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フィリピン最後の秘境 エルニドへ  2016年夏 2日目

第2日目、 昨日は東京からマニラへの移動だけ、ここまではごく慣れた道のりでした。そして今日はマニラからパラワン島のエルニドまで、初めて使うターミナル、初めて乗るエアーの飛行機、そしてもちろん初めて足を踏み入れる地に降り立ちます。5年越しに来てみたかった処、そしてそんな素晴らしい海を眺めながらのんびりしたいと思っています。やはり飛行機は案の定2時間遅れ、しかし急ぐ旅ではありません。元々今日と明日は万が一飛行機が飛ばなかったときの予備日、そう考えて焦らずにジッと構えて出掛けました。

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万が一寝過ごすとまずい、目覚ましは朝7時に掛けておきました。マニラからエルニドへ移動する飛行機は午前11時発、それも今迄行ったことのないニノイ・アキノ国際空港の第4ターミナル、遅くとも2時間前には着くように計画しました。45分前にはカウンターは閉まると聞いています。

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マニラはあまり天気は良くありませんでした。でも飛行機が飛ばなくなるような悪天候ではありません。エレベーターに乗って最上階のダイニングルームへ。このホテルの朝食ビュッフェはなかなか美味しいのです。これを逃す手はない、食事して一休みしたらすぐにこのホテルを出ます。

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僕の朝食はこんな感じ、すぐに小さな飛行機に乗る事を勘案して抑えました。定番のFried eggsを今日はCancel、たっぷりサラダに主食はスープのライスヌードル、それにちょっと美味しそうだったフライドライス、それに少々のお肉と味噌汁、フルーツは好きなライチを。

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食事を終えすぐにチェックアウト、またタクシーでトラブると嫌なので、多少値段が高いのも止むなく、ホテルのTransportを頼みました。でもこのホテルの車は小型の日本車、でかいカムリやクライスラーと違って、値段はそれらの半分で済みます。第4ターミナルね? 何回も念押し。

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幸い日曜日なのでマニラ市内も渋滞はなし、僕自身第4ターミナルが何処にあるのか把握していなかったのですが、いつも行く第1ターミナルへの途中ひょいと左に曲がり、より近いところで到着となりました。未だ出発迄2時間ちょい、余裕はたっぷりあります。

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初めて来る第4ターミナル、LCCが殆どの小さなターミナルなのでこじんまりしています。セキュリティはちゃんとレントゲンを使ってしっかりしています。今回頼んだ現地のツアーデスクのスタッフが僕の名前のプラカードを持って立っていました。待っていてくれた? チップを少々。

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Cebu pacific、Air Asia、Sky jet、聞いたことのあるLCCの名前ですが、自分が乗るAir Swiftと言う航空会社だけは今迄聞いた事がない……、どうやら飛行機2-3機でこの路線だけ就航している本当に小さな会社のようです。ここのチケットが日本からは非常に取り難い!

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ずいぶん長い事待たされました。何かトラブっているみたい……、30分以上待たされた挙げ句、この列は時間がかかるから隣の後ろに並べ? 「だったらあのトラブっている客を何処か他の部屋へ連れて行けよ!」そう言ってやりました。さすがフィリピン、融通が利かないのは天下一品!

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隣の列を見ると、オ〜っ! ブスアンガ?! やはりエルニド近辺の海の綺麗な処なのです。PALもセブ・パシフィックも飛んでいる、むしろ今回のエルニドよりはアクセスは良いかも知れない? コロン島という素晴らしい所があります。でも今回はどうしてもエルニド!

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結局、列に並んで1時間以上待たされました。これで出発45分前にカウンターを閉める? バカ言ってるんじゃないよ! このちんけな航空会社、ボーディングパスは木の札だと聞いていました。でもそれはだいぶ前の話し? それから少しは進化したようです。しかしこの仕事の遅さ!

