立ち上がれない日本
私は読み違えていたようです。5~6年前、今の不況は西暦2000年まで続くと。しかし2001年になってもまだ日本は立ち上がれません。肝心の中枢部はもうグチャグチャ、二度に渡る内閣不信任案の提出、殆どの国民が首相に退陣を求め、身内の与党、それも若手議員を中心とする自民党も退陣を要求し、しかも退陣を要求している本人は不信任案に反対せざるを得ない、更にそれを承知で身内が不信任案に賛成はおろか、意思表示の棄権をしただけで政治生命を失う。今まで辞めろ辞めろと云っていたマスコミは、不信任案が否決された以上は続投しなければならないと全く今までとトーンの違った発言をしている。恐らく精一杯責務を全うすると宣う本人もいい加減辞めたいな~と思っているのではないでしょうか? 国民不在の政治は混迷の極みと云って良いでしょう。
今までのが政の話し、かたや官に目を向けてみると、税金から出たお金を流用、自分の立場が危うくなると抜群のタイミングで関係書類の焼却処分して証拠を隠滅(焼却炉の煙を眺めつつホッとため息をついたのではないでしょうか?)、はたまたその金で自分用の競走馬(跳ね馬より高いんだろう?)を買っちまうと云うホントに理解できない所行。何処かの開発途上国は大統領一人だけが悪いことをしていたけれど、日本では権力を持った数多くのタヌキどもが悪行を働く始末。もうどうしようもないですね。焼却処分するなんて、こんな書類に保存期間の義務はないの? 私ら医療機関だって5年間のカルテとレントゲン写真保存義務があるんですよ。まあ、あったとしても間違って燃やしちまったと云われればそれまでですけれどね。提案! 各省庁、半官半民の諸施設に焼却炉を設置させるな! 私の所にも焼却炉がありますが、煙が出たと云うことで隣家から110番通報され、それ以降使っていません。だいぶ高いやつ買ったのに損したぜ! かつては国をあげて各施設で焼却処分しなさいって我々は唆されたんですけれどね。
もう今度の次期内閣に命運を託すしかなさそうですね。ガラッと人事一掃、フレッシュな、前衛的な、そして国民の事を第一に考える内閣が出来上がり、痛みを伴いながらも日本を良い方向に梶取りしてくれることを切に望みます。間違っても老害、私が出ることは200%ないと云った人が出てこないことを希望します。どうやら短い任期の首相はかつての経験者が名乗り出た様子。その一方で完璧な出来レースを嫌う変人二人(♂+♀)が手を繋いで出るかでないか五分五分と云っています。この人達は次期の短い任期のトップの座は要らなそう。あと半年弱他人にやらせて、次回は任期いっぱい居座ろうと模索をしているのではないでしょうか?(郵政3事業の民営化、約束は果たしてくださいよ)もう1~2週間以内に次期首相は決まりそうな勢いです。我々に理解できない永田町の原理でもって、出来レースと身内から云われるような状態で、これでは日本が良くなる訳ないですね。ある週刊誌で評論家の立花隆さんが面白い提言をしていました。1)如何なる例外もなく60歳以上の人間は引退する 2)政界、官界、経済界、学会で指導的立場にいた人間は全員投獄の上強制労働 3)徳政令にて全ての借金を帳消しにし、国債も全て支払い免除、その後総理大臣と財務大臣は切腹........だって。こうすると日本は良くなるんでしょうか? それなら帳消しも切腹も大歓迎ですけれどね。これ、ある共産国で云ったら差詰め云った人が死刑だろうね。切腹してもらっても良いけどね。借金帳消しと云うのは魅力的ですね。私もごっそり抱えていますから。ああ、帳消しになったら人生変わるだろうな。この不況、いつまで続くのか先が見えません。私も老後の計画練り直さなきゃ。ホントに政治家の皆さん、頼みますよ。あなた方は我々一般人(かつてパンピーと云われました)に選ばれた人達なんですからね!