第7日目、 さて今日は大いに楽しんだブスアンガ島を後にし、マニラに移動します。マニラでは仲良しのT君と合流、あと2泊マニラで過ごして帰国します。ブスアンガ島では最初の2泊は何もせずのんびり、後半3泊では大いにActiveに駆け回りました。ブスアンガ島の全てを観てきたわけではありませんが、そこそこ濃密なスケジュールをこなしました。もうあまり思い残す事はない? マニラでは仕事に向けた心のリハビリテーションをします。
気分良く目が覚めました。この部屋は適度な広さ、空調も良く、眺めは最高、文句なしの部屋でした。マニラ市内の高い部屋よりは機能的で値段もリーズナブル、少し贅沢を言って確保しましたが、他の狭い部屋よりはだいぶ居心地が良さそうです。このベランダで寛ぐのが最高、良い選択でした。
但し朝食ビュッフェは今一つ、もうちょっと選択のバリエーションがあっても良さそうであるのと、スタッフをもう少し多く配置した方がより良いサービスになるのではないでしょうか? 今日は目玉焼き、サラダ、フォー、お粥、スープ、量的にはまぁまぁですが、これで全てと言う感じでした。
ここを発つ飛行機は午後3時過ぎ、送迎も既に頼んであり、時間的には結構余裕があります。しかし外出するのは避け、ホテル内でノンビリする事にしていました。どっちにしろチェックアウトは午後12時、それまでに荷物をまとめ、ランチをしている間に送迎の時間が来ると言う算段でした。
朝食後部屋に戻る事なく、暫しプールサイドに転がっている事にしました。今回は良く陽に焼けました。もう真っ黒、恐らく数日中に皮が剥けて来るでしょう。今日も天気に恵まれ、ちょっと暑いけれどリゾート気分は盛り上がります。このプールも決して広くはないけれど居心地は満点でした。
プールから眺めた今回の僕の部屋の図、手前が眺めの良いベランダ、その左が細長いリビングになっていて、左奥の出っ張った処が海を眺められるバスルーム、ミラーシートが貼ってあって、外から中が見え難くなっています。インターネットでこの部屋を見つけ、このロケーションを指定しました。
ホテル前の桟橋、100m以上ありそう、歩いて突っ先まで歩いて出ると、グンと海に突き出たような感じになります。目の前の海は島々に囲まれて穏やか、今回は天気がずっと良かったため、荒々しい海は観ていません。ボラカイやエルニドの様に嵐が来れば海の表情も変わるのでしょう。
小一時間プールサイドでのんびりしてから部屋に戻ってきました。これは僕の部屋のベランダからの眺め、正面はコロン島、例のガヤンガン湖の入り口がちょうど真っ正面くらいの位置にあります。Tシャツ等のお土産もそこそこ買ってあり、お昼前に荷造りを完了しました。この部屋ともお別れです。
チェックアウトを済ませました。やはり宿泊費はもう既に支払い済み、一昨日のオプショナル・ツアーの代金と部屋付けにした夕食代のみ、支払いは僅かなものでした。その後、ホテル内のレストランでランチ、バジルのパスタをオーダーしましたが、これはなかなかの味でした。
さて時間になり、トランスポートのバンに乗り込みます。空港まではおよそ30分、クーラーをガンガンに効かせてくれているので暑さは感じません。他に数組のゲストが、恐らくは同じ飛行機に乗るのでしょう。ドライバーの運転も非常に丁寧、歩き回ったコロンタウンを抜け、空港へ向かいます。
空港に到着、未だ飛行機の出発時間まで2時間弱ありますが、恐らくは必ず遅れるフィリピン航空の事、焦らずノンビリ構えます。セキュリティチェックは鞄を開ける事なくレントゲンでチェック、マニラ空港のように特にプレッシャーの掛かるものではありませんでした。
送って来てくれたトランスポートのバン、結構大人数が乗れる車でした。結局ブスアンガ島で泊まった二つのホテル、他にも選択肢はいくつかありましたが、僕の選んだホテルはベスト・チョイスだったのではないでしょうか? とても気分良く、トラブルなく、楽しく過ごす事が出来ました。
空港にチェックインして待合室まで来ると、結構大きなお土産もの屋さんがありました。Tシャツがたくさん、それも街中で買うものと値段は変わりません。決して高くないTシャツ、少し余分に買っておいても、後で足りなくなるようなら買っておいた方が重宝します。もう少し追加購入。
ありゃ? ふと目についたきれいな女性用のTシャツがありました。あの人にはこれを買って行こう♥️ 自分用にも少し買い足しました。僕のサイズはL、しかしゆったり着たいならXLと用途に分けて使います。アクセサリー類もたくさんありました。やはりフィリピンでは真珠が安い。
やはり飛行機は1時間程遅れる事になりました。これは想定内、まぁフィリピン航空じゃしょうがないだろう……。クーラーはそこそこ利いていてもやはり暑い中、酸欠になりそうな大人数で詰め込まれるのはやはり辛いものです。でもエルニドやボラカイよりはデラックスな空港でした。
だいぶ遅れて飛行機が到着、僕が来た時は時間通りに飛んで行ったのに、多分燃料を急いで入れてすぐに飛び立つようなタイミングでした。恐らくは往きに乗ったのと同じ機材、また飛行機まで手荷物を抱えて歩いて行きます。こんな田舎の空港、プロペラ機、もう慣れました。落ちる事もないだろう?