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列に並んでいて日本人の一家3人の家族連れと知り合いました。初めてのフィリピン旅行? 全てネットで予約した? 小学生の子連れ? 脱帽です! でもエルニド空港から島まで海が荒れていて船が出ないかも知れない、それでも行くか? と尋ねられて青ざめていました。

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ここで僕が一言この勇気ある日本人家族にアドバイス、「取り敢えず向こうに行ってしまえば何とでもなりますよ、ホテルだっていっぱいあるし。だからここで引き返しちゃダメ! 飛行機乗って!!」実はこの家族とは向こうで再会、このアドバイスに感謝していただける結果になるのです。

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そして中の待合室に入っても何のアナウンスもなし、時間は刻一刻と過ぎ、結局2時間遅れの出発となるのです。恐らく日本ならばブーイングの嵐? まぁ、二泊の余裕を持っているので、最悪ここでマニラのホテルへ引き返す覚悟すら出来ていたところ、でもやはりイライラします。

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唐突にアナウンスが流れ、乗客達がどどどどっとバスになだれ込みます。かつての写真ではパラシュート部隊が乗り込む軍用機のような飛行機が写っていました。まぁ今ではそこまでは酷くないだろう? しかしボラカイ島へ行く時の飛行機よりは酷いと覚悟はしていました。

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どうやらあの飛行機らしい……、確かにあの機体の塗装は今迄見た事がない…、しかしこの飛行機に乗らないと、エルニドへ行くにはパワラン島のプエルト・プリンセサから陸路5-6時間? バスなら7時間? これはきつい……、だから無理して、ぼったくられてこのチケットを手に入れました。

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高翼ではあるけど思ったよりましな飛行機でした。高翼で40人乗りくらいの飛行機だったら、ボラカイ島に行く時だって乗りましたよ。それにいくらちんけな飛行機だって落ちれば日本でもそのニュースは入ってくるだろう? 今迄落ちていないのだから今日も大丈夫! そう考えました。

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中に入ってしまえば、この景色はもう慣れっこ、ボラカイ島に行く時、バナイ島のカティクランへ行くのと全く同じ雰囲気です。まぁ閉所恐怖症、高所恐怖症とは言え、所詮1時間のフライト、これに乗らないとエルニドへ行けないってんだから、僕は構いませんよ。1時間だけ我慢!

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4列× 10列、結局40人乗りの飛行機、キャビンアテンダントが2人、席はほぼ満席のようでした。なかなかこの路線は日本からは予約が取り難いとのこと、シートは決して坐り心地が悪いわけではない、上出来ですよ。予測した飛行機よりはかなりましな飛行機でした。無事に到着すれば文句なし!

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なまじ機体が軽いだけに離陸の時の加速感は通常のジェット機よりも速いような印象を持ちました。しかし滑走距離は慣れているジェット機よりはだいぶ短い、すぐにスッと機体が浮きました。結局何だかんだで2時間近い遅れ、この路線では一日4往復するようです。

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下にマニラの街並み、マカティの高層ビル群が見えます。この飛行機を確保するのに苦労しました。こんな小さな飛行機が方向を変える時はかなり機体が傾きます。エンジンのパワーがないだけに、傾くとストンと落ちてしまいそうな不安感はあります。天気が悪い割には飛行機は揺れないで済みました。

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どうやら通常の巡航高度もだいぶ低いみたい、それでも雲が多く窓の外は雲がかかって見えにくくなっています。どうやらエルニドについても天気はあまり良くなさそう、今こちらは台風シーズンですから。取り敢えず飛行機が飛んだだけでも良しとすべきなのか? 向こうでは晴れて欲しいです。

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友達から前評判のようにもしボーディングパスが木の札だったらその写真を撮ってくるように言われていました。しかし残念ながら今日のボーディングパスはJALのチケットと変わらない堅紙のチケットでした。残念! そのかわり胸にこんなシールを張るように指示されました。

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50分ほど飛んでそろそろ着陸態勢に入ると言うアナウンスが機内にありました。揺れないで良かった……。天気が悪いとすぐに欠航になってなってしまうと言うこのフライト、これがネックになってなかなかエルニドに行く決心がつかなかったのです。そんな危なげなフライトももうちょい。

