海と音楽が好き、車とバイクが好き、夜景と絵が好き、そして何よりも遊ぶことが大好き。でも家族(愛犬を含む)と部下を大切にし、仕事もしっかりやる、そんな男のホームページです。ご覧あれ!

HOME > Taste > 2017.5Busanga 2

青い海! コロン島へ!!  2017年GW 2日目


第2日目、 やはり旅行に出ると気分良くシャキッと眼が醒めるもの、いつも感じる身体のオモダルもいつの間にか消し飛んでいました。やはりストレスなし? マニラの街は喧噪にまみれていますが、今日はプロペラ機で1時間、そんな喧噪と別れ、波の音と鳥の鳴き声(実は鳥ではなくコウモリでしたが)しか聴こえないパラダイスに向かいます。全面ガラスの窓のカーテンを開けるとマニラ湾、そんな見慣れた景色から旅の二日目は始まります。

IMG_3932.JPG

床から天井迄の全面ガラスの窓、カーテンを開けると目の前にマニラ湾が広がります。ここから見るサンセットが良くて、このベイ・エリアのホテルをいつも取ります。元々は10数年前、患者さんからマニラに行くなら是非サンセットを見て と言われたのが事の始まり、アドバイスに感謝。

IMG_3933.JPG

マニラは未だ発展途上、倒れそうな細長い高層ビルとバラックのような粗末な低い家、そして何故か工事が途中で止まってしまっている建設中のビル達が混在します。恐らく充分な耐震対策はなされていないはず、幸い未だマニラに大きな地震はないようですが、ひとたびそれが来たら多大変なことに?

IMG_3943.jpg

このホテルの朝食ビュッフェは僕のマニラでの一番のお気に入り、最近は少し抑制する事も実現し始めました。このホテルのフォーはなかなか美味しい、そしていつものTwo fried eggs sunnyside up、更にたっぷりのサラダとフルーツ、これで腹八分目、此処で停めておきます。

IMG_3945.JPG

少し部屋でのんびり過ごした後、空港へ向かいます。昨日は空港からホテル迄138ペソ、300円くらいで来ましたが、今日Domesticの空港へ向かうにはホテルの送迎を頼みました。料金は約6倍、それでも余計なストレスを感じる事なく、時間に正確な送迎を選択、安全はお金で買うもの?

IMG_3954.JPG

マニラ空港の第3ターミナル迄30分足らずで到着、ここでまたストレスが。通常に並ぶとチェックインの列はものすごい長蛇の列なのです。ところが日本人と見ると空港のスタッフが寄ってきます。何処まで行くんだ? Express! と言って荷物を引きづり、列に割り込ませてくれます。

IMG_3957.JPG

まともに並べば恐らく1時間以上掛かりそうな手続きを僅か5分で終わらせてくれます。何処でチェックインが出来るのか? カウンターをも探さなければならない処、e-Ticketを見せるだけで、後は彼らについて行くだけ。でも最後にチップの要求、今回4人に500ペソずつ取られました。

IMG_3960.JPG

探す苦労なく5分で手続きが終わるのと、右往左往しながら1時間以上掛かるのとどちらが良いか? その見返りが5千円くらい? 悩むところですが、僕はいつもそうしています。ここがフィリピンの病理、時には警官迄もがグルになります。世界最悪の空港、新大統領は何処まで改善出来る?

IMG_3969.JPG

ブスアンガ行きの飛行機の案内があり、バスに乗り込みました。おおぅ! 結構乗客がいる、そんなチンケな島に行く旅行者がたくさんいるの? 恐らく飛行機はスカスカではないかと思っていたのに、飛行機まで向かうバスはもう座席がないくらい目一杯詰め込まれています。日本人はいなさそう。

IMG_3974.JPG

また小さなプロペラ機、これはボラカイでもエルニドでも覚悟の上だったのです。今回も恐らく40人乗りくらい? 高翼のあまり日本では見掛けない飛行機です。取り敢えずこんな小さな飛行機でも落ちたら世界ニュースに載るだろう? だけどそんな話しを最近聞いていないので事故はないだろう?

IMG_3977.JPG

座席も指定済み、この飛行機は東京のツアーデスクで取ってもらいました。しかしあまり安い訳ではありません。前回のエルニド行きはほぼ倍の値段を取られた…、しかし今回はそこまでは高くありませんが、決して割安感はありません。B-747でセブ往復2,600円、あれは何だったの?

