなものでしょう。さて3日目、明日はもう現実に引き戻されます。
午前9時に起床、窓から外を眺めてもやはり天気は良くない。窓ガラスには水滴もついています。今回は天気には恵まれなかった! と云うよりは雨期のlow seasonに来てしまったんだな と云うことが判りました。まぁそれはそれで良いよ、僕はただストレスを捨てたいだけなんだから。
昨日は逃してしまった無料の朝食ビュッフェへ。いわゆるContinental Breakfastで、それほど豪勢ではありません。正直なところ、これなら今年1月に泊まったホテルの和食ビュッフェの方が僕には良いかな? ジュースのポットは空っぽ、ナイフとフォークはない、ちょっと酷いぜ。
今日の僕のメニューはこんな感じ、サラダはドレッシングではなく、オリーブオイルにバルサミコ酢をかけるという簡単なもの、でもそれが却ってさっぱりしていました。ハムとサーモンと冷えたベーコン、チーズは数種類。それにスイカジュースとでかいパンを自分でちぎってきました。
ちょっと朝食はがっかりでした。これなら有料でも外に行って好きなものを食べるか? 明日は来ないことにします。雰囲気だけはクラブラウンジとあって、眺めも良いし、ゴージャスな感じはするのですが。コーヒーを飲んで引き上げてきました。腹一杯になるほどは食べません。
午前中、ちょっと日記を追記して一段落付いたところで、そろそろカジノに出向くことにしました。軍資金を調達に両替所に。知人やスタッフにはカジノでは10万円だけ捨てて来るよ と豪語しましたが、やっぱりもったいない。それにスロットマシンしか出来ないだろうから。
ちょっとだけ両替しました。ところがすいぶんお天気がよいではないですか? そうだ!! プールに行こう。カジノは夜でも良いけれど、プールは今しかない。ホテルに戻る途中、例の馬車が来ました。こちらに手を振っています。もう懲りたよ、二度と乗るもんか! 無視しました。
やったぁ! わずかな隙間からですが間違いなく熱帯の強い日差しが。これなら日焼け出来るでしょう。10月、日本ではもう寒いなんて云っている時期に真っ黒になって帰る、これほどの贅沢はないでしょう。まぁもう少し陽が傾けば少し後ろにずれれば良い、ここに決めました。
泳いでいる人はいない。このようにビルの谷間のプールなので日向になっているのは一部、しかし金持ちはあまり日焼けを好まないのです。プールは8階と云う中途半端なところにありますが、やはりここのプールにはちょっとがっかり。前のダイアモンドホテルは地上の南側でした。
僅か1時間ほど、太陽は完全に隠れてしまい、これでは日焼けは到底無理。しかしベンチに寝っ転がってiPodで音楽を聴くうちに少し眠気も出て来て一時は意識を失っていたよう。ところが! 更に悪いことに今度は雨が。さすがにこれではどうしようもないと判断、退散することにしました。
スラックスにジャケットを着ていよいよカジノへ。入り口ではカメラ、カメラ付き携帯は没収、預けなければなりません。ルーレット、ブラックジャック、ダイス、スロットルマシン、いろいろありますが、細かなルールは全く判りません。30分見て廻って結局出て来ることに........。
結局「幾らカジノで捨てて来る!」と云う豪語は不意に。やっぱり歌舞伎町で勉強してからじゃないと。お腹が空いて日本人経営の和食屋さんへ。そう、久々にラーメンを食べたくなりました。中には他に日本人客が2名ほど。メニューはラーメンから和食、焼き魚までいろいろ。
途中でこの店のオーナーが入って来られました。どうやら店内の客は3人ともこのお店が初めてのよう。でも「何か困ったことがありませんか?」と如何にも気軽に相談出来るようなお人柄でした。35年間もフィリピン在住? さぞかしいろいろなトラブルが持ち込まれたことでしょう。
味噌バターラーメンをお願いしました。何となく懐かしいような味。お値段も日本よりは若干安め? 美味しくいただきました。申し訳ないことに名刺を持ち合わせていませんでした。持って来ていればお渡ししたはずなのに。マニラ会と云う日本人会があり、さらに会報を出しているとのことで、その会報を一部いただきました。さて外へ。
この近辺、客引きがまとわりついて本当にしつこい!! 200mでもついてきます。バイアグラ? いらねぇよ! もういい加減にしてくれよ! と声を荒げたら「なんだ? バカヤロー!」だって。胸ぐらを掴んでボコボコにしてやりました、と云うのは嘘ですが、喧嘩したら刺されるんだろうな? こいつらも生活がかかっているのでしょう。
建売住宅の展示場がありました。しかしフィリピンでは外国人は土地付きの家は法律上買うことが出来ません。だからフィリピン人の奥さんや彼女の名義で買うことになるのです。するとその家族が押し掛けてきて亭主や彼氏は追い出されるそうな。そして路頭に迷うのだそうです。
な~んだ? 二度ほど来たロビンソンデパートにもバロン・タガログはありました。ここがオブラ?でも僕が買った店よりは2割ほど高いみたい。その他、パイナップルの繊維で出来た物もあるそうです。デザインは割と凝ったものが多そう。僕のはシンプルでしたが、それで良いです。
インド人経営の店でマトンカレーを食べることに。今日の夕食です。結局今回はいわゆるフィリピン料理を殆ど食べませんでした。確かに高級なフィリピン料理店はあるにはあるのですが、どうしても一人では入りにくい。タイはで割と気軽に入れるタイ料理の店は多いのですが。
初めにSpicy?と尋ねられました。辛くても大丈夫かい? と云う質問と解釈してyesと答えました。ちょっとピリッと来るけれど、なかなか美味しいです。マトンは少し臭みがあって固いのですが、このカレーにはよく合うみたい。ご飯はフィリピン米ですが、僕には違和感はありません。
この店ではキッチンのヘルパーの女性を募集しているようです。でも日本ではこのような募集は出来ません。男女雇用機会均等法により、女性に限って募集することはできないのです。うちの診療所の受付スタッフ募集に男が来ても断れない? 個人情報保護法とともに悪法が蔓延ります。
実はフィリピンでは僕のようなおじさんでも多少の小金持ちであれば結構もてるのです。とあるカフェで彼女達にピザやフライドチキンを御馳走しました。彼女達は日常で英語をしゃべります。今叩かれているNOVAの1回分の月謝より安いおごりで充分英語のレッスンになります。