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着陸前の最終アプローチ、海はまだそれほど青くありませんが、たくさんの島々が見え、エルニドらしさが見えてきました。パラワン島北部周辺には様々な島があります。先程の行く先にあったブスアンガ島ももその中の1つなのです。ちょっとボラカイ島とは違う雰囲気です。

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いよいよ高度が下がって着陸態勢に入りました。もし天気が良ければこの辺の海は青く見えるのだろうか? 波はそれほど荒くありませんが、雨が降っているのか海の水は濁っています。ちょっと興ざめ、島の近辺はちょっと青い? それでも素晴らしい景色に期待も膨らみます。

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エルニド空港の滑走路は草が生えている土だと聞いていました。でもそれも昔の話? ちゃんとコンクリートで舗装された割とまともな滑走路でした。でも着陸のときの衝撃は尋常ではありませんでした。パイロットの腕、あまり良くなさそう……、だけど何とか無事に着いた……。

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飛行機から降りると滑走路を自分で歩いて迎えに来ているジプニーに乗り込みます。このジプニーは20人乗り位、もう一台ジプニーがいるようでした。ジプニー2台で飛行機の乗客全員が乗れる? 初めて足を踏み入れる新天地に来ました。やはりお天気はあまり良くない……。

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これが滑走路、確かに土の滑走路ではない、アスファルトではなくコンクリートですが、意外とまともじゃん? ブスアンガ空港ではかなり頻繁に飛行機が出入りするのに、このエルニド空港が寂しいのはちょっと疑問です。どうやらマニラ〜エルニド間は飛行機2機で一日4往復?

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走っているジプニーから見た周りの風景、向こうの方に見える大地は島でしょうか? それともこの島の中にある山? 周りが海なのかどうかわかりません。そこにもどんよりとした雲が垂れこめます。そして滑走路の横には水たまりが……。田舎の空港に来ました。素朴…。

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ジプニーを降りてここが到着ロビーです。かやぶき屋根? 乗客は西欧人が多いみたい。こんな金髪の女性もたくさんいます。残念ながら期待はできないけれど? とても空港の建物には見えません。どうやらロビー内には帰る人もたくさん? 今の飛行機でマニラに戻るのか?

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こちらは出発ロビー、DEPARTUREと書いてありました。ロビーと言えるのでしょうか? 帰りはここからマニラに向かいます。これからほぼ1週間、この街で過ごします。ここに戻ってくるのは1週間後。どんな思いを持って帰るのだろうか? 帰りはちゃんと飛行機が飛ぶのでしょうか?

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歌を歌いながら手を振って乗客たちを出迎えてくれます。おそらく島のおばさん達? アルバイトでこうやってお客を出迎えるのでしょうか? いかにもフィリピンの田舎に来たと言う実感が湧いてきます。こんな雰囲気が僕は大好きです。取り敢えず雨は降っていません。

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これが飛行機からロビーまで約500メートル、乗ってきたジプニーです。今マニラの街中でこれほどでかいジプニーは走っていません。かつてはデコデコに飾られたジプニーも今は姿を消しています。かつてのアメリカの軍用車? 70年近く前の車が未だに現役で頑張っています。

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一応セキュリティーもいるみたい? パラワン島、なまじミンダナオ島が近いだけにイスラム国化していくアブ・サヤフのメンバーがいるのではないかとちょっと不安になります。大統領が替わり、フィリピンも変貌して行きます。拉致されればほぼ100パーセント殺されるんだろうな(><)

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到着ロビーに軽食とジュース、アイスコーヒーなどのおもてなしのものがありました。このロビーはオープンエア、クーラーは効いていません。だけど日差しがあるわけではなくそれほど蒸し暑いわけではない、むしろ頬を撫でる風は気持ちよく、日本ほど蒸し暑くはありません。

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ここで一休みしていました。荷物はもう外の集積所に出て来ていました。各ホテルから続々と送迎の車が来ているみたい、でも僕に声をかけてくれるスタッフがいません。結局最後の1人に、あなたは何処へ行くのですか? と尋ねられてホテルの名前を言い外に呼び出されました。