IMG_3981.JPG

この辺の飛行機をインターネットで気軽に取れるようなテクニックを持っていれば、もっとフィリピン国内、更に他の東南アジアでの旅行ももっとあちらこちらに出向けるのではないか? そう思います。狭い機内はほぼ満席、それもやはり西欧人が多いよう。知る人ぞ知る秘境? 楽しみです。

IMG_3984.jpg

実はあまりPALには乗りたくなかったのです。Phillipine Air Linesではなく、Plane Always Lateだから。しかし今日は何故かスムーズに事が進みました。こんなことは滅多にない! 結局のところ、このブスアンガ行きの飛行機は僅か15分遅れで離陸する事になるのです。今回は何か良い事がある?

IMG_3991.JPG

機内アナウンスでは飛行時間は約50分、そうエルニドよりは手前、ボラカイよりはもうちょっと遠い処なのです。やや曇りがちだったマニラに比べ、ここまで来ると結構良い天気、もう高度を下げ始め、南国風の島々が見えてきました。島の周囲の海は結構綺麗、そう、何もしない一日を過ごすのです。

IMG_3992.JPG

飛行機の高度が下がってきました。今日は揺れる事なく、快適なフライトでした。もう下にはどうやらブスアンガ島らしき陸地が。この島は結構大きく、長径で25kmくらいありそう、出来ればレンタルバイクを借りて島を走り廻ろうなんて考えていました。お天気も良く、海は穏やか♪

IMG_3995.JPG

いよいよ着陸の最終アプローチ、下を見てみると野原? 畑? 良い雰囲気です。でもレンタルバイクで1周するにはちょっとでか過ぎる? ボラカイは全長5kmほどの小さな島でしたが、今回は1周するのは到底難しそう。ここから急に左に旋回して、無事に着陸となりました。

IMG_3998.JPG

この空港も田舎のすごい処だと聞いていました。しかし何の何の、立派にコンクリートで舗装されて、しかもかなり広い。エルニド空港の方がよほど危なげでした。すぐに飛行機のハッチが開いて、たった5段のタラップを降りて新天地に立ちました。かなり暑い!でもよい天気!

IMG_3999.JPG

空港の建物もエルニド空港よりはだいぶまし、一応コンクリートで出来ていそう、エルニドは木造の茅葺き屋根でしたから。僕は前から6列目、すぐに飛行機を降りました。取り敢えず地べたを歩いて100m程先の空港の施設へ向かいます。乗員は4×10列で40名ほど、ほぼ満席でした。

IMG_4001.JPG

無事にブスアンガ空港に到着、ご苦労さま♪ ここまで乗せて来てくれた飛行機に声を掛けます。今日のフライトは平穏でした。ボラカイの帰りは酷かった、嵐のような雨の中、飛行機が大きく揺れる毎に機内に悲鳴が轟くような状況でした。今回は非常にスムーズ、着陸もまぁまぁでした。

IMG_4003.JPG

ブスアンガ空港、フランシスコ・レイエス空港と言います。こんな小さな空港に来ると、むしろ胸がワクワクします。どんな田園風景が広がるのか? 小さな町はどんな雰囲気なのか? ましてや初めて足を踏み入れる地です。これから5泊、この田舎で過ごします。

IMG_4006.JPG

せっかく飛行機が殆ど遅れずに着いたのに、預け入れの荷物がなかなか出て来ない…、スタッフがあまりいないようです。むしろ僕らが乗って来た飛行機にマニラへ帰る乗客が乗り始めているのに。もちろんターンテーブル等はなく、こんな荷物受け取りスペースに人の手で荷物が運ばれます。

IMG_4012.JPG

到着した乗客はそれぞれ送迎のマイクロバスやバンに乗ります。流しのタクシー、バイタクもいないみたい。周囲にいるのは送迎車ばかり。僕の今夜投宿するホテルのスタッフもすぐに見つかりました。数人のゲストも他にいましたが、日本人は僕だけなのか、スタッフから名前を呼ばれました。

IMG_4021.JPG

すぐに出発、ここから船着き場まで約30分と認識していました。そう、この島には割と大きな町は1箇所だけ、僕が2泊するホテルは離島にあるのです。その船着き場からボートで30分くらい? 結局空港から小一時間と考えていました。田園風景の中、舗装された道をバンは進みます。

IMG_4031.JPG

そのうちに舗装道ではなくなり、土埃を挙げながらの凸凹道に変わりました。乗っている乗客達が笑い出してしまうくらいの酷い道、道幅も決して広くはありません。でもジャングルみたいな未開発の田舎道に魅力を感じます。そう、日常のストレスを洗い流しに来ているのですから♪

IMG_4042.JPG

船着き場に着きました。乗って来たのはこの日本製のバン、送迎車の殆どが日本の車でした。やはり信頼性がある? そう言えばセブ島のセブ・シティからオスロブまで飛ばしに飛ばしまくった地獄のようなトランスポートも日本製ハイエースでした。すぐ目の前のバンカーボートに乗るよう指示されます。