そう、この空港の設備は未だましでしたよ。大いに楽しんだブスアンガ島に別れを告げます。もう一度来る事があるのだろうか? 来るとしても数年先?でも良き想い出を残すことが出来ましたよ。移住先の候補地? まんざらではないと思います。のんびりした街、綺麗な空気、青い海、Good-bye!
またほぼ満席、やはり西欧人が多いようです。狭くて何となく息苦しいけれど、たかだか1時間以内のフライト、我慢します。飛行機に乗ってからはすぐに離陸の準備が出来ました。マニラに着けばT君が待っています。今日はまた彼と焼き肉だろうな? 背中にGを感じてブスアンガを発ちます。
空から観るこの景色はやはり雄大、海も青々としています。今日も良い天気、風も吹いていないので安定したフライトでしょう。ボラカイの帰りは酷かった、もしかしたら無事に着けないかもしれない と思うくらいの酷い揺れ方でした。下には民家もなく、本当に田舎の島、自然がたくさんです。
そう、それとブスアンガ島の人々、ホテルのスタッフ、オプショナル・ツアーのガイド、お店の人、みんな素朴な良い人達ばかりでした。少なくも嫌な奴と言うのには遭遇しませんでした。やはり田舎暮らしののんびりした人達は悪い事を覚えないのでしょうか? 都会は嫌な奴ばかり……。
飛行機は全く揺れる事なく、そして着陸渋滞もなく、マニラ空港に到着しました。ああ、またマニラに帰って来てしまった……、最近はあまりマニラには魅力は感じません。やはりフィリピンは田舎に限る。今年の夏休みはシンガポールへ行きます。それ以降の旅行は未定、これから行く処を探します。
また空港からのタクシーで一悶着、レギュラータクシーは長蛇の列、そこで白タクが暗躍します。エルミタまで2000ペソ!? ホテルの送迎だってそこまで掛からないぜ!車はロールスロイスかい? そう言ってやりました。結局450ペソと言う白タクに乗る事に。ドゥテルテさん、何とかしてよ!
ホテルに着き、待っていたT君と合流、結局いつもの焼き肉屋さんへ行きました。彼も既にマニラに来て5日目、帰りは一緒の飛行機で帰国します。車のクラクション、喧噪にまみれた大都会マニラ、ここに帰って来ていよいよ現実に帰る心に準備をして行きます。青い海、僕は大好きです!
楽しかったブスアンガ島から帰ってきました。喧噪、排気ガス、そして犯罪の街 マニラへ。やっぱり田舎が良いです。マニラに帰って早々にタクシーで嫌な想いをしました。今ドゥテルて大統領は麻薬の撲滅に一段落つけ、今度は悪徳タクシーの一掃に着手し始めたと聞いています。そう、その前に世界でワースト1と評された国際空港はだいぶ改善されました。着実に彼の政策は結実してきています。しかし麻薬が減った分、粗暴犯に走る犯罪者(ひったくりや強盗など)が増えつつあると聞いています。それに気になるのがISに通じるアブサヤフとの対峙、まだまだいばらの道は続くようです。