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まさかこのバイクタクシーが僕の迎えじゃないだろうな? 今回はツアーデスクに最初に2泊するホテルを任せました。どうやら空港で知り合った先程の日本人家族は車に乗って出て行ったようです。無事に島に行けるとの事でした。僕のアドバイスに感謝してくれました。

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しばし外で待たされました。送迎が来るのだろうか? 同じ飛行機に乗ってきた乗客のほとんどはこのまま島のリゾートに行くようです。僕が慎重になり過ぎた? 自分だけが取り残されたような不安感に見舞われました。お天気は良くなく、今では時々雨が降ってきます。

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だいぶ待たされましたが、結局送迎はハイエースのパンでした。それも1番でかいやつ。荷物をスタッフが持ってくれて車に積み込み出発します。ここが飛行場? まるでアフリカで狩りでも来たような雰囲気、でもどうやらホテルまで連れて行ってくれるようです。

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道は舗装されていない、凸凹、そして時々水たまり。でもなんとなくのほほんとして嬉しい気分になってきました。ああ、パラワン島に来たんだな? そんな満足感がありました。よくよく見ればなかなか良い景色ではないですか? あ〜、夏休み、はるばる遠く迄来ました♪

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飛行場から幹線道路に出るまで約1キロメートル、こんな所をゆらゆら揺れながら走ってきました。なかなか良い雰囲気です。こんなところに来てみたかったのです。フィリピンの田舎、良い響きではないでしょうか? 貴重な体験です。此処迄来ないとこんな気分に浸れない?

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それにしても送迎がこんなのじゃなくて良かった。まぁこれに乗ってホテルに行くのもあるいは一興かもしれません。でも乗り心地は悪そう、水たまりに突っ込んだらびしょびしょでしょうか? 街にはタクシーはなく、普段の移動手段はこんなトライシクルしかないと聞いています。

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如何にも農村と言う雰囲気です。周りは畑が多い? きっと夜になったら街灯も全くなく、あたり真っ暗なのではないでしょうか? でもなまじ灯りがないだけに夜は星がきれいなんだろうな? そんな夜の星を眺めるのも今回の旅行の楽しみの一つです。

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街道に出ました。やはり舗装道はアスファルトではなくコンクリート? だけどバイクやリヤカーばかり、どうやら車はあまり走ってないようです。そう、レンタルバイクを借りてこの田舎道を走ってみたいと思っています。もちろん国際免許も持ってきました。

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やはりお天気は不安定、空はどんよりした雲で覆われています。空港から車で10分ほど走りました。どうやらホテルの入り口に差し掛かったみたい。ホテルの周り、何もない……、夜、周りのバーやレストランへ行って、と言う楽しみは実現出来そうもありません。

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無事ホテルに到着しました。しかしここはあくまでも仮の宿、飛行機がキャンセルになった時に大損をしないで済むように安い宿を取りました。ここで二日間過ごします。まぁこれも一興、取り敢えず仕事に疲れた身体を癒やす目的で、何もしない一日を過ごすのも良いかも知れません。

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素朴なホテルです。名前はリゾートと名打っていますが、この値段では多分バスタブもないだろう。どうやら海の目の前? 青々とした海が広がるのでしょうか? 町までどれくらい? だいぶ遠いのでしょうか? もちろん街まで行って素朴な街の雰囲気を見てみたいです。

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リゾートそのものはそれほど悪い雰囲気ではありません。客も西欧人が多く、いかにもロングバケーションを過ごしているような雰囲気。フィリピンの田舎の素朴なリゾート、これも憧れの1つでした。オスロブのロッジに比べればかなり規模は大きいみたい、庭がかなり広いです。

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部屋に案内されました。一戸建て? 海からはだいぶ引っ込んだ処、どうやら海が見える部屋もあるようですが、取り敢えず今は節約です。虫の鳴き声がすごい。夜は真っ暗だろうな? でも周囲は静か、残念ながら部屋の周囲では波の音は聴こえません。

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部屋から歩いて1分ほど、海に出てみました。ゲゲゲ、海ってこんな程度? 雨が降ってなければ青いのでしょうか? 沖には島がたくさんあります。さすがエルニドと言う感じ。でも海はひどい……、浜はコンクリートで固められ、押し寄せる波は茶色でした(><)

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ホテルのガーデンです。敷地は広そう。夜は静かそうです。奥に見えるのがホテルのロビー、ダイニングもあります。ちょっと雨は止みました。でも空はどんより鉛色。空気はきれいです。都会の喧噪とは無縁の田舎、ここに過激派ゲリラが来たらアウトだろうな?