IMG_4043.JPG

これまた頼りなさそうな小さなバンカーボート、でもエルニドのミニロック島に渡った時のような荒れた天候ではないので、あまり心配する事はありません。取り敢えずここは少し入江に入った川のようなところ、数組のゲストを乗せて舟はすぐに出発、重い荷物はスタッフが運んでくれます。

IMG_4058.JPG

何故かバンカーボートはイライラするようなゆっくりしたスピードで走ります。回りの景色を良く見ていろ と言うサービスなのでしょうか? ミニロック島へ行く時はバウンドしながら走るスピードボートでした。周囲はマングローブの茂みになっています。もう午後4時近く、陽も傾いてきました。

IMG_4064.JPG

川を走っている間はスロースピードで、しかも波も殆どなく、のんびり遊覧航行でした。途中時々ポツ、ポツッと民家がありますが、到底豊かな暮らしには見えない粗末な家々、海に出る直前に部落みたいな10軒くらいの集落があり、それを超えると外海に出ました。

IMG_4087.JPG

そうするとボートは少しスピードを上げ、時にうねりに乗っかって豪快に船体が上下しました。むしろゆったりとして快感を感じるくらい。スタッフが説明します。正面に見えるのがディマキヤ島だと、そう、これから2泊を過ごすクラブ・パラダイスというリゾートのある島、1島1リゾートです。

IMG_4094.JPG

船着き場を出てからノンビリ走って約30分、目的地に到着です。飛行機が遅れて暗くなり、結局ホテルにたどり着かないのではないか? そんな一抹の不安もありましたが、結局ほぼ予定通りに離島のリゾートに到着しました。リゾート前はホワイトサンド、そして海が綺麗な事は知っていました。

IMG_4097.JPG

正面に見えるのが恐らくレストランかフロントのある建物? どんな宿泊施設なのか? あまり詳しい予習はしていませんし、特に部屋の希望も出していません。あいにくどの部屋もバスタブがないことは承知しています。特に贅沢を言う訳でもなく、ツアーデスクのオーダーの部屋になっています。

IMG_4100.JPG

良かった! 足を濡らさないで上陸出来ました。特にミニロック島のように桟橋はなく、砂浜にステップを降ろして歩いて降ります。後方に見えるのがブスアンガ本島、直線距離にして約3km? いざとなれば泳いでも渡れる? 唯一の心配があります。機関銃もったアブサヤフが来ないだろうか?

IMG_4105.JPG

もうだいぶ陽が傾き、むしろ若干暗くなり始めています。まぁ、今日は移動だけと割り切り、明日からリゾート気分に浸りますが、この2泊は何もしないと決めています。いろいろなオプショナルツアーもあるようですが、島から出る事なく、転がって過ごすと決めているのです。

IMG_4113.JPG

ありゃ? 結婚式をやっていました。恐らくはブスアンガ本島に住んでいる新郎新婦? 人数は決して多くはありませんが、血縁の人やごく親しい人だけ少数を呼んで、こじんまりとやっているのでしょう。実はかなり夜遅くまでパーティをしていました。と言うことはご招待+宿泊?

IMG_4116.JPG

このリゾートには大きなプールがあることを事前に知っていました。もちろん目の前はホワイトサンドのビーチに綺麗な青い海、海でも泳げますが、プールがあればそのプールサイドで転がっているのも一興、暑いせいかプールの水は温水プールのように暖かく、そして海水でした。

IMG_4119.JPG

フロントで手続きをします。もう少しゆっくり話して と言いたいくらいの早口、流暢な英語ですが、敢えて食い下がる程の厳しい注意事項はないだろうと考えました。食事の時間だけもう一度聞き直しました。ここは朝食ビュッフェのみ宿泊料金内、ランチ、ディナーは支払いをします。

IMG_4120.jpg

ウェルカム。ドリンク、ソルティドッグのようにグラスの縁に塩がついているのですが、味はザボンのような柑橘系、この暑さと水分補給をしていなかったので、味わうと言うよりは一気飲みでした。でも後味爽やか、今後のリゾートライフに期待が膨らみます。さて、部屋へ案内されます。

IMG_4123.JPG

フロントのある建物を出るともう陽は沈む直前、あいにく今日はそれほどリゾート気分を味わう猶予はありません。部屋で一休みしたら恐らくもう夕食、明日からのんびりする事にします。東京から二日かけて此処迄来ました。遠く迄来た〜♪ そんな開放感で身体は軽く感じます。

IMG_4124.JPG

しかも目の前は青い海、なかなかのロケーションです。荷物はスタッフが運んでくれます。彼について後を歩きます。結構遠い…、特に部屋に関しては注文をつけていません。恐らくはチンケな掘建て小屋みたいな部屋であろうと予測していました。4-5分歩いたでしょうか?

