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発想法


さて突然ですが、発想法ということについてお話ししたいと思います。何でこんなことを突然云い出すのかというと、実はかつて私はいろいろなことをやるに当たって、アウトラインソフトというものを使っていました。まああまり使いこなしていたとは云えないんですが、Inspirationというソフトを使って発想を次から次へat randomに出し、それを関連づけてまとめ、一つのものに仕上げる(書いてみると格好いいのですが、威張れるほどのものかな~?)ということをしていました。ホームページの追加にあたって、またいろいろ考えなければならないので、久々に昔のやり方を思い出してみました。
 例えば私が発表する演題のカンニングペーパーの下書きとか、研究発表の原稿とか、あっ、そうそう、このホームページを作るときも実は最初にInspirationというソフトで骨組みを作っていたんです。ところが、実際にやり始めると、どんどん作ってしまった方が早いやということで、途中からPageMillでいきなり作ってしまったんです。

 また、医師にMacが浸透した理由の一つに学会用のスライド作成のためというのがありました。確かに、Macでは映写用スライドが簡単に出来ます。スライドフィルム用のインスタントカメラがあれば、発表の前日から作成しても間に合うと云うふれ込みもありました。私も保健所の講習会や、薬剤師さん相手の講習会のためにずいぶんとスライドを作りましたが、私はDeltaGraphというソフトを使っていました。このソフトにも一番最初に使うアウトライン機能があり、思いつくままにテーマを書き出し、肉付けをし、関連づけて順番を組み直す、そして最終的にその順番にスライドが出来上がるという便利なものでした。このソフトはずいぶん活用しました。

 この一番最初の思いついたままに、発想を次から次へat randomに出すという作業は、後に関連づけたり、順番を入れ替えたりする作業に比べなかなか楽しいものなのです。私はシステム手帳を普段から持ち歩くバッグに2冊入れてあります。1冊は通常の予定表や住所録が入っているもの、もう1冊がいわゆる備忘録というものです。備忘録は何でも構わない、偶然見つけた良いものや、ふと思いついたことを書き残しておく手帳です。今見てみると、ろくなことが書いてないんですが.......。例えばどこどこにアンティーク家具の面白そうな店があったとか、あるファッション雑誌でコットンパンツをス・ミズーラしてくれる所があるとか、パイオニアのカーナビに携帯電話のHand's Free 機能があるとか、新宿のある店にバックルだけ持っていくとそれに合うベルトを作ってくれるとか。遊び事ばっかりですね。あっ、ちょっと面白いことが書いてありますよ、今年の1月9日の読売新聞の記事、「アメリカ人の33%が毎日インターネットにアクセス可能、アフリカでは0.2%、世界人口60億人のうちインターネットを使っているのは2%」ですって。アレ~ッ、結構少ないんですねえ。このホームページを見ている人、世界中のTopから2%の所を突っ走っているんですねえ。それを知っただけで今日私のホームページに来た甲斐があったでしょう。こういう備忘録を今後の何かに役立てようと思って書き残しています。まだあんまり役に経っていないなあ。
 更に実はこんな発想法という内容をコラムに書こうかと思った契機に、ある人から発想法のKJ法について知らないか? と尋ねられたことがあるんです。最初KJ法というのを全く思い出せなかったんですが、ちょっとYahooでKJ法と引いたら、何と1118件もHit! とてもとても全てを見る余裕がありませんが、幾つか選んで内容をPrint outして見てみると、あれ~!? 何処かで見たことがあるなあ? あっ、そうだ!Inspirationの解説書の中かな? と思って本だなから引っぱり出して見てみたら、ありました、ありました、BrainStoming法やKJ法、NM法等々。実はこれ、4-5年前に買った本ですが、今思うと全部読み切ってないなあ。途中で止めてしまったみたいです。結構入り込んでいくと難しいんですよねえ。でも実際の所、Inspirationというソフトは正にKJ法を一人でやるのと同じ構造なんです。しかも、Inspirationはネットワークに対応しているので、全くKJ法をコンピューターの中で実行することができるんですね。それも紙や鉛筆やクリップを使わずに。KJ法の部分はしっかり読んでいたんですが、すっかり忘却の彼方、完全に忘れていました。でも何かを発想するときには、誰もがこのような考え方をしているはずですよね。これを体系的にまとめあげたものが、それぞれの○○法というやつなんですね。人間、何かにつけて自分の名前を付けたがるもんです。医療器械なんかその最たるもの。誰々の鉗子とか、人工呼吸の誰々法、手術方法から試薬に至るまでみんなその開発者の名前がついています。是非皆さんも自分の名前が付けられるような何かを発明してみたら? 私もDr.Tak法とかDr.Tak式○○なんて考え出してPatentでも取ってみたいですね。