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ガーデンにはバーがありました。良い雰囲気……、今夜はここで一杯やろうか? 決して暑くはなく、むしろ頬を撫でる風は涼しい位です。東京よりはるかにまし、逆にこれだと海水浴は厳しそう、ましてや海に入ろうという気になる水の色ではありませんでした。

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もう午後2時過ぎ、さすがにお腹が空きました。どうやら周りにレストランはなさそう、ホテルでランチを取ることにしました。有料の食事は今の時間は自由に摂れそう、マニラのホテルでの朝食以来何も食べていませんでした。メニューもまぁまぁ豊富、まずはクリームスープ。

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そしてシーザース・サラダ、ロメインレタスにマリネ風の野菜が乗っかっています。値段は決して高くない、でもここで3食食べるのはちょっと辛そう。街までどれぐらい時間がかかるがのだろうか? 今日の夕食はこのホテルではなく、街に出て食べようと思います。

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パスタを頼みました。平打ちのパスタにトマトソース、味はなかなかでした。しかしちょっと酸っぱい? お腹はこれで落ち着きました。このホテルでは朝食だけがついていると聞いていますが、取り敢えず今の料理が出てくるなら期待しても良さそう?

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ガーデンのビーチチェアに寝転がって海を眺めます。そして例のこの写真を撮ります。でも僕が見に来たのはこんなひどい海ではない……、やはり天気が恨めしいです。空が真っ青だったらこの海も真っ青なのだろうか? 分厚い雲、明後日には島のリゾートに行くのだからそれまでには何処かへ行ってね。

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向こうにもビーチが続きますが、とても泳げる雰囲気ではなさそう? もちろん時々雨がパラつく中、泳いでる人はいないしむしろ人も全然いません。寂しげなところ、まぁ2泊ここで我慢です。移動の忙しなさも少し落ち着き、天気が悪いながらも取り敢えずリゾート気分です。

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ホテルのスタッフから街までトライシクルで25分と聞きました。結構遠い? お願いしてトライシクルを呼べばすぐに来てくれるそうです。ところが! 玄関前でホテルのスタッフが車で出掛けようとしていました。街へ行く? 頼んでこの車に乗せてもらうことにしました。

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どうやらこのスタッフたちもエルニドタウンに向かうとの事、ただし途中で洗濯物を下ろさなければならないから、5分ほど車の中で待ってもらうことになるけどそれでもいいか? と聞かれて了承しました。ガタガタ揺れてお金を取られるトライシクルよりははるかにまし、ラッキー♪

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10分ほど走ると車が停まりました。本当に車から洗濯物を下ろして担いで歩いています。どうやらこの先にホテルのリネン類を洗濯するお店があるみたい。到底奥には店があるようには思えませんが。洗濯機くらいはあるのだろうか? 正か手荒い? でも素朴な雰囲気です。

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本当に5分だけ待ってまた車がスタートしました。道の途中にお店はほとんどない? 時々集落みたいなところがありますが、とても降りて見て回ろうと言う気にはならないような処でした。でもやはりまだまだ距離はだいぶあるようでした。帰りはちゃんと帰って来られるのだろうか?

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洗濯物を持って行く時間も含めてトータルで30分ほど、この車で移動しました。そして街に着きました。こんな学校?の前で車を降りました。どうもありがとう! 帰りは自分で何とかして帰るからと言って、2人のスタッフにちょっとだけチップを渡しました。

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エルニドタウン、いわゆる下町です。地図も何もない、取り敢えず歩いてみることにしました。素朴な街、どうやら雨は今のところ収まっているようです。でも何となく嬉しくてウキウキしてきました。やはりこんな知らない街を歩くのは何とも楽しいです。初めて来る街

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ほんと素朴、そういう言葉がぴったりです。町全体がのんびりしていそう、犯罪なんかもなさそう。こんな所で暮らせば長生きするんだろうな? 結構人がたくさんいます。エルニドタウンは漁村です。この辺では海を感じる事はありません。何もかも初めて見るものばかり!