IMG_4134.JPG

すると…、結局ホテルの敷地の一番端っこまで来たのですが、海を目の前にした一戸建てのバンガロー、オーシャンフロントとは予測もしていませんでした。長い距離歩かなくてはならないのは確かに難点ではありますが、むしろ静か、プライバシーも考慮すれば良いロケーションです。

IMG_4133.JPG

テラスにはハンモック、海を見ながら揺られるなんて良いじゃないですか? 木造の決して大きくはないバンガローですが、決して居心地は悪くなさそう。あまり期待していなかっただけに、ちょっと嬉しかったです。たった2泊だけですが、こんな処なら充分にリラックス出来そう。

IMG_4128.JPG

部屋に入りました。なかなか綺麗、テレビはないと聞いていましたが、大きなモニターが壁に張り付いていました。どっちにしろテレビは観ないけれど。そして入り口のドアを開けると15m先がもう海辺なのです。イヤ〜♪ 良い処ですよ! 宿泊費もそれほど高い訳ではないのに。

IMG_4127.JPG

エアコンは充分に利きます。僕好みの寒い部屋にも出来そう。それにベッドもキングサイズのなかなか良い奴、そう、ここでは何もしないと決めていたのです。だからこの居心地の良い部屋に籠ってもOK、あるいはさっきのハンモックに揺られているも良し、デッキチェアに転がるも良し。

IMG_4130.JPG

バスタブがないことは知っていました。でも割と清潔なシャワールーム、お湯も出て勢いも決して悪くない、海でも眺めながら風呂にでも入れればそれは最高ですが、それは贅沢というもの。この部屋で充分に満足です。と言うよりは、考えていたよりもはるかに良いロケーションでした♪

IMG_4135.JPG

部屋の外に1歩出ればこの景色、もう正に太陽が沈まんとするところです。今はもう仕事のストレスは全くありません。嫌な事は何もかも消し飛んでいます。そう、ここにずっといれば長生き出来るだろうな? 短い時間ではありますが、リゾート気分を満喫するには此処は良い選択でした♪

IMG_4153.JPG

ちょっと海の方に進んで行く間に太陽は隠れてしまいました。綺麗な夕焼け、明日もきっと良い天気でしょう。確かに南国のハイシーズン、こちらは正に真夏なのでさすがに暑いですが、部屋に入れば10℃前半のひんやりする空気が待っています。寝苦しさも全くないでしょう。ここに来て良かった!

IMG_4172.JPG

部屋で少しまどろんでから、またフロントのあった建物迄来ました。確かに少し遠い、たっぷり5分はかかりそう、それも良しとします。同じ建物の中にバーがあり、そこの椅子に腰掛けました。サンミゲル・ライトをオーダー、料金は全て部屋づけ、お金を持って歩く必要もありません。

IMG_4197.JPG

同じ建物の中にお店が。ちょっとした飲み物やお土産になりそうなTシャツ、ショールや帽子など、観ていて楽しくなるような小物も結構ありました。友達にはお土産としてTシャツをよく買って行きます。ここで選ぶ事にします。明日にでもまた来て吟味予定。

IMG_4177.JPG

夕食を摂りにレストラン棟に向かいます。途中に先ほどのプールが。青いライトでライトアップされていました。またちょっと足を浸けてみるとやっぱり温水状態。昼間はよほど暑いのか? この中で泳ぐのはちょっと辛そう。明日はこのプールサイドでまどろむ事になります。

IMG_4199.JPG

二日間続けて移動、移動で肉体的にはちょっと疲れました。精神的な疲労は全くないけど。だから自分には少し奮発しました。リブアイ・ステーキをオーダー。僕にはボリューム的に少し足りない大きさだけど、今夜はこんなところで。味もそこそこ行ける感じでした。

IMG_4218.JPG

お腹を満たして部屋に戻ります。1周1-2kmの小さな島、遠く迄来ました。外に出ると本当に静か、しかし鳥ではなくコウモリの鳴き声が。あまり明るい照明もなく、夜空には星が綺麗、東京の4-5倍の数の星が輝いていました。今夜は居心地良い部屋でゆっくり眠れそう、早速スローダウンです。

 そんなに大きな期待をしていた訳ではない島のリゾート、しかし来てみるとそこはクラブ・パラダイスと言う名の通り、極楽のような場所でした。綺麗な海、静かな環境に囲まれ、まるで時間がゆっくり流れているかのよう。何もしない時間を過ごすのにピッタリな場所でした。夜空の星が印象的でした。やはりたまにはこんな処に来なくては、改めてそう思いました。今迄経験した島のリゾートの中でもトップクラスに入る素晴らしい処です♪