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4 -5分歩くとこんな店もちらほら出てきました。お土産になりそうなものがたくさん? だけど安そう…取り敢えず街を一回り見て廻ることにしました。ここでお土産を買うのも手かも? 生活必需品の店、お土産の店はたくさんありますが、コンビニは全然ない

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街全体はそれほど広くない、歩いて回れるようです。確かに車はあまりない、そもそも道がそれほど広くなく、車が入って来たらすれ違うのも大変そう、そのかわりトライシクルやバイクがたくさん走っていました。レンタルバイクはないだろうか? もしあれば借りて走ろうと思っていました。

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浜辺に出ました。ここではたと思い出しました! そう、YouTubeでこの景色を見たことがある、それをすっかり忘れていました。この景色には見覚えがあります。向こうは漁船が出入りする港になっているよう、切り立った山に囲まれた海沿いの街です。

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ふと西欧人がバイクに乗っているのを見つけました。ちょっと尋ねてみました。このバイクはレンタルバイクですか、何処かで借りたのですか? 答えは残念ながら自分のだと事。この周囲にレンタルバイク屋があるかどうか尋ねました。すると……。

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答えは? many many ! だって!! どうやらレンタルバイク屋さんはたくさんあるようです。確かによくよく見てみるとレンタルバイクと書いてある店がたくさんありました。しかし看板はあるのにバイクは貸していないって? 看板に偽りあり?

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どうやらこの辺が一番の繁華街のようです。それでこんな程度? 第一道が狭い。車はどうやら入ってこれないような状況、バイクはどうやらノーヘルで良いようです。でもなんとなく楽しい、こんなところに来てなんだかうれしくなってきました。

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だんだん歩いているうちにこの街は楽しいことがわかってきました。ここなら移住するのに良いかも? 物の値段を見てもだいぶ安いようです。とにかく素朴、ここに住んでればストレスはなさそう。かれこれ小一時間、あちらこちら歩き回りました。

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こんな洒落たカフェが結構たくさんあります。この辺は結構あか抜けています。やはり西欧人の観光客相手の店が多い? まるで湘南のよう、とりあえず今はお腹が空いていないので見て歩くだけにしました。今夜はこの街で夕食だな? カフェだけでなくレストランもたくさんあります。

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街の看板にこんなポスターがたくさんありました。それぞれエルニドの有名どころを見て歩くようなパックツアー、大体3,000円から5,000位で色々行けるようです。ここから出て行く? 僕が泊まる島のリゾートを起点にこんなパッケージと同じツアーが出来るはず。

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へへへ、実はバイクを借りる事が出来ました! 125cc? 何とクラッチがついていないマニュアルシフト? 不思議なバイクでした。HONDAですがこんなバイク見たことない? とりあえずその辺をフラフラ走って回るにはちょうどいい大きさのバイクでした。

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一度ホテルまで戻ってみることにしました。バイクは24時間借りることにしました。このバイクを24時間借りて600ペソ、1,500円ほど。安い! ボラカイのバイクは高かった! これの5倍ぐらい取られました。プエルト・ガレラでは安かった。

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部屋に戻ってきました。確かにバイクで走っても30分近くかかりました。僕の部屋の周りは真っ暗かと思いきや、どうやらこのようなライトが点灯して、足下を照らしてくれるようです。ちょっと部屋で一休みしてきました。そして再度街へ出て行くことに。

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先程の浜辺でこんな風にバーベキューをやっています。西欧人の他中国人や韓国人が多そう、日本人はほとんどいないみたいです。やはり未だエルニドは日本ではあまりポピュラーではない? やはり日本からアクセスが良くありません。かなりな賑わい、良い雰囲気です。

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お店も割と洒落ています。外に魚や肉を並べ、それを指定してバーベキューにして焼いてくれるようです。なかなか楽しい雰囲気、町全体が素朴でありながら結構カラフルです。如何にも西欧人受けしそうな内装、街は素朴でも活気はありそうです。楽しい!!

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名前はわかりませんが魚を焼いてもらうことにしました。これで200ペソ、500円以下、味はまぁまぁかな? 新鮮であることは間違いないと思いますが、高級魚はないようです。ポークのでかい切り身もあり、これも豪快に焼いてくれます。

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烏賊も焼いてもらいました。これは美味い! おそらくは刺身にしても大丈夫な位新鮮なイカ? 火があまり通っていないので柔らかいです。まぁ下痢することはないかな? あいにくバイクを借りているので飲めない? まぁ取り敢えず此処では夕食です。

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プエルト・ガレラと同じく周りにいっぱい犬がいます。別に店のスタッフが追い払う訳でもない、犬に優しい街は良い街? 犬はそれほど痩せているわけではなく、栄養状態が良さそう、あまりガツガツした感じはありません。お店の飼い犬なのかな? よく慣れています。

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なんと僕が食事をしているところの足元に別の犬が入り込んできました。物欲しげな顔、時に僕の脚に顎を乗せておねだりをします。しゃぁねぇな! ボークのバーベキューを少し分けてあげました。むさぼるように食べる訳ではなく、何となく上品な食べ方。

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また別の犬が足元に来ました。周りにお客さんがたくさんいるのに何故か僕の周りだけにたくさんやって来ます。僕が犬好きだと分かるのかい? 本当に僕の処だけに来ます。そう、そして我が愛犬のことをまた思い出してしまいました。元気にやっているだろうか? 

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実は借りてきたのはこのバイク、クラッチがないのが便利なような、心もとないような。しかし雨も降ってきました。バイクに乗ってホテルに帰るとなると酒も飲めない、だから24時間の約束でしたが、結局返金なしでバイクは返してしまいました。また明日借りに来るね

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バイクを返してしまったところで少し飲むことにしました。今度はこんなバーで。この街に来て初めてのサンミゲルを2本、良い雰囲気です。ここではWi-Fiも使えます。未だきれいな海を見ていないけれど、ちょっとほっとするような街に行きました。これも幸せ…♪

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フレンチフライとイカのリングフライを頼みました。これを肴にビールをやります。あ〜幸せ! 二日間この街に泊まることにしました。それもあるいは良かったかも? 島のリゾートにも早く行きたいけれど、ここでのんびりするのもまた一興です。

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結局トライシクルでホテルに戻ることにしました。リゾート○○までいくら?  と尋ねると300ペソとのこと。とりあえず乗り心地の悪いトライシクルでも25分も走ってくれればその値段で良しとしましょう。雨も若干降っていますが、屋根付きなので大丈夫、濡れる事はありません。

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ホテルに着く頃にはだいぶ雨が降ってきました。屋根があり濡れないですみますがドラーバーは濡れている? ご苦労様です。乗り心地は最悪、でもこの街に来てよかった! とにかく楽しめました。それに食べ物も良かったです。また明日の昼間もこの街に出てこようと思います。


 旅行に来て二日目、マニラからエルニドに危なげな飛行機で移動、そして安宿に泊まりました。今日の宿は飽くまでも仮の宿、万が一飛行機が飛ばなくても大損しないように、余裕を持つための宿泊でした。ダウンタウンであるエルニドタウンからは結構遠い、そしてそのエルニドタウンに出てみました。何とも楽しい! 素朴であくせくしていないのんびりした街、そして物価はかなり安く、食べ物は結構美味しい、海辺の街ですから海の幸はたくさん、そして西欧人向けの洒落た店も多く、これだけ三拍子揃った街は今迄なかなかありませんでした。或いは移住に適した街? ちょっとこれは発見でした。ここは決して今回の旅の主役の場所ではないけれど、いきなり島のリゾートに行ってしまっては逆に損をしていたかも? そんな風に思える一日でした。さてもう一日、ここに